地図資料

ペンシルバニア州立大学、米国サンボーン社製火災保険地図の目録作業とデジタル化を完了したと発表

2013年8月13日、米国のペンシルバニア州立大学が、同大学が所蔵する米国サンボーン社が製作した火災保険地図の目録作業とデジタル化作業を完了したと発表しました。

サンボーン社の地図は、本来は保険会社が補償責任の潜在リスクを算定するために作成されたものですが、建築物の土地専有面積や建材、高さ、使用目的等を示しており、様々な分野の研究者により利用されてきたとのことです。同大学が所蔵する19世紀後半から20世紀前半のペンシルバニア州の地図31,036枚のうち、1923年より前に出版され、オンラインで利用可能な地図は、ペンシルバニア州の地名のアルファベット順索引で提供されています。

New online resource excites genealogists, urban planners, and others
http://news.psu.edu/story/284168/2013/08/13/research/new-online-resource-excites-genealogists-urban-planners-and-others

Sanborn Fire Insurance Maps
http://www.libraries.psu.edu/psul/digital/sanborn.html

ミシガン大学図書館、古地図をデジタル化して公開

ミシガン大学図書館が、同館所蔵のパブリックドメインの地図資料100点以上をデジタル化してデータベースで公開しています。同館のStephen S. Clark Library for Maps, Government Information and Data Services' map collectionでは、37万件以上の大規模な地図コレクションを有しており、このデータベースは今後随時更新されていくとのことです。

Stephen S. Clark Library maps online(2013/7/25付け)
http://mblog.lib.umich.edu/vrc/archives/2013/07/stephen_s_clark.html

データベース
http://quod.lib.umich.edu/c/clark1ic/

トリニティ・カレッジ・ダブリン、アイルランドの17世紀の地図データを公開(アイルランド)

アイルランドのトリニティ・カレッジ・ダブリン(TCD)が、同国の17世紀の地図データを公開するウェブサイト“The Down Survey of Ireland”を公開しています。Down Survey(ダウン・サーベイ)とは、17世紀のクロムウェルの体制下で行われたアイルランド全土の測量調査であり、アイルランドに現代的な地図作成技術を持ち込みんだものとのことです。

このダウン・サーベイにより作成された地図コレクションは、オリジナルは焼失したものの、TCDの准教授Micheál Ó Siochrúらのグループが、アイルランドや英国、フランスの図書館などからコピーを収集し、今回初めてオンラインに公開したとのことです。カウンティ(州)、バロニー(男爵領)、パリッシュ(小教区)の約2,000の地図を閲覧できるようになっているようです。

TCD Website Brings 17th-Century Maps Together for First Time in 300 Years(TCD, 2013/5/13付け)
http://www.tcd.ie/Communications/news/pressreleases/pressRelease.php?headerID=3076&pressReleaseArchive=2013

Open Knowledge Foundation、“Open Humanities Awards”の受賞者を発表

2013年5月8日、Open Knowledge Foundationが、今年2月から募集していたEUにおけるデジタル人文学プロジェクト顕彰プログラム“Open Humanities Awards”の結果を発表しました。

一人は、“Maphub”というプロジェクトを手掛ける、ウィーン大学のBernhard Haslhofer博士です。“Maphub”は、デジタル化された古地図資料へのアノテーションやジオリファレンス、Googleマップへのオーバーレイ等を可能とするオープンソースのウェブアプリです。もう一人は、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのRobyn Adams博士です。Adams博士の進めているプロジェクトは、オックスフォード大のボドリアン図書館にその名を残すトマス・ボドリーの外交文書を扱った“The Diplomatic Correspondence of Thomas Bodley, 1585-1597”とのことです。

ANNOUNCING THE OPEN HUMANITIES AWARD WINNERS (Open Knowledge Foundation Blog 2013/5/8付けの記事)
http://blog.okfn.org/2013/05/08/announcing-the-open-humanities-award-winners/

三重県の絵地図を活用した町歩き支援アプリ「ちずぶらり」シリーズ 四日市・伊賀・三重の3バージョンが続々リリース

三重県は、2013年3月25日に、iOSおよびアンドロイド端末用アプリ「四日市ぶらり」と「伊賀ぶらり」を、27日に「三重ぶらり」を無料公開しました。

これらは、タブレット端末やスマートフォンに表示された、県内各地が描かれた絵地図等を端末の電子地図と切り替え、さらにはGPS機能により絵古地図上に現在地を表示させることにより、過去と現在を見比べながら町歩きや歴史文化を知ることができるアプリとのことです。アプリでは、古地図や鳥瞰図等を使用し、画面上のアイコンを選択すると、昔の絵葉書や浮世絵、文化資産や各種見学施設等の概要を閲覧できるとのことです。

なお、同じシリーズとして「伊勢ぶらり」が既にリリースされています。

ちずぶらり
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/burari/

絵地図等に現在地を表示して町歩きを支援するアプリ「三重ぶらり」を提供開始します。 (三重の文化 2014/3/28付けの記事)
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/app/details/index.asp?cd=2013030450&ctr=new

絵地図等に現在地を表示して町歩きを支援するアプリ「四日市ぶらり」「伊賀ぶらり」を提供開始します。 (三重の文化 2014/3/26付けの記事)

国土地理院、地図・空中写真や図面等を検索・利用できる「地理空間情報ライブラリー」を公開

2013年3月28日、国土地理院が「地理空間情報ライブラリー」を公開しました。国土地理院の地図・空中写真及び国・地方公共団体が整備した図面等の地理空間情報を検索、利用することができます。地理空間情報の活用は、災害発災前の減災及び防災や被災後の復興の取組みにも有効であるとしています。

地理空間情報ライブラリー
http://geolib.gsi.go.jp/

地理空間情報ライブラリーサイトの公開について(国土地理院 2013/3/28付け情報)
http://www.gsi.go.jp/gyoumu/gyoumu61002.html

地図資料をGoogle Earthに重ね合わせる“ジオレファレンサー”求む(英国)

2013年1月28日、英国図書館(BL)が、“Georeferencer Project”への参加協力者を募集するプレスリリースを発表しました。同プロジェクトへの協力呼びかけはこれで3回目となります。

この“Georeferencer Project”は、BLの地図資料と現在のオンライン地図上の地点とを結びつけ、Google Earth上にオーバーレイするクラウドソーシングプロジェクトです。今回、BLの450万点の地図資料の中から800点が選ばれ、一般利用者によるマッピング協力が呼びかけられています。なお、これまでにマッピングされた資料は、BLのOld Maps Onlineで提供されているとのことです。

Georeference
www.bl.uk/maps/

Crowdsourcing the past -- georeferencing website puts historic maps in their place (British Library 2013/1/28付けの記事)
http://pressandpolicy.bl.uk/Press-Releases/Crowdsourcing-the-past-georeferencing-website-puts-historic-maps-in-their-place-5f1.aspx

地図で古地図を探す フランス国立図書館が地図検索用ウェブサイトを公開

2013年1月11日、フランス国立図書館(BNF)のLabo BNFは、GISデータを手掛けるEsri France社と共同で開発した、BNF所蔵の古地図を検索するための新たなウェブサイトを公開しました。これは、2012年10月23日から2013年1月27日までBNFで開催中の展示“L’âge d’or des cartes marines - Quand l’Europe découvrait le monde”に関連したもののようです。

公開されたウェブサイトでは、古地図で描かれている領域が画面の地図上に赤い線で表示されており、それを利用して目的の地図を検索することができるようになっています。現在のところ、16-17世紀の地図資料9点のみの閲覧となっています。

L'âge d'or des cartes marines. Expo BnF
http://maps.esrifrance.fr/bnf/appli/

Une nouvelle façon de naviguer dans des cartes anciennes ! (Labo BnF 2013/1/11付けの記事)
http://labobnf.blogspot.jp/2013/01/une-nouvelle-facon-de-naviguer-dans-des.html

伊勢周辺の古地図を活用したiOS/Android用無料アプリ「伊勢ぶらり」が公開

2012年8月29日、三重県が、伊勢周辺の古地図を活用したiOS/Android用アプリ「伊勢ぶらり」を無料公開しました。国立情報学研究所(NII)、皇學館大学、伊勢市教育委員会と連携して開発されたもので、1861年の伊勢國細見図等5枚の地図が使われています。地図上には191か所のランドマーク(昔の絵葉書に写っている名所、文化資産や博物館等の施設)がプロットされており、GPS機能によって現在地を地図上に表示することや、地図画面とGoogleマップとを切り替えることが可能となっています。

伊勢ぶらり
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/burari/

絵地図等に現在地を表示して町歩きを支援するアプリ「伊勢ぶらり」を提供開始します。(三重県 2012/8/29付けニュース)
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/app/details/index.asp?cd=2012080429

参考:
CA1607 - 進化する地図の世界 / 津田深雪
http://current.ndl.go.jp/ca1607

三重県内の貴重資料102点をデジタル化した「テーマで見る『三重』貴重資料閲覧システム」が公開
http://current.ndl.go.jp/node/20946

神戸市立中央図書館の「貴重資料デジタルアーカイブズ」に翻字透過表示機能とGoogleマップ等との比較機能の2つが追加

神戸市立中央図書館の提供している「貴重資料デジタルアーカイブズ」に2つの新機能が追加されました。

2012年6月17日付けの神戸市の記事によると、「貴重資料デジタルアーカイブズ」が提供している、「足利尊氏兵庫合戦」「海瀕舟行図(上)」「摂津名所地図」の3点の資料に、くずし字でかかれた文字と活字を並べて表示する翻字透過表示の機能が追加されました。(海瀕舟行図は右上箇所のみ。)

また、「居留地計画図」については、Googleマップ、あるいは、1870年と1872年に作成された2つの「居留地計画図」を並べて表示する機能も追加されたとのことです。

神戸市立中央図書館貴重資料デジタルアーカイブズ
http://www.city.kobe.lg.jp/information/institution/institution/library/arc/index.html

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