クラウドコンピューティング

OCLC WorldShare Management Services、北米16図書館が新たに参加

2012年11月7日、OCLCのウェブスケール図書館業務管理システムOCLC WorldShare Management Servicesに新たに北米から16の図書館が参加すると、OCLCが発表しました。

More libraries join OCLC WorldShare Management Services community (OCLC 2012/11/7付けの記事)
http://www.oclc.org/news/releases/2012/201270.htm

NTTデータがクラウド型デジタルアーカイブサービス“AMLAD”を発表、電子書籍配信サービスにも対応

株式会社NTTデータが、2012年10月19日より、図書館・公文書館・美術館・博物館向けのクラウド型デジタルアーカイブサービス“AMLAD(アムラッド)”の提供を開始すると発表しました。AMLADでは、デジタル化資料の保存・検索・閲覧のほかに、電子書籍の貸出サービスや、他MLA機関との横断検索、国立国会図書館サーチとの連携も可能となっています。また、PCだけではなく、スマートフォンやタブレット端末での利用にも対応しています。

なお、同日から、秋田県立図書館がAMLADを用いて、電子書籍サービスおよび秋田県デジタルアーカイブ(仮称)の運用を開始する予定です。

図書館向けクラウド型デジタルアーカイブサービス提供開始(NTTデータ 2012/10/16付けニュースリリース)
http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2012/101600.html

NTTデータ、図書館などの資料保存機関を対象としたクラウド型のデジタルアーカイブサービス(クラウド Watch 2012/10/16付け記事)
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/20121016_566313.html

DuraCloudのデータ保存先にカリフォルニア大学サンディエゴ校のスーパーコンピューターセンターが追加

デジタルコンテンツの保存・管理などを行うクラウドサービス“DuraCloud”のデータ保存先として、カリフォルニア大学サンディエゴ校のサンディエゴスーパーコンピューターセンター(SDSC)が追加されました。DuraCloudでは、Amazon Web Services、Windows Azure、Rackspaceなど複数のクラウドサービスにコンテンツを保存することが可能ですが、保存先の選択肢がひとつ増えたことになります。

DuraSpace and SanDiego Supercomputer Center (SDSC) Partner to Provide Cost-Effective Cloud Storage and Preservation Services(DuraSpace 2012/9/18付けニュース)
http://duraspace.org/duraspace-and-sandiego-supercomputer-center-sdsc-partner-provide-cost-effective-cloud-storage-and-pr

SDSC Cloud Storage
https://cloud.sdsc.edu/hp/index.php

DuraCloud
http://www.duracloud.org/

参考:

ノルウェーのBIBSYSがOCLC WorldShare Management Servicesの導入を中止

ノルウェーの大学・研究・国立図書館からなるコンソーシアムBIBSYSでは、OCLCのウェブスケール図書館業務管理システムOCLC WorldShare Management Servicesを採用し準備を進めていましたが、2012年8月14日に導入を中止すると発表しました。理由としては、スケジュールや、BIBSYS側に求められる要件についての誤解によるとされています。

Nytt biblioteksystem for BIBSYS Biblioteksystemkonsortium(BIBSYS 2012/8/14付けニュース)
http://www.bibsys.no/norsk/nyheter/readMore.php?id=276

参考:
ノルウェーのBIBSYSがOCLCのウェブスケール図書館業務管理システムを採用へ
http://current.ndl.go.jp/node/17097

12歳の少年が開発するクラウド型図書館システム(アイルランド)

アイルランドはダブリン郊外のラスマインズに住む12歳の少年カラン(Shane Curran)が、スマートフォンで操作するクラウドベース図書館システムを開発する会社“Libramatic”を設立したと報じられています。カランは6歳でプログラミングを始め、小学校を卒業するとソフトウェア開発者兼最高技術責任者(CTO)としてCreditCroc社で働き始め、このたびアイルランドで最年少の会社経営者になったということです。

このシステムでは、スマートフォンのカメラを用いてISBNバーコードを読み取り、オンラインで図書の情報を取得してデータベースに格納するというもので、同様にカメラを用いて図書の貸出・返却も行うようです。学校の図書館ではシステムに多くの金額を費やしているのに司書が情報を手入力する必要があるなどあまり役に立ってないという経験から思いついたアイディアとされています。

Libramatic
http://www.libramatic.com/

Chief executive (12) launches library system(The Irish Times 2012/7/31付け記事)
http://www.irishtimes.com/newspaper/finance/2012/0731/1224321154831.html

経済産業省、「平成23年情報処理実態調査」報告書を公表

2012年7月17日、経済産業省が、「平成23年情報処理実態調査」の結果をとりまとめた報告書を公表しました。同調査は、国内のITや情報セキュリティに係る施策の形成・運営に関する公式統計で、報告書の概要では以下の5点がポイントとして挙げられています。

(1)急拡大するクラウド・コンピューティングの利用
(2)モバイル端末利用などに伴う情報セキュリティトラブルの発生
(3)3年連続で低下する情報処理関係諸経費
(4)高まるEDI利用の効果
(5)東日本大震災の影響

平成23年情報処理実態調査報告書概要(PDF:13ページ)
http://www.meti.go.jp/press/2012/07/20120718001/20120718001-2.pdf

IT予算の4分の1をクラウドコンピューティングに移行させる米国政府のクラウドファースト戦略(記事紹介)

2012年6月12日から15日にかけて、東京で、ICT技術をテーマとした展示会およびコンファレンス“Interop Tokyo 2012”が開催されました。カンファレンスの基調講演のひとつとして、6月13日には、SafeGov.orgの代表であるグールド(Jeff Gould)氏が「政府クラウドにおけるプライバシーとセキュリティ:米国の視点」(Privacy and Security in Government Clouds: A U.S. Perspective)と題した講演を行いました。その報告記事がITproに掲載されています。講演では、「クラウドファースト」というポリシーを掲げ、年間800億ドルのIT予算の25%をクラウドコンピューティングに移行する目標を打ち出している米国連邦政府の取組みについて紹介されたそうです。

[Interop 2012]「なぜ米政府は短期間でクラウドを導入できたのか」(ITpro 2012/6/19付け記事)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120619/403641/

Interop Tokyo 2012
http://www.interop.jp/2012/

Federal Cloud Computing Strategy(PDF:43ページ)

E1307 - 次世代型図書館業務システム主要5製品の特徴とその現状

E1307 - 次世代型図書館業務システム主要5製品の特徴とその現状

この2012年は北米の図書館システム市場が激しく変化する一年になると言われている(E1282参照)。その理由は従来型の統合図書館システム(ILS)とは異なる性質を持った次世代型の図書館業務システムの登場である。既に正式運用が始まっているOCLCの“OCLC WorldShare Management Services”(以下WMS)を含めて,Ex Libris社の“Alma”,Innovative Interfaces社の“Sierra Services Platform”,Serials Solutions社の“Intota”,オープンソースの“Kuali OLE”(E1003参照)という5製品が年内に出揃うことになっている。...

国立情報学研究所の『NII Today』56号が「アカデミック・クラウド」特集

国立情報学研究所が刊行する『NII Today』56号(2012年6月)が「アカデミック・クラウド」特集を組み、以下の4本の記事を掲載しています。

・インタビュー:学術クラウドで変わる教育・研究の最前線
・学術ネットワークSINETで加速する学術クラウド
・HPCIと学認がつなぐ学術クラウド、未来への架け橋
・大学同士のクラウドをつなぐ「インタークラウド」に集まる期待
・未来を創るクラウド技術者の養成

NII Today
http://www.nii.ac.jp/about/publication/today/

参考:
文部科学省、第2回「アカデミッククラウドに関する検討会」の配布資料を公開
http://current.ndl.go.jp/node/21069

Alma、Sierra、Kuali OLE、WorldShare、Intota―次世代図書館業務管理システム5製品の概要とその現状(文献紹介)

Serials Review誌に、米国ノースカロライナ州立大学図書館のウィルソン(Kristen Wilson)氏による“Introducing the Next Generation of Library Management Systems”という論文が掲載されています。現在は印刷中(in press)の段階ですが、電子ジャーナルでは公開されています。

この論文は、既に運用が始まっているものも含めて2012年内に出そろう予定の5種類の次世代型図書館業務管理システムについて、各ベンダの担当者へのアンケートを通じて判明した情報などについて整理し、各システムのスクリーンショットも交えて紹介するものです。対象となっているシステムは、Ex Libris社のAlma、Innovative Interfaces社のSierra、オープンソースのKuali OLE、OCLCのWorldShare Management Services、Serials Solutions社のIntotaです。

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