ルクセンブルク

ルクセンブルク国立公文書館と国務院、法案関連文書等のデジタル化の共同プロジェクトを実施

2021年8月10日、ルクセンブルク国立公文書館が、法案等のデジタル化共同プロジェクトに関して、国務院と合意を締結したと発表しました。

1945年から2003年までの間に国務院へ提出された、法案や大公国規則(règlements grand-ducaux)案の関係書類をインターネットで一般公開することを目的としています。発表の中では、既にデジタル化され同館のウェブサイトで公開されている、1856年から1940年までに国務院へ提出された法案関連文書のコレクション“Conseil d’Etat du Grand-Duché de Luxembourg (1856 – 1940)”を補完するものであると述べています。

ルクセンブルク・文化省、著作権と著作隣接権に関する実践ガイドを公開:文化財のデジタルコレクションのオンライン公開担当者向けのガイド

2021年7月29日、ルクセンブルクの文化省が、著作権と著作隣接権(droits voisins du droit d’auteur)に関する実践ガイド“Guide pratique: Droits d'auteur, droits voisins et autres droits dans le secteur du patrimoine culturel”の公開を発表しました。

文化財のデジタル化コレクションのオンライン公開を担当する人を主に対象としたものであり、文化機関がデジタル化したコレクションをオンラインで一般に公開することを検討する際に生じ得る、懸案事項に関してまとめられています。

ガイドは、以下の10章で構成されています。

1.オンライン公開されているものに適用される権利の一般的枠組み
2.著作権
3.著作隣接権
4.著作権と著作隣接権の例外と制限
5.データベースに関する権利
6.意匠権
7.肖像権
8.オンライン化する際の責任事項
9.一般データ保護規則(GDPR)
10.知的財産権を明確にするための実践的オリエンテーション

ルクセンブルク国立図書館(BnL)、新たなOCRソフトウェアを公開

2021年7月26日、ルクセンブルク国立図書館(BnL)が、人工知能(AI)を活用した、新たなOCRソフトウェア“Nautilus-OCR”をGitHubで公開したと発表しました。

同館は、2006年から光学文字認識(OCR)を利用した歴史的な新聞のデジタル化を行っていますが、紙や印刷の品質・経年劣化等により、文字を正確に認識できなかったと述べられています。今回公開されたソフトウェアは、AIを用いた課題解決を推進する政府のイニシアチブAI4GOVの支援のもと、同館により開発が行われました。

発表によると、“Nautilus-OCR”は、METS/ALTO形式のOCR結果の質向上や通常のOCRエンジンとして利用でき、行の自動特定、フォントの分類、精度向上の予測等のモジュールが含まれています。その他、パブリックドメインの新聞記事を基にした、手書き文字のOCRデータセットや、機械学習モデルも公開されています。オープンソースライセンス“GNU General Public License(GPL)”のバージョン3で提供されています。

ルクセンブルク国立図書館(BnL)、ルクセンブルクのポスター780枚以上がオンラインで検索可能に

2021年6月16日、ルクセンブルク国立図書館(BnL)は、ルクセンブルクのポスター合計780枚以上がオンラインで検索可能になったと発表しました。

発表によると、ルクセンブルクの遺産の大規模デジタル化事業の一環で、今回500件以上のポスターが追加され、合計782件が同国内の図書館所蔵資料の横断検索サービス“a-z.lu”と同館のデジタル化資料のポータルサイト“eluxemburgensia.lu”から検索できます。

1940年以前の歴史的な資料、広告、観光、音楽関連、見本市、スポーツイベントのポスター等が含まれています。

Offre numérique : plus de 780 affiches luxembourgeoises désormais en ligne(BnL, 2021/6/16)
https://bnl.public.lu/fr/actualites/communiques/2021/780_affiches_en_ligne.html

ルクセンブルク国立図書館(BnL)、展示「ルクセンブルクと“オリエント”の眺め」のVR版を公開

2021年5月25日、ルクセンブルク国立図書館(BnL)が、5月6日から6月26日にかけて同館で実施している展示「ルクセンブルクと“オリエント”の眺め」(Views of Luxembourg and the 'Orient')のVR映像を公開したと発表しました。

19世紀に撮影された、ヴィクトリア朝期の英国の写真家Francis Frithに関係がある写真が展示されています。

Visitez l'exposition en réalité virtuelle !(BnL, 2021/5/25)
https://bnl.public.lu/fr/actualites/articles-actualites/2021/views_of_luxembourg_and_the_orient_vr.html

ルクセンブルク国立図書館(BnL)とTaylor & Francisグループ、3年間の転換契約を締結

2021年4月19日、ルクセンブルク国立図書館(BnL)とTaylor & Francisグループは、3年間の転換契約を締結したことを発表しました。

発表によると、契約には以下の内容が含まれています。

・ルクセンブルク大学等のコンソーシアム参加機関の研究者は、Taylor & Francisグループの“Open Select”や完全オープンアクセス(OA)ジャーナルで、合意された上限までOA出版できる。
・Taylor & Francisグループのジャーナルや記事への継続的アクセス。

また、今回の契約は、ルクセンブルク国立研究財団(Luxembourg National Research Fund:NRF)によるOAに関する指示に沿ったものであると述べられています。

ルクセンブルクのLuxembourg Centre for Contemporary and Digital History(C2DH)と独・De Gruyter社がデジタル・ヒストリーに関するオープンアクセス査読誌の創刊を発表

2020年12月4日、ルクセンブルク大学の現代史及びデジタル・ヒストリー研究拠点であるLuxembourg Centre for Contemporary and Digital History(C2DH)は、ドイツの出版社De Gruyter社とともに、“Journal of Digital History(JDH)”誌を創刊することを発表しました。

JDH誌は、先進的な出版プラットフォームの提供、データ駆動型研究やトランスメディア・ストーリーテリングなどの歴史学における新しい形の研究の促進を通じて、デジタル・ヒストリー分野の批判的議論や討議の中心的なハブとなることを目指して創刊に向けた準備を進めています。同誌の概要として、トランスメディア・ナラティブ、デジタルツールやデータ活用に関する方法論的検討、開発中の出版プラットフォームによるデータやコードへのアクセス提供の3層で構成された、デジタル・ヒストリーに関する研究成果の発表が可能なオープンアクセス(OA)査読誌である、と説明しています。

JDH誌は現在、歴史学及びデジタル・ヒストリーに関連したあらゆる分野からの投稿を受付しており、2021年9月に創刊号を刊行することを予定しています。

ルクセンブルク国立図書館(BnL)、新型コロナウイルス感染症に関するウェブアーカイブプロジェクトの結果を公開

2020年9月23日、ルクセンブルク国立図書館(BnL)が、新型コロナウイルス感染症に関するウェブアーカイブプロジェクトについて、最初の結果を公開したことを発表しました。

同館が提供するウェブアーカイブ“webarchive.lu”上の同コレクションのページでは、プロジェクトの概要、収集されたウェブコンテンツの種類と内訳、記事やプレゼンテーションへのリンク等が掲載されています。また、収集対象のウェブサイトのURL一覧をダウンロードできます。

Webarchive du Covid-19 : Premiers résultats et entretien avec Serge Tonnar(BnL, 2020/9/23)
https://bnl.public.lu/fr/actualites/articles-actualites/2020/Webarchive_du_Covid-19_Premier_bilan.html

ルクセンブルク・国民教育・幼年・青少年省とルクセンブルク国立図書館(BnL)、高校生を対象とした電子図書館サービス“read-y”の提供を発表

2020年7月6日、ルクセンブルク・国民教育・幼年・青少年省(Le ministère de l’Éducation nationale, de l’Enfance et de la Jeunesse)とルクセンブルク国立図書館(BnL)が、高校性を対象とした電子図書館サービス“read-y”を提供することが、BnLのウェブサイトで発表されました。

同サービスでは、若者が料金の縛りなく自由に書籍を選択し読書を楽しめるよう支援することを目的に、主に英語、ドイツ語、フランス語の2万点以上の電子書籍が提供されています。オフラインでの読書、電子書籍の予約、注釈やコメントの付与等の機能があり、プロジェクトに参加している公立学校、私立学校に通う高校生およびその教職員が利用可能です。アプリ版とウェブ版が提供され、スマートフォンやタブレット端末、パソコンから利用できます。

発表によると、同サービスは、教育目的の利用ではなく、娯楽としての個人による読書を想定したものであり、今後も要望に応じて提供する電子書籍を追加する予定であるとしています。

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