音楽資料

米・コピーライト・クリアランス・センター、“RightFind™ Music”を公開

2016年10月17日、米国の著作権集中管理団体であるコピーライト・クリアランス・センター(CCC)が、映像でのプレゼン等で利用することが許可された“APM Music”の50万曲を超す音楽コレクションを検索・ダウンロード・管理できるウェブサイト“RightFind™ Music”を公開しました。

Twitter(@copyrightclear,2016/10/17)
https://twitter.com/copyrightclear/status/788006249447194624

Copyright Clearance Center Launches RightFind? Music(CCC)
http://www.copyright.com/copyright-clearance-center-launches-rightfind-music/

デジタル化された楽譜や雑誌記事などを、コンテンツの有料・無料の別なくシームレスに検索・利用できる“Open Music Library”

2016年10月12日、Library Journal誌のサイトで、現在開発中の“Open Music Library”(OML)が取り上げられています。

OMLは、米国議会図書館(LC)、英国図書館(BL)、フランス国立図書館(BnF)などによって提供された、オープンアクセスやパブリックドメインのコンテンツを検索・利用できるオンラインリソースです。開発元である、ストリーミングメディアなどの出版社Alexander Street社のサービスを契約している場合は、サービスによって提供される有料のコンテンツとOMLのコンテンツとをシームレスに検索・利用できます。

現在、20万点以上の楽譜、3万3,000件以上の記事のほか、100誌以上のジャーナルからのコンテンツが収録されています。上記のLC、BL、BnFのほか、スペイン国立図書館(Biblioteca Nacional de España)、デンマーク王立図書館、ポーランド国立図書館(Biblioteka Narodowa)などのコンテンツも収録されています。

関連するコンテンツを発見しやすくするため、OMLでは、WikidataのようにLinked Open Dataのノードを生成しており、バーチャル国際典拠ファイル(VIAF)とも連携しています。

図書館等への動画・音楽の配信を手がける米・Alexander Street Press社が、ProQuest社の傘下に

2016年6月22日、ProQuest社は、デジタル化された一次資料や動画・音楽の図書館等への配信を手がける米・Alexander Street Press社を傘下におさめたと発表しています。

今後、“Alexander Street, a ProQuest Company”という事業名になるとのことです。

Alexander Street Press Joins the ProQuest Family of Companies (ProQuest,2016/6/22)
http://www.proquest.com/about/news/2016/Alexander-Street-Press-Joins-the-ProQuest-Family-of-Companies.html

Alexander Street Joins the ProQuest Family of Companies(Alexander Street, a ProQuest Company,2016/6/22)

DOREMUS:音楽に関するメタデータの改善を目指すプロジェクト(フランス)(記事紹介)

2016年8月に開催される第82回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会の資料として、フランスで行われている研究プロジェクト“DOREMUS”を紹介する記事が掲載されています。

2014年に開始された3年間の研究プロジェクト“DOREMUS”は、フランスの3機関(フランス国立図書館、フィルハーモニー・ド・パリ、ラジオ・フランス)が連携して、互いの目録データを豊かにし、Linked Open Dataとしてウェブ上で公開することを目指しており、発表原稿では、音楽分野の記述への、FRBRooや国際ドキュメンテーション委員会(CIDOC)のCRMモデルの拡張方法について説明がなされています。

DOREMUS : Connecting Sources, Enriching Catalogues and User Experience(IFLA)
http://library.ifla.org/1322/
http://library.ifla.org/1322/1/093-choffe-en.pdf

参考:
CA1434 - 博物館情報の標準化‐概念参照モデルの提案- / 菅野育子
カレントアウェアネス No.267 2001.11.20
http://current.ndl.go.jp/ca1434

米・シアトル公共図書館、ローカルミュージックを配信する“PlayBack”を今夏後半に公開へ

米・ワシントン州、シアトル公共図書館が、地元のミュージシャンの楽曲を配信する“PlayBack”を今夏後半に公開します。

今日のローカルミュージックの豊かさの発見を支援することを目的としており、音楽コミュニティーのリーダーや図書館職員からなる審査員が、多様な音楽の中から毎年100点のアルバムを公開する計画で、誰でも無料でストリーム配信により聴取できるほか、同館の登録利用者は楽曲のダウンロードも可能です。

同館では、5月9日から23日まで、第1次公開分の審査のためのローカルミュージック(最近5年間に発表したアルバム)を公募しています。

選ばれたミュージシャンは、楽曲配信のため、同館とライセンス契約(5年間ライセンスもしくはライフタイムライセンス)を結ぶとともに、200ドルの謝礼金が支払われます。

Playback: Local Music Collection(シアトル公共図書館)
http://www.spl.org/library-collection/books-movies-and-music/playback

Information for Artisits(シアトル公共図書館)

文書共有サイトのScribd、楽譜の有料提供を開始

2015年12月9日、文書共有サイトのScribdが、有名な楽譜出版社Hal Leonard社の楽譜の有料提供を開始すると発表しています。

Introducing Sheet Music on Scribd(Scribd,2015/12/9)
http://blog.scribd.com/2015/12/09/introducing-sheet-music-on-scribd/

参考:
文書共有サイトのScribd、出版物の有料提供を開始(米国)
Posted 2009年5月19日
http://current.ndl.go.jp/node/12862

英国王立音楽大学(RCM)、英国の歴史的に重要な楽器をデジタル化し、Google Cultural Instituteで公開すると発表

2015年11月12日、英国王立音楽大学(RCM)は、王立音楽院、ホーニマン博物館、エジンバラ大学と共同で、英国の歴史的に重要な楽器をデジタル化する計画を発表しています。

デジタル化されたコレクションは、Google Cultural Instituteで公開されるとのことで、RCMはこの種の方法でGoogleと提携した最初の国際的な音楽の保存機関とのことです。

英国の100のコレクションからの4万もの楽器を調査できる予定で、詳細な解説、高品質な画像、多くの楽器の音声を含むことになるとのことです。

2017年に完成する想定とのことです。

Royal College of Music digitises historically significant insturuments(RCM,2015/11/12)
http://www.rcm.ac.uk/about/news/all/2015-11-12museumdigitalinstrumentdatabase.aspx

王立音楽院
http://www.ram.ac.uk/

ホーニマン博物館
http://www.horniman.ac.uk/

エジンバラ大学
http://www.ed.ac.uk/home

参考:

米・コーネル大学図書館に、同国で影響力のあったロックバンドの1つ、「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」の資料が寄贈される

収集家で作家であるJohan Kugelberg氏から、米・コーネル大学図書館の貴重書・手稿類のコレクションに、同国で影響力のあったロックバンドの1つ、「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」の資料が寄贈されたと発表されています。

25箱からなるコレクションは、ポスターやチラシ、未発表の録音、手書きの歌詞、新聞の切り抜き、書籍、写真、プレスリリース、雑誌、テープ、入場券からなるとのことで、1960年から70年代のカウンターカルチャーを調査できる資料であるとのことです。

コレクションは、現在、未整理で、今後数ヶ月で目録化等がなされ、研究者や一般人が利用可能となるとのことです。

米国議会図書館(LC)の米国民俗センター(The American Folklife Center)、フォークソング歌手ブロムバーグ(David Bromberg)氏からコレクションの寄贈を受ける

2015年10月29日、米国のフォークソング歌手で、ギター・バイオリンの名演奏者、かつ貴重なバイオリンの専門家である、ブロムバーグ(David Bromberg)氏が、彼の音楽の経歴に関連する文書類を、米国議会図書館(LC)の米国民俗センター(The American Folklife Center)に寄贈したと発表されています。

コレクションは、ブロムバーグ氏が、ボブ・ディラン氏、ピート・シーガー、ドク・ワトソンなどのフォークシンガーと演奏していた初期の時期に遡るもので、ノート、手紙、写真、ポスターやプログラムを含むショーの入場券、公的私的な演奏の音声・動画などが含まれるとのことです。

同センターのセンター長ピーターソン(Elizabeth Peterson)氏は、これらコレクションは米国の音楽について多くのことを明らかにするだろうと述べています。

American Folk Musician David Bromberg Donates His Papers to the Library of Congress(LC,2015/10/29)
http://www.loc.gov/today/pr/2015/15-196.html

参考:

米・Rovi社、ミシガン州立大学(MSU)に85万点からなる録音・映像資料、ビデオゲームを寄贈

2015年10月19日、映像コンテンツに関する様々なソリューションを有する企業である米国Rovi社が、ミシガン州立大学(MSU)に対して、85万点ものCD、DVD、Blue-Ray、ビデオゲームを寄贈したと発表しています。

約2,000万のデータポイントから構成されるメタデータ要素の目録もあわせて提供されたようです。

寄贈された資料はMSUの中央図書館に収蔵され、教員や学生の調査に使われることで、音楽やポピュラーカルチャー、映画研究、ゲームプログラムのカリキュラムを強化するとのことです。

寄贈資料のうち、CDは1990年代初頭からの米国で販売されたもので、欧州からの輸入品も含まれ、DVDはDVDが発売されて年以来のもので、米国で商業的に販売された大部分を含むとのことです。ビデオゲームについては、1993年から2014年までのゲーム機やPC用のもので、いくつかは80年代初頭にさかのぼるとのことです。

寄贈資料は、MSU図書館の目録を通じてMSU関係者が利用できるほか、ミシガン州の電子図書館目録MelCatを通じてミシガン州の住民もILLサービスで利用できるとのことです。貸出は1週間で、紛失・破損した場合は罰金が科せられるとのことです。

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