ペルー

北米の研究図書館センター(CRL)のLatin American Materials Project(LAMP)、19世紀頃に刊行されたペルーの新聞2紙をデジタル化

2020年6月23日、北米の研究図書館センター(CRL)は、Latin American Materials Project(LAMP)が19世紀頃にペルーのアレキパで刊行された新聞“el Republicano”と“la Bolsa”の2紙のデジタル化を実施したことを発表しました。

LAMPは、貴重なラテンアメリカ地域の研究資料をマイクロフィルム化デジタル化して収集・保存・維持し会員向けに提供するCRLのプロジェクトです。アレキパはペルー第二の都市であり、2紙に収録された内容は、同国の19世紀初めから20世紀初めにかけての国・地方レベルの政治的議論における様々な側面を示したものである、としています。

2紙の原資料はアレキパ市内の3図書館で別々に保存されていましたが、アレキパ市内の大学に所属する研究者がLAMPへ提案し、原資料の集約とデジタル化が実現しました。

沖縄県立図書館、ペルー共和国リマ市にて沖縄関係移民資料の収集及びルーツ調査を実施

沖縄県立図書館が、2020年2月、ペルー共和国リマ市にて、沖縄関係移民資料の収集・複写及びルーツ調査を実施すると発表しています。

資料収集・複写の日程は2月15日から2月21日までで、県人会・市町村人会で発行した記念誌、日記、名簿、写真、新聞、会報、戦後沖縄への救援活動に関する資料等が対象です。

また、2月16日に開催されるRyukyu Dynamicにおいて、沖縄県系移民1世ルーツ調査を無料で実施するとしています。

@okinawapreflibrary(Facebook, 2020/1/26)
https://www.facebook.com/okinawapreflibrary/photos/a.1786235834800494/2662779583812777/

ODILO社、洪水被害を受けたペルーの子どもを対象に教育関連のデジタルコンテンツを無償提供

2017年6月1日、スペインと米国に拠点を置き、欧州・ラテンアメリカを中心に電子書籍事業や図書館向けの電子図書館事業を行なっているODILO社が、3月末に発生した洪水の被害を受け、学校に通えない状況が続くペルーの子どもを対象に、教育関連のデジタルコンテンツ(電子書籍、視聴覚資料等)を無償で提供すると発表しています。

復旧工事下での継続的な学習の支援が目的で、通信業社テレフォニカ・ペルーとペルー教育省は、このプロジェクトを通じて、読解力やデジタルリテラシーが向上することも期待しているとのことです。

Flood victims receive free eBooks (ODILO,2017/6/1)
http://mailchi.mp/odilo/floodvicitms

台湾やペルーでも、2017年からElsevier社の電子ジャーナルの閲覧が不可能に

台湾の図書館コンソーシアムCONCERTは、Elsevier社と、2017年のライセンス契約において契約料を下げるよう交渉していましたが、台湾の大学図書館の75%以上が同社の提案を拒否したことにより、交渉が決裂したと発表しています。

CONCERTでは、Google Scholor、図書館間貸出し、郵送複写サービス、学術コミュニティのネットワークを通じた学術情報資源へのアクセスを提案しています。

台湾科技大学においては、当初、2016年末までCONCERTを支持するとともに、2017年1月からはElsevier社と個別交渉することを予定していましたが、台湾教育部の政策や、他の大学との友好精神にもとづき、他の大学とともに、交渉をしないと決めたと発表しています。同大学では、影響を最小限に抑えるため、代替計画を策定し、教職員を支援するとしています。

2016年12月23日付けのNatureオンライン版記事では、ペルーにおいても、政府が国立科学技術委員会(CONCYTEC)に対して、アクセスに必要な経費を支出しないため、2017年からElsevier社製品へのアクセスできなくなることが紹介されています。

マラケシュ条約、2016年9月30日に発効:批准国が20か国に到達

世界知的所有権機構(WIPO)は、2016年6月30日、カナダがマラケシュ条約(盲人,視覚障害者及び読字障害者の出版物へのアクセス促進のためのマラケシュ条約)を批准したことにより、発効に必要な批准国数20か国に到達したと発表しています。

マラケシュ条約は、2016年9月30日に発効することになります。

批准20か国は、インド、エルサルバドル、アラブ首長国連邦、マリ、ウルグアイ、パラグアイ、シンガポール、アルゼンチン、メキシコ、モンゴル、韓国、オーストラリア、ブラジル、ペルー、北朝鮮、イスラエル、チリ、エクアドル、グアテマラ、カナダです。

関係団体もコメントを発表しています。

Canada’s Accession to Marrakesh Treaty Brings Treaty into Force(WIPO,2016/6/30)
http://www.wipo.int/pressroom/en/articles/2016/article_0007.html

WIPO-Administered Treaties
Contracting Parties > Marrakesh VIP Treaty (Treaty not yet in force)

ペルーの国立科学技術委員会(CONCYTEC)、オープンアクセスリポジトリの全国ネットワーク“RENARE”を創設

2016年3月22日のオープンアクセスリポジトリ連合(COAR)の発表によると、2016年3月11日、ペルーの国立科学技術委員会(Consejo Nacional de Ciencia, Tecnologia e Innovacion Tecnologica:CONCYTEC)が、同委員会が運営管理するオープンアクセスリポジトリの全国ネットワークである“RENARE”を創設したことを、カトリカ大学(Pontificia Universidad Catolica del Peru: PUCP)で開催された第5回国際大学図書館会議(Congreso Internacional de Bibliotecas Universitarias: CIBU)の開催にあわせ発表したようです。

このネットワークには49機関が参加しており、49,000点の出版物及び研究データにアクセスすることが可能とのことです。

なお、CONCYTECは学術研究成果のオープンアクセス化を目指すネットワーク組織“LA Referencia”に加盟しています。

Peru launches RENARE, a national network of open access repositories(COAR, 2016/3/22)

英国図書館の消滅の危機に瀕した文化遺産をアーカイブするプロジェクトEndangered Archives Programmeが、新しいコレクションをオンラインで公開

2016年2月25日、英国図書館(BL)の消滅の危機に瀕した文化遺産をアーカイブするプロジェクトであるEndangered Archives Programme(EAP)が、以下の3つの新しいコレクションをオンラインで公開しました。

・Digitising the documentary patrimony of Colombia’s Caribbean coast: the ecclesiastical documents of the Department of Cordoba
(コロンビア北部コルドバ県モンテリアの教会にある17世紀から20世紀の記録)

・Preserving Peruvian newspapers for a regional approach: key 19th-20th century press in Arequipa
(ペルー・アレキパで1890年から1962年に発行された新聞“El Deber”)

・Cataloguing, digitisation, and preservation of ancient palm leaf and paper manuscripts archived in Chinmaya International Foundation (CIF)

FamilySearch、170万以上の系図記録と画像を追加したことを発表

2014年7月23日、系図記録を収集,保存する非営利団体FamilySearchが、カナダ、クロアチア、ペルー、ポーランド及び米国の170万以上の系図記録と画像をコレクションに追加したことを発表しました。

FamilySearch Adds More Than 1.7 Million Indexed Records and Images to Canada, Croatia, Peru, Poland, and the United States(FamilySearch, 2014/7/23)
https://familysearch.org/node/2559

FamilySearch Adds More Than 1.7 Million Indexed Records and Images to Canada, Croatia, Peru, Poland, and the United States(FamilySearch Blog, 2014/7/24)
https://familysearch.org/blog/en/familysearch-adds-17-million-indexed-records-images-canada-croatia-peru-poland-united-states/

FamilySearch

Beyond Access、ペルー国立図書館等と協力して、情報格差を改善するための新たなプロジェクトを開始

ペルー政府では、近年、透明性の向上、市民による社会参加、社会的包摂に取り組んでおり、“digital agenda 2.0”に基づき情報格差の改善の取組みなども行われているとのことです。しかし、まだその効果は十分ではないということで、Beyond Accessは、その改善を目指して新しいプロジェクトを開始すると2014年4月1日に発表しました。

新しいプロジェクトは、Beyond Accessが“Centro de Información y Educación(CEDRO)”、ペルー国立図書館の協力を得て行うもので、次の3つで構成されているとのことです。

・技術力の向上を目指して、実験的に3つの図書館にパソコンを設置し、インターネット接続の環境を整え、地域に新しいサービスを提供する。
・国家の発展における公共図書館の役割を進展させる。
・図書館を、社会的、経済的発展を推進するものとして位置付ける。

Beyond Access Launches New Digital Inclusion Project in Peru(Beyond Access, 2014/4/1付)
http://beyondaccess.net/2014/04/01/digital-inclusion-project-in-peru/

参考:

E1457 - 図書館員,自転車で快走:Cycling for Libraries

この夏も,図書館員が,各地で自転車を使った様々なイベントを開催している。例えば米国のシアトル公共図書館では地域のイベントに本やサービスを届ける“Books on Bikes”というプログラムを実施している。6月に新しい中央図書館のデザインを発表したフィンランドのヘルシンキ公共図書館では,専用のトレーラーを付けた自転車6台が,街を走る企画を行っている。新しい時代の図書館を市民に印象づけるものとなったようだ。またポーランドでも,“バイシクールライブラリー(Bicycool Library)”というイベントが国内各地で開催されている。これは図書館利用者の参加するサイクリングを企画し,読書振興のプログラムなどを提供するもので,2010年以来実施されている。昨年は延べ100回ほど開催され参加者は3,500人にのぼったという。...

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