文書館

「米国デジタル公共図書館」、欧州のEuropeanaと協力関係構築で合意

2011年10月21日付けで、米国ハーバード大学バークマンセンターを中心に設立に向けた検討が進められている「米国デジタル公共図書館」(Digital Public Library of America:DPLA)が、欧州のデジタル文化資源ポータルEuropeanaと協力関係を構築することでEuropeana側と合意したと発表しています。DPLAのシステムやデータを、Europeanaとの相互運用可能性の高いものとすることなどが合意されたようです。また、これにあわせて、両者の協力により、欧州から米国への移民に関するバーチャル展示を行う予定とのことです。

Digital Public Library of America and Europeana Announce Collaboration(DPLA 2011/10/21付けの情報)
http://dp.la/2011/10/21/digital-public-library-of-america-and-europeana-announce-collaboration/

米国ノースカロライナ大学等、図書館等の業務フローにおけるデジタルフォレンジック活用を目的とした研究プロジェクトを開始

米国のノースカロライナ大学図書館情報学部(School of Information and Library Science)は、メリーランド大学の人文学テクノロジー研究所(Maryland Institute for Technology in the Humanities)とともに、ボーンデジタルコンテンツの収集と保存を行う図書館・博物館・文書館においてデジタルフォレンジックの方法を活用するためのシステム開発等を行うプロジェクト“BitCurator”を開始したようです。

BitCurator
http://bitcurator.net/

MITH Partners with UNC SILS on Digital Forensics Project (Maryland Institute for Technology in the Humanities 2011/10/20付けの記事)
http://mith.umd.edu/mith-partners-with-unc-sils-on-digital-forensics-project/

欧州20か国以上のアーカイブズ所蔵機関資料が検索できるデータベース“ICARUS.net”公開

2011年9月12日に、欧州のアーカイブズ機関の国際的なネットワーク組織であるIntarnational Centre for Archival Research(ICARUS)が、参加機関の所蔵しているアーカイブズ資料を検索できるデータベース“ICARUS.net”を公開したようです。

ICARUS.net
http://icarusweb.arhiv.hr/index.aspx

ICARUS.net (ICARUSによるICARUS.net紹介ページ)
http://www.icar-us.eu/index.php?option=com_content&view=category&layout=blog&id=109&Itemid=124

【イベント】東京大学社会情報研究資料センター 共同研究会+記念シンポジウム「研究者資料のアーカイブズ-知の遺産 その継承に向けて-」(11/26・東京)

2011年11月26日に、東京大学本郷キャンパス福武ホールにおいて、東京大学大学院情報学環附属社会情報研究資料センター高度アーカイブ化事業の共同研究会+記念シンポジウムとして、「研究者資料のアーカイブズ-知の遺産 その継承に向けて-」が開催されます。現在、様々な分野の研究者が残した資料を基本とするアーカイブズが形成されていますが、このシンポジウムでは、そのような研究者資料のアーカイブズの現状を捉え、今後の学術研究における可能性とその役割、そしてその課題について明らかにし、研究者資料アーカイブズの社会的な意義を考えるものとなっているようです。なお、シンポジウムは入場無料ですが、事前登録制となっているようです。

【シンポジウムのご案内】研究者資料のアーカイブズ-知の遺産 その継承に向けて- (東京大学大学院情報学環附属社会情報研究資料センターのウェブサイト)
http://www.center.iii.u-tokyo.ac.jp/sympo

OCLC、MLAにおけるソーシャルメタデータの活用に関するレポート(第1弾)を発表

米国OCLCの研究部門OCLC Researchが、“Social Metadata for Libraries, Archives and Museums Part 1: Site Reviews”と題したレポートを発表しました。この一連のレポートは、図書館・博物館・文書館などのウェブサイトにおいて、タギングやコメントといったソーシャル機能によってユーザが作成したメタデータ(social metadata)の活用をテーマとしているようです。このプロジェクトでは2009年から2010年にかけて全76点のウェブサイト(p.71の表5に一覧あり)について調査しており、今回発表されたPart 1ではそのうち24つのサイトについての分析結果が述べられているようです。今後、Part 2とPart 3が刊行される予定とのことです。

Social Metadata for Libraries, Archives and Museums Part 1: Site Reviews (PDF文書:174ページ)
http://www.oclc.org/research/publications/library/2011/2011-02.pdf

Supplemental spreadsheet

英国国立公文書館(TNA)、UFOに関する34点の文書を追加公開

英国国立公文書館(TNA)が、国防省の秘密メモなどを含んだUFOに関する文書を34点の文書(合計約9,000ページ)を追加公開しました。一か月間は無料でダウンロードできるとのことです。2008年5月のサイト公開から数えて7回目の追加になります。今回は、1985年から2007年に渡る文書が含まれており、その見どころとなる目撃事件などが“Highlights Guide”で紹介されています。

UFO Files | Newly released UFO files from the UK government (TNA)
http://ufos.nationalarchives.gov.uk/

Highlights Guide (PDF文書:14ページ)
http://filestore.nationalarchives.gov.uk/pdfs/highlights-guide-09-08-11.pdf

UFO Files | Previously released UFO files (TNA)
http://ufos.nationalarchives.gov.uk/existing-files.htm

英国国立公文書館、オープンソースのKohaを使用した検索システムを導入

英国国立公文書館(TNA)が、出版物の検索用として、オープンソースの図書館システム“Koha”を使用したシステムを導入したようです。新しい機能として、新着資料情報のRSS配信、Googleブックスからの表紙画像の表示等が加わったとのことです。

The National Archives launches new library catalogue(TNA 2011/7/29付けのニュース)
http://www.nationalarchives.gov.uk/news/603.htm

Library catalogue(検索画面)
http://tna.koha-ptfs.co.uk/

昭和初期に作成された「京都市明細図」をGoogleマップ上にマッピング

立命館大学のグローバルCOE「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」歴史地理情報研究班が、昭和初期に作成された「京都市明細図」に記載されている地域をGoogleマップ上で簡単に確認できるサイトを公開したそうです。Googleマップ上の青線で囲まれた部分をクリックすると、その地域に該当する「京都市明細図」の画像を見ることができます。京都市明細図は、昭和初期(1927年頃)、大日本聯合火災保険協会が作成した「京都市明細図」に戦後(1951年頃まで)訂正・加筆等を行っていったもので、京都府立総合資料館が2011年7月1日にインターネット公開した「京の記憶ライブラリ」に収録されています。

Googleマップ(立命館大学)
http://www.geo.lt.ritsumei.ac.jp/meisaizu/meisaizu.html

京都市明細図の例(現在の京都大学吉田キャンパス付近)
http://kyoto-shiryokan.jp/kyoto-memory/detail.php?id=U014101

京都府立総合資料館(2011/7/27付けの新着案内に記述あり)
http://www.pref.kyoto.jp/shiryokan/

京都府行政文書「京都市明細図」の公開について(京都府立総合資料館 2010/12/16付け)

ニューヨーク大学図書館らが開発中の、オープンソースの次世代アーカイブ管理システム“ArchivesSpace”

米国のニューヨーク大学図書館らが、アンドリュー・メロン財団から助成を受けて、オープンソースの次世代アーカイブ管理システム“ArchivesSpace”を開発中だそうです。ArchivesSpaceは、2006年にリリースされたArchonとArchivists' Toolkit(AT)というソフトウェアを統合するものだそうで、Archonを開発したイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校、ニューヨーク大学と共同でATを開発したカリフォルニア大学サンディエゴ校も開発プロジェクトに参加しているそうです。

ArchivesSpace
http://archivesspace.org/

Archivists' Toolkit
http://www.archiviststoolkit.org/

Archon
http://www.archon.org/

NYU Libraries and Partners Developing Next-Generation Archives Management System with Grant from The Andrew W. Mellon Foundation (New York University 2011/7/22付けニュース)

バチカン秘密文書館の未公開資料約100点が展示のため公開へ

バチカンの秘密文書館が、2012年2月に同館の開設400周年を記念して行う展示会“Lux in Arcana: The Vatican Secret Archives Revealed”において、これまで非公開としていた文書約100点を展示すると発表したようです。公開される資料には、16世紀のヘンリー8世とキャサリン・オブ・アラゴンとの結婚無効についてのクレメンス7世宛の書簡や、17世紀のガリレオの異端審問記録等が含まれているようです。

Vatican Secret Archives to be unveiled on Rome’s Capitoline Hill (Vatican Radio 2011/7/5付けの記事)
http://www.oecumene.radiovaticana.org/en1/Articolo.asp?c=501736

Vatican's Secret Archives on display in Rome exhibition (Telegraph 2011/7/5付けの記事)

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