ディスカバリインターフェース

米国情報標準化機構(NISO)、図書館資源のディスカバリについてのホワイトペーパーを公開

2015年2月23日、米国情報標準化機構(NISO)が、図書館資源のディスカバリについてのホワイトペーパー“The Future of Library Resource Discovery”を公開しました。NISOのDiscovery to Delivery (D2D) Topic Committee の委託を受け、ブリーディング(Marshall Breeding)氏が執筆したとのことです。

ペーパーでは、ディスカバリの現状についての概説、これらの技術・方法論・製品が今後の変化にどのように適応できるのかについての解説、現在のディスカバリのモデルの先を見通し、考えられる選択肢(特にLinked Dataに関して)の検討がなされているとのことです。

NISO White Paper Explores the Future of Library Resource Discovery(NISO, 2015/2/23)
http://www.niso.org/news/pr/view?item_key=3e6b4a66b07a62f8ebe8b4b47739c48339ffd88c

The Future of Library Resource Discovery(NISO, 2015/2)

テキサス州立図書館・公文書館委員会、ディスカバリーサービスに関するホワイトペーパーを公開

テキサス州立図書館・公文書館委員会(Texas State Library and Archives Commission:TSLAC)が、ディスカバリーサービスに関するホワイトペーパーを公開したと、2014年11月21日のTSLACのブログで発表されています。

図書館でディスカバリーサービスの導入を検討すると、ハードルが高い(challenging)ということで合意してしまいがちですが、実際に導入してみると、図書館員は、概ね、利用者にディスカバリーサービスを提供できることに喜びを覚えるとのことです。そこで、TSLACは、Amigos Library Servicesと契約し、ディスカバリーサービスの基本的な情報や、主なディスカバリーサービスのベンダーの概要等をまとめたホワイトペーパーを作成したとのことです。

ディスカバリーサービスの定義、現状、利点、欠点、限界、図書館でディスカバリーサービスによって最も大きなインパクトを受ける部門、ディスカバリーサービスで期待されること、実装のベストプラクティス、評価などを取り扱っているようです。

DISCOVERY SERVICES: A WHITE PAPER FOR THE TEXAS STATE LIBRARY &ARCHIVES COMMISSION(PDF;4ページ)

美術書誌のいま――革新的な美術文献探索システム「アート・ディスカバリー・グループ目録」(記事紹介)

2014年11月1日付けのartscapeで、「美術書誌のいま──革新的な美術文献探索システム『アート・ディスカバリー・グループ目録』」と題する記事が公開されています。国立西洋美術館の川口雅子氏によるもので、2014年10月にデンマークの首都コペンハーゲンで開催された美術図書館の国際会議の様子を交えて、美術図書館の動向を紹介するものです。

美術書誌のいま──革新的な美術文献探索システム「アート・ディスカバリー・グループ目録」(artscape, 2014/11/1)
http://artscape.jp/study/digital-achive/10104367_1958.html

参考:
IFLAの美術館図書館分科会、「アート・ディスカバリー・グループ目録」の支持を表明
Posted 2014年9月8日
http://current.ndl.go.jp/node/26961

NISO、Open Discovery Initiativeを常設委員会化

2014年10月27日、米国情報標準化機構(NISO)はOpen Discovery Initiative(ODI)をワーキンググループから常設委員会(standing committee)とすることを発表しました。

ODIは2011年に設置された、図書館のディスカバリーサービスに関する規格・標準の開発や優良事例の推奨などを目的としたワーキンググループで、2014年6月にはディスカバリーサービスの透明性向上を目的とした推奨指針“Open Discovery Initiative: Promoting Transparency in Discovery”を公表していました。この指針の中ではNISOに対し、推奨事項への対応に関する研修等を行う常設の委員会あるいはワーキンググループの設置を推奨しており、今回の常設委員会設置はこの推奨指針に従ったものです。

NISO Launches Open Discovery Initiative (ODI) Standing Committee(2014/10/27付け、NISO)
http://www.niso.org/news/pr/view?item_key=e5f64a19050de5e913330dbdcaa743e8042dde0e

参考:

OCLC、図書館における電子リソースの利用、ディスカバリ、アクセスの改善を提案するレポートを公開

2014年10月3日、OCLCが図書館における電子リソースの利用、ディスカバリ、アクセスの改善を提案するレポート“Success Strategies for Electronic Content Discovery and Access”を公開しました。図書館、コンテンツプロバイダ、OCLCから専門家を集めて構成されたE-Data Quality Working Groupのメンバーにより作成されたレポートとのことです。

このレポートでは、図書館における電子リソースの利用や発見、アクセスを妨げる課題として、データが不完全、あるいは不正確であること、書誌データと所蔵データが同期していないこと、図書館がさまざまな電子フォーマットを受け入れていることを指摘し、その解決に向けて提案を行っているとのことです。

New report offers recommendations to improve usage, discovery and access of e-content in libraries(OCLC, 2014/10/3)
http://www.oclc.org/en-US/news/releases/2014/201433dublin.html

CA1827 - ウェブスケールディスカバリと日本語コンテンツをめぐる諸課題―海外における日本研究の支援を踏まえて / 飯野勝則

日本におけるウェブスケールディスカバリ(Web Scale Discovery、以下WSD)は、学術情報を統合的に検索するツールとして、大学図書館において着実に普及しつつある(CA1772参照)。しかし、検索対象となる日本語コンテンツの収録状況は、英語コンテンツに比して、未だ十分なものとは言い難い。従って、WSDにおける日本語コンテンツを充実させることは、利用者ニーズに直面する国内のWSD導入館にとって喫緊の課題であることは間違いない。一方で、WSDのセントラルインデックスを有するという特性(CA1772参照)を勘案するに、日本語コンテンツの充実がもたらす効果は、国外にも広く波及することが予想される。本稿ではこの状況を巡る諸課題について、関係するベンダーの方々へのヒアリングや国内外のWSD導入館との意見交換で得られた知見をもとに、改めて考えてみたい。

 

E1604 - ディスカバリーサービスの透明性向上のためになすべきこと

 Summon,WorldCat Local,Primo Central,EBSCO Discovery Service。膨大な学術情報をセントラルインデクスと呼ばれるデータベースに集積することで,高速な検索を可能にしたウェブスケールディスカバリーサービス(CA1772参照)が登場してはや5年になる。...

IFLAの美術館図書館分科会、「アート・ディスカバリー・グループ目録」の支持を表明

2014年9月5日、国際図書館連盟(IFLA)の美術図書館部会(Art Libraries Section)が、アート・ディスカバリー・グループ目録(Art Discovery Group Catalogue)プロジェクトの支持を表明しています。2014年8月のIFLA年次大会の同分科会の常任委員会において満場一致で決定されたとのことです。

アート・ディスカバリー・グループ目録は、OCLCのWorldCatの環境を利用して、美術図書館の所蔵資料を、オンラインジャーナルやデータベースなどとともに検索できるもので、芸術関係のコンテンツのディスカバリーツールとなることが期待されているようです。artlibraries.netが主導するプロジェクトで、欧州、北米、アジア、オーストラリアの36の美術図書館、3つのコンソーシアムの所蔵資料が検索できるとのことです。

IFLA Art Libraries Section Endorses Art Discovery Group Catalogue Project(IFLA, 2014/9/5)
http://www.ifla.org/node/8986

Art Discovery Group Catalogue
http://artlibraries.worldcat.org/
※検索画面

シカゴ大学も“Kuali OLE”を導入、OPACはVuFindで

2014年8月20日、シカゴ大学がオープンソースの図書館システム“Kuali OLE”とVuFindをベースとした新しいOPACを導入したと発表しています。OPACについては、同大学の図書館スタッフがカスタマイズしたとのことです。

UChicago launches Kuali OLE and new Catalog(2014/8/20)
http://news.lib.uchicago.edu/blog/2014/08/20/uchicago-launches-kuali-ole-and-new-catalog/

The University of Chicago Library Catalog
http://catalog.lib.uchicago.edu/

参考:
オープンソースの図書館システム“Kuali OLE”、リーハイ大学が初導入
Posted 2014年8月20日
http://current.ndl.go.jp/node/26837

オープンソースの次世代OPAC“VuFind”のバージョン2.0が公開
Posted 2013年6月27日
http://current.ndl.go.jp/node/23809

E1563 - 2013年から2014年の図書館システム市場動向は?(米国)

ハーバード大学図書館、ディスカバリーインターフェース“Hollis+”を公開

ハーバード大学図書館が、2014年8月14日に、新しいディスカバリーインターフェースとして、“Hollis+”をベータ版として公開しています。検索対象には、特別コレクションも含まれているとのことです。

また、日本語、中国語、韓国語(CJK)での検索などもサポートしているとのことです。

Search Books & Articles Together!
http://library.harvard.edu/08142014-1241/search-books-articles-together

Hollis+
http://beta.hollis.harvard.edu/primo_library/libweb/action/search.do?vid=HVD

Important changes to library systems on Thursday August 14th
http://hul.harvard.edu/ois/news/2014/html/2014-08-11_1026_frontpage.html

ハーバード大学図書館トップページ
http://library.harvard.edu/

参考;
ハーバード大学図書館、次世代OPAC"AquaBrowser"を使った新OPACを公開

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