テレビ

英国映画協会、戦略計画“BFI2022”を発表:テレビ番組のデジタル化保存等

2016年11月29日、英国映画協会(BFI)が戦略計画“BFI2022”を発表しました。

そのなかで、ビデオ形式の少なくとも10万点の保存リスクが高い英国のテレビ番組をデジタル化して保存することが謳われています。

BFI ANNOUNCES BFI2022,ITS FIVE YEAR STRATEGY FOR UK FILM(BFI,2016/11/29)
http://www.bfi.org.uk/sites/bfi.org.uk/files/downloads/bfi-press-release-bfi-2022-unveil-five-year-strategy-29-11-2016.pdf

オーフス国立・大学図書館(デンマーク)、英・Preservica社とテレビ・ラジオ番組やデジタルコレクションの長期保存等の関する契約を締結

2016年10月3日、デンマークのオーフス国立・大学図書館(statsbiblioteket)は、英国のPreservica社と、9月29日付で、デジタルコレクションの長期保存等の技術に関する契約を結んだと発表しています。

同契約は、同館が所蔵するテレビやラジオの全国放送や各地方番組の映像・音源や、音楽・演説・CM・新聞のデジタル化コレクションを、Preservica社のシステムを用いて一括して管理し、長期保存、利用提供する事を目的としています。

DANSKERNES DIGITALE HUKOMMELSE SKAL SIKRES ENDNU BEDRE(statsbiblioteket,2016/10/3)
http://www.statsbiblioteket.dk/om-statsbiblioteket/danskernes-digitale-hukommelse-skal-sikres-endnu-bedre

State and University Library of Denmark collaborates with Preservica to safeguard history of Danish cultural heritage(Preservica,2016/10/3)

エイブラハム・リンカーン大統領図書館・博物館、初めてテレビ放送された大統領候補者のディベート映像をデジタル化 YouTubeで公開

米国エイブラハム・リンカーン大統領図書館・博物館がデジタル化した、初めてテレビ放送された大統領候補者のディベート映像が、2016年6月3日からYouTubeで公開されています。

今回公開されたのは1956年5月21日にABCが放送した民主党の大統領候補者同士のディベート映像で、出演しているのはアドレー・スティーブンソン氏とエステス・キーフォーバー氏です。スティーブンソン氏がリンカーン大統領図書館・博物館の前身であるイリノイ州歴史図書館に、1962年に寄贈した16mmフィルムに基づく映像で、現存するコピーは2つしか知られておらず、いずれもこれまで公開されていませんでした。

なお、この年の大統領選挙ではスティーブンソン氏が民主党の大統領候補に指名されましたが、本選では共和党の現職大統領であったアイゼンハワー氏に敗北しています。

Adlai Stevenson and Estes Kefauver - First Televised Debate, 1956(YouTube、2016/6/3付け)
https://www.youtube.com/watch?v=hfoq3wf52YA&feature=youtu.be

公共図書館でケーブルテレビ視聴サービスを提供するか否か(米国)

米・カンザス州のトペカ郡・ショウニー郡公共図書館が、メディアルームでのケーブルテレビの視聴を中止したことを受け、同館で地元の野球球団カンザスシティーロイヤルズの試合を仲間と視聴してきたTom Shadoin氏が請願を行なう予定であることが、2016年5月7日付けの地元紙“Topeka capital journal”で報じられています。

2014年の住民調査での、図書館はリテラシー・生涯学習・コミュニティー支援に力を入れるべきだとの回答を受けて解約することになったという館側の説明に対して、Shadoin氏は、図書館が実施している美術や工芸のワークショップや古典映画の上映等が、リテラシーに役立っているか不明であり、また、それらが含まれるのであれば情報センターである図書館で、ニュースを伝えるケーブルテレビの視聴も認めないのはダブルスタンダードであると主張しています。

同館のCEOであるGina Millsap氏は、メディアルームでのケーブルテレビの視聴が少ない現状や、多くの番組があり住民各々で好みが分かれるなかで提供することの難しさをあげる一方、作業を開始している同館の新しい施設計画においてケーブルテレビを視聴できる場所が除外されていないことが報じられています。

NHK放送技術研究所、NHK番組情報をLinked Open Data(LOD)形式で試験的に提供開始

2015年11月12日、NHK放送技術研究所は、NHKの持つ番組情報を、ソフトウェアが判別・解釈できるLinked Open Data(LOD)形式のデータとして試験的に提供すると発表しています。

全国のNHKの放送番組のタイトルや放送時間、放送概要などの番組表の情報を、LOD形式のデータとして提供するサービスで、NHK放送技術研究所における新しいアプリケーションやサービスの創出可能性の調査・研究を目的としており、ウェブサイト上で、2015年11月12日から2016年7月18日の期間、実施するとのことです。

NHK放送技術研究所 News
https://www.nhk.or.jp/strl/
※「2015.11.12 NHK番組表情報の試験的なデータ提供を開始しました。」とあります。

NHK番組LOD提供サービスのご案内(NHK放送技術研究所)
https://www.nhk.or.jp/strl/lod/index.html

新聞通信調査会、「2015年メディアに関する世論調査結果」を公表

公益財団法人新聞通信調査会は、2015年8月21日から9月8日まで、全国の18歳以上・5000人を対象に行った「第8回メディアに関する全国世論調査」の調査結果を公表しています。

各メディアの印象・信頼度、戦後70年報道や憲法改正問題に関する報道についての調査が行われており、メディアの情報の信頼度は、1位「NHK テレビ」、2位「新聞」、3位「民放テレビ」となっています。

また、「情報が役に立つ」メディアとして新聞を挙げた人が 50.2%、「情報源として欠かせない」メディアとして新聞を挙げた人が 50.0%、「情報の量が多い」メディアとして新聞を挙げた人が 42.7%とそれぞれの項目で新聞が1位となったとのことです。

公益財団法人新聞通信調査会 新着情報
http://www.chosakai.gr.jp/index2.html
※「2015年メディアに関する世論調査結果発表(2015/10/26)」とあります。

第8回メディアに関する全国世論調査(2015年)
http://www.chosakai.gr.jp/notification/pdf/report9.pdf

メディア世論調査:「報道の自由保障を」83%(毎日新聞,2015/10/26付け記事)

米バージニア大学図書館、1951年から1971年までのテレビニュースアーカイブをデジタル化公開

米国バージニア大学図書館が、同館の所蔵する公民権運動の時代のテレビニュースと原稿のアーカイブをデジタル化公開しました。

これは、2007年に地元バージニア州のWSLS-TVが、1951年から1971年までのニュースフィルムと原稿を同館に寄贈したことに始まるもので、2010年に全米人文科学基金から保存とデジタル化のための助成金を得て、これまで作業が続けられてきました。

WSLS-TV (Roanoke, VA) News Film Collection, 1951 to 1971
http://search.lib.virginia.edu/catalog/uva-lib:2214294

U.Va. Library Launches Online Archive of Historical TV News Footage (UVA Today 2013/8/2付けの記事)
http://news.virginia.edu/content/uva-library-launches-online-archive-historical-tv-news-footage

UVa Archiving Civil Rights Era News Footage from Roanoke (NEWSPLEX.com 2013/8/6付けの記事)

【イベント】公開フォーラム「震災の記録をどう活用するか―膨大な映像記録を中心に―」(11/24・東京)

2012年11月24日、東京大学福武ホールにて、同大学大学院情報学環主催の公開フォーラム「震災の記録をどう活用するか―膨大な映像記録を中心に―」が開催されます。東京大学客員教授の御厨貴氏による基調講演に続き、震災に関する映像記録を扱っているテレビ局や大学等の8機関からの報告がなされ、最後に討論が行われます。定員は184名、入場無料で、11月21日まで参加申込が受付られています。

公開フォーラム「震災の記録をどう活用するか―膨大な映像記録を中心に―」(PDF:1ページ)
http://cidir.iii.u-tokyo.ac.jp/_userdata/event/20121124.pdf

Internet Archive、2012年米国大統領選に関するニュース番組検索・貸出プログラムを開始

2012年9月17日、Internet Archiveが新サービスとして“TV News Search & Borrow”を公開しました。このサービスは、2012年の米国大統領選挙の論点と候補者について市民の理解を促進するために作成されたもので、テレビニュースの非公開の字幕テキストを検索し、関連したニュース番組を借りることができるというものです。コレクションは、現在、3年以上かけて収集した35万点のニュース番組が登録されているとのことです。

TV News Search & Borrow
http://archive.org/tv

20世紀後半のウェールズにおけるテレビと記憶の係わりを尋ねるプロジェクトサイト“Media and the Memory in Wales”公開

2012年5月17日に、英国ウェールズのアベリストウィス大学(Aberystwyth University)が、JISCの助成を受けて、“Media and Memory in Wales”というウェブサイトを公開しました。このウェブサイトは、1960年代半ばから1990年代半ばまでの「テレビ全盛期」にかけて、テレビが自分あるいは家族、コミュニティにとってどのような重要性をもつものであったのか、その記憶についてインタビューし、記録したものです。このプロジェクトは、ウェールズにおける「テレビの時代」に関連したオーラルな記録を収集保存し、政治的・文化的に重要なテレビの一時代の記憶収集を呼び掛けることを目的としているようです。インタビュー調査は、ウェールズの4つの地方(Caernarfon、Carmarthen、the Rhondda、Wrexham)で実施されており、ウェブサイトでは、その地域ごと、あるいは、エリザベス女王の戴冠(1953年)等の歴史的なイベントごと、インタビュアーごとに、語られた記憶を見ることができます。

Media and the Memory in Wales
http://www.mediaandmemory.co.uk/

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