クラウドコンピューティング

経済産業省、「平成23年情報処理実態調査」報告書を公表

2012年7月17日、経済産業省が、「平成23年情報処理実態調査」の結果をとりまとめた報告書を公表しました。同調査は、国内のITや情報セキュリティに係る施策の形成・運営に関する公式統計で、報告書の概要では以下の5点がポイントとして挙げられています。

(1)急拡大するクラウド・コンピューティングの利用
(2)モバイル端末利用などに伴う情報セキュリティトラブルの発生
(3)3年連続で低下する情報処理関係諸経費
(4)高まるEDI利用の効果
(5)東日本大震災の影響

平成23年情報処理実態調査報告書概要(PDF:13ページ)
http://www.meti.go.jp/press/2012/07/20120718001/20120718001-2.pdf

IT予算の4分の1をクラウドコンピューティングに移行させる米国政府のクラウドファースト戦略(記事紹介)

2012年6月12日から15日にかけて、東京で、ICT技術をテーマとした展示会およびコンファレンス“Interop Tokyo 2012”が開催されました。カンファレンスの基調講演のひとつとして、6月13日には、SafeGov.orgの代表であるグールド(Jeff Gould)氏が「政府クラウドにおけるプライバシーとセキュリティ:米国の視点」(Privacy and Security in Government Clouds: A U.S. Perspective)と題した講演を行いました。その報告記事がITproに掲載されています。講演では、「クラウドファースト」というポリシーを掲げ、年間800億ドルのIT予算の25%をクラウドコンピューティングに移行する目標を打ち出している米国連邦政府の取組みについて紹介されたそうです。

[Interop 2012]「なぜ米政府は短期間でクラウドを導入できたのか」(ITpro 2012/6/19付け記事)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120619/403641/

Interop Tokyo 2012
http://www.interop.jp/2012/

Federal Cloud Computing Strategy(PDF:43ページ)

E1307 - 次世代型図書館業務システム主要5製品の特徴とその現状

E1307 - 次世代型図書館業務システム主要5製品の特徴とその現状

この2012年は北米の図書館システム市場が激しく変化する一年になると言われている(E1282参照)。その理由は従来型の統合図書館システム(ILS)とは異なる性質を持った次世代型の図書館業務システムの登場である。既に正式運用が始まっているOCLCの“OCLC WorldShare Management Services”(以下WMS)を含めて,Ex Libris社の“Alma”,Innovative Interfaces社の“Sierra Services Platform”,Serials Solutions社の“Intota”,オープンソースの“Kuali OLE”(E1003参照)という5製品が年内に出揃うことになっている。...

国立情報学研究所の『NII Today』56号が「アカデミック・クラウド」特集

国立情報学研究所が刊行する『NII Today』56号(2012年6月)が「アカデミック・クラウド」特集を組み、以下の4本の記事を掲載しています。

・インタビュー:学術クラウドで変わる教育・研究の最前線
・学術ネットワークSINETで加速する学術クラウド
・HPCIと学認がつなぐ学術クラウド、未来への架け橋
・大学同士のクラウドをつなぐ「インタークラウド」に集まる期待
・未来を創るクラウド技術者の養成

NII Today
http://www.nii.ac.jp/about/publication/today/

参考:
文部科学省、第2回「アカデミッククラウドに関する検討会」の配布資料を公開
http://current.ndl.go.jp/node/21069

Alma、Sierra、Kuali OLE、WorldShare、Intota―次世代図書館業務管理システム5製品の概要とその現状(文献紹介)

Serials Review誌に、米国ノースカロライナ州立大学図書館のウィルソン(Kristen Wilson)氏による“Introducing the Next Generation of Library Management Systems”という論文が掲載されています。現在は印刷中(in press)の段階ですが、電子ジャーナルでは公開されています。

この論文は、既に運用が始まっているものも含めて2012年内に出そろう予定の5種類の次世代型図書館業務管理システムについて、各ベンダの担当者へのアンケートを通じて判明した情報などについて整理し、各システムのスクリーンショットも交えて紹介するものです。対象となっているシステムは、Ex Libris社のAlma、Innovative Interfaces社のSierra、オープンソースのKuali OLE、OCLCのWorldShare Management Services、Serials Solutions社のIntotaです。

複数のクラウドサービスによってデジタルコンテンツを保存する“DuraCloud”が料金プランを発表

米国の非営利団体DuraSpaceが、デジタルコンテンツの保存・管理などを行うクラウドサービス“DuraCloud”の料金プランを発表しました。DuraCloudは、Amazon Web Services、Windows Azure、Rackspaceなど複数のクラウドサービスを使ってデータの保存を行う点が特徴です。発表されたプランには、“DuraCloud Preservation Basic”、“DuraCloud Preservation Plus”、“DuraCloud Enterprise”(Standard / Premium)があり、年間料金はそれぞれ1,500ドル、3,000ドル、5,900 / 7,200ドルとなっています(最初の1TBまで。追加料金を支払うことで容量は増やすことが可能)。プランによって異なる点としては、保存するコピーの数や使用するデータセンターの数、利用可能なユーザ数などがあります。

DuraCloud Subscription Plans
http://duracloud.org/pricing

New DuraCloud Digital Archiving and Preservation Services(DuraCloud プレスリリース)

Serials Solutions社がウェブスケール図書館業務管理システム“Intota”の開発パートナーを発表

米国のSerials Solutions社が開発中のウェブスケール図書館業務管理システム“Intota”の開発パートナーを発表しました。ボールステイト大学、ジョンソン郡コミュニティカレッジ、マリストカレッジ、オクラホマ州立大学、ニューヨーク州立大学ジェネセオ校、ニューヨーク州立大学バッファロー校の6機関です。また、発表文では、IntotaはLinked Dataモデルを活用しているとされています。

Serials Solutions Announces Intota Development Partners(Serials Solutions 2012/4/24付けプレスリリース)
http://www.serialssolutions.com/en/news/detail/serials-solutions-announces-intota-development-partners

Intota
http://www.serialssolutions.com/en/services/intota

参考:
E1282 - 2012年の図書館システム市場動向は?(米国)
http://current.ndl.go.jp/e1282

米Serials Solutions社が開発中のウェブスケール図書館業務管理システムの名称が“Intota”に決定

米Amazon、クラウドで提供される検索サービス“Amazon CloudSearch”ベータ版を発表

2012年4月12日、米Amazon.comが、同社のクラウドサービス“Amazon Web Services”の新サービスとして、“Amazon CloudSearch”という検索サービスのベータ版を発表しました。これは、検索させたいデータをアップロードすると、Amazon CloudSearch側でインデクスが作成され、それらのデータを対象とした検索サービスが提供されるというもののようです。

Amazon CloudSearch
http://aws.amazon.com/jp/cloudsearch/

アマゾン、AWS向け検索機能「Amazon CloudSearch」ベータ版をリリース(CNET Japan 2012/4/13付け記事)
http://japan.cnet.com/news/service/35016187/

図書館におけるIT・ウェブの活用を扱った“The Tech Set”シリーズの続編10冊が近々刊行

図書館におけるITやウェブの活用をテーマとした書籍シリーズ“The Tech Set”の続編が近々出版されるそうです。今シリーズで刊行されるのは以下の10点で、それぞれ、クラウド、モバイル、位置情報に基づくサービスとQRコード、Drupal、ソーシャルメディア、次世代図書館リデザイン、スクリーンキャスト、ユーザエクスペリエンス(UX)、インスタントメッセンジャーによるレファレンス、セマンティックウェブとソーシャル検索、というトピックスが扱われています。ALA TechSourceによる紹介記事には、まとめ買い用の割引クーポンのコードも掲載されています。なお、2010年に出版された前シリーズは米国図書館協会(ALA)の“ABC-CLIO/Greenwood Award for the Best Book in Library Literature”を受賞しており、また、出版元の米Neal-Schuman社は2011年12月にALA Publishingの傘下に入っています。

・Cloud Computing for Libraries
・Building Mobile Library Applications
・Location-Aware Services and QR Codes for Libraries
・Drupal in Libraries

E1282 - 2012年の図書館システム市場動向は?(米国)

E1282 - 2012年の図書館システム市場動向は?(米国)

米国のLibrary Journal誌によるニュースサイトThe Digital Shiftが,2012年3月29日付けで,米国の図書館システム市場の動向分析レポート(E1169参照)を掲載している。このレポートは,図書館システム等に関するLibrary Technology Guidesというサイトを運営する,ヴァンタービルト大学図書館のブリーディング(Marshall Breeding)氏が毎年4月頃に発表しており,統合図書館システム(ILS)を含めた図書館業務自動化に関する様々なシステムが対象となっている。2012年のレポートはクラウドベースの新しいタイプの製品の話題から始まっており,本稿ではこのテーマを中心に内容を紹介したい。...

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