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山形県立図書館、「本の森講座~家庭菜園のコツ教えます!編」を開催:農山漁村文化協会のデータベース「ルーラル電子図書館」を活用

2020年3月8日、山形県立図書館が同館1階のアクティブラーニングルームにおいて、同館が初めて行う講座として「本の森講座~家庭菜園のコツ教えます!編」を開催します。

農山漁村文化協会東北支部から講師を招き、同協会の農業系データベース「ルーラル電子図書館」を活用し、家庭菜園をより楽しむコツを学ぶという内容です。データベースを見ながら講師が家庭菜園のコツを伝える第1部と、実際にデータベースを操作して役立つ情報を入手する第2部の二部構成で開催されます。

参加費は無料ですが定員は30人で先着順です。申込書の提出、または電話により、事前に申し込みを行う必要があります。

cOAlition S、Plan S原則に準拠した「出版の場」の特定を支援する研究者向けツール“Journal Checker Tool”の開発・メンテナンスのための入札案内書を公開

2020年2月7日、cOAlition Sは、Plan S原則の要件を満たしたジャーナル・プラットフォーム等の「出版の場(publishing venue)」の特定を支援する研究者向けツール“Journal Checker Tool”について、その開発とメンテナンスのための「入札案内書(Invitation to Tender:ITT)」を公開したことを発表しました。

“Journal Checker Tool”は、研究者が自身の研究機関や資金助成団体を選択の上、特定の雑誌名を入力すると、その雑誌が資金助成団体のオープンアクセス(OA)方針に準拠しているかどうか、準拠している場合にはPlan S原則準拠のために用意された4つの方法のうちどの方法でOA可能かを容易に識別できるツールとして想定されています。cOAlition Sは“Journal Checker Tool”について、Plan S原則の効力発生がこれ以上遅れることがないように段階的アプローチを採用するとしており、まずは以下の3点を満たす「出版の場」を特定することに重点を置いています。

Center for Open Science(COS)提供サービスを利用するリポジトリが直面する苦境(記事紹介)

2020年1月13日付けのNature誌オンライン版記事で、非営利団体Center for Open Science(COS)が提供するサービスを利用している複数のプレプリントサーバ・リポジトリが、同団体が導入した利用料金が払えず、閉鎖や別サービスへの移転等を検討する事態になっていることが報じられています。

COSは主題リポジトリ、地域別リポジトリなど26のリポジトリをホスティングしていますが、各リポジトリの運用者に対し、2020年から投稿数に応じて利用料金を導入することを通知していました。この料金の負担が、特にボランティアベースで運営されている途上国等のリポジトリ等には重くのしかかっているとのことです。すでにインドネシアからのプレプリントを受け付けるINA-Rxivは資金調達に失敗し、終了日はまだ定まっていないものの、運営者はサービス停止を決定したとされています。INA-Rxivは16,500本以上のプレプリントや会議録掲載論文が公開されている、COSがホストするプレプリントサーバの中でも特によく使われているもののうちの一つでした。

米PLOSがデータ・傾向分析のためにDigital Science社のDimensionsを採用

2020年2月11日、Digital Science社は米PLOSが同社のディスカバリープラットフォームDimensionsを、データ・傾向分析のために採用したことを発表しました。Dimensions AnalyticsとAPIがPLOSに対し提供されます。

PLOSのビジネス分析マネージャーのコメントによれば、Dimensionsを利用することで、PLOSの刊行する雑誌の編集上の意思決定について、よりデータ・ドリブンに行うことができるようになるだろうと考えているとのことです。

PLOS adopts Dimensions to monitor data and trends in Open Access(Dimensions、2020/2/11付け)
https://www.dimensions.ai/news/plos-adopts-dimensions-to-monitor-data-and-trends-in-open-access/

英UKRI、新たなオープンアクセス方針の草案を公開 オープンアクセス化の対象をモノグラフ等の図書に拡大

2020年2月13日、英国の研究助成機関UK Research and Innovation (UKRI)が、新たなオープンアクセス(OA)方針の草案を公開しました。2020年4月17日まで、コメント・意見等が受け付けられています。

公開された新OA方針草案では、UKRIの助成を受けた研究成果のうち、査読付き雑誌掲載論文について、OA雑誌でCC BYライセンスの下で公開する、もしくは非OA雑誌でも、公開後すぐに主題・機関リポジトリ等で著者最終稿、もしくは出版者版をCC BYライセンスの下で公開することを許諾している雑誌を選択することを求めています。対象は2022年1月1日以降に採択された論文です。

また、新OA方針草案ではOA化の対象をモノグラフ(単行書)や図書の章等、図書にも拡大するとしています。図書については出版後12カ月以内に、著者最終版を主題・機関リポジトリなどのOAプラットフォームで、自由に閲覧・ダウンロードできるようにすることを要求する、とのことです。また、図書についてはCC BYライセンスが望ましいものの、CC BY-ND(表示-改変禁止)ライセンスも認めるとされています。図書については、2024年1月1日以降に出版されたものをOA方針の対象にする、とのことです。

株式会社カーリル、新型コロナウイルスへの対策として対面による打ち合わせ・会議参加の全面停止、学会・展示会などへの出展停止を発表

2020年2月16日、株式会社カーリルは感染が拡大する新型コロナウイルスへの同社の対応として「COVID-19対策に関するご協力のお願い」を発表しました。

発表によれば、カーリルでは従来からすべてのメンバーがリモートワークで活動しているものの、国内で継続的なウイルス蔓延が見込まれる中でサービスを安定的に提供するために、さらなる対策を実施するとのことです。具体的には対面による打ち合わせ・会議参加の全面停止とウェブミーティングへの移行(相手先にウェブミーティング環境がない場合にはカーリルからウェブミーティングキットを送付)、企業としての学会・展示会などへの出展停止、電話対応の自動化、技術合宿の開催中止などの対策を行うとしています。

COVID-19対策に関するご協力のお願い(カーリルのブログ、2020年2月16日付け)
https://blog.calil.jp/2020/02/virus.html

韓国国立中央図書館(NLK)と韓国文化芸術委員会(Arts Council Korea)、芸術関連資料の効果的な保存と国民への提供を目的とした業務協約を締結

2020年2月14日、韓国国立中央図書館(NLK)と韓国文化芸術委員会(Arts Council Korea)が、業務協約を締結したと発表しています。

文化芸術機関間の相互協力体系を構築することで、芸術関連資料の効果的な保存と国民への情報アクセシビリティの向上を推進することが目的です。

両機関では、今回の協約により、芸術資料の収集・保存のための所蔵資料の寄贈・寄託、芸術資料の保存・活用のためのデジタル化・共同活用の協力、芸術資料の整理とサービス標準化のための技術情報の共有、芸術資料の共有やサービス活性化のための広報の連携等について合意したとしています。

両機関間では同委員会のアルコ芸術記録院所蔵の展示図録と公演プログラムのデジタル化支援と共有のための協議を行ってきており、今回の締結により、展示図録4万3,000点と公演プログラム約1万2,000点をデジタル化し、両機関で共同保存して、国民に対して提供する予定です。

【イベント】関東学院大学防災・減災・復興学研究所主催シンポジウム「赤坂憲雄/吉増剛造 東日本大震災後10年に向けて」(2/29・横浜)

2020年2月29日、関東学院大学関内メディアセンター(横浜市)で、同大学防災・減災・復興学研究所が主催するシンポジウム「赤坂憲雄/吉増剛造 東日本大震災後10年に向けて」が開催されます。

東日本大震災の被災地を巡り復興に関わってきた民俗学者で福島県立博物館長の赤坂憲雄氏と、被災地で詩や映像を制作する詩人の吉増剛造氏が登壇し、赤坂氏の福島県立博物館での復興プロジェクトや、吉増氏が制作した映像の紹介などが行われるとあります。

参加は無料で、申込みが必要です。プログラムは次のとおりです。

第一部:講演
1.赤坂憲雄氏:講演「災間に生きる、芸術と技術のあわいに」
2.吉増剛造氏:映像上演と講演「手の響き、声の原景-石巻から」

第二部:対話
登壇者:赤坂憲雄氏、吉増剛造氏/司会:樋口良澄氏(国際文化学部客員教授)

防災・減災・復興学研究所 主催 シンポジウム「赤坂憲雄/吉増剛造 東日本大震災後10年に向けて」2月29日(土)、関内メディアセンター(学校法人関東学院)
http://www.kanto-gakuin.ac.jp/?p=9624

福岡市総合図書館、「SDGs強化月間 in 福岡市総合図書館」を展開中

2020年2月4日から3月1日まで、福岡市総合図書館が、「SDGs強化月間 in 福岡市総合図書館」を展開中です。

国連寄託図書館があり、また、SDGsに関する本も多数収集している同館が、国際協力機構九州センター(JICA九州)・一般社団法人地球人の学校・よかたい図書館共同事業体との共催で行なうものです。

期間中、国連・SDGs関連書籍展示、JICA海外協力隊の活動状況展示が行われるほか、2月11日にはSDGs物産展(無肥料栽培野菜・バオバブ商品販売)や世界の国旗の缶バッチ作りが行われました。

2月23日には、小学校高学年から大人までを対象としたSDGsカードゲームワークショップや、青年海外協力隊体験談・個別相談会が行われます。2月24日には、自然農法での野菜作りを広めている方が講師の参加型講演会「みんなのSDGs(世代を超えてSDGsを語ろう)」が行われます。

SDGs強化月間 in 福岡市総合図書館(福岡市総合図書館)
http://toshokan.city.fukuoka.lg.jp/events/detail/1833

聖学院中学校・高等学校図書館、第8回高度教養寄付講座「東日本大震災 メディアの責務×視聴者の心得」を開催

2020年3月11日、東京都北区の聖学院中学校・高等学校図書館が、第8回高度教養寄付講座「東日本大震災 メディアの責務×視聴者の心得」を開催します。

講師は、元NHK報道局チーフプロデューサーでデジタルアーカイブ学会理事の宮本聖二氏で、震災についての報道の在り方、また、今後、我々がどのような姿勢で災害情報を受けとれば良いのかについての話を聞くことで、これからの備えについて考えるものです。

対象は同校の生徒・保護者・教職員や図書館関係者・出版関係者で、参加費は無料ですが定員は先着50人で、チケットの入手が必要です。

講演会のお知らせ「東日本大震災 メディアの責務×視聴者の心得」(聖学院中学校・高等学校図書館, 2020/1/11)
http://library.seig-boys.org/posts/post29.html

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