RLUK(英国研究図書館コンソーシアム)

英国図書館情報専門家協会(CILIP)、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)ら、アフガニスタンにおける図書館員・アーキビストに関する声明を発表

2021年9月7日、英国図書館情報専門家協会(CILIP)、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)らが、アフガニスタンにおける図書館員・アーキビストに関する声明を発表しました。

アフガニスタンの政変により図書館員・アーキビストの安全が脅かされることを懸念しており、政権に対して、図書館員・アーキビストが脅威や弾圧にさらされることなく職務を遂行できるよう保証することを要求しています。声明の中では、特に、アフガニスタンにおける女性の図書館員・アーキビストの役割の重要性に触れ、所属機関で妨げられることなく業務を継続できるようにするべきだと主張しています。

また、公的記録の管理と市民の安全・知的自由は国民国家の前提条件であること、図書館および文書館は健全な社会や市民の幸福度に不可欠なものであることを指摘しています。

その他、アフガニスタンの政権に対し、「武力紛争時の文化財の保護に関する条約」(1954年ハーグ条約)や、ユネスコの「文化財不法輸出入等禁止条約」を遵守することを求めています。

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、新型コロナウイルス感染症対策としての新たな形態のリモートアクセスに関するレポートを公開:オンラインの閲覧室等を構築する取組について

2021年7月19日、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が、オンラインの閲覧室(Virtual Reading Room:VRR)やティーチングスペース(Virtual Teaching Space:VTS)を構築する取組についての調査レポートの公開を発表しました。

同調査は、2021年5月14日から6月11日にかけてRLUKが実施したものであり、英国の大学を中心に、32機関から回答が寄せられました。発表の中では、VRRやVTSはデジタル化に依存せず、図書館内の閲覧室等に配置したビジュアライザーを用いたライブ・ストリーミングにより、コレクションへのリモートアクセスを可能とするとあります。

調査の結果明らかになった主な事柄として、両者は広がりつつあるサービスであり、利用・対象者・拡張性・持続可能性について課題が残っていること等が挙げられています。その他、VRRは、ロックダウン期間中に当該組織内の少数の研究者等を対象としたリモートアクセス提供サービスから、より広範な研究者を対象とした研究支援サービスとなったと述べています。VTSについては、当初はロックダウン期間中にオンサイトでの授業の代替とされていたものの、現在では学生の学習支援と参加・地域への貢献の拡大のためのものになっていると指摘しています。

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、学術研究に果たす大学・研究図書館の役割をテーマに行った調査の結果報告書を公開

2021年7月8日、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、学術研究に果たす大学・研究図書館の役割や可能性をテーマに行った調査の結果報告書を公開しました。英国芸術・人文科学研究会議(AHRC)と共同で行った同調査の「図書館」の定義には、アーカイブズ・特別コレクション・博物館・美術館も含まれています。

報告書では、研究パートナー・リーダーとしての大学・研究図書館の現在の役割や、それらの役割を強化する可能性、その際に直面する課題について詳細に概観しています。そして、得られた10の重要な知見をあげるとともに、図書館・学術コミュニティーのメンバー・設置母体・RLUK・AHRCに対して13の広範囲な提言を行っています。

また、英国内外から集められた研究のパートナー・リーダーとしての図書館の事例を示す詳細なケーススタディーもあわせて紹介されています。

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、英国芸術・人文科学研究会議(AHRC)と共に学術研究に果たす大学・研究図書館の役割をテーマとした調査プロジェクトを開始

2021年2月19日、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)は、英国芸術・人文科学研究会議(AHRC)と共同で、学術研究の支援者・責任者としての大学・研究図書館の役割をテーマとして、大規模調査を実施していることを発表しました。

同調査プロジェクトは、研究者と大学・研究図書館との間の連携関係の長期的な発展を支援する目的で実施されます。実施期間は2021年1月から6月までです。

RLUKとAHRCはプロジェクトの一環として、回答所要時間が10分から15分程度のオンラインアンケートを行っています。アンケートは大学・研究図書館と学術コミュニティとの間の共同作業について経験や認識を問う内容であり、特に図書館が学術研究における共同研究者や研究責任者に相当する役割を果たすことについて、強い関心を持って作成されていることを説明しています。

アンケートは2021年3月21日を締切として、委任先の英国バーミンガム・シティ大学(BCU)のウェブサイト上で行われています。

デジタル時代における特別コレクションとアーカイブのインパクト測定(文献紹介)

2020年11月28日付で、欧州研究図書館協会(LIBER)の季刊誌“LIBER QUARTERLY”の第30巻第1号(2020)掲載の論文“Measuring the impact of special collections and archives in the digital age: opportunities and challenges”が公開されました。

同論文は、特別コレクションに関する課題解決等を目的とした英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)のプロジェクト“Special Collections Programme(SCP)”の枠組みで実施された、特別コレクションやアーカイブのインパクト測定に関する調査をもとにしています。調査はオンラインで実施され、RLUK参加機関のうち英国やアイルランドの16の大学図書館・研究図書館から回答が寄せられました。データの集計および分析は、2018年6月から8月の間に行われました。

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)、Jiscら、出版社に大学の財政状況逼迫を踏まえた雑誌購読料の値下げを要請

2020年8月13日、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)、Jiscらが、出版社に対する大学の財政状況逼迫を踏まえた雑誌購読料の即時値下げの要請を発表しました。

発表では、大学は、全体的に支出を削減すること、オンライン授業や新型コロナウイルス感染症対策へ資金を割くことが強く求められ、出版社がこの状況を考慮した対応を行わない場合、出版社との契約を取り消す可能性があることが指摘されています。

また、Jiscは、大手出版社に2021年度(学年度)の予算提案を2020年8月半ばまでに再提出することを求めたことに触れています。再提出された提案は、Jiscのコンテンツ専門部会で検討され、大学との協議のため共有する予定であると述べられています。

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、感染症の影響下で学生・研究者に安定して電子コンテンツを供給するための出版社等への要望を示した声明を公開

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)は、2020年8月11日付で、英国及び世界中の高等教育機関が新型コロナウイルス感染症の深刻な影響を受ける中で出版社等に求める要望として、図書館が学生・研究者に安定して電子コンテンツを供給するための要件を示した声明“RLUK Content Statement”を公開しました。

RLUKは新型コロナウイルス感染症が高等教育機関に与えた影響により、多くの図書館が次年度予算の大幅削減を余儀なくされ、既存の購読契約の解約や新規コンテンツ契約の凍結を検討しており、今後数年間はコンテンツな合理的な価格と教育・研究のために必要なリソースへのアクセス確保が図書館の中心的な検討課題であることを声明の背景に挙げています。声明は出版社等に対して、研究図書館が直面する財政的な困難を認識し、学術情報流通に関わるシステムをよりオープンにし、持続可能性と透明性を向上させるため協力を求める内容です。

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、加盟機関における新型コロナウイルス感染症への対応とデジタルシフトの状況を調査したレポートを公表

2020年7月1日、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)は、加盟機関における新型コロナウイルス感染症への対応とデジタルシフト(デジタルへの移行)の状況を調査したレポート“Covid19 and the digital shift in action”を公表しました。

このレポートは、2020年4月から6月までの間にRLUKが17の加盟機関に対し実施したインタビューと、2020年5月から6月にかけて実施した研究図書館コミュニティに対する2つの定量的調査の結果に基づいています。後者では、累計で約400件の回答が得られました。

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、加盟機関における新型コロナウイルス関連資料の収集計画を調査したレポートを公表

2020年6月24日、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)は、加盟機関における新型コロナウイルス関連資料の収集計画を調査したレポート“Collecting Covid-19: an RLUK report on contemporary collecting”を公表しました。

加盟機関に対するパンデミックの影響を把握することを目的としたRLUKの活動プログラム“Capturing Covid-19”の一環として実施された調査に基づくものです。調査は2020年5月に加盟機関を対象として行われ、14の研究図書館が参加しました。また、オンライン及びソーシャルメディアを通じた情報収集も行われ、調査結果に反映されました。

調査では、新型コロナウイルス関連資料を対象とした短期的な収集計画の有無、収集の動機、収集を計画している資料の種類、収集した資料の想定用途について質問が行われました。調査結果として、多くの研究図書館が収集を開始している/または収集計画があること、自機関によるパンデミックへの対応や、自機関・地域コミュニティの体験の記録が収集の主要動機となっていること、多様な用途が想定されていること等が明らかになりました。

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、「研究図書館におけるデジタルシフトへの声明」を発表

2020年5月20日、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)は、450人以上の加盟機関の代表者が参加した5月18日のウェビナーにおいて、「研究図書館におけるデジタルシフトへの声明(“A manifesto for the digital shift in research libraries”)」を発表しました。

発表された声明は、RLUKのデジタルシフトに関するワーキンググループの1年間の活動の成果です。デジタルシフトによって形成される将来の研究図書館の構想や、研究図書館コミュニティが構想を実現するための具体的な手段等を提供する内容です。

RLUKは発表の中で、カード目録のオンライン化、冊子体書籍・雑誌の電子化、図書館スペースのデジタルスカラシップのためのラボへの改修など、研究図書館が長くデジタル環境への適応に取り組んできたことに触れ、これらの研究図書館の活動や変化を包括した意味合いで「デジタルシフト」と呼んでいることを補足しています。

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