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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2021年2月24日、とちぎ歴史資料ネットワークが、栃木県足利市の山火事により、文化財の焼失や消火活動による水損の被害なども懸念されることから、人命と生活の安全が第一であるものの、文化財の被災などがあれば一報するよう呼びかけています。
@tochigi.shiryo.net(Facebook,2021/2/24)https://www.facebook.com/tochigi.shiryo.net/posts/152604590036121
参考: オーストラリア国立公文書館、相次ぐ森林火災に関連し、火災で被害を受けた場合の資料救済法について情報提供 Posted 2013年1月8日http://current.ndl.go.jp/node/22669
北海道の網走市立図書館が、2021年2月27日から3月14日まで、ふるさと学習展「私たちの学び舎―なつかしの風景」を開催すると発表しました。
市内各学校の風景写真や小中学校の設置および廃止の沿革の紹介のほか、絵葉書・卒業証書といった同館所蔵の学校関係資料や関連図書が展示されます。
ふるさと学習展は、「ふるさと学習支援事業」として、網走や北海道などで取り組まれている活動や事業を子どもにもわかりやすい内容で紹介する同館の企画展示です。
ふるさと学習展「私たちの学び舎―なつかしの風景」(網走市立図書館)https://www.city.abashiri.hokkaido.jp/270kyoiku/030tosyokan/tenji-event.html
2021年2月19日、歴史資料ネットワークは、緊急事務局体制へ移行すると発表しました。
2月13日に発生した福島県沖を震源とする地震の被害が広範囲に及んでいることが確認されたことにより、2月18日に開催した運営委員会において決定されたものです。
緊急事務局体制へ移行します(2021年2月13日/福島県沖を震源とする地震)(歴史資料ネットワーク,2021/2/19)http://siryo-net.jp/info/20210219_info/
参考: 福島県沖で発生した地震で被害を受けた地域の「資料ネット」、歴史資料の被災状況の調査や資料保全に関する相談の受付等を開始 Posted 2021年2月15日https://current.ndl.go.jp/node/43272
2021年3月20日、オンライン開催により、2020年度地域歴史資料継承領域オンラインシンポ「地域横断型の歴史文化継承~大学・自治体・地域住民等による連携事例~」が行われます。
同シンポジウムは、神戸大学の奥村弘教授を研究代表者とする科学研究費助成事業(特別推進研究)「地域歴史資料学を機軸とした災害列島における地域存続のための地域歴史文化の創成」のA班「地域歴史資料継承領域」が主催します。文化財保護法の改正、都道府県による文化財保存活用大綱の策定、市町村が作成する文化財保存活用地域計画の作成等を背景に、各地の大綱や地域計画の有りようや、多様な連携関係のもとで展開される地域歴史資料の保全と活用の実践例や体制づくりの具体例の情報共有の機会として開催されます。
参加には事前の申し込みが必要です。主なプログラムは次のとおりです。
・開会挨拶 奥村弘氏(神戸大学大学院人文学研究科教授)
・趣旨説明 松下正和氏(神戸大学地域連携推進室特命准教授)
・資料紹介 「史(資)料ネットの活動からみた全国の文化財保存活用大綱策定状況について」 浜田拓志氏(歴史資料保全ネット・わかやま会員/奈良文化財研究所埋蔵文化財センター客員研究員)
2021年2月11日、米国デジタル公共図書館(DPLA)が、図書館を対象とした電子書籍作成サービスの提供開始を発表しました。
Digital Divide Data社と連携して提供するもので、パブリックドメイン、もしくは、著作権を保持する冊子体資料を用いて、図書館が、EPUB形式の電子書籍を簡単かつ安価に作成できるサービスです。同サービスは、昨年末にメリーランド州・セントメアリーズ郡図書館において開始していました。
これにより、図書館は、地域資料等多様なコンテンツをコレクションに統合し、電子書籍アプリSimplyEを通じて図書館の利用者に提供するとともに、DPLAの無料電子書籍コレクションOpen Bookshelfを通じて一般にも公開することができるとしています。
DPLA now offering ebook creation service(DPLA,2021/2/11)https://dp.la/news/dpla-now-offering-ebook-creation-service
千葉県立東部図書館が、2021年2月4日から4月15日まで、ガラス展示コーナーにおいて、「東日本大震災10年~「あの時」と「今」~」を開催しています。
報道記録・写真・体験記で地震発生後の様子を振り返るとともに、被災地の現在の様子や震災を経験した人々の思いについて記録や資料で見つめることを目的としています。
あわせて、県内の被災状況や、復興過程がわかる資料、東日本大震災を契機に生まれた「旭いいおか文芸賞」の作品集も展示しています。
東部図書館 ガラス展示コーナー「東日本大震災10年~「あの時」と「今」~」のお知らせ(千葉県立図書館,2021/2/13)http://www.library.pref.chiba.lg.jp/information/east/_10.html
2021年2月15日、国立文化財機構文化財防災ネットワークが、2月13日に福島県沖で発生した地震による文化財関係の被災等に関する情報提供について、ウェブページに掲載しました。
発表によると、国立文化財機構文化財防災センターは、文化遺産防災ネットワーク推進会議参画団体に対して、文化遺産の被災状況等についての情報の提供を呼び掛けています。
また、一般の人が地域の文化遺産の被害についての情報を得た場合は、地域の博物館・美術館・資料館等や都道府県・市区町村の地方公共団体文化財所管部局へ相談するか、直接、同センターへメールを送るようにと述べています。
提供された情報は、同センターで整理し、関係団体、当該文化遺産が所在する地方公共団体の関係部門、文化庁等と共有するとしています。
情報提供のお願い(文化財防災ネットワーク)https://ch-drm.nich.go.jp/news/disaster/ ※2021年2月15日付で、「2月13日に発生した地震による文化財関係の被災等に関する情報提供について」と掲載されています。
2021年2月13日に福島県沖で発生した地震をうけ、被災地の「資料ネット」(地域の歴史資料の保全活動の取り組む団体)が、歴史資料の被災状況の調査や資料保全に関する相談の受付を開始しています。
宮城歴史資料保全ネットワークでは、これまでの活動で関係のあった地方公共団体の担当者、一部の所蔵者に対し、御見舞の連絡とともに、情報共有と、今後の後片付け段階での誤廃棄防止の呼びかけるとともに、応急処置の方法についても伝えているとしています。
ふくしま歴史資料保全ネットワークでは、地域の資料の保全についての呼びかけを行っています。
山形文化遺産防災ネットワークでは、地域や個人宅に伝わる古文書や美術品、写真、記録などに被害があった場合、相談するよう呼びかけています。
とちぎ歴史資料ネットワークでは、栃木県内の文化財に関する相談がある場合、問い合わせるよう依頼しています。
那須資料ネットでは、栃木県那須地区の文化財・歴史資料の損壊や廃棄に関する情報があれば、事務局まで知らせるよう依頼しています。
また、2月15日、歴史資料ネットワークからも歴史資料保全をお願いする呼びかけが公表されました。
2021年2月4日、仙台市図書館が、同館Twitterにおいて、仙台市民図書館で展示「震災10年をふりかえる」を開催中であると紹介しています。
仙台市民図書館で収集した様々な震災の記録(書籍・チラシ・パンフレット・新聞等)を展示するものです。
@sendai_lib(Twitter,2021/2/4)https://twitter.com/sendai_lib/status/1357121308736188416
参考: 仙台市若林図書館、震災関連事業「荒浜の思い出、そして今、未来へー海辺の図書館写真展」を開催中 Posted 2021年2月3日https://current.ndl.go.jp/node/43180
宮城県の東松島市図書館が、2021年3月3日から3月26日まで、ICT地域の絆保存プロジェクトの一環として、企画展「あの時の忘れられないごちそうさま」を開催すると発表しました。
また、展示実施にあたり、2月2日から2月28日まで、東日本大震災の震災当時の忘れられない味・メニュー・食にまつわる出来事(写真やイラストも可)を募集しています。
寄せられた作品は同館において使用するとともに、保存するとしています。
あの時の忘れられないごちそうさま(東松島市図書館)https://www.lib-city-hm.jp/lib/2011y-library%20top/03_event/2020/2021gochisousama/2021gochisousama.html
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調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
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