Wikipedia

OCLC Research、図書館におけるWikipediaの活用に関する単行書の電子版を無料公開

2021年9月2日、OCLC Researchは、図書館におけるWikipediaの活用に関する単行書“Leveraging Wikipedia: Connecting Communities of Knowledge”について、電子版を無料公開すると発表しました。クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BY-NC 4.0での公開です。

同書は、米国図書館協会(ALA)のユニットであるALA Editionsから2018年に出版されたものであり、編者はOCLC ResearchのMerrilee Proffitt氏が担当しました。内容については、図書館がWikipediaと提携してコンテンツの質を向上させると同時に、図書館のサービスやコレクションをオープンウェブ上でさらに可視化する方法を伝えるものであると紹介されています。

E2417 - Japan Open Science Summit 2021<報告>

2021年6月14日から19日までJapan Open Science Summit 2021(JOSS2021)がオンラインで開催された。オープンサイエンスに関する日本最大のカンファレンスであり,市民科学,テクノロジー,政策・ポリシー,図書館・大学のデータ管理,分野におけるデータ公開・管理等をテーマに,オープンサイエンスの動向や研究データの共有・利活用等に関する23のセッションが行われた。本報告では,これらのうち,国立国会図書館(NDL)が主催したセッションとそれ以外の3つのセッションの概要を報告する。

国際図書館連盟(IFLA)、図書館とWikimediaプロジェクトをつなぐことを目的とした “WikiLibrary Manifesto”に署名

2021年6月15日、国際図書館連盟(IFLA)が、“WikiLibrary Manifesto”への署名を発表しました。

“WikiLibrary Manifesto”は、Linked Open Data(LOD)等のオープンな形式での知識の流通を促進するために、図書館と、WikibaseをはじめとしたWikimediaのプロジェクトをつなぐことを目的とした声明です。目標として、芸術・文化・科学のためのLODネットワークの構築および実現が掲げられています。ウィキメディア・ドイツと図書館の間の議論と協力により作成された、FAIR原則の適用を支援するものであり、7つの原則と5つの方策で構成されています。

発表の中では、図書館とWikimediaは、情報と知識の共有という同一の目的を持っていることが述べられています。

IFLA signs the WikiLibrary Manifesto(IFLA, 2021/6/15)
https://www.ifla.org/node/93952

全国遺跡報告総覧、「遺跡位置表示機能」「Wikipedia記事に全国遺跡報告総覧登録コンテンツを引用する際の表記を自動表示する機能」を追加

2021年4月26日、奈良文化財研究所が、全国遺跡報告総覧に「遺跡位置表示機能」「Wikipedia記事に全国遺跡報告総覧登録コンテンツを引用する際の表記を自動表示する機能」を追加したと発表しています。

全国遺跡報告総覧には遺跡の抄録情報が集約されており、それぞれ遺跡位置が登録されています。「遺跡位置表示機能」は、報告書詳細ページに、この遺跡位置の地図を簡易表示するようにしたものです。データ登録画面にも地図表示を導入したことで、入力ミスの減少も見込めるとしています。

また、「Wikipedia記事に全国遺跡報告総覧登録コンテンツを引用する際の表記を自動表示する機能は、近年、ウィキペディアタウン等の活動が活発化し、地域の文化財に関わる記事執筆や編集に郷土資料を活用することがあるものの、出典の明記にあたって表記スタイルに従う必要があることから、利便性・効率性・スタイルの正確さを高めるため、表記スタイルを自動表示し、コピー・アンド・ペーストできるアイコンを公開したものです。

【イベント】日本デジタル・ヒューマニティーズ学会「人文学のための情報リテラシー」研究会第1回研究会「若手研究発表セッション」(3/10・オンライン)

2021年3月10日、日本デジタル・ヒューマニティーズ学会(JADH)「人文学のための情報リテラシー」研究会の第1回研究会「若手研究発表セッション」がオンラインで開催されます。

日本国内のデジタル人文学教育が充分に整備されていないことを背景に、若手研究者による発表に対してベテランの研究者がアドバイスすることで、デジタル人文学研究の芽を育てることを、主な目的としています。

参加を希望する場合は、事前の申し込みが必要です。

当日のプログラムは以下の通りです。

・「ケーフェンヒュラーの『日記』の網羅的分析に向けて‐テキストマイニングを用いた全体把握の試み‐」
発表者:山下泰生氏(神戸大学大学院人文学研究科)
コメンテーター:山田太造氏(東京大学史料編纂所)

・「近世日本における異国情報受容の分析─天竺徳兵衛渡海譚のテキストマイニングを通じて─」
発表者:伊藤静香氏(千葉大学大学院)
コメンテーター:山田太造氏

米・ボストン公共図書館(BPL)、歴史的写真の画像データ8,000件以上をWikipediaで利用可能に

2021年1月14日、米国のボストン公共図書館(BPL)は、1月15日にWikipediaが20周年を迎えることを記念し、米国デジタル公共図書館(DPLA)と連携して、BPLのアーカイブコレクションの中から8,000件以上の歴史的写真の画像データをWikimedia Commonsに提供したことを発表しました。

今回のデータ提供は、DPLAによる、図書館や博物館が持つ歴史的資料へのアクセスを向上する取組の一環として実施されました。野球チームのボストン・レッドソックスの初期の写真、1800年代後半の米国西部で行われた調査において撮影された先住民族の写真等が含まれています。

また、発表の中で、年間を通じて数千件の地図・写真・手稿等の画像をWikimedia Commonsに追加で提供する予定であると述べられています。

Boston Public Library makes historical images available for use in Wikipedia(BPL, 2021/1/14)
https://www.bpl.org/news/bpl-dpla-wikipedia/

2020年にWikipedia英語版でよく読まれた記事トップ25

Wikimedia財団は、2020年12月29日付けのmediumでの投稿において、2020年にWikipedia英語版でよく読まれた記事トップ25を紹介しています。

ページビュー数1位の記事は“COVID-19 pandemic”であり、8,304万504ページビューとなっています。2位は“Donald Trump”で5,547万2,791ページビュー、3位は当該年の死没者を記録するための記事“Deaths in 2020”の4,226万2,147ページビュー、4位は“Kamala Harris”で3,831万9,706ページビュー、5位は“Joe Biden”で3,428万1,120ページビューでした。

記事では、トップ25のうち7記事がCOVID-19と直接関係があること、トップ25に見られるもう一つの主要なテーマが政治、より具体的には米国大統領選挙であること等を指摘しています。

なお、記事の注記によれば、12月29日時点では12月15日までのデータを用いてリストを作成しており、2021年1月に12月16日以降のデータセットも用いてリストの更新が行なわれます。

【イベント】Wikipedia 20 in JAPAN(1/23・東京ほか)

2021年1月23日、Wikipediaの20周年を記念し、「Wikipedia 20 in JAPAN」が東京都の武蔵大学江古田キャンパスで開催されます。また、福井県立図書館、京都府のヒカリ美術館といったサテライト会場でオンライン中継が行われる予定です。

参加費は無料であり、事前の申し込みが必要です。なお、新型コロナウイルス感染症感染拡大状況や行政・会場の状況等により、オンライン開催に切り替える場合があるとされています。

当日の主なプログラムは以下の通りです。

・オープニングトーク「知識情報基盤としてのウィキペディア」
登壇者:東修作氏(オープン・ナレッジ・ジャパン)

・そもそもウィキペディア20年、何が起きたの
登壇者:Suisui氏、kzhr氏、青子守歌氏

・大学の人がウィキペディアを編集してみたらどうなるの
登壇者:北村紗衣氏(武蔵大学)、伊藤陽寿氏(至誠館大学)、早稲田Wikipedianサークル

・ウィキペディアンが「棚から一掴み」してみたら 2021
進行:のりまき氏(ウィキペディア日本語版)
登壇者:Mayonaka no osanpo氏、逃亡者氏、のりまき氏

三重県立津高等学校、図書館探究講座3「ウィキペディアタウン@津市安濃町」を開催

三重県立津高等学校が、2021年2月7日、図書館探究講座3「ウィキペディアタウン@津市安濃町」を開催します。同校生徒が申込の対象で、定員は20人(申込制)です。

編集作業の対象は津市安濃町で、津市安濃中公民館を会場に、ウィキペディア編集者のほか、皇學館大学、津市教育委員会、三重県総合博物館、三重県立図書館、郷土史団体、地域づくり団体等の協力を得て実施されます。

12から1月にかけては事前学習が予定されており、当日午後の調査・ウィキペディア執筆作業は見学可能です。

図書館探究講座3「ウィキペディアタウン@津市安濃町」のご案内(津高等学校図書館,2020/11/26)
http://www.mie-c.ed.jp/htu/library/event.htm#wikipediatown2020

ウィキペディアタウン@津市安濃町(アノウラボ)
https://www.anoulabo.com/20210207

レファレンス協同データベース、「アーバンデータチャレンジ2019」で国立国会図書館賞を受賞した「あっちこっち れはっち!」開発メンバーのインタビューを公開

2020年10月30日付で、国立国会図書館のレファレンス協同データベース(レファ協)は、「アーバンデータチャレンジ2019」で国立国会図書館賞を受賞した「あっちこっち れはっち!」の開発中心メンバー3人に行ったインタビューを、ウェブサイト内にコラムとして掲載しました。

アーバンデータチャレンジ(UDC)は、オープンデータの利活用を通じて地域課題の解決を目指すコミュニティや活動を支援するイベントです。「あっちこっち れはっち!」はレファ協のAPIを使ったアプリであり、2019年度のUDC2019の作品コンテストにおいて、主要な部分に国立国会図書館のデータを用いた作品を対象として初めて設置された「国立国会図書館賞」を受賞しました。

レファ協に掲載された「あっちこっち れはっち!」開発メンバーへのインタビューは、新型コロナウイルス感染症の影響で延期されていた授与式を、2020年8月8日に実施した際に行われたものです。3人の開発メンバーに対して行われた、作品やレファ協のデータを使ってみた感想などのインタビューが掲載されています。

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