出版

Cactus Communications、UNSILO社の買収を発表

2020年1月28日、インド・ムンバイに本社を置く国際的なサイエンス・コミュニケーション企業であるCactus Communicationsは、出版社に対しAI技術によるソリューションの提供を行っているデンマークのUNSILO社を買収したことを発表しました。

プレスリリースによれば、今回の買収は外国の投資を呼び込み、テクノロジー分野におけるフロントランナーとしてのデンマークを紹介するために、デンマーク政府による戦略の一環として行われたとあります。

UNSILO joins the CACTUS family!(UNSILO, 2020/1/28)
https://unsilo.ai/2020/01/28/unsilo-joins-the-cactus-family/

第28回台北国際ブックフェアの開催が2020年5月に延期:新型コロナウイルスの感染拡大を受けて参加状況等を考慮

2020年1月30日、台湾の文化部は、毎年延べ60万人近くが来場する大型イベントである第28回台北国際ブックフェア(Taipei International Book Exhibition:TIBE)の延期を発表しました。

当初は2020年2月4日から9日までの開催予定でしたが、延期後の開催スケジュールは2020年5月7日から5月12日までとなっています。延期理由として、新型コロナウイルスの感染拡大下における参加状況及びイベントの質低下への懸念を挙げています。

Taipei book fair postponed to May over participation, quality concerns(文化部, 2020/1/30)
https://www.moc.gov.tw/en/information_196_108108.html

2019年の紙の出版物の推定販売金額は前年比4.3%減の1兆2,360億円、電子出版市場は23.9%増の2,593億円:紙と電子を合算した出版市場は前年比0.2%増の1兆5,432億円

2020年1月24日、全国出版協会の出版科学研究所が、『出版月報』2020年1月号において2019年(1月期から12月期の累計)の出版市場規模を発表しています。

2019年に刊行された書籍・雑誌を合わせた紙の出版物の推定販売金額が、前年比4.3%減の1兆2,360億円で15年連続のマイナスになったと発表しています。書籍は3.8%減、雑誌は4.9%減です。一方で、電子出版市場は前年比23.9%増の3,072億円で、内訳は、電子コミックが29.5%増の2,593億円、電子書籍が8.7%増の349億円、電子雑誌が16.7%減の130億円となっています。

紙と電子を合算した出版市場は、前年比0.2%増の1兆5,432億円となり、全体の市場は2014年の電子出版統計開始以来、初めて前年を上回りプラス成長となっています。

英IOP Publishing、オランダの4大学との間で”Read & Publish”契約を締結

2020年1月22日、英IOP Publishingはオランダの4つの大学との間で、”Read & Publish”契約を締結したことを発表しました。

IOP Publishingとの間で契約を締結したのはアムステルダム大学、デルフト工科大学、フローニンゲン大学(the University of Groningen)、トゥウェンテ大学(University of Twente)です。

IOP Publishingは2019年12月に英Jsicとの間でも”Read & Publish”契約を締結しています。プレスリリースではそのほかにも同種の契約について交渉中の機関があるとしています。

米国生理学会とアイオワ州立大学が”Read, Publish and Join”契約を締結 同学会による同種の契約は初

2020年1月24日、米国生理学会(American Physiological Society)は米アイオワ州立大学との間で”Read, Publish and Join”モデルのパイロット契約を結んだことを発表しました。A同学会によるいわゆる”Read & Publish”モデルの契約はこれが初めてになるとのことです。

この契約により、アイオワ州立大学の研究者は同学会の刊行する雑誌へのアクセス権とオープンアクセス(OA)出版権を得ます。さらに、同大学の教員がコレスポンディング・オーサーである場合には、1年間の会員権も提供するとのことです。

高等教育出版社Cengage社、2020年8月から大学教科書・教材の購読制サービス“Cengage Unlimited”内でデジタル教科書等に絞った購読が可能なオプションサービスを開始

2020年1月14日、米国に本社を置く高等教育出版社Cengage社は、2020年8月から同社の大学教科書・教材の購読制サービス“Cengage Unlimited”内で、デジタル教科書等に絞った購読が可能なオプションサービス“Cengage Unlimited eTextbooks”を開始することを発表しました。

“Cengage Unlimited eTextbooks”は1セメスター当たり69.99ドルの定額料金で、1万4,000タイトル以上のデジタル教科書・学習ツール等へのアクセスや、印刷体の教科書を希望する場合は1冊当たり7.99ドル・送料無料で4冊まで注文することが可能になります。また、オンライン宿題のアクセスコードや学習用教材等を利用できる完全な“Cengage Unlimited”へアップグレードも可能です。

“Cengage Unlimited”はCengage社が教科書出版業界として初めて導入した購読制サービスで、2018年8月の開始以来急速に普及し200万以上の登録を得ています。

米・カリフォルニア大学デービス校、2020年秋から全ての学部生を対象に定額制で教科書等の授業教材をオンライン提供するサービス“Equitable Access”を開始予定

米・カリフォルニア大学デービス校が発行する同校卒業生向け雑誌“UC Davis Magazine”の2019-20年秋冬号に、同校が2020年秋から開始予定の試験サービス“Equitable Access”が紹介されています。

“Equitable Access”は暫定的に199ドルと設定された四半期ごとの定額料金で、教科書等の授業教材にオンライン上でアクセス可能となるサービスです。教科書価格の変動による不公平への対処を目的としており、現在教科書・教材のための費用として、年間約1,136ドルを要する状況に大幅な変革を起こすものである、としています。

“Equitable Access”は全ての学部生が利用可能となる予定です。四半期ごとに料金を支払うモデルは、同校キャンパス内を運行する交通システム“Unitrans”等の全ての学生が支払を行っているモデルを真似て設計されています。

同校の購買部(UC Davis Stores)のウェブサイト上には“Equitable Access”の特設サイトが設けられており、サービスの詳細は2020年春後半に公開する、としています。

E2216 - 北海道立図書館を研究拠点にした資料系同人誌製作<報告>

2019年9月21日にまんだらけ札幌店イベントスペースにて資料系同人誌の即売会「資料性博覧会・札幌」を開催し,このイベントの中での催しの一つとして「北海道道立図書館を研究拠点にした資料系同人誌製作のすすめ」と題したセミナーを実施した。

OA価格の透明性に関する情報公開フレームワークの提案

2020年1月14日、ウェルカム財団とUK Research and Innovation(UKRI)の助成を受けてInformation Power社が実施した、オープンアクセス(OA)価格の透明性に関する調査の最終報告が公開されました。この報告の中ではOAに関する価格の透明性について、出版者が公開するべき情報のフレームワーク案も提案されています。

Information Power社は研究助成機関・図書館・コンソーシアム等を主な顧客とするコンサルティング会社です。今回の調査はPlan Sの実践に向けて、cOAlition Sを代表してウェルカム財団とUKRIが同社に委託したものでした。報告では図書館員や研究者・出版者・助成機関を対象とする質問紙調査や、その結果を踏まえてのワークショップ等の結果に基づき構築された、価格の透明性に関するフレームワークが提案されています。

このフレームワークは雑誌を単位とし、(1) ISSNや論文DOI、対象分野等の基礎的情報、(2) 年間公開論文数、採択率、投稿から最初の査読結果が出るまでの期間の中央値、年間の総ダウンロード数等の雑誌についてのより詳細な情報、(3) 価格設定に占める各業務の割合(合計が100%以下になるように算出)の3つのセクションから構築されます。

松戸市立図書館(千葉県)、活用講座「松戸市の魅力を伝えるフリーペーパーの作り方 ~地元の魅力は図書館にありました~」を開催

2020年2月2日、千葉県の松戸市立図書館が、活用講座「松戸市の魅力を伝えるフリーペーパーの作り方 ~地元の魅力は図書館にありました~」を開催します。

地域情報を伝える有力なツールとして図書館で取集しているフリーペーパーの、魅力的で読みやすい作り方について、作成者であるグラフィックデザイナーから学ぶものです。

参加費は無料ですが、定員は先着50人程度(要申込)です。

松戸市立図書館活用講座「松戸市の魅力を伝えるフリーペーパーの作り方 ~地元の魅力は図書館にありました~」(松戸市立図書館, 2020/1/1)
https://www.city.matsudo.chiba.jp/library/event/katuyoukouza2020.html

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