デジタル人文学

【イベント】第25回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」(2/29・東京)

2020年2月29日、東京都文京区の株式会社図書館流通センター 本社ビルにおいて、人文系データベース協議会の第25回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」が開催されます。

10件の一般公演、2件の企業システム紹介に加え、法政大学の赤石美奈教授による基調講演「歴史知識における「時」の表現と構造」も行われます。

参加には参加費・論文集代として2,500円がかかり、事前申込・事前支払が必要です。

第25回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」開催のおしらせ(人文系データベース協議会)
https://www.jinbun-db.com/news/25th-symposium-announce

参考:
人文系データベース協議会、「人文科学とデータベース」公開シンポジウムの論文集1~15号を公開
Posted 2015年8月24日
http://current.ndl.go.jp/node/29231

全米人文科学基金(NEH)、人文学に関する188件のプロジェクトに総額3,090万ドルの助成を実施

2020年1月14日、全米人文科学基金(NEH)は、人文学に関する188件のプロジェクトに総額3,090万ドルの助成を実施することを発表しました。

ニューメキシコ州のジョージア・オキーフ博物館の新棟建設等の建物改修、ミズーリ州・セントルイスのホロコースト博物館・学習センターの教室・マルチメディアルーム・コミュニティ活動エリア確保のための拡張工事、イリノイ州に所在する世界遺産「カホキア・マウンド州立史跡」の往時の様子を再現するAR(拡張現実)アプリの制作等のプロジェクトが助成対象に選ばれています。

また、全国55の州・準州等に設置された人文学協議会(humanities councils)に対して、州規模での人文学に関する議論・教育のためのアウトリーチプログラムにより地域コミュニティへ貢献することを意図して、4,800万ドルが別途助成されています。

図書館、及び図書館関係組織では以下の5件のプロジェクトが助成対象になっています。

国立歴史民俗博物館、ウェブサイト「日本の中世文書WEB」β版を公開

2020年1月8日、国立歴史民俗博物館によるウェブサイト「日本の中世文書WEB」β版(試験公開版)が公開されました。

日本の中世文書の読み方を学ぶためのウェブサイトであり、2018年10月から12月にかけて同館で開催された企画展示「日本の中世文書―機能と形と国際比較―」の展示資料から、およそ年代順に代表的な様式の文書を選んで画像を公開し、その読み方を文字と音声で示しています。現時点では文書8点を公開しており、今後も追加予定となっています。

また、意見交換・情報交換の場として、ログイン後に質問・コメントが投稿できる「フォーラム」も設けられています。

「日本の中世文書WEB」β版
https://chuseimonjo.net/#/
※更新履歴の欄に「2020年1月8日 サイトを公開しました。」とあります。

【イベント】シンポジウム「マシンと読むくずし字―デジタル翻刻の未来像」(2/8・横浜)

2020年2月8日、慶應義塾大学日吉キャンパス(神奈川県横浜市)において、慶應義塾大学教養研究センターが主催するシンポジウム「マシンと読むくずし字―デジタル翻刻の未来像」が開催されます。

討議と体験を通して、デジタル翻刻の現在地と未来像を様々な立場から考えるシンポジウムであり、講演に加えて「凸版くずし字OCR」及び市民参加型翻刻プロジェクト「みんなで翻刻」のデモンストレーションも行われます。

参加無料ですが事前の登録が必要です。当日の主なプログラムは次のとおりです。

・「実験授業<マシンと読むくずし字>報告」
津田眞弓氏(慶應義塾大学経済学部教授)

・凸版印刷株式会社「くずし字OCR」デモンストレーション

・「翻刻とAI-OCR」
大澤留次郎氏(凸版印刷株式会社情報コミュニケーション事業本部)

・「みんなで翻刻」デモンストレーション

・「市民参加型翻刻の現状と将来」
橋本雄太氏(国立歴史民俗博物館助教)

・「新日本古典籍総合データベースの現在と未来-画像・テキスト・共同利用」
海野圭介氏(国文学研究資料館教授)

・全体討議

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、江戸マップβ版に地名検索機能を追加

2019年12月26日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)は、現在試験公開されている江戸マップβ版に、地名検索機能を追加したことを発表しました。

江戸マップβ版は、江戸の古地図など江戸時代の文書から情報を抽出し再構成することで、江戸都市空間の地理情報基盤を構築するプロジェクトです。試験公開の段階では、国立国会図書館が公開する江戸切絵図から地名情報を抽出し、その一覧を表示するとともに、IIIFに準拠した画像ビューワーであるIIIF Curation Viewerで可視化する機能を公開しています。

ニュース(CODH)
http://codh.rois.ac.jp/news/
※2019年12月26日付けのニュースに「江戸マップβ版の地名検索を公開しました。」とあります。

江戸マップβ版
http://codh.rois.ac.jp/edo-maps/
※ページ下部に地名検索機能が追加されています。

東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門(U-PARL)、エジプト文字ヒエラティックのデータベース“Hieratische Paläographie DB”を公開

2019年12月24日、東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門(U-PARL)は、同部門の研究チームが開発したエジプト文字ヒエラティックのデータベース“Hieratische Paläographie DB”が、2019年12月11日に公開されたことを発表しました。

“Hieratische Paläographie DB”は、2019年12月9日から11日にドイツのマインツで開催されたヒエラティック国際学会で発表されたのち、一般公開に至ったものです。IIIF画像が活用されており、ヒエラティックの検索や絞り込み、文字画像の比較などが容易に行うことのできる工夫が施されています。

エジプト文字のデータベース(IIIF活用)が公開されました。(U-PARLブログ,2019/12/24)
http://u-parl.lib.u-tokyo.ac.jp/archives/japanese/blog55

文学通信、デジタル学術空間に関する単行書の全文を公開

2019年12月18日、人文学書の出版社で人文学情報のニュースサイトも手掛ける文学通信は、同社が刊行を手掛ける単行書『デジタル学術空間の作り方 仏教学から提起する次世代人文学のモデル』の全文公開サイトをオープンしたと発表しています。

全文及び各章のPDFファイルが同社の「文学通信リポジトリ」上で公開されており、無料でのダウンロードが可能となっています。

下田正弘・永﨑研宣編『デジタル学術空間の作り方 仏教学から提起する次世代人文学のモデル』全文公開サイトを、公開しました(文学通信, 2019/12/18)
https://bungaku-report.com/blog/2019/12/post-654.html

下田正弘・永﨑研宣編『デジタル学術空間の作り方 仏教学から提起する次世代人文学のモデル』全文公開サイト(文学通信)
https://bungaku-report.com/sat.html
※PDFファイルへのリンクが掲載されています。

【イベント】Galeシンポジウム2020「デジタル人文学への誘い 第2回」(1/25・大阪)

2020年1月25日、大阪府立国際会議場(大阪市)において、センゲージラーニング株式会社GALE事業部の主催により、Galeシンポジウム2020「デジタル人文学への誘い 第2回」が開催されます。

2018年12月、東京国際フォーラムで開催されたGaleシンポジウム2018「デジタル人文学への誘い」同様に、デジタル人文学の第一人者による講演を通して、最新動向に接し理解を深めることを目的として開催されます。また、シンポジウムの中では、同社の歴史資料テキストマイニング専用プラットフォーム“Gale Digital Scholar Lab”の紹介も行われます。

シンポジウムの内容は次のとおりです。参加費は無料ですが、事前の参加申し込みが必要です。

・基調講演「人文学はどこに向かうのか?-デジタルがもたらす可能性と課題」
 永崎研宣氏(一般財団法人人文情報学研究所主席研究員)

・講演「ズームイン・ズームアウト:デジタルヒューマニティーズとテクストの「読み」」
 田畑智司氏(大阪大学大学院言語文化研究科教授)

・講演「服装・身装文化デジタルアーカイブ:36年のあゆみと今後の課題」
 高橋晴子氏(国立民族学博物館学術資源研究開発センター外来研究員)

【イベント】第38回人文機構シンポジウム 「~ コンピュータがひもとく歴史の世界 ~デジタル・ヒューマニティーズってなに?」(1/25・東京)

2020年1月25日、東京都千代田区の日比谷図書文化館において、大学共同利用機関法人 人間文化研究機構主催の第38回人文機構シンポジウム「~ コンピュータがひもとく歴史の世界 ~デジタル・ヒューマニティーズってなに?」が行われます。

歴史資料のデータ化、研究者以外の多くの人々によりコンピュータで資料を読む作業、人工知能(AI)の可能性などについて紹介されます。

参加は無料ですが、事前の申込が必要です(定員200人)。

内容は以下の通りです。

・開会の挨拶 平川 南氏(人間文化研究機構長)

・趣旨説明
 岸上 伸啓氏(人間文化研究機構理事)「コンピュータが読む人間文化」

・講演1
 後藤 真(国立歴史民俗博物館准教授) 「コンピュータが読む日本語」

・講演2
 朝日 祥之氏(国立国語研究所准教授) 「コンピュータが読む写真」

メールマガジン『人文情報学月報』が第100号に到達:巻頭言「『人文情報学月報』100号を迎えて」を掲載

一般財団法人人文情報学研究所の編集によるメールマガジン『人文情報学月報』が、2019年11月30日付けの発行号で第100号に到達しました。2011年に同研究所とAcademic Resource Guide株式会社との共同編集により創刊され、2018年6月刊行の第83号からは同研究所が単独で編集を担当しています。

第100号では、同研究所主席研究員の永崎研宣氏による巻頭言「『人文情報学月報』100号を迎えて」のほか、連載記事2本、イベントレポート2本等が掲載されています。

人文情報学月報第100号(人文情報学月報)
https://www.dhii.jp/DHM/dhm100

関連:
人文情報学月報第83号【後編】(人文情報学月報)
https://www.dhii.jp/DHM/dhm83-2
※編集後記に、同号から人文情報学研究所の単独刊行となった旨の記載があります。

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