音楽資料

国立国会図書館(NDL)、歴史的音源(れきおん)で提供する音源のうち、著作権・著作隣接権の保護期間満了を確認した約300点を、新たにインターネットで公開

国立国会図書館(NDL)は、2015年10月14日に、歴史的音源(れきおん)で提供する音源のうち、著作権・著作隣接権の保護期間満了を確認した約300点を、新たにインターネット公開しました。

これにより、インターネット上で公開する歴史的音源は約1,400点となりました。

歴史的音源約300点を新たにインターネットで公開しました(NDL,2015/10/14)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2015/1212316_1830.html

リスト[XLS]
http://dl.ndl.go.jp/html-resources/rekion_internet_201510.xlsx

参考:
国立国会図書館、歴史的音源専用サイト(れきおん)の英語版を公開
Posted 2015年1月21日
http://current.ndl.go.jp/node/27835

国立国会図書館、歴史的音源(れきおん)に音源紹介「レコードによる浪曲の普及」、「聴く演劇」、「日本オペラ史の足跡」を掲載
Posted 2014年6月18日
http://current.ndl.go.jp/node/26369

国立国会図書館、歴史的音源約1万点を「れきおん」に追加
Posted 2013年9月27日

コーネル大学、デジタルコレクションための補助金プログラムに4つの事業を選定

2015年8月27日、コーネル大学は、デジタルコレクションための補助金プログラムに以下の4つの事業が選んだと発表しています。

・コーネル服飾・テキスタイルコレクション
18世紀後半からのアパレル、テキスタイル、アクセサリーに関する10,000以上のコレクション。

・写真コレクションのためのデジタルリポジトリ
現在のギリシャ、トルコ、キプロス、シリア、イラクの有名な古代遺跡の資料。1885年にJohn Henry Haynesによって撮影されたパルミラ遺跡の50以上の写真など未公開のものが含まれる。

・リンゼイクーパーアーカイブのデジタル化
現在ロンドンの保管庫に入れられていて、研究者がアクセスできない音楽家・リンゼイクーパーの資料を、ロンドン芸術大学と提携して、楽譜や録音資料をデジタル化し利用できるようにする。

・雑誌“On Our Backs”のフルコンテンツのデジタル化
ビジュアル的、政治的、歴史的、ジェンダーや性的関心分野において歴史的に重要な出版物である“On Our Backs”のフルコンテンツをデジタル化。

Hidden Cornell treasures to be digitized(CornellChronicle,2015/8/27付け記事)

米国・オマハ公共図書館、地元のミュージシャンの楽曲を配信する“Download Nebraska”を公開

米国のオマハ公共図書館(ネブラスカ州)が、ネブラスカ州の音楽と芸術のコミュニティを育成することを目的としたNPO団体であるHear Nebraskaと提携して、地元の60人以上のミュージシャンの50のアルバム、何百もの楽曲を無料でダウンロードできるウェブサイト“Download Nebraska”を公開したとのことです。

Hear Nebraskaが、ポップス、ロック、フォークソング、ヒップホップ、ソウルミュージックなど様々なジャンルから楽曲を選定したとのことです。

図書館カードを所持していれば、自身のデバイスに音楽を無料でダウンロードすることができるとのことです。

サイトの構築にはオマハ公共図書館財団の支援があったようです。

オマハ公共図書館公式Facebook(2015/8/25付け)
https://www.facebook.com/OmahaLibrary/posts/10152846435237134

HN and Omaha Public Library create ‘Download Nebraska'; The Good Life premieres new video(Hear Nebraska,2015/8/25付け記事)

カナダ・エドモントン公共図書館、地元のミュージシャンの46楽曲をウェブサイトから配信可能に

2015年8月6日、カナダ・エドモントン公共図書館、地元のミュージシャンの46楽曲をウェブサイト“Capital city Records Edmonton”から配信可能としたと公式Twitterで発表しています。

報道によれば、カナダの図書館では初めて実施されたものであり、米国アイオワ市(アイオワ州)やマディソン市(ウィスコンシン州)の事例をモデルとしたとのことです。また、ミュージシャンはアルバムの長さにより、少なくとも2年間は聴取可との契約のもと、100ドルから200ドルの謝礼金を受け取っているとのことです。将来的には、プロジェクトを通じて収集されたポスターなどの資料等にもとづき、地元の音楽の歴史を、ビジュアル化しマッピングできるだろうと述べられています。

Edmonton Public Library公式Twitter(2015/8/6付け)
https://twitter.com/EPLdotCA/status/629049252866461696

Edmonton Public Library unveils music sharing site(Edmonton Journal,2015/8/5付け記事)

アーカンソー大学、オザーク地方の民俗音楽コレクションをデジタル化して公開へ

2015年8月28日に、アーカンソー大学が、オザーク地方の民俗音楽コレクションをデジタル化して公開すると発表しています。

1949年から1965年までの間に、アーカンソー州とオザーク地方で収集された伝統音楽と関連する資料のコレクションで、同大学の民俗学コレクションの一部として英語学部・言語学部・図書館の協同プロジェクト収集されたものとのことです。

700人を超える上演者の歌・物語・インスツルメンタル・会話の録音から構成されており、政治・地域紛争・感情的結びつき・宗教的信念とともに、文化・経済階層・職業の多様性を示しているということです。

オープンリールからの音源のデジタル化にはHappy Hollow財団からの、記録のデジタル化にはアーカンソー人文科学委員会からの支援があったようです。

8月28には、公開を記念したパネルディスカッション・講義・地元バンドによる収録曲の演奏なども行われるとのことです。

University Libraries Officially Open the Digital Ozark Folksong Collection(University of Arkansas,2015/8/24)

Europeana Soundsプロジェクトの新しいウェブサイトEuropeana Musicが試験公開 ユーザーの意見を募集

2015年8月17日、Europeana Soundsプロジェクトの新しいウェブサイトEuropeana Musicが試験公開されました。

同サイトはヨーロッパ全域のコレクションから様々な物、テキスト、画像を集めた一般向けのテーマについての新しいチャンネルだとのことです。

2015年8月から2016年1月まで新しいサイトの内容やインターフェイスについて意見を募集し、2016年に予定されている本格的なサービス開始まで開発・改善を進めるとのことです。

Test out our new Music Channel and tell us what you think!(europeana pro,2015/8/17)
http://pro.europeana.eu/blogpost/test-out-our-new-music-channel-and-tell-us-what-you-think

Europeana Music
http://test.europeana.eu/portal/channels/music

※意見募集ページ
http://insights.hotjar.com/s?siteId=54631&surveyId=2939

参考:

“Europeana Sounds”プロジェクト、新たな展開へ Europeanaで2万6,620点の録音資料等の提供開始

2015年6月8日、2014年から開始している“Europeana Sounds”プロジェクトの一環として、2万6,620点の録音資料が提供開始となったことが発表されました。今後2年間で、約50万点の録音資料と、約22万点の音声関連のコンテンツを公開するという当該プロジェクトの、嚆矢となる取組みであるとのことです。

今回公開されたコンテンツのジャンルは多岐に及んでいるとのことで、民謡やクラシック、ポピュラー音楽などの録音資料をはじめ、民俗学のフィールドワークに関する資料も含まれているようです。

Europeana Soundsのウェブサイトでは、今回公開された資料の中から、

●東マケドニア・トラキア(ギリシャ北東地域)に関する研究に関連して録音された、ギリシャの伝統民謡と、その録音時の写真等
●英国サーフォーク州で秣の通商に従事していた人へのインタビュー記録
●1940年代に、ピアノと声楽向けに編曲されてシェラック盤に録音された、ラトビアの民謡“Smuidra priede siliņāi”
●マックス・プランク心理言語学研究所(Max-Planck Institute for Psycholinguistics)の“Language Archive”に収録された録音資料

図書館情報資源振興財団(CLIR)、音源保存のためのガイド“ARSC Guide to Audio Preservation”を刊行

2015年5月、図書館情報資源振興財団(CLIR)が、Association for Recorded Sound Collections(ASRAC)と米国議会図書館(LC)の National Recording Preservation Boardと協同で、“ARSC Guide to Audio Preservation”を刊行しました。

当ガイドは音声コレクションの管理と保存のための実用的な手引きで、録音された音源のコレクションを所蔵しているが、それらを保存するための専門的知識に欠けている個人や組織を対象にしているとのことです。

ARSC Guide to Audio Preservation(CLIR)
http://www.clir.org/pubs/reports/pub164

PDF Download of Report (2.7 MB)(CLIR)
http://www.clir.org/pubs/reports/pub164/pub164.pdf

CLIR Reports(CLIR)
http://www.clir.org/pubs/reports

via;

【イベント】東京藝術大学附属図書館、蓄音機コンサート「澤和樹教授が選ぶ、蓄音機で聴くSP時代のヴァイオリンの名手たち」(東京・6/5、6/12)

2015年6月5日と12日の両日、東京藝術大学附属図書館で蓄音機コンサート「澤和樹教授が選ぶ、蓄音機で聴くSP時代のヴァイオリンの名手たち」が開催されます。

2015年度から定期的に開催することになったという同館の蓄音機コンサートですが、各種音楽活動の実施や音楽活動への助成、音楽を学ぶ学生に対する奨学援助等を行っているというロームミュージックファンデーションの助成を受けて行われる年4回行われるコンサートシリーズの第1回、第2回ということになるようです。

曲目は、SPレコード研究家であるクリストファ・N・野澤氏が、収集し、死後同館に寄贈された2万枚超の洋楽SPレコードのコレクション「クリストファ・N・野澤SPレコードコレクション」から選定されたようです。なお、選定は、同大学の音楽学部長かつヴァイオリニストの澤和樹教授によるものとのことで、6月5日には同教授による解説、6月12日にも同大学の川崎和憲教授による解説が行われるとのことです。

なお、入場は無料とのことで、プログラムは同館のブログに掲載されています。

E1674 - 古音源の保存と活用に関する国際シンポジウム<報告>

E1674 - 古音源の保存と活用に関する国際シンポジウム<報告>

 明治期に録音された雅楽より,現在演奏されている雅楽はテンポが緩やかなものであるという。当時の録音メディアの収録時間の限界が一因であるとしても,どうやら明治期には,今よりも速いテンポで雅楽が演奏されていたらしい。

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