音楽資料

米国議会図書館(LC)、基金からの寄付を得て点字楽譜のデジタル化を実施

2019年12月18日、米国議会図書館(LC)は、視覚障害や読むことに障害がある人々へのサービス拡大を目的としたTiby Diskin記念基金からの寄付を受け、同寄付による最初の事業として、LC所蔵の点字楽譜と教材のデジタル化を行なうと発表しました。

対象となる資料は貴重で破損の恐れがあり、19世紀に遡るものもあります。

LCの障害者サービス部門NLS(National Library Service for the Blind and Print Disabled)では、同基金からの寄付を利用して、3Dレーザー技術を用いた点字デジタル化ツールを開発するとしています。

New Endowment to Support National Library Service for the Blind and Print Disabled (LC, 2019/12/18)
https://www.loc.gov/item/prn-19-120/

ジャパンサーチ(試験版)、国立民族学博物館の「カウフマン・アフリカ古地図コレクション」「雑誌目録」「音響資料曲目」「図書目録」との連携を開始

2019年12月11日、ジャパンサーチ(試験版)は、国立民族学博物館が所蔵する古地図の資料情報等に関するデータベース「カウフマン・アフリカ古地図コレクション」、雑誌の書誌・所蔵情報に関するデータベース「雑誌目録」、所蔵音響資料の音楽の曲単位の情報等に関するデータベース「音響資料曲目」、及び図書の書誌・所蔵情報に関するデータベース「図書目録」との連携を開始したことを発表しました。

お知らせ(ジャパンサーチ(試験版))
https://jpsearch.go.jp/news
※2019年12月11日付けのお知らせに「「カウフマン・アフリカ古地図コレクション 」「雑誌目録 」「音響資料曲目 」「図書目録」と連携しました」とあります。

@jpsearch_go(Twitter,2019/12/11)」
https://twitter.com/jpsearch_go/status/1204978524144066560

Internet Archive(IA)はどのようにLPレコードをデジタル化しているのか(記事紹介)

Internet Archive(IA)の2019年10月23日付けブログ記事で、IAが進めているLPのデジタル化作業が紹介されています。著者は米・ニューヨークを拠点とするフリーランスのライター・Faye Lessler氏です。

IAでは、米・ボストン公共図書館との協力により、同館が所蔵する10万を超える音源のデジタル化を2019年に開始しました。音源は、蝋管、SPレコード、LPレコードなど様々な媒体に記録されています。

LPレコードのデジタル化作業では、最初にカバーアート、ディスク本体、付属資料の高精細画像の撮影と、レコードラベル、記録年、トラックリスト等のメタデータが作成されます。メタデータは様々な外部データベースとの照合によるクロスチェックが行われます。

続いて、IAが提携しているInnodata Knowledge Services社によって、フィリピン・セブ島にある同社の施設で音源のデジタル化作業が実施されます。12のターンテーブルで一枚ずつ、等倍速での再生によりデジタル化しており、作業量としては1時間あたり10枚程度となっています。

米国図書館協会(ALA)、図書館のコアサービス提供機能を制限するデジタル市場の商慣行是正を求めたレポートを米国下院に提出

2019年10月23日、米国図書館協会(ALA)は、図書館のコアサービス提供機能を制限するデジタル市場の商慣行の是正を求めたレポートを米国下院に提出したことを発表しました。レポートは、Macmillan社が2019年11月1日から実施する図書館向け電子書籍の新しい提供モデルへのALAの抗議キャンペーン“#eBooksForAll”に続く形で公開されました。

ALAは、米国の下院司法委員会の下に設置された独占禁止法・商法および行政法に関する小委員会によるデジタル市場における競争の状況に関する情報提供の求めに応じたレポートとして、2019年10月15日付で“Competition in Digital Markets”を作成しました。ALAはレポートを通して、デジタル市場におけるAmazon社・Macmillan社等の企業の商慣行が、米国民の何をどのように選んで読書を行うかに関する権利を脅かし、合衆国憲法修正第1条で定められた基本的な自由を損なっていることを強調し、こうした反競争的な商慣行是正を議員らに訴えています。

国立国会図書館(NDL)、『びぶろす』誌で「地域に根ざした音楽資料の保存」と「専門情報機関のデジタルアーカイブ」を特集

国立国会図書館(NDL)の刊行する『びぶろす』誌(行政・司法各部門の支部図書館と専門図書館の連絡情報誌)の85・86合併号(2019年10月)で、二つの特集「地域に根ざした音楽資料の保存」と「専門情報機関のデジタルアーカイブ」を掲載しました。

特集では次の記事を掲載しています。

【地域に根ざした音楽資料の保存】
・国際日本文化研究センターにおける浪曲SPレコード・デジタルアーカイブの取組
(国際日本文化研究センター助教 古川綾子氏)
・南島の音楽とデジタルアーカイブ
(立教大学大学院21 世紀社会デザイン研究科 宮本聖二氏)
・作業唄の保存と活用について
(同志社大学大学院総合政策科学研究科総合政策科学専攻博士課程(前期課程) 阪田美枝氏)
・スペイン国立図書館の音楽映像資料の収集とデジタル化、そして利活用について
(関西大学アジア・オープン・リサーチセンター特命准教授 菊池信彦氏)

E2187 - IAML日本支部40周年記念シンポジウム<報告>

2019年6月15日,愛知淑徳大学星が丘キャンパス(名古屋市)において,国際音楽資料情報協会(IAML)日本支部の第66回例会が開催された。筆者は同支部の個人会員としてこの例会に参加したので,IAMLの紹介と併せてその概略を報告する。

Internet Archive(IA)、収録音楽の再生機能に新しい機能を追加:最新曲のフルバージョンへのリンク・ブックレット/レーベルのデジタル化画像の追加・関連する楽曲の表示

2019年10月17日、Internet Archive(IA)は、収録音源の再生機能に新しい機能を追加したと発表しています。

最新曲についてはこれまでサンプルのみ試聴できましたが、SpotifyやYouTubeで公開されているフルバージョンへのリンクを追加しています。

CDのブックレットやレーベルの高精細のデジタル化画像も追加され、また、各曲のページ下部にはカバー曲、同じアーティストによる他のバージョン、コンピレーション・アルバムでの収録曲といった関連する音楽のリストも表示されます。

Adding New Features to the Internet Archive Music Experience(Internet Archive Blogs,2019/10/17)
https://blog.archive.org/2019/10/17/adding-new-features-to-the-internet-archive-music-experience/

【イベント】国際音楽資料情報協会(IAML)日本支部第67回例会「典拠コントロールを問い直す: NCR2018とFRBR」(11/2・東京)

2019年11月2日、順天堂大学お茶の水キャンパスにおいて、国際音楽資料情報協会(IAML)日本支部の第67回例会「典拠コントロールを問い直す: NCR2018とFRBR」が開催されます。

同会は「「第65回例会『新しい日本目録規則 (NCR2018)からみえてくる未来』」のその先へ」と副題がつけられており、2018年11月に開催された例会に続く内容として位置づけられているようです。講師は慶應義塾大学の谷口祥一教授です。

第67回例会のご案内(国際音楽資料情報協会(IAML)日本支部)
http://www.iaml.jp/saishin.html

参考:
【イベント】トーハン図書館ブックフェア―2018特別セミナー/国際音楽資料情報協会(IAML)日本支部第65回例会「新しい日本目録規則 ( 新NCR2018 ) から見えてくる未来」(11/17・東京)
Posted 2018年10月23日
https://current.ndl.go.jp/node/36881

【イベント】熊本大学教育学部音楽学講座主催国際シンポジウム「近代の音と声のアーカイブズ」(9/17・熊本)

2019年9月17日、熊本大学において、熊本大学教育学部音楽学講座主催、ドイツ・ボン大学人文学部日本・韓国学専攻の共催の国際シンポジウム「近代の音と声のアーカイブズ」が開催されます。

世界各地で始まりつつある様々なメディアの保存と公開の現状について、ドイツ・ボン大学日本映画講釈SPレコードコレクションのデジタル化・公開プロジェクト事例を中心とした基調講演のほか、パネル報告を実施し、多彩な熊本の記録の保存のあり方とその将来を検討することを目的としています。

参加費は無料で、定員は先着170人です(予約可)。

内容は以下の通りです。

・挨拶
古島幹雄氏(熊本大学 理事・副学長)
佐藤祐治氏(元熊本県芦北振興局長・元熊本県県政文書課長)

・パネル報告
趣旨説明 湯川史郎氏・山田高誌氏  

東京藝術大学附属図書館、藝祭(大学祭)期間中に大学院映像研究科等とのコラボレーションによるイベント「GEIDAI BIBLIOSCAPE 2019」を開催

2019年9月5日、東京藝術大学附属図書館は9月6日から8日に行われる藝祭(大学祭)期間中に同館のB棟において、大学院映像研究科等とのコラボレーションによる企画「GEIDAI BIBLIOSCAPE 2019」を開催することを発表しました。

「GEIDAI BIBLIOSCAPE 2019」では、大学院映像研究科メディア映像専攻修士1年の学生やRAM Association(同大学のメディアプロジェクトを構想する映像ドキュメンタリスト育成事業)らが展示、パフォーマンス、ワークショップなど様々な形で発表を行う展覧会「オブジェとしての本」や図書館所蔵の蓄音機・SPレコードによる30分の「蓄音機コンサート」、1,000円の寄付で図書館受入対象外の本3冊とオリジナルトートバックが配布される「古書バザール」などの企画が実施されます。

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