アクセシビリティ

W3C、ウェブアクセシビリティ評価ツールのリストの更新版を公開

2014年12月18日、W3Cがウェブアクセシビリティの評価ツールのリストの更新版を公開しました。適切な評価ツールを選択できるよう、評価ツールの特徴等をまとめたページも公開されています。

WEB ACCESSIBILITY EVALUATION TOOL LIST: CALL FOR TOOL INFORMATION(W3C)
http://www.w3.org/blog/news/archives/4272

Web Accessibility Evaluation Tools List(W3C)
http://www.w3.org/WAI/ER/tools/

Selecting Web Accessibility Evaluation Tools(W3C)
http://www.w3.org/WAI/eval/selectingtools

電子書籍のプラットフォームのアクセシビリティ調査の結果が公開

英国JISCの一部門であるJISC TechDis等が参加するAccessibility Action Groupが、電子書籍のプロバイダ7社(ACLS Humanities E-Book、Gale/Cengage、EBL (ebrary)、EBSCO、Elsevier、Emerald Insight、Ingram)を対象に、2013年の秋に電子書籍のプラットフォームのアクセシビリティ調査を行い、その結果を2014年9月22日にJISC TechDisのウェブサイトで公開しました。

調査は、以下の3つの観点で行われたとのことです。
・見た目や視覚的な要素(最大のフォントサイズ、拡大時のリフロー、色やコントラストの調整、代替テキスト機能)
・ナビゲーションと情報(キーボードのみでの操作、ナビゲーションのオプション、英語のシンプルなアクセシビリティガイド)
・検査やディスカバリーのためのツール(テキスト音声変換対応、検査のための支援技術、入手可能なフォーマットやアクセシビリティのメタデータ)

Accessible ebook platforms – seven honest dealers (and a few non responders)(JISC TechDis, 2014/9/22)

ウェブアクセシビリティに関する情報源(記事紹介)

Elsevier社のニュースレター“Library Connect”のサイトに、2014年8月22日、図書館員がウェブアクセシビリティに関する知識を得て、図書館のコンテンツをより利用しやすくすることの意義を紹介し、併せて知識を得るための情報源を紹介する記事が掲載されました。

Web accessibility: Educating librarians means empowering users
http://libraryconnect.elsevier.com/articles/2014-08/web-accessibility-educating-librarians-means-empowering-users

Libraries for Universal Accessibility
http://uniaccessig.org/lua/

ARL Web Accessibility Toolkit
http://accessibility.arl.org/

WebAIM
http://webaim.org/

ASCLA Library Accessibility – What You Need to Know Toolkit

北米研究図書館協会(ARL)、ウェブアクセシビリティーツールキットを公開

2014年5月15日、北米研究図書館協会(ARL)は、大学図書館のためのウェブアクセシビリティツールキットを公開しました。

5月15日のGlobal Accessibility Awareness Dayにあわせて公開されたもので、アクセシビリティやユニバーサルデザインについての標準やベストプラクティス、アクセシブルな組織を育むためのプロセス、ARL参加館等によるウェブアクセシビリティの取り組み、ウェブアクセシビリティの基本資料や法、トレーニングなどの参考情報などが提供されています。

このツールキットは、電子情報関連の修士課程修了者を研究機関にインターンシップさせるプログラム(National Digital Stewardship Residency:NDSR)の研修生であるMolly Schwartz氏が主導したものとのことです。また、ARLの2012年11月2日の報告書“Report of the ARL Joint Task Force on Services to Patrons with Print Disabilities”を背景としているとのことです。

Web Accessibility Toolkit(ARL)
http://accessibility.arl.org/

【イベント】シンポジウム「外国にルーツをもつ子どもとデジタル教科書のあり方を考える~ICTを活用した学習支援と教育保障~」(5/10・京都)

2014年5月10日、キャンパスプラザ京都にて、シンポジウム「外国にルーツをもつ子どもとデジタル教科書のあり方を考える~ICTを活用した学習支援と教育保障~」が開催されます。

二部構成で、第一部は「定住ニューカマーの子どもたちと学校をめぐる最新の動向」をテーマに3名から報告が、第二部では「外国にルーツをもつ子どもとデジタル教科書のあり方を考える」をテーマにパネルディスカッションが開催されるとのことです。

下記の三機関による共催とのことです。
・トヨタ財団国際助成プログラム企画
「フィリピン系のこどもたちの未来を切り拓くグローカルな教育支援モデルの構築」
・立命館大学人間科学研究所 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業
「インクルーシブ社会に向けた支援の<学=実>連環型研究―対人支援における大学と社会実践の連携」
・立命館グローバル・イノベーション研究機構(R-GIRO)研究プログラム
「電子書籍普及に伴う読書アクセシビリティの総合的研究」(IRIS)

参加費は無料ですが、事前に申し込みが必要です。

シンポジウム「外国にルーツをもつ子どもとデジタル教科書のあり方を考える~ICTを活用した学習支援と教育保障~」のお知らせ(立命館大学人間科学研究所)
http://www.ritsumeihuman.com/news/read/id/72

ウェブのアクセシビリティに関する仕様“WAI-ARIA”のバージョン1.0がW3C勧告に

2014年3月20日付で、Accessible Rich Internet Applications (WAI-ARIA) の1.0がW3C勧告(W3C recommendation)になりました。あわせて、“WAI-ARIA 1.0 User Agent Implementation Guide”も勧告になっています。

WAI-ARIAは、ウェブコンテンツやウェブアプリケーションを障害のある人々にもよりアクセスしやすくするための仕様であり、特に、動的コンテンツやAjax、HTML、JavaScriptや関連技術を用いて開発される最新のユーザインタフェースにおいて役立つものとのことです。

W3C's Accessible Rich Internet Applications (WAI-ARIA) 1.0 Expands Accessibility of the Open Web Platform(W3C, 2014/3/20付)
http://www.w3.org/2014/03/aria.html.en

ACCESSIBLE RICH INTERNET APPLICATIONS (WAI-ARIA) 1.0 IS A W3C RECOMMENDATION(W3C, 2014/3/20)

障害者権利条約批准国の情報技術のアクセシビリティの発展状況についてのレポートが公開

G3ict(Global Initiative for Inclusive Information and Communication Technologies)と、障害者インターナショナル(Disabled People’s International: DPI)が、障害者権利条約(Convention on the Rights of Persons with Disabilities: CRPD)にもとづく情報技術(ICTs)のアクセシビリティに関するレポート“Convention on the Rights of Persons with Disabilities 2013 ICT Accessibility Progress Report”を公開しました。

このレポートでは、障害者権利条約の批准国74か国を含む76か国を対象とし、情報技術のアクセシビリティに関する法律、政策や関連するプログラムについての情報を標準的なツールで収集し、障害者擁護団体、政府、市民社会や国際的な組織に対して、条約締結国の障害者権利条約の適応過程を注視するよう求めるものとのことです。2010年、2012年に続く、第3版とのことです。

CRPD 2013 ICT Accessibility Progress Report

米国連邦通信委員会(FCC)、電子書籍リーダーのアクセシビリティ要件の適応についての免除期間を延長

2014年1月28日、米国連邦通信委員会(FCC)は、電子書籍リーダー製造業者連合(Coalition of E-Reader Manufacturers)からの電子書籍リーダーのアクセシビリティー要件の適用除外の求めに対して、特定の種類の端末については、2015年1月28日までの1年間の期限付きで、適用除外を認めると公表しました。

米国では、障害のある人にアクセスを保証するための法律(CVAA)が2010年10月に成立しており、高度通信サービス(Advanced Communications Services: ACS)を行う端末は、同法に従い、障害のある人も利用できるようにする義務があるとのことです。

今回、特定の種類の端末については、テキストベースの電子書籍閲覧に特化した端末であり、ACSに該当しないとの判断が下されたようですが、技術の変化や電子端末におけるACSの役割の拡大も考慮して、1年間の期限が設けられたとのことです。

DA 14-95(Federal Communications Commission)
http://transition.fcc.gov/Daily_Releases/Daily_Business/2014/db0128/DA-14-95A1.pdf

モバイル端末のアクセシビリティについて学ぶコンテンツを公開(スペイン)

2013年12月2日、Amóvilのウェブサイトに、モバイル端末のアクセシビリティについて学ぶコンテンツが公開されていました。Vodafone Spain Foundationが協力しているとのことです。このコンテンツは、ユニバーサル・アクセシビリティと全ての人のためのデザインの原則に基づくガイドラインを提供するものとのことで、ガイドラインでは、障害のある人にとってアクセスしやすいモバイル端末が準拠すべき要件を示しているとのことです。さらに、それぞれの障害の特徴と、技術を扱う際にこれらのユーザが直面しがちな障壁について示しているとのことです。

また、同サイトでは、障害の種類を選択すると、スペインで販売されているどのモバイル端末が適しているかを推薦してくれるコンテンツも提供しています。

Mobile device accessibility self-training course
http://www.amovil.es/en/blogs/mobile-device-accessibility-self-training-course

Accessible Mobile Search Assistant
http://www.amovil.es/en/search-assistant

北米研究図書館協会と米国図書館協会、電子書籍リーダーのアクセシビリティに関して連邦通信委員会に意見を表明

2013年12月、北米研究図書館協会(ARL)と米国図書館協会(ALA)は、電子書籍リーダーのアクセシビリティについて、連邦通信委員会(FCC)に意見表明を行ったとのことです。

2010年10月8日に、障害のある人に対して、新しいインターネット通信と映像技術へのアクセスを保証することを目的として、「21世紀における通信と映像アクセシビリティに関する法律(Twenty-First Century Communications and Video Accessibility Act;CVAA)」が成立しました。

電子書籍リーダー製造業者連合(Coalition of E-Reader Manufacturers)は、電子書籍リーダーが、この法律が定める高度通信サービス(Advanced Communications Services)を提供する端末ではないとして、免除申請を行っているとのことです。

ARLおよびALAは、FCCはこの製造者連合からの免除申請を拒否すべきであると、意見表明を行ったようです。なお、ARLは2013年9月にも同様のコメントをFCCに提示しているとのことです。

ARL and ALA File Comments to FCC on E-Reader Accessibility(ARL, 2013/12/13付け)

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