アクセシビリティ

欧州連合がeアクセシビリティの調査結果を公表

欧州連合が、加盟27か国とその比較の対象としてノルウェー、米国、カナダおよびオーストラリアで行ったウェブサイト、通信、テレビの分野におけるeアクセシビリティの調査結果を公表しました。

ウェブサイトのアクセシビリティについては、調査対象として、政府のポータルや公共サービスなどの公的なサイト、ニュースや銀行、鉄道など日常生活で重要な12のサイトをそれぞれ選択したとのことです。

ウェブアクセシビリティーに関する各国のポリシー、ウェブ・コンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン (WCAG) 2.0の4つの原則、および、視覚、聴覚、運動能力に障害がある人など幅広いエンドユーザを対象としたアクセシビリティの項目について調査を行ったとのことです。

主な調査結果としては、ポリシーの面では、殆どの加盟国で公的サイトのアクセシビリティについての何らかの義務や方針を持っていたとのことです。しかし、欧州全体でのウェブアクセシビリティは、比較対象とした4国と比べて低く、改善の余地があるとのことでした。

STUDY ON ASSESSING AND PROMOTING E-ACCESSIBILITY(PDF;220ページ)

Acapela Group、サーミ語の音声変換の開発を開始

2013年11月21日、30以上の言語の音声変換を取り扱うAcapela Groupは、サーミ語のテキストの音声変換の開発を行うと発表しました。

サーミ語は、ノルウェー、フィンランド、スウェーデンの北部で話される言語で、多くの方言がある中、Acapela Groupは、最も言語人口が多い北部サーミ語(20,000人)を選択し、音声変換の開発を行うとのことです。これは、少数言語であるサーミ語の保護のため、サーミ人の代表機関であるサーミ議会が主導するプロジェクトの一環であるとのことです。

2013年11月に音声変換システムの開発を開始し、2014年10月に製品がリリースされる予定とのことです。

Living spoken heritage: Acapela will add Sami to its language portfolio
http://www.acapela-group.com/living-spoken-heritage-acapela-will-add-sami-to-its-language-portfolio--2312-speech-synthesis.html

Your Voice expert(Acapela)

障害を持つ人も利用しやすいeラーニングをテーマとしたオンラインシンポジウムが2013年12月16日に開催予定

Web Accessibility Initiative(WAI)のWGであるResearch and Development Working Group (RDWG)が、2013年12月16日に、障害を持つ人も利用しやすいeラーニングをテーマとしたオンラインシンポジウム"Accessible E-Learning Symposium"を開催する予定とのことです。

このシンポジウムは、研究者、トレーナー、開発業者、障害を持つユーザー等を招き、アクセスしやすいeラーニングのデザイン、作成、利用などについて検討するもので、MOOCsを含むeラーニングのアクセシビリティの課題を検討し、さらなる改善を目的としているとのことです。

Accessible E-Learning - Online Symposium 16 December 2013
http://www.w3.org/WAI/RD/2013/e-learning/

ACCESSIBLE E-LEARNING ONLINE SYMPOSIUM CALL FOR PAPERS(2013/10/22付の記事)
http://www.w3.org/blog/news/archives/3328

Research and Development Working Group (RDWG)

国立国会図書館、「国立国会図書館ウェブアクセシビリティ方針」を公表

国立国会図書館(NDL)が、「国立国会図書館ウェブアクセシビリティ方針」を策定し、2013年7月8日に公表しました。JIS X 8341-3:2010「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス- 第3 部:ウェブコンテンツ」の等級AAに準拠することを目標とし、ウェブページ、ウェブサービスごとに順次対応していくこととしています。

国立国会図書館ウェブアクセシビリティ方針(2013/6/28策定)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/standards/accessibility_policy.html

電子情報に関する標準
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/standards/index.html

GoogleのクラウドサービスやAndroid OSにおけるアクセシビリティの向上(記事紹介)

Googleがブログで、視覚障害者に配慮したサービスのアクセシビリティ向上への取組みについて記事を書いています。これは、2013年2月25日から3月2日まで米国で開催された第28回技術と視覚障害者に関する国際会議における報告内容の一部を紹介するものです。例えば、以下のような事項が挙げられています。

・Chrome OSの高性能テキスト読み上げ機能(英語)、拡大鏡、ハイコントラストモード
・GMailのHTML5 ARIA(Accessible Rich Internet Applications)への対応
・Google Driveのキーボードショートカット
・ChromeのWeb Speech APIへの対応
・Android 4.1の外部点字デバイスやジェスチャーモードへの対応

DAISYコンソーシアムのサイトでもニュースとして取り上げられています。

Making the cloud more accessible with Chrome and Android(Google Official Blog 2013/2/28付け記事)
http://googleblog.blogspot.jp/2013/02/making-cloud-more-accessible-with.html

“ACCESS: YouTube”―視覚障害や学習障害を持った人たちのためのYouTubeが公開

2013年2月14日、英国のHenshaws Collegeが、JISCの助成を受けて、視覚障害や学習障害を持った人たちでもYouTubeのコンテンツを利用できるようにアクセシビリティに配慮した“ACCESS: YouTube”というウェブサイトを開発し、公開しました。

ACCESS: YouTube
http://accessyoutube.org.uk/

Henshaws College and Jisc launch an accessible YouTube website(JISC 2013/2/14付けニュース)
http://www.jisc.ac.uk/news/stories/2013/02/access-youtube.aspx

EIFL、アクセシビリティ関係ツールの使い方に関する図書館向けガイドブックを作成

2012年11月6日、EIFL(Electronic Information for Libraries)が、障害者のコンピュータ利用を支援するフリーやオープンソースのソフトウェア(FOSS)の使い方をまとめたガイドブック“FOSS Accessibility Tools for Libraries Step-By-Step Guide Simon”を公表しました。ガイドブックでは、画面表示拡大、テキスト読み上げ、画面読み上げ、テキスト入力等のツールについて、豊富な画像を用いて使い方が解説されています。欧州に基盤を持つ国際NPO組織であるEIFLは、いくつかの活動を主要な取組として定めていますが、FOSSについての活動もそのひとつです。

FOSS Accessibility Tools for Libraries Step-By-Step Guide(PDF:40ページ)
http://www.eifl.net/system/files/201211/eifl_accessibilitytoolsstepbystep_2012_normal.pdf

Disability Tools Step-By-Step Guide
http://www.eifl.net/disability-tools-step-step-guide

ウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン(WCAG)2.0が国際標準ISO/IEC 40500に

2012年10月12日付けで、Web Content Accessibility Guidelines(WCAG)バージョン2.0が、国際標準ISO/IEC 40500:2012になりました。WCAG 2.0は、ウェブコンテンツのアクセシビリティに関する推奨事項をまとめたもので、2008年にW3C勧告となっていたものです。日本国内では、WCAG 2.0の内容を含めたJIS X 8341-3:2010が2010年に作成されています。

ISO/IEC 40500:2012 - Information technology -- W3C Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0
http://www.iso.org/iso/iso_catalogue/catalogue_tc/catalogue_detail.htm?csnumber=58625

W3C Web Content Accessibility Guidelines 2.0 approved as an ISO/IEC International Standard(W3C 2012/10/15付けニュース)
http://www.w3.org/2012/07/wcag2pas-pr.html

E1336 - 米国5大学によるデジタル教科書評価プロジェクトの結果は?

E1336 - 米国5大学によるデジタル教科書評価プロジェクトの結果は?

2012年8月27日,米国の5大学が2012年春学期に実施したデジタル教科書のパイロットプロジェクトに関する報告書“Internet2 eTextbook Spring 2012 Pilot Final Project Report”が公開された。...

アライド・ブレインズ、第6回目となる中央省庁・独法・特別民間法人のウェブサイトのアクセシビリティ実態調査結果を公表

アライド・ブレインズ株式会社が、2012年6月から7月にかけて実施した「A.A.O.ウェブサイトクオリティ実態調査 中央省庁・独法・特別民間法人編第6回」の結果を発表しています。同社は、調査の結果、同社がアクセシビリティ対応のスタートラインと位置付けている「Aレベル」が310サイト中81サイト(26.3%)に過ぎず、依然7割以上の官公庁のウェブサイトは最低限の品質をみなしていないことが明らかになった、としています。

A.A.O.ウェブサイトクオリティ実態調査 中央省庁・独法・特別民間法人編第6回 集計結果発表 (A.A.Oのウェブサイト)
http://www.aao.ne.jp/research/cronos2/2012_gov6/index.html

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