利用調査

E2344 - ドイツ・ベルリン国立図書館における日記調査

ドイツ・ベルリン国立図書館(以下「同館」)は,2020年初めに同館ポツダム通り館(以下「本施設」)で利用者を対象とする日記調査を実施し,同年8月にその報告書を公表した。様々な図書館利用者調査の中でも,本調査は特に利用者の内面に踏み込んでそのニーズの分析を試みたものである。本稿では本調査の目的と方法を中心にその概要を紹介する。

利用者ニーズを把握・反映するためのインタビュー調査を図書館が効果的に実践するには(文献紹介)

米国図書館協会(ALA)の部会“Core: Leadership, Infrastructure, Futures”が刊行する“Library Leadership & Management”誌の第35巻第1号(2020年)に、ユタ州ブリガムヤング大学(Brigham Young University)の図書館員が執筆した論文“Not Another Survey! Use Interviews Instead to Understand Needs in Your Library”が掲載されています。

同論文は、利用者・利害関係者のニーズを満たした図書館リソースの活用において、図書館に対する評価を不可欠な要素とし、評価において用いられる代表的な手法である「アンケート調査」と「インタビュー調査」について、図書館の文脈でその長所と短所を検討する内容です。

とりわけ「インタビュー調査」について、「アンケート調査」と比べて複雑で時間がかかる一方、定量的な調査では得られない詳細な洞察を得たり、ニーズ自体の理解を深めることも可能であるなどの利点から、利用者ニーズに関する調査として有益な手法であることを指摘し、実践におけるガイドラインを示しています。

陸前高田市立図書館(岩手県)、2020年10月から11月に実施した利用者アンケート調査の結果を公開

2020年12月3日、岩手県の陸前高田市立図書館は、利用者アンケート調査の結果を公開したことを発表しました。

同館は、開館から3年を経過し、より一層のサービス向上を目指すために利用者から広く意見を求めることを目的として、2020年10月10日から11月30日まで利用者アンケートを実施しました。図書館の入り口2か所と館内1か所で利用者に協力を求める形で行われ、186件の回答を得ています。

アンケート調査の結果に基づいて、利用者の属性や利用頻度、館内環境の満足度等が報告されています。

図書館からのお知らせ(陸前高田市立図書館)
http://www.city.rikuzentakata.iwate.jp/tosyokan/main/osirase/osirase.html
※2020年12月03日欄に「陸前高田市立図書館利用者アンケート調査結果について」とあります。

仙台市図書館、2020年8月に全館で実施した「仙台市の図書館に関するアンケート調査」の結果を公開

2020年11月26日、仙台市図書館は、全館で実施した「仙台市の図書館に関するアンケート調査」の結果を公開しました。

同館は2020年8月13日から30日まで、利用者等の利用状況や図書館に期待することなどについて把握し、今後の運営に生かすことを目的としたアンケート調査を実施しました。アンケート調査は仙台市図書館の各館、移動図書館、各分室、サービススポットに設置されたアンケート用紙への記入及びインターネットによる無記名式回答の形で行われました。

公開された同アンケート調査に関する報告書では、回収された1,048件の回答に基づいて、利用者の属性・利用状況・主に利用する図書館・主な利用目的・サービスへの満足度・読書状況・電子書籍に対する希望・情報収集の方法・認知されているサービス・図書館資料に対する希望・期待する図書館のイメージ・読書支援の取り組みに対する意見・サービスの浸透度等に対する回答状況が示されています。また、資料、図書館サービス、施設・設備、イベントの開催、その他に関する自由記述回答の内容も公開されています。

埼玉県教育委員会、県政サポーターへのアンケート「埼玉県内の図書館利用について」の結果を公表

2020年11月5日、埼玉県教育委員会は、県政サポーターへのアンケート「埼玉県内の図書館利用について」の結果を公表しました。

埼玉県では、インターネットを活用して県政課題への意見を聴取し県政に反映させるため、「県政サポーター」制度を設け、サポーターに対しインターネットアンケートへの協力を依頼しています。県政課題に関する様々なテーマのもとアンケートを実施しており、第64回アンケートのテーマは「埼玉県内の図書館利用について」でした。

アンケートは2020年8月20日から31日にかけて実施され、回答者は2,207人でした。結果公表のお知らせでは、回答者の属性と、以下に関する質問の回答結果が紹介されています。

東広島市立中央図書館(広島県)、利用者サービス向上に向けた現状把握を目的として入館者数調査のためのカウント機器を正面玄関入り口に試験設置

2020年11月3日、広島県の東広島市立図書館は、利用者サービス向上に向けた現状把握を目的として、11月3日から27日まで中央図書館の正面玄関横に入館者数調査のためのカウント機器を試験設置することを発表しました。

試験設置されるカウント機器は、同館正面玄関入り口において、カメラを使って性別・年代・検温・マスク着用の有無を自動的に判定し、入館者数を記録するものです。カウント機器に画像の録画保存機能はなく、性別・年代等の入館者数に関わる情報のみを記録し個人を特定するものではない、としています。

入館者数調査のためのカウント機器を試験設置します(東広島市立図書館,2020/11/3)
https://lib.city.higashihiroshima.hiroshima.jp/info/info-5747/

国立国会図書館(NDL)、「令和元年度利用者アンケート結果」を公開

2020年8月24日、国立国会図書館(NDL)は、2019(令和元)年度に実施した、NDLのサービス利用者に対するアンケート結果を公表しました。

新着情報(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/index.html
※2020年8月24日付けの新着情報に「令和元年度利用者アンケートの結果を掲載しました」とあります。

令和元年度利用者アンケート結果(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/enquete/enquete2019_01.html

参考:
国立国会図書館(NDL)、「平成30年度利用者アンケート結果」を公開
Posted 2019年8月30日
https://current.ndl.go.jp/node/38922

フィンランド国立図書館、同館のデジタルリソースとサービスの利用に関する調査の結果を発表

2020年8月18日、フィンランド国立図書館が、同館のデジタルリソースとサービスの利用に関する調査の結果を発表しました。

同調査は、デジタル情報資源の入手可能性や利用可能性を高めるための同館のプロジェクト“Digital Open Memory”の一環で行われました。2020年春に研究者を対象として調査を行い、フィンランド語、スウェーデン語、英語で合計130の回答がありました。

回答からは、デジタルリソースとサービスに対する満足度が高いという結果や、技術的な改良をはじめとしたデジタル資料とサービスの改善に関する示唆が得られたと述べられています。

また、発表によると、2020年の秋に研究者に対し、デジタルリソースの利用についてのニーズ等に関して追加のインタビュー調査を行う予定です。

ベルリン国立図書館(ドイツ)、利用者行動研究プロジェクト“StaBi 2030”の一環として行われた利用者16人による図書館滞在中の日記記録実験の報告書を公開

ドイツのベルリン国立図書館(Staatsbibliothek zu Berlin)は、2020年8月5日付で公開したブログ記事において、利用者行動研究プロジェクト“StaBi 2030”の一環として2020年初頭に同館が実施した、利用者16人による図書館滞在中の日記記録実験の結果を紹介しています。

ベルリン国立図書館は、築40年以上が経過した建物の大規模改修において、利用者の要望やニーズを十分に反映させるための利用者行動研究プロジェクト“StaBi 2030”を2019年10月から2021年9月までの2年間実施しています。同プロジェクトの一環として、2020年初頭に図書館滞在中の様子を日記(Tagebuch)形式で利用者に記録させる実験が行われました。公募で集まった16人の利用者が実験に参加し、それぞれ3日間の図書館滞在中の「日記」を残しています。同館は「日記」の内容から得られた結果として、以下のようなことを紹介しています。

・ベルリン国立図書館は静かな雰囲気を湛えた勉強のための場所としての評価が高いが、自由に電話ができるスペースの要望など、改善のためのアイデアも数多く見られた

埼玉県、県政サポーターアンケート「生涯学習活動について」の結果を発表:「増えればよいと思う生涯学習活動の機会」において「図書館の図書や講座」が31.7% 等

2020年3月5日、埼玉県が、第63回県政サポーターアンケート「生涯学習活動について」の結果を発表しました。生涯学習活動の経験の有無や満足度等の生涯学習活動に関する意識について調査したものです。

1年間に取り組んだ「生涯学習活動」の実施場所に関する質問での「図書館」と回答した割合は全体で4番目の23.5%、どのような場所や形態で「生涯学習活動」の機会が増えればよいと思うかとの質問での「図書館の図書や講座」と回答した割合は全体で3番目の31.7%等となっています。

県政サポーターアンケート結果「生涯学習活動について」(埼玉県, 2020/3/5)
http://www.pref.saitama.lg.jp/a0001/news/page/2019/0305-03.html

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