クラウドコンピューティング

日本事務器株式会社、クラウド型大学図書館情報システム「ネオシリウス・クラウド」を販売開始

日本事務器株式会社が、2012年4月9日より、クラウド型大学図書館情報システム「ネオシリウス・クラウド」の販売を開始しました。現在約70館以上が導入している同社の図書館システム「ネオシリウス」の後継となるもので、販売価格は月額165,000円からとされています。

ネオシリウス・クラウド(日本事務器)
http://www.njc.co.jp/solution/education/education/neociliuscloud.html

日本事務器、クラウド型大学図書館情報システム「ネオシリウス・クラウド」販売開始(日本事務器 2012/4/9付けプレスリリース)
http://www.njc.co.jp/release/r-20120409.html

参考:
群馬県前橋市立図書館がNECのクラウド型図書館システムを導入 国内最大規模
http://current.ndl.go.jp/node/20228

長岡技術科学大学、全51校の国立高専が共同利用する図書館システムをプライベートクラウドで構築
http://current.ndl.go.jp/node/19644

三省堂書店、学校図書館向けクラウド型図書館システム“LX 3.0 School”の受付を開始
http://current.ndl.go.jp/node/19241

OCLCがオーストラリアに4か所目となるデータセンターを開設

OCLCがオーストラリアのシドニーに4か所目となるデータセンターを開設したと発表しました。米国内の2か所及び、2011年12月に英国に開設した1か所のデータセンターに続くものです。その理由のひとつとして、クラウド型図書館システム“WorldShare Management Services”(WMS)を導入するオーストラリア及びニュージーランドの図書館に対するデータプライバシー要件が挙げられています。また、OCLCは最近ISO 27001(情報セキュリティマネジメントシステム)を取得したそうです。2012年3月下旬にはオーストラリア国内の8館がWMSの試験運用を開始するとされています。

OCLC opens new data center in Sydney, Australia(OCLC 2012/3/21付けニュース)
http://www.oclc.org/news/releases/2012/201222.htm

静岡大学附属図書館、図書館業務システムをクラウドへ移行

2012年2月29日、静岡大学附属図書館が、2月に図書館業務システムを更新し、館内システムを全面クラウド化したと発表しました。同大学では、2010年3月から学内情報システムのサーバ類を学外のデータセンターへ移してクラウドでの運用を行っており、今回の更新では、そのクラウド環境上に図書館業務システムを構築したということのようです。これによって、コスト削減の他、災害によってキャンパスが被災した際のデータ保護等のメリットがあるとされています。先立って、同大学の学術リポジトリもクラウドへ移行していたようです。

2012年2月 静大OPAC・myLibraryリニューアル(静岡大学附属図書館)
http://www.lib.shizuoka.ac.jp/top/?ils

静岡大学附属図書館、システムの全面クラウド化を達成(静岡大学附属図書館)
http://www.lib.shizuoka.ac.jp/top/?ils2

[drf:2106] 静岡大学学術リポジトリはパブリッククラウドに移行しました(DRF-ML 2010/11/5付けメール)
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drfml/msg02094.html

英国政府、IT調達の透明性向上やコスト削減を狙いとするクラウドサービスのオンラインカタログ“CloudStore”をリリース

英国政府が公的セクタにおけるIT調達の簡便性や透明性の向上や、コスト削減を目的として、IT製品やクラウドサービスのオンラインカタログ“CloudStore”を公開しました。CloudStoreには、IaaS、PaaS、SaaS、専門クラウドサービスの4種類に分類された、1,700点以上のサービスが登録されており、各機関のニーズを満たすものを選択できるとされています。図書館関係のサービスとしては、オープンソースの図書館システム“Koha”が登録されているようです。CloudStoreは、政府によるICT活用を促進させる“G-Cloud”という取り組みの一部とのことです。

CloudStore
http://www.govstore.net/

Bramble.cc_PTFS - Koha Library Management System (CloudStore)
http://www.govstore.net/Catalogue/ViewService/53

「IT部門を持つ政府」から「デジタル政府」へ 英政府のアプリストア(クラウドウォッチ 2012/2/27付け記事)
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/column/infostand/20120227_514865.html

群馬県前橋市立図書館がNECのクラウド型図書館システムを導入 国内最大規模

2012年2月22日、NECが、群馬県前橋市立図書館と神奈川県大和市立図書館が、同社のクラウド型図書館システム「GPRIME for SaaS/図書館」をそれぞれ1月5日、1月1日より導入していると発表しました。前橋市立図書館は全16館で計100万冊以上の蔵書を所蔵しており、同社は、このような大規模なクラウド活用事例は国内の図書館で初であり、同等のシステムを個別に開発・運用する場合と比べて5年間のIT経費が約25%削減できるとしています。大和市立図書館は図書館1館と学習センター設置の図書室4室で計43万冊を所蔵しているそうです。

NEC、前橋市立図書館・大和市立図書館へクラウド型図書館システムを提供(RBB TODAY 2012/2/22付けニュース)
http://www.rbbtoday.com/article/2012/02/22/86570.html

前橋市と大和市、図書館業務にSaaS活用--利用者サービスを強化へ(ZDNet Japan 2012/2/22付けニュース)
http://japan.zdnet.com/cloud/case-study/35014391/

NEC、前橋市立図書館へクラウドサービスによる図書館システムを提供 ~ 新たにVPNサービスを追加 ~(NEC 2012/2/22付けプレスリリース)

米Innovative Interfaces社のクラウド型図書館システム“Sierra”が欧州・中東・アフリカの13の図書館で導入決定

2012年1月31日付けの米Innovative Interfaces社の発表によると、同社のクラウド型図書館システム“Sierra Services Platform”が、英国・スペイン・イタリア・カタール・南アフリカの13の大学図書館等で導入が決定したとのことです。現在開発中のSierraは開発パートナー館での動作テスト等が行われているとされています。また、同日付で、米国のシンシナティ・ハミルトン郡公共図書館における導入も発表されています。

Recent Selections in Africa, Europe, and the Middle East Extend Sierra's Worldwide Success (Innovative Interfaces 2012/1/31付けプレスリリース)
http://www.iii.com/news/pr_display.php?id=517

Cincinnati Public Library (OH) Selects Sierra Services Platform, Encore, and More to Support Strategic Plan (Innovative Interfaces 2012/1/31付けプレスリリース)

米Serials Solutions社が開発中のウェブスケール図書館業務管理システムの名称が“Intota”に決定

米国のSerials Solutions社が開発中のウェブスケール図書館業務管理システムの名称が“Intota”に決定したそうです。2012年末までにリリースされる予定と発表されています。

Intota (Serials Solutions)
http://www.serialssolutions.com/management/intota/

Web-Scale management solution has a new name: Intota (Library Technology Guides 2012/1/21付け記事)
http://www.librarytechnology.org/ltg-displaytext.pl?RC=16501

2012年の図書館システム市場の動向予測(記事紹介)

ALA TechSourceに、2012年1月10日付けで、ブリーディング(Marshall Breeding)氏による“What's In Store for the Library Automation Industry in 2012?”という記事が掲載されています。この記事は、2012年の図書館システム市場の動向予測が記されたもので、2012年は大手の図書館システムベンダのクラウド型図書館システムが出そろって「分岐点」となる年(watershed year)だと述べられています。その他、Kuali OLE等のオープンソースソフトウェア、ベンダの買収、SkyRiverとOCLCの訴訟の行方、モバイル、近距離無線通信(NFC)、クラウド、電子書籍等のトピックスについて触れられています。

OCLC、ウェブスケール時代の図書館をテーマとする報告書“Libraries at Webscale”を公表

“OCLC WorldShare”の発表に合わせて、OCLCが“Libraries at Webscale: A discussion document”と題した報告書を公表しています。人々の情報の探し方に対してウェブがどのような影響を与えたか、利用者の教育・学習においてクラウドサービスがどのように使われているか等についてまとめられているようです。報告書では、現在から今後5年以内に図書館が直面する主要な課題やチャンスについて多数の業界リーダーにインタビューした結果も盛り込まれているそうです。16ページでは“Clouds vs. Webscale”として、クラウドとウェブスケールの違いについて説明されています。

Libraries at Webscale (PDF文書:71ページ)
http://www.oclc.org/us/en/reports/webscale/libraries-at-webscale.pdf

Libraries at Webscale
http://www.oclc.org/us/en/reports/webscale/default.htm

参考:
OCLCがウェブスケール戦略を進める“OCLC WorldShare”を発表 ブランドの刷新、“App Gallery”、海外データセンタの建設

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