文書館

E2235 - 2019アーバンデータチャレンジ京都 in NDL関西館<報告>

地域課題解決のために市民自身がITテクノロジーを活用して,行政サービスの問題や社会課題を解決する取り組みであるシビックテック(Civic Tech)が日本においても盛んになりつつある。このシビックテックの1つとして,地方公共団体等が保有するオープンデータや国立国会図書館(NDL)などが公開する日本国内の美術館・図書館・公文書館・博物館分野のGLAMデータを用いた地域課題解決コンテストであるアーバンデータチャレンジ(UDC;E1709,E1877参照)が,2013年から毎年開催されている。そのUDCの地域拠点の1つであるUDC京都府ブロックと,NDLとの共催で,「2019アーバンデータチャレンジ京都 in NDL関西館」が同関西館(京都府精華町)で開催された。このイベントでは,2019年11月9日にアイデアソン,同年12月7日にハッカソンが行われた。

米・スミソニアン協会、所蔵作品の画像等約280万点をCC0で公開

2020年2月25日、米・スミソニアン協会が、既に公開している同協会の470万点を超すデジタルコレクションのうち約280万点の著作権による利用制限を解除し、“Smithsonian Open Access”においてCC0で公開したと発表しています。

同コレクションには、同協会の博物館・研究所・図書館・アーカイブズ・動物園が提供した高精細の2D・3D画像のほか、研究データ、メタデータも含まれます。

今後も同取組は継続され、2020年後半までに300万点を超す画像がCC0で公開される予定です。

Smithsonian Releases 2.8 Million Free Images for Broader Public Use(Smithsonian Institute, 2020/2/25)
https://www.si.edu/newsdesk/releases/smithsonian-releases-28-million-free-images-broader-public-use

米・ウエスタンイリノイ大学文書館、エイブラハム・リンカーン元大統領に関する同館の蔵書コレクションをオンラインで公開

2020年2月11日、米国のウエスタンイリノイ大学文書館は、エイブラハム・リンカーン元大統領に関する同館の蔵書コレクションがオンライン上で利用可能になったことを発表しました。

デジタル化された以下の6種類のリンカーン元大統領に関する同館貴重書が、イリノイ州の高等教育機関の図書館コンソーシアム“Consortium of Academic and Research Libraries of Illinois (CARLI)”によるメンバー館のデジタルコンテンツリポジトリ“CARLI Digital Collections”上で利用可能です。

・Life and Public Services of Abraham Lincoln
・Political Debates Between Lincoln and Douglas
・Menard-Salem Lincoln Souvenir Album
・Lincoln in Caricature 1903
・Lincoln in Caricature 1945
・Abraham Lincoln as Attorney for the Illinois Central Railway Company

歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業東北大学拠点、「歴史文化資料保全コーディネーター講座」を開催

2020年3月2日から4日にかけて、歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業東北大学拠点(東北大学学術資源研究公開センター)が、同大学大学院理学研究科において「歴史文化資料保全コーディネーター講座」を開催します。

様々な分野の専門家が、東日本大震災などでの保全活動の経験を踏まえ、資料ごとに、対処方法や注意点、どのような機関や組織と連携すると良いかなどを解説するもので、多様な資料の保全に直面した際、踏まえておくべきことを知っておくことで、受講者が、地域での歴史文化資料などの保全活動全体をコーディネートしていくことが可能となることを目的としています。

受講料は無料ですが事前の申し込みが必要です。全ての講義を受講した受講者には、受講証明書が発行されますが一部のみの受講も可能です。

講座の内容は以下の通りです。

文化財防災ネットワーク推進事業、「文化遺産防災ネットワーク推進会議活動ガイドライン」を策定

2020年2月7日、国立文化財機構の文化財防災ネットワーク推進本部は、文化財防災ネットワーク推進事業が「文化遺産防災ネットワーク推進会議活動ガイドライン」を策定したと発表しました。

同ガイドラインは、災害時に文化遺産防災ネットワーク推進会議参画団体がそれぞれに行う情報収集活動で得た情報を速やかに共有し、より効果的な救援・支援活動を実現するための基本方針を記したものです。

本部からのお知らせ(文化財防災ネットワーク)
https://ch-drm.nich.go.jp/news/notice/
※2020年02月07日欄に「文化遺産防災ネットワーク推進会議活動ガイドラインが完成しました。」とあります。

一般社団法人国宝修理装潢師連盟が文化遺産防災ネットワーク推進会議に参加

国立文化財機構 文化財防災ネットワーク推進本部は、2020年2月4日に開催された第11回文化遺産防災ネットワーク推進会議において、新たに一般社団法人国宝修理装潢師連盟が同会議に参加することになったと発表しています。

これにより、同推進会議への参加団体は25団体となりました。

カナダ国立図書館・文書館(LAC)とオタワ公共図書館(OPL)の共同施設の設計案が公表

2020年1月23日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)とオタワ公共図書館(OPL)は、両館による共同施設の設計案を公表しました。

各館固有のスペースと共有のスペースがある同施設のデザインは、オタワの豊かな歴史と美しい自然を結びつけたものとなっており、その形状はオタワ川を連想させ、石と木材による外観は隣接する斜面と周囲の緑地を反映したものと説明されています。

ホール、子供向けディスカバリーセンター、系譜学センター、閲覧室、アナログと最新のデジタル技術を兼ね備えたクリエイティブセンター、50を超す会議室、楽器貸出サービスと結び付けた録音室と音楽室、カフェといった施設を備えた同施設は、1億9,290万ドルの費用を掛けて、2024年後半にオープンする予定です。

2019年2月から、対面及びオンラインを通じて市民から意見を募る“Inspire555 Series”を実施し、今回の設計案に反映させているほか、そのニーズや関心事項を把握するための先住民族との面談も、2020年を通じて予定しているとしています。

E2217 - 図書館総合展2019フォーラムin大阪<報告>

2019年9月28日,大阪市にあるYMCA国際文化センターを会場に,2019年3回目の図書館総合展地域フォーラム(CA1944参照)が開催された。3回目のテーマは「open」である。フォーラムは,第1部に関西の各機関・グループで活躍する8人の登壇者によるリレートーク,第2部に協賛企業によるプレゼンテーション,第3部に「OpenGLAMの可能性を再度考える」というテーマで講演・報告が行われた。

新潟県、「新潟県文化財保存活用大綱(案)」に関する意見を募集

新潟県が、「新潟県文化財保存活用大綱(案)」に関する意見の募集を開始しました。期間は2020年1月14日から1月27日までです。

新潟県文化財保存活用大綱(案)について御意見を募集します(新潟県, 2020/1/14)
https://www.pref.niigata.lg.jp/site/bunkagyosei/taikou-ikenboshu.html

新潟県文化財保存活用大綱(案) [PDF:7.86MB]
https://www.pref.niigata.lg.jp/site/bunkagyosei/taikou-ikenboshu.html

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、先住民の文化・言語記録を保存する31のプロジェクトに対して総額230万ドルを提供

2020年1月6日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)は、カナダ国内のファースト・ネーション、イヌイット、メティといった先住民の各組織が実施する31のプロジェクトに対して総額230万ドルを提供することを発表しました。

先住民の文化・言語記録のデジタル化による保存支援事業“Listen, Hear Our Voices”へ2019年夏までに行われた申請について、LACの外部に置かれたカナダ各地のファースト・ネーション、イヌイット、メティの代表者からなる委員会が審査を行い、31のプロジェクトへの資金提供が勧告されました。資金助成の対象、プロジェクト名、助成金額に関する完全なリストはLACウェブサイトの“Listen, Hear Our Voices”内で提供されています。

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