地域資料

地元の著者の作品を蔵書の対象とし利用者にとって発見しやすくするための課題:カナダの公共図書館を対象とした調査(文献紹介)

2021年5月4日付で刊行された、“Pathfinder: A Canadian Journal for Information Science Students and Early Career Professionals”2巻2号に、カナダ・アルバータ大学図書館情報学大学院のRynnelle Wiebe氏による論文“Inclusion and Identification of Locally-Authored Items in Library Collections”が掲載されています。

本文献では、地元の著者(作家)の支援の一環として、公共図書館が、そのような著者の作品を、蔵書に含めているか/利用者に発見しやすくするようにしているか、を把握するため、ブリティッシュコロンビア州・アルバータ州・サスカチュワン州の12館を対象に、蔵書構築方針とメタデータの分析を行ったものです。

岩手県立図書館、特殊文庫「浦田敬三文庫」の利用が可能になったと発表:岩手の近代文学の研究者の旧蔵書の一部

2021年5月6日、岩手県立図書館が、特殊文庫として受け入れた「浦田敬三文庫」の整理作業が終わり、利用が可能になったと発表しています。

高校教諭の傍ら、岩手の近代文学を研究した故・浦田敬三氏の蔵書の一部(約2,900冊)です。

岩手県立図書館 お知らせ
https://www.library.pref.iwate.jp/
※「浦田敬三文庫が利用可能になりました[令和3年5月6日]」とあります。

浦田敬三文庫について(岩手県立図書館)
https://www.library.pref.iwate.jp/info/announce/20210506_urata.html

全国遺跡報告総覧、「遺跡位置表示機能」「Wikipedia記事に全国遺跡報告総覧登録コンテンツを引用する際の表記を自動表示する機能」を追加

2021年4月26日、奈良文化財研究所が、全国遺跡報告総覧に「遺跡位置表示機能」「Wikipedia記事に全国遺跡報告総覧登録コンテンツを引用する際の表記を自動表示する機能」を追加したと発表しています。

全国遺跡報告総覧には遺跡の抄録情報が集約されており、それぞれ遺跡位置が登録されています。「遺跡位置表示機能」は、報告書詳細ページに、この遺跡位置の地図を簡易表示するようにしたものです。データ登録画面にも地図表示を導入したことで、入力ミスの減少も見込めるとしています。

また、「Wikipedia記事に全国遺跡報告総覧登録コンテンツを引用する際の表記を自動表示する機能は、近年、ウィキペディアタウン等の活動が活発化し、地域の文化財に関わる記事執筆や編集に郷土資料を活用することがあるものの、出典の明記にあたって表記スタイルに従う必要があることから、利便性・効率性・スタイルの正確さを高めるため、表記スタイルを自動表示し、コピー・アンド・ペーストできるアイコンを公開したものです。

Internet Archive(IA)、公共図書館を対象とした地域の歴史のウェブアーカイブ構築支援プログラム“Community Webs”に新たに約50館が参加すると発表:参加館が90館を超す

2021年4月26日、Internet Archive(IA)は、地域の歴史のウェブアーカイブ構築を支援するための公共図書館を対象としたプログラム“Community Webs”に、新たに50館以上の公共図書館が参加すると発表しました。

これにより、同事業の参加館は、33州と3の準州からの90館を超す規模となりました。参加館には、州立図書館・大都市の図書館・地方の小規模館や米領サモアの図書館といった多様な館が含まれています。

同事業では、特に伝統的に社会的弱者の集団の資料をアーカイブすることに力を入れており、参加館は、現在、コレクション開発といった内容の研修を受けており、地域の多様性やイベント・文化を反映したデジタルコレクションの開発を始めているとしています。

東北大学東北アジア研究センター、「地域研究デジタルアーカイブ」を公開

2021年3月31日、東北大学東北アジア研究センターが、「地域研究デジタルアーカイブ」の公開を発表していました。

東北アジア研究に関する多様な種類の資料や情報へのアクセス、利用、保存のためのプラットフォームとされています。また、他の関連するデジタルアーカイブとつながっていくシステムでもあり、市民・研究者・学生・政策立案者のための協働の場となることを目指していると述べられています。

2021年4月26日現在では、「シベリア民族誌写真の2012年現地展示会アーカイブ」と「東アジア出版文化研究資料画像データベース」が公開されており、3万7,111件の資料が検索可能です。

東北大学 東北アジア研究センター 地域研究デジタルアーカイブを公開しました!(東北大学東北アジア研究センター地域研究デジタルアーカイブ, 2021/3/31)
https://archives.cneas.tohoku.ac.jp/news/20210331-0

岡山県立図書館、「平成30年7月豪雨災害デジタルアーカイブ」を公開

2021年4月22日、岡山県立図書館が、「平成30年7月豪雨災害デジタルアーカイブ」を公開したと発表しています。公開日は4月1日で、県庁の危機管理課から資料提供を受け、同館が運営する「デジタル岡山大百科」内に構築したものです。

搭載データ件数は、写真ファイル1,007件、動画ファイル66件で、「平成30年7月豪雨」の災害データを地域別、分類別(災害記録、復旧・復興、ボランティア活動)に探すことができます。

「平成30年7月豪雨災害デジタルアーカイブ」公開!(岡山県,2021/4/22)
https://www.pref.okayama.jp/site/presssystem/713343.html

@okayama_preflib(Twitter,2021/4/22)
https://twitter.com/okayama_preflib/status/1385126222129033219

国際図書館連盟(IFLA)の図書館の出版活動に関する研究委員会(SIG)、図書館による出版活動に係る情報を収録した“Library Publishing Map of the World”を公開

2021年4月15日、国際図書館連盟(IFLA)の図書館の出版活動に関する研究委員会(Library Publishing Special Interest Group)が、“Library Publishing Map of the World”の公開を発表しています。

同研究委員会(Special Interest Group:SIG)は、IFLAの「戦略2019-2024(IFLA STRATEGY 2019-2024)」における重点目標「2.4 Provide tools and infrastructure that support the work of libraries」の考えに沿って、この10年間において、図書館が学術資料(論文、書籍、データ)や地域のコンテンツ(地域史、自費出版支援)等に係って出版界において目に見える役割を担うようになったことに焦点をあて、収集・蔵書構築分科会の支援を受けて2018年に創設されました。

大津町立おおづ図書館(熊本県)、特設コーナー「熊本地震から5年~あの日の記憶 あの日の記録~」を設置

熊本県の大津町立おおづ図書館が、2021年5月16日まで、特設コーナー「熊本地震から5年~あの日の記憶 あの日の記録~」を設置しています。

同館では、熊本地震の記憶と記録を後世に伝えるため、様々な資料を収集していますが、同コーナーでは、同町における地震の被害対応の記録や、県全体の熊本地震の検証誌、安全に過ごすための備えに関する本などが置かれています。

熊本地震から5年~あの日の記憶 あの日の記録~(大津町立おおづ図書館,2021/4/15)
https://www.ozu-lib.jp/display/2021/4208/

お知らせ 熊本地震から5年~あの日の記憶 あの日の記録~(大津町立おおづ図書館,2021/4/15)
https://www.ozu-lib.jp/news/2021/4207/

熊本県立図書館、熊本地震に関する展示を実施中

熊本県立図書館が、2016年4月14日および16日に発生した熊本地震から今年で5年を迎えることから、4月の展示として、熊本地震に関する展示を実施しています。

1階子ども図書室では、熊本地震の本や防災の本を集めた「いのちをまもろう くまもとじしんから5ねん」が行われています。

2階第1閲覧室では、熊本地震の被害の大きさがわかる資料や避難所での活動・記録等の資料、復旧・復興の様子がわかる資料に加え、防災・減災に関する資料も展示する「熊本地震から5年」が行われています。

3階第2閲覧室では、同館が所蔵する、熊本地震当時の様子を知る事ができる資料の一部に加え、他県でどのように熊本地震が報道されたかが分かる新聞等を展示する「熊本地震から5年」と、防災に関する雑誌を集めて展示する「防災 熊本地震から5年 東日本大震災から10年」が行われています。

子ども図書室 4月の展示(熊本県立図書館)
https://www2.library.pref.kumamoto.jp/?page_id=409

那須資料ネット、大田原市(栃木県)と「災害時に被災した歴史文化資料の救出・保全に関する覚書」を締結

那須資料ネットが、2021年4月1日付で、大田原市(栃木県)と「災害時に被災した歴史文化資料の救出・保全に関する覚書」を締結したと発表しています。

災害時の資料救出・保全に協力し、行政側があらかじめ資料の保全場所を確保するという内容です。

@nasushiryonet(Twitter,2021/4/8)
https://twitter.com/nasushiryonet/status/1380134587343368194

那須資料ネット(Facebook,2021/4/8)
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=246436033899294&id=103586178184281

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