ディスカバリインターフェース

米国情報標準化機構(NISO)、ディスカバリーサービスの透明性向上のための推奨指針(改訂版)を公表

2020年6月24日、米国情報標準化機構(NISO)の図書館のディスカバリーサービスに関する規格・標準の開発や優良事例の推奨等に関するOpen Discovery Initiative(ODI)常設委員会が、2014年に策定したディスカバリーサービスの透明性向上のための推奨指針の改訂版“NISO RP-19-2020, Open Discovery Initiative: Promoting Transparency in Discovery”を公表しました。

ODI: Open Discovery Initiative(NISO)
https://www.niso.org/standards-committees/odi
※「The latest Open Discovery Initiative Recommended Practice, NISO RP-19-2020, Open Discovery Initiative: Promoting Transparency in Discovery, was approved June 22 and published June 24, 2020.」とあります。

デ・ラ・サール大学(フィリピン)、Ex Librisの図書館サービスプラットフォーム“Alma”、ディスカバリーサービス“Primo VE”、及び授業リーディングリストのソリューション“Leganto”を採用

ProQuest社傘下Ex Librisは、2020年5月19日付けのプレスリリースで、フィリピンのデ・ラ・サール大学が図書館サービスプラットフォーム(LSP)“Alma”、ディスカバリーサービス“Primo VE”、及び授業リーディングリストのソリューション“Leganto”を採用したことを発表しました。

プレスリリースでは、デ・ラ・サール大学が図書館サービスをアップグレードするにあたって、多様な情報リソースの統合的・効率的な管理、スタッフのワークフローの合理化、ユーザーエクスペリエンスの向上を達成するため、クラウドベースのSaaS(Software as a Service)型ソリューションが必要と判断したことが紹介されています。

Ex Librisは、Alma、Primo VE、Legantoを組みわせて利用することによって、デ・ラ・サール大学のスタッフは遠隔で図書館の管理が容易となり、学生はキャンパス内外に関わりなく図書館提供のリソースへアクセスが可能となる、としています。また、Legantoの提供するソリューションによって、教員はどこからでも学生へ最新の授業教材を入手可能とし、オンライン学習や従来型授業とオンライン学習を組み合わせた「ブレンディッド・ラーニング」を支援できる、としています。

米国国立医学図書館(NLM)、Ex Librisの図書館サービスプラットフォーム“Alma”とディスカバリーサービス“Primo VE”を採用

2020年3月27日、米国国立医学図書館(NLM)は、同館の情報基盤刷新の一環として、1998年から運用している統合図書館システム(ILS)“Voyager”をProQuest社傘下Ex Librisの図書館サービスプラットフォーム(LSP)“Alma”へリプレースすることを発表しました。また、検索システムについてディスカバリーサービス“Primo VE”へのリプレースも合わせて発表されています。

NLMは2020年3月以降、12か月から15か月をかけてシステム移行を進める予定です。NLMは情報基盤の刷新・システム統合・ワークフローの合理化は、同館の「戦略計画2017-2027」に沿ったものである、としています。

BiblioCommons社をVolaris社が買収

2020年2月10日、図書館向けのソーシャル・ディスカバリー・システムなどを手掛けてきたBiblioCommons社を、ソフトウェア企業Volaris社が買収したことが発表されました。

BiblioCommons社は同名の、他の図書館システム上で機能し、所蔵資料に利用者がタグやコメント、評価等を付与できるようになるシステム等を手掛けています。Volaris社はソフトウェア企業の買収・強化等を主として行っている企業です。

BiblioCommons Acquired by Volaris Group(BiblioCommons、2020/2/10付け)
https://www.bibliocommons.com/news/2020/2/10/bibliocommons-acquired-by-volaris-group

米国情報標準化機構(NISO)のOpen Discovery Initiative常設委員会、ディスカバリーサービスの透明性向上を目的とした推奨指針改訂案の草案を公表しパブリックコメントを募集

2020年1月24日、米国情報標準化機構(NISO)に設置された図書館のディスカバリーサービスに関する規格・標準の開発や優良事例の推奨等に関するOpen Discovery Initiative(ODI)常設委員会は、“Open Discovery Initiative: Promoting Transparency in Discovery”の改訂案の草案を公表し、パブリックコメントを募集していることを発表しました。

ODIは、ディスカバリーサービスの透明性向上を目的とした推奨指針として、2014年に“Open Discovery Initiative: Promoting Transparency in Discovery”を作成しました。同指針は、データ形式・配信方法・利用統計・更新頻度等のディスカバリーサービスのデータ交換に関する技術的推奨により、コンテンツプロバイダーのディスカバリーサービスへの関与に関する評価手段や公正で偏りのないインデクス形成・リンク形成の保証の提供を意図して作成されています。

京都大学図書館機構、京都大学貴重資料デジタルアーカイブがWorldCatの検索対象になったと発表

2020年1月27日、京都大学図書館機構は、京都大学貴重資料デジタルアーカイブが総合目録WorldCat及びディスカバリーサービスWorldCat Discoveryの検索対象になったと発表しています。

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: WorldCatで京都大学の貴重資料画像を検索できるようになりました(京都大学図書館機構, 2020/1/27)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1384098

参考:
奈良文化財研究所、全国遺跡報告総覧とWorldCatとのデータ連携を開始
Posted 2017年2月8日
https://current.ndl.go.jp/node/33409

LIS Newsが選ぶ2019年の図書館・図書館情報学関連の10大ニュース(米国)

2019年12月15日、図書館や図書館情報学に関するニュースを掲載している米国のブログLIS Newsが、同ブログが選ぶ2019年の10大ニュースを発表しています。

1. 図書館の延滞料金徴収廃止の動き

2. 出版社への抵抗(カルフォルニア大学とElsevier社の交渉決裂、ニューヨーク公共図書館による動画配信サービスKanopyへの無料アクセス提供中止、Macmillan社・Pearson社による図書館向け電子書籍提供モデル変更への反対、Plan Sの緩やかな前進)

3. 論争を引き起こす講演者によるイベントの中止問題

4. ディスカバリーサービスとアルゴリズムバイアスの問題

5.プライバシーの問題(LinkedIn Learning、FaceApp、顔認識ソフト、2020年国勢調査での市民権に関する質問)

6.フロリダ州の郡政委員会による図書館からのニューヨークタイムズへのアクセス遮断、及び、アイダホ州の図書館利用者による反トランプ資料の書架からの除去

7.ゲーム番組「ジェパディ!」での図書館員エマ・ブッチャーの勝利

8.無神経な建築家(階段でないと利用できない場所に本棚を設置したクイーンズ公共図書館の分館、盗撮されやすい構造のコーネル大学図書館)

Ex Librisのクラウド型図書館システム“Alma”とディスカバリーサービス“Primo”がFedRAMP認証を取得

2019年9月24日、ProQuest社傘下のEx Librisは、Ex Librisの製品であるクラウド型図書館システム“Alma”とディスカバリーサービス“Primo”がFedRAMP認証を取得したことを発表しました。

FedRAMP (the United States Federal Risk and Authorization Management Program)は、米国政府のプログラムであり、連邦政府機関が使用を計画しているクラウド製品およびサービスに対して、セキュリティ評価、認証、継続的監視に関する標準化されたアプローチを提供するものです。

EBSCO社、アーカイビング・デジタル保存・長期データ管理へ対応するためArkivum社と提携

2019年8月1日、EBSCO社は長期的データ管理・デジタル保存のためのソフトウェアやサービス等を提供するArkivum社と提携したことを発表しました。

両社はこの提携について、長期にわたって研究データや機関の記録、デジタル資産を利用しやすく、アクセス性を向上させ、最適化することにより、機関の価値を拡大する戦略的な提携である、としています。この提携の中では、ウェブスケールディスカバリサービスEBSCO Discovery Service(EDS)を含むEBSCO社のSaaS(Software as a Service)型ポートフォリオと各国の著名な機関でも使用されている統合長期データ管理ソリューションArkivum Perpetuaが活用される予定です。

EDSとデータ保護・デジタル保存・記録保持等の機能を有したArkivum Perpetuaの統合により、ソリューション全体にわたって収録コンテンツはシームレスに発見・アクセス可能になるとともに、他機関のリソースや資料とともに発見可能になる予定です。EDSを介して貴重なアーカイブコンテンツを発見し、Arkivum Perpetuaでそのようなコンテンツを表示・利用するという「ワンストップショップ」型のサービスを提供するものである、としています。

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