地図資料

国土地理院、「明治前期の低湿地データ」の整備範囲を全国の主要都市周辺へと拡大

2021年9月1日、国土地理院が、「明治前期の低湿地データ」の整備範囲を拡大を発表しています。土地の液状化との関連が深い区域である「明治期の低湿地データ」について、これまで公表していた三大都市圏周辺と静岡地区に加え、全国の主要都市周辺について公開したものです。

明治期に作成された地図から、河川や湿地、水田・葦の群生地などの区域を抽出したもので、液状化を含めた土地の災害リスクの高い場所が分かると説明されています。

明治時代の地図から、土地の液状化リスクがわかります~「明治期の低湿地データ」の整備範囲を拡大しました~(国土地理院,2021/9/1)
https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/bousaichiri61026.html

明治期の低湿地データ(国土地理院)
https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/lc_meiji.html

岐阜県図書館、所蔵地図展「濃尾震災130周年展示ー地図と写真からみる地震と震災ー」を開催

岐阜県図書館が、2021年7月3日から8月26日まで、所蔵地図展「濃尾震災130周年展示ー地図と写真からみる地震と震災ー」を開催します。

同館では、約15万点の地図および地図関連資料を所蔵し、随時、所蔵する地図を紹介する企画展示を行っていますが、今年が、1891年に発生した濃尾震災から130年目にあたることから、所蔵する濃尾震災関連の地図や写真、新聞記事、書籍等のほか、岐阜県防災課が作製した写真パネル、中越震災・阪神淡路大震災・東日本大震災等に関連する地図や写真を展示するものです。

「濃尾震災130周年展示ー地図と写真からみる地震と震災ー」を開催(岐阜県図書館)
https://www.library.pref.gifu.lg.jp/info-events/2021/06/130.html

滋賀県立図書館、デジタルアルバム帖「地引絵図で巡る彦根城下」を公開

2021年3月31日、滋賀県立図書館が、「近江デジタル歴史街道」で、デジタルアルバム帖「地引絵図で巡る彦根城下」を公開しました。

明治初めごろの地番・区画の様子を知ることができる「地引絵図」を公開したものです。明治の彦根城付近の景観を表す貴重な絵図であると説明されています。

奈良文化財研究所、『全国遺跡地図総目録』を学術情報リポジトリで公開

2021年2月16日、奈良文化財研究所が、『全国遺跡地図総目録』(2021年1月)を学術情報リポジトリで公開したと発表しています。

刊行物としての遺跡地図の目録作成を目的としたもので、奈良文化財研究の埋蔵文化財関連の蔵書データをもとに、国立国会図書館サーチ・CiNiiBooks・全国遺跡報告総覧(PDF有)等からデータを収集しまとめたものです。

データ収集対象は、図書館に所蔵されているものであり、刊行物として遺跡地図が作成されていても、図書館に所蔵されていないものは原則対象外であるとしています。

全国遺跡地図総目録(なぶけんブログ,2021/2/16)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2021/02/BC0514525X.html

全国遺跡地図総目録
http://hdl.handle.net/11177/8304

米・Digital Library of Georgia、1930年代から1990年代にかけてのジョージア州の全159郡の空中写真索引“Georgia Aerial Photography Index Collection”を公開

2020年12月15日、米・Digital Library of Georgiaが、1930年代から1990年代にかけてのジョージア州の全159郡の空中写真索引“Georgia Aerial Photography Index Collection”の公開を発表しています。

Digital Library of Georgiaは、様々な機関で所蔵されているジョージア州の歴史や文化に関する多様な資料のデータを集約しているデジタルアーカイブです。

今回公開されたのは、ジョージア大学地図・政府情報図書館(Map and Government Information Library)が所蔵する、米・農業安定保全局(ASCS)や地質調査部(USGS)等の政府機関が作成した1,200件以上の空中写真索引です。約5万枚の白黒の空中写真は同館のデータベースGeorgia Aerial Photographsで利用可能です。

全国遺跡報告総覧、報告書詳細ページに「経緯度(世界測地系)10進数(自動生成)」項目を新設:遺跡位置情報を簡単にWebGISで使用できるように

2020年11月10日、奈良文化財研究所が、全国遺跡報告総覧の報告書詳細ページに「経緯度(世界測地系)10進数(自動生成)」項目を新設したと発表しています。

一般的に地理院地図などのWebGISでは位置情報を世界測地系10進法で扱っている一方で、古い文化財報告書は、日本測地系で記載されているほか、抄録の作成は、度分秒で作成すると定められていることから、WebGISで扱うには、測地系変換と10進数への変換が必要であったものの、これにより、遺跡位置情報を簡単にWebGISで使用できるようになったと説明されています。

全国遺跡報告総覧:遺跡位置の世界測地系10進法への簡易変換表示機能の公開(なぶんけんブログ,2020/11/10)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2020/11/location.html

オーストラリア国立大学(ANU)がオンライン公開する約5,000点のアジア太平洋地区の貴重地図コレクション(記事紹介)

オーストラリア国立大学(ANU)が2020年5月21日付で公開した記事で、同大学のアジア太平洋学部が実施中のプロジェクトにより、5,000点以上のアジア太平洋地区の地図コレクションがオンライン上で利用できることが紹介されています。

オンライン公開中の地図コレクションには、地形図・地籍図・航空地図など多様な形態の地図が含まれます。1662年に作成されたオランダ領東インドの旧都バタヴィアの全地図をはじめ、作成年代が数百年前に遡るものもあり、寄贈で受け入れた60点を含めコレクションのうちの120点が19世紀以前に作成された古地図です。

地図コレクションは同大学の図書館が運営する機関リポジトリ“Open Research”から自由にダウンロードすることができます。地図コレクションが徐々にオンライン上で利用可能になった2011年以降、中国・インドネシア・ドイツから12万回近くのアクセスがあり、過去1年間にも13万回近くのダウンロードが行われています。

国際日本文化研究センター、「吉田初三郎式鳥瞰図」データベースを公開:IIIFを採用

2020年3月31日、国際日本文化研究センターは、「吉田初三郎式鳥瞰図」データベースの公開を発表しました。吉田初三郎氏(1884~1955)と同時代の絵師たちによる鳥瞰図のデータベースです。

同センターが収集した日本各地の鳥瞰図資料591件を掲載しており、今後も追加する予定としています。また、同データベースはデジタル画像相互運用のための国際規格IIIFに準拠しています。

「吉田初三郎式鳥瞰図」データベースを公開しました(国際日本文化研究センター, 2020/3/31)
http://topics.nichibun.ac.jp/pc1/ja/sheet/2020/03/31/s004/

吉田初三郎式鳥瞰図データベース
https://iiif.nichibun.ac.jp/YSD/

徳島大学附属図書館、同館の「貴重資料高精細デジタルアーカイブ」で画像公開中資料の詳細ページに英訳を追加:英語タイトルにはローマ字読みを採用

2020年1月23日、徳島大学附属図書館は、クラウドファンディングサイト「OTSUCLE」の活動報告上で、同館が提供している古地図のWEBサイト「貴重資料高精細デジタルアーカイブ」において、1月22日から英訳を公開したことを発表しました。

「貴重資料高精細デジタルアーカイブ」での英訳公開は、同館が2019年2月から3月まで実施したクラウドファンディングプロジェクトの成果として実施されました。画像公開中資料の詳細ページに英訳が追加されています。

英訳にあたって、固有名詞である地図名は国外でもその名前で知られていることが予想されるため英語タイトルにはローマ字読みを採用していること、備考欄に古地図の成立過程なども加味した英訳も付記し内容が伝わるように配慮していることが併せて発表されています。

英訳を公開しました!(OTSUCLE,2020/1/23)
https://otsucle.jp/cf/project/2626.html

ESRI社、米国のデジタル化地形図等を提供する“Historical Topographic Map Collection”を更新:ジオリファレンスされた高解像度のTIFF画像の追加等

2019年10月10日、ESRI社は、1882年から2006年までのデジタル化された17万点以上の米国の歴史的な地形図等を提供する“Historical Topographic Map Collection”について更新を行ったことを発表しました。“Historical Topographic Map Collection”の整備は、ESRI社と米国地質調査所(USGS)が共同して行っています。

今回の更新により、Webマップや地理情報システム(GIS)等で利用可能な、ジオリファレンスされた高解像度のTIFF画像1,227点の新規追加と既存の画像530点の高解像度化が実施されました。これらの画像は無料でダウンロードして利用することができます。

また、“Historical Topographic Map Collection”の地図画像利用のためのアプリ“USGS Historical Topographic Map Explorer”へも更新が実施されました。今回の更新により、ESRI社の地図作成・利用・管理のためのポータル環境を提供するクラウドGIS“ArcGIS Online”のアカウントでサインインすると、Webマップを保存することが可能になっています。

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