Europeana

“CC Search”(Beta)から、Europeanaの47万点のコンテンツが検索可能に

2017年4月20日、Creative CommonsとEuropeanaは、クリエイティブ・コモンズのライセンスで公開されているコンテンツを一括して検索できる“CC Search”の最新版(Beta)から、Europeanaのコンテンツ47万点の検索を可能としたと発表しています。

これにより“CC Search”で検索可能なオブジェクトは1,002万2,832点となり、Europeanaは、コンテンツ提供数で2番目のプロバイダーとなったと説明されています。

Announcing 470,000 images from Europeana, now in CC Search(Creative Commons,2017/4/20)
https://creativecommons.org/2017/04/20/europeana-search/

Europeana、2016年度の年次報告書及び年次会計報告書を公開

2017年4月11日、Europeanaの2016年の年次報告書及び年次会計報告書である“Collaborating for Cultural Heritage: Annual Report & Accounts 2016”が公開されました。

2016年の活動として、“Europeana Strategy 2015-2020”の更新、メタデータ改善に関する協同作業、利用者とコンテンツを結びつけるための革新的で創造的な方法の発見、等を指摘しています。

Annual Report & Accounts 2016(Europeana pro,2017/4/11)
http://pro.europeana.eu/publication/annual-report-accounts-2016

タブを開くごとにEuropeana収録の芸術作品を表示するChrome拡張機能“Art Up Your Tab”が公開

Europeanaが、2017年3月28日公開された、Chrome拡張機能“Art Up Your Tab”を紹介しています。

Kennisland、Studio Parkers、Sara Kostlerが作成したもので、Europeana内の芸術作品をタブブラウザを開くたびに検索することなくフルスクリーンの画面で表示させるものです。

著者・所蔵機関といった作品の詳しい情報や再利用条件については、クリックすることで見ることができ、高精細な画像をダウンロードすることも可能です。

拡張機能の最初の版では、オランダの文化遺産機関の作品が主な対象で、他の欧州の機関からの作品も含まれます。

現在表示される作品はKennislandによって選定されていますが、将来的には、文化遺産機関からの助言を得ることが想定されています。

Europeana、教育分野でのコンテンツ利用の活性化を目的に“Europeana4Education”を立ち上げ

2017年3月22日、Europeanaは、2017年の優先的なコンテンツの市場を「教育」とし、公式・非公式、初等教育から生涯教育にわたって、そのコンテンツを用いて学習者を刺激し、教育資源を豊かにすることを目的に“Europeana4Education”事業を立ち上げると発表しています。

専用ウェブページも公開しており、同事業の政府や民間、非営利の連携先や、教育に関するアプリ・リソース・プラットフォーム関する事例を確認できるようになっているほか、同事業の紹介やコンテンツの再利用についての優良事例を紹介するリーフレット、検索方法・ライセンス・APIといったEuropeanaのコンテンツを教育に用いる際の基礎知識を案内する“Guide to using Europeana in education”も掲載されています。 

その他、LinkedInにコミュニティを設けるほか、Twitterでハッシュタグ“#Europeana4Education”を用いて広報することを求めています。

Europeana、コンテンツ戦略を発表

2017年3月14日、Europeanaが、コンテンツ戦略“EUROPEANA CONTENT STRATEGY: Getting the right content to the right user at the right time”を公開しました。

提供されるコンテンツによってのみEuropeanaのプラットフォームは改善されるとの考えのもと、Europeana財団の職員と各分野(美術館・図書館・アーカイブズ・視聴覚アーカイブズ)の代表で構成されたチームで策定したもので、「量より質」「需要に基づいたコンテンツ」という指針や、更新された“Europeana Strategy 2015-2020”に基づき、その実践方法が記述されています。

同戦略の運用やデータ要件については“Europeana Publishing Guide”の新版で規定されており、この新版には、“Publishing Framework”の付録で公開されたデジタルオブジェクトの最低要件の更新版も含まれています。

欧州歴史教育者協会とWebtic社が連携して行なっているオンラインでの歴史学習環境構築事業:EuropeanaのDSI-2プロジェクトの一環

2017年3月8日付けのEuropeanaのブログが、EuropeanaのDSI-2プロジェクトの一環として、欧州歴史教育者協会(EUROCLIO) とWebtic社と連携して行なっている、オンラインでの歴史学習環境構築事業について紹介しています

両者は、Europeanaの「教育と学習のための政策提言」の遂行のため、教育資源の作成者とも共同し、全ての言語で利用できるシステムの構築と試験、ツールやサービスの宣伝を行なっているとのことです。

歴史学習用に設計された「ブロック」を組み合わせることを通じて歴史的・論理的思考が可能となるオンラインでの学習環境を構築することで、教員を支援することが目的で、短縮URLを用いて教員は自身の教育内容を他の教員や生徒と共有したり、自身の既存の教育のワークフロー内に埋め込む事も可能とのことです。

システムは、2017年4月2日から4月7日にかけて、スペインのサン・セバスティアンで開催されるEUROCLIOの第24回年次総会で公開され、ワークショップも開催されます。

Europeana、2017年のビジネスプランを発表

Europeanaが、2017年2月28日付けで、2017年のビジネスプランを発表しました。

2月22日に発表された“Europeana Strategy 2015-2020”の更新に対応したもので、新しい戦略を実行するためのビジネスプランです。

需要をさらに拡大するために、文化遺産機関・公衆・研究者・教育機関・創造産業に焦点をあてた業務を行なうこととし、各々のニーズの理解と迅速な対応、ターゲットを絞った製品・サービスの開発といった目標の達成度合いを知るためのパフォーマンス指標を開発するとのことです。

また、具体的な計画として、ファッション・写真・新聞に関する新しいコレクションの開発、ウェブサイトの改善、移民と文化・第一次世界大戦終結100周年に関するキャンペーンの実施、著作権の改革、データ集約方法の活性化などがあげられています。

Europeana、“Europeana Strategy 2015-2020”を更新

2017年2月22日、Europeanaが、発表してから3年を迎える戦略“Europeana Strategy 2015-2020”を更新したと発表しています。

この間の社会状況や技術動向を踏まえて、戦略に対して批判的検討を加え、課題に対応するための3つの優先事項を定めたものです。

現在の問題点として、コンテンツを共有する事による恩恵が不十分であること、Europeanaのエコシステムに明確な役割分担が欠けていること、エンドユーザへのアプローチ方法の近代化が必要であることをあげ、それへの対応策として、高品質なコンテンツをより簡単に共有し利用できるようにすること、提携者とともに需要をさらに拡大すること、キャンペーンを通じて人々を魅了し、より夢中になれる体験を得るためのニーズに対応することを優先事項として定めています。

2月28日公開予定のビジネスプラン2017や、3月公開予定コンテンツ戦略とあわせて、新たな取り組みを進めていくとのことです。

Europeana、IIIFに関するタスクフォースを立ち上げ

2017年2月7日付のEuropeanaのブログで、Europeanaの研究開発部門の専門家・開発者・研究者のコミュニティであるEuropeanaTechが、International Image Interoperability Framework(IIIF)に関するタスクフォースを立ち上げたことが紹介されています。

同タスクフォースは、単に参加機関に対してIIIFの採用を推奨するのではなく、多様なコンテンツを持つEuropeanaの参加機関が一緒になってこの技術に対応するために、オーストリア国立図書館が中心となり、欧州のコンテンツプロバイダーによるIIIF技術の採用に関しての検討を行なうとともに、逆に、IIIFコミュニティに寄与するための勧告を行なうことも目的としています。

また、Europeanaは、IIIFのコンソーシアムから、執行委員会(executive committee)への参加を呼びかけられたとのことです。

IIIF adoption by Europeana: future perspectives for the Network (Europeana pro,2017/2/7)

Europeana、中等教育向けのデジタル学習ツール開発のためのマッチングファンドプロジェクトへの参加者の募集開始

2017年2月1日、Europeanaが、Europeana内のオープンライセンスのコンテンツを用いて、中等教育(11~18歳)向けの、アプリ・Moocs・電子書籍といったデジタル学習ツール開発を行なうためのマッチングファンド(公的、民間、住民による共同投資)プロジェクトへの参加者の募集を開始しました。応募にあたっては、複数の言語や国で使えるような拡張性があり、最新のアイデアであることが求められています。

2017年3月15日に締切られた後、そのなかから選ばれた3つのプロジェクトが、クラウドファンディングを実施し、目標金額を達成した場合、2017年12月31日までに製品を納入することになります。

Europeanaでは、クラウドファンディングで目標金額を達成したプロジェクトに対して、クラウドファンディングでの1寄付あたり最大で100ユーロ、プロジェクトあたりでは最大3,500ユーロまでの資金を提供します。

Europeana launches its first match funding call for innovative digital education projects(Europeana,2017/2/1)

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