クラウドコンピューティング

米Innovative Interfaces社のクラウド型図書館システム“Sierra”が欧州・中東・アフリカの13の図書館で導入決定

2012年1月31日付けの米Innovative Interfaces社の発表によると、同社のクラウド型図書館システム“Sierra Services Platform”が、英国・スペイン・イタリア・カタール・南アフリカの13の大学図書館等で導入が決定したとのことです。現在開発中のSierraは開発パートナー館での動作テスト等が行われているとされています。また、同日付で、米国のシンシナティ・ハミルトン郡公共図書館における導入も発表されています。

Recent Selections in Africa, Europe, and the Middle East Extend Sierra's Worldwide Success (Innovative Interfaces 2012/1/31付けプレスリリース)
http://www.iii.com/news/pr_display.php?id=517

Cincinnati Public Library (OH) Selects Sierra Services Platform, Encore, and More to Support Strategic Plan (Innovative Interfaces 2012/1/31付けプレスリリース)

米Serials Solutions社が開発中のウェブスケール図書館業務管理システムの名称が“Intota”に決定

米国のSerials Solutions社が開発中のウェブスケール図書館業務管理システムの名称が“Intota”に決定したそうです。2012年末までにリリースされる予定と発表されています。

Intota (Serials Solutions)
http://www.serialssolutions.com/management/intota/

Web-Scale management solution has a new name: Intota (Library Technology Guides 2012/1/21付け記事)
http://www.librarytechnology.org/ltg-displaytext.pl?RC=16501

2012年の図書館システム市場の動向予測(記事紹介)

ALA TechSourceに、2012年1月10日付けで、ブリーディング(Marshall Breeding)氏による“What's In Store for the Library Automation Industry in 2012?”という記事が掲載されています。この記事は、2012年の図書館システム市場の動向予測が記されたもので、2012年は大手の図書館システムベンダのクラウド型図書館システムが出そろって「分岐点」となる年(watershed year)だと述べられています。その他、Kuali OLE等のオープンソースソフトウェア、ベンダの買収、SkyRiverとOCLCの訴訟の行方、モバイル、近距離無線通信(NFC)、クラウド、電子書籍等のトピックスについて触れられています。

OCLC、ウェブスケール時代の図書館をテーマとする報告書“Libraries at Webscale”を公表

“OCLC WorldShare”の発表に合わせて、OCLCが“Libraries at Webscale: A discussion document”と題した報告書を公表しています。人々の情報の探し方に対してウェブがどのような影響を与えたか、利用者の教育・学習においてクラウドサービスがどのように使われているか等についてまとめられているようです。報告書では、現在から今後5年以内に図書館が直面する主要な課題やチャンスについて多数の業界リーダーにインタビューした結果も盛り込まれているそうです。16ページでは“Clouds vs. Webscale”として、クラウドとウェブスケールの違いについて説明されています。

Libraries at Webscale (PDF文書:71ページ)
http://www.oclc.org/us/en/reports/webscale/libraries-at-webscale.pdf

Libraries at Webscale
http://www.oclc.org/us/en/reports/webscale/default.htm

参考:
OCLCがウェブスケール戦略を進める“OCLC WorldShare”を発表 ブランドの刷新、“App Gallery”、海外データセンタの建設

OCLCがウェブスケール戦略を進める“OCLC WorldShare”を発表 ブランドの刷新、“App Gallery”、海外データセンタの建設

2011年12月5日、OCLCがそのウェブスケール(Webscale)戦略を推し進める“OCLC WorldShare”を発表しました。プレスリリースを含めたOCLCの発表によると以下のようになります。

・数週間後に“OCLC WorldShare App Gallery”がパイロット機関向けに公開される予定である。これは、OCLC・パートナー機関・図書館が開発した、OCLCの各種サービスにインストール可能なアプリケーションを、世界中で共有できるプラットフォームである。開発の際には、WMS(後述)のものを含めた各種APIが利用できる。
・OCLC WorldShare App Galleryは、API、データベース、データセンタ等と共に“OCLC WorldShare Platform”を構成する。
・OCLC WorldShare Platformでは、ソーシャルネットワークを活用したアプリケーション開発のための共通APIである“OpenSocial”が採用されている。
・2011年7月リリースのクラウド型図書館システム“Web-scale Management Services”は“WorldShare Management Services”(WMS)に名称が変わる。

長岡技術科学大学、全51校の国立高専が共同利用する図書館システムをプライベートクラウドで構築

2011年12月2日、長岡技術科学大学が、全国の51の国立高等専門学校が共同利用する統合図書館システムをプライベートクラウドで構築すると発表されました。NECのSaaS型図書館システム“E-CatsLibrary”を導入し、2012年3月から運用を開始するとのことです。新しいシステムでは、各高専に設置されていたサーバを同大学の6台に集約し、また、同大学と全高専の400万件の蔵書を横断検索するシステムも提供されるそうです。

NEC、長岡技術科学大学の統合図書館システムをプライベートクラウドで構築 ~大学と全国の国立高専55キャンパスによる共同利用が実現~(NEC 2011/12/2付けプレスリリース)
http://www.nec.co.jp/press/ja/1112/0201.html

長岡技術科学大学、高専55キャンパスをつなぐ図書館システムをクラウドで構築(ITmediaエンタープライズ 2011/12/2付けニュース)
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1112/02/news044.html

長岡技科大・高専統合図書館システムE-Conan OPAC

ExLibris社が2012年にリリース予定のクラウド型図書館システム“Alma”の開発の現状

イスラエルのEx Libris社が2011年1月に発表し、現在開発中のクラウド型次世代図書館システム“Alma”は、5月に第3弾、9月に第4弾のパートナー向けリリースがアナウンスされ、2012年初期のリリースが予定されています。米国のボストン・カレッジ、プリンストン大学、パーデュー大学、ベルギーのルーヴェン・カトリック大学をはじめとして、Almaの開発に関わっている図書館の数も増加しているようです。11月17日付けの発表では、初期導入館プログラム(early adopter programme)に英国のヨーク大学やランカスター大学など欧州の9機関が参加し、これで、3大陸にわたる計60以上の機関が協力に加わっていることになったとされています。

Nine European Institutions Join the Ex Libris Alma Early Adopter Programme (2011/11/17)

アリゾナ大学、BioMed Centralが提供するクラウド型機関リポジトリサービス“Open Repository”の米国初ユーザに

米アリゾナ大学が、BioMed Centralが提供するクラウド型機関リポジトリサービス“Open Repository”を米国で初めて導入したと発表されています。Open Repositoryは英国の学術機関を中心に使われているようです。また、同大学の図書館情報学部が運営している電子図書館“DLIST”(旧環境ではEPrintsを利用したシステム)もOpen Repositoyへ移行しているとのことです。

The University of Arizona Campus Repository
http://arizona.openrepository.com/

Open Repository in the USA: The University of Arizona’s repository (Open Repository 2011/11/9付けプレスリリース)
http://blogs.openaccesscentral.com/blogs/orblog/entry/university_of_arizona_repository_launches

Customers (Open Repository)
http://www.openrepository.com/customers

参考:

Serials Solutions社、開発中のウェブスケール図書館業務管理システムに関するオンラインセミナーの動画を公開

米Serials Solutions社が2011年10月18日から22日にかけて開催した、以下のオンラインセミナーの動画が公開されています。テーマは同社が現在開発中のウェブスケール図書館業務管理システムなどです。

・Using Linked Data to Create Efficiencies in the Library
・How System Interoperability Streamlines and Improves Library Management
・Uncover Cost Savings with Web-Scale Management
・What's New and Upcoming with the Summon Service

Serials Solutions at upcoming events in London and Charleston; recent webinar recordings available (LIS-E-RESOURCES 2011/10/25付け) ("Recent Webinar Recordings"以下に4本の動画へのリンクがあります)
https://www.jiscmail.ac.uk/cgi-bin/webadmin?A2=LIS-E-RESOURCES;8f717141.1110

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