Linked Data

国際図書館連盟(IFLA)、IFLAの各種標準のLinked Dataへのアクセスを提供する“IFLA Namespaces”にIFLA Library Reference Model(LRM)を追加

2020年8月31日、国際図書館連盟(IFLA)のLinked Data技術小委員会(LIDATEC)は、“IFLA Namespaces”へ新たにIFLA Library Reference Model(LRM)が追加されたことを発表しました。

“IFLA Namespaces”は、同小委員会のプロジェクトで、IFLAの定めた各種標準の利用促進のために、Linked Dataへのアクセスをウェブサイト上で提供しています。

The new IFLA Namespaces now includes the LRM(IFLA,2020/8/31)
https://www.ifla.org/node/93279

The LRM Vocaburaries(IFLA Namespaces)
https://www.iflastandards.info/lrm.html

国立国会図書館(NDL)、2021年1月以降の書誌情報提供サービス変更点を発表:NDLサーチからMARC形式・MARCタグ形式ファイルを提供、Web NDL AuthoritiesとNDLオンラインの連携開始

国立国会図書館(NDL)は2020年7月31日付で、2021年1月以降の書誌情報提供サービスの変更点を発表しました。

2021年1月以降、2020年12月28日をもって終了する国立国会図書館書誌提供サービス(NDL-Bib)に代わるサービスとして、国立国会図書館サーチ(NDLサーチ)の詳細情報画面からMARC形式・MARCタグ形式のファイルのダウンロードが可能になります。ただし、ダウンロード可能な書誌データはNDL作成のデータに限られます。ファイルのダウンロードが可能な場合には、NDLサーチの詳細情報画面右下の「検索結果を出力」欄に、リンクが表示される予定です。

また、2021年1月以降、国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス(Web NDL Authorities)と国立国会図書館オンライン(NDLオンライン)が連携し、Web NDL Authoritiesの詳細情報画面の検索リンクボタンから、典拠データとリンクしたNDLオンラインの書誌データを検索することが可能になります。

OCLC Research、アーカイブ資料・特殊資料コレクションのLinked Data評価グループにおける議論で得られた知見の要約レポートを公開

2020年7月21日付で、OCLC Researchが、アーカイブ資料・特殊資料コレクションのLinked Data評価等のためのワーキンググループ“Archives and Special Collections Linked Data Review Group”で得られた知見を共有するレポートを公開しています。

OCLCは、Linked Dataと特殊コレクションに関する事業を拡張し、コミュニティ特有のニーズに対応するため、研究図書館支援のための国際的ネットワーク“OCLC Research Library Partnership”の加盟館に所属する16人の専門家が構成するワーキンググループとして、“Archives and Special Collections Linked Data Review Group”を立ち上げています。同ワーキンググループは、OCLCのスタッフの支援を受けながらLinked Data環境への移行における主な懸念事項の調査を実施しました。公開されたレポートはワーキンググループ内の議論で得られた知見の要約として作成され、次のようなトピックが取り扱われています。

国際図書館連盟(IFLA)標準委員会(Committee on Standards)、IFLAの定めた各種標準のリンクトデータへのアクセスが可能なウェブサイト“IFLA Namespaces”を公開

2020年7月7日、国際図書館連盟(IFLA)の標準委員会(Committee on Standards)とリンクトデータ技術小委員会(LIDATEC)が、“IFLA Namespaces”を公開しました。

IFLAの定めた各種標準のリンクトデータへのアクセスが可能なウェブサイトで、現在 、FRBR Vocabularies、ISBD Vocabularies、UNIMARC Vocabularies、MulDiCatが公開されています。

今後、Library Reference Model(LRM)の掲載が予定されています。

IFLA Namespaces launched(IFLA,2020/7/7)
https://www.ifla.org/node/93182

IFLA Namespaces
https://www.iflastandards.info/

Latin American Digital Initiatives(LADI)リポジトリのリニューアル版が利用可能に:ラテンアメリカ7機関のアーカイブコレクションから6万点以上の画像を提供

2020年6月8日、米国のテキサス大学図書館は、ラテンアメリカ7機関のアーカイブコレクションから6万点以上の画像を提供するLatin American Digital Initiatives(LADI)リポジトリのリニューアル版が利用可能になったことを発表しました。

LADIリポジトリは人権問題・少数コミュニティの記録に特に重点を置いて、ラテンアメリカの提携機関のネットワークからユニークなアーカイブ資料を保存し、デジタルアクセスを提供する共同プロジェクトです。LADIリポジトリのリニューアルは、2018年から2019年にアンドリュー W.メロン財団の支援の下、ラテンアメリカ研究に関する同大学オースティン校の学際プログラム“Teresa Lozano Long Institute of Latin American Studies(LLILAS)”と同校の主要図書館の一つであるベンソン・ラテンアメリカコレクションの提携による“LLILAS Benson Digital Initiatives”、及びテキサス大学図書館のソフトウェア開発チームによって実施されました。

オープン化された引用データのデータセットCOCIの提供するデータ件数が7億件を突破

2020年5月13日、セマンティックウェブ技術の活用によるオープンな書誌データ・引用データ公開を通してオープンスカラシップの推進に取り組む非営利団体OpenCitationsは、“COCI, the OpenCitations Index of Crossref open DOI-to-DOI citations”(COCI)の提供するオープン化された引用データの件数が7億件を突破したことを発表しました。

COCIは、OpenCitationsが提供するRDF形式のデータセットで、Crossref DOIをもつ引用元文献と何らかのDOIをもつ引用先文献との間の引用関係について、オープン化されたデータを公開しています。2020年5月12日に、2020年4月に取得したCrossrefのダンプデータに基づく4,700万件のデータ拡張がなされたことにより、COCIは5,800万件以上の文献間の引用関係として7億2,000万件以上のオープン化された引用データを提供するようになっています。

EBSCO社、Linked DataインフラストラクチャのプロバイダZepheira社を買収

2020年2月27日、EBSCO社は、Zepheira社を同社が買収することで合意に達したことを発表しました。

Zepheira社は図書館・文書館・博物館の接続を使命とするLinked Dataインフラストラクチャのプロバイダです。同社の開発チームはWorld Wide Web Consortium(W3C)やDCMI(ダブリンコアメタデータイニシアチブ)、MARCに代わる書誌フレームワークBIBFRAMEのLinked Data化等に携わっています。EBSCO社は、Zepheira社のLinked Dataに関する技術により、図書館のデータがGoogleの提供するナレッジパネル等で参照されることが可能となり、新たな利用者の集客・図書館の提供コンテンツ範囲の拡大・よりリッチで関連性のある情報提供等の実現につながる、としています。

この提携にはEBSCO社が提供するOPACと連携した読書案内サービス“NoveList Select”のデータ強化も含まれており、同サービスの利用者へ新たなデータのアクセスポイントを提供することも併せて発表されています。

「DCMIメタデータ語彙」で定められたメタデータ記述のプロパティとクラスに関するISO規格(ISO 15836-2:2019)が発行

2020年1月16日、DCMI(ダブリンコアメタデータイニシアチブ)は、「DCMIメタデータ語彙(DCMI Metadata Terms)」で定められたメタデータ記述のプロパティとクラスに関するISO規格(ISO 15836-2:2019)が発行されたことを発表しました。

1990年代後半に設計されたオリジナルの15項目で構成される「ダブリンコアメタデータ基本記述要素集合(DCMES)」は2003年に初めてISO規格(ISO 15836)となり、更新されたISO 15836 Part 1(ISO 15836-1:2017)が現在も利用可能になっています。ISO 15836 Part 2として設計された今回の規格は、ダブリンコアに基づく記述の精度と表現力を向上できるように、オリジナルの15項目を拡張した40のプロパティと20のクラスで構成されています。また、各語彙をLinked Open Data(LOD)形式で参照できるようにプロパティとクラスがURIで識別可能になっています。

OCLC、ウェブ上の学術資料の発見可能性を高めることを目的とした“Entity Management Infrastructure”構築のための助成金を獲得:他機関の典拠ファイルや語彙へのリンクを集約

2020年1月9日、OCLCは、アンドリュー W.メロン財団から、“Entity Management Infrastructure”を開発するための助成金を獲得したと発表しています。開発費用の半額にあたり、残りはOCLCが支出します。助成期間は2021年12月までの2年間です。

“Entity Management Infrastructure”は、図書館及び学術コミュニティにおけるLinked Data管理の取組を支援するためのプロジェクトで、ウェブ上の学術資料の繋がりを促進し、発見しやすくする事を目的としています。

永続的で一元的な基盤として、信頼でき、容易にアクセス可能な著作と個人名の実体の記述を公開するもので、他機関の語彙や典拠ファイルへのリンクを集約させます。

この他、図書館員が記述を編集するための手段を提供するほか、Linked Dataによるメタデータのワークフローを実装する図書館を支援するためのAPIの提供も予定されています。

国際連合(UN)ダグ・ハマーショルド図書館、Linked Data提供プラットフォームを立ち上げ

2019年12月17日、国際連合(UN)のダグ・ハマーショルド図書館は、Linked Data提供プラットフォームを立ち上げたことを発表しました。

同館が提供する立ち上げられたプラットフォーム上では、「UNBISシソーラス」と「SDGs識別子分類表」の2種類のデータがLinked Data形式で利用することが可能になっています。

「UNBISシソーラス」は、国連のプログラム・基金等により公開された成果物の記述に使用される統制語彙のデータベースです。オンライン版は2001年に立ち上げられていましたが、新プラットフォームでは6種類の国連公式言語に対応するなどインターフェースの改良が行われています。「UNBISシソーラス」は新しい話題が国連のアジェンダに導入されると発展し変化しますが、統制語彙によって用語の変化があっても、同一概念に関する資料を一貫して特定することで、主題からの検索を可能にしています。

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