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デジタルアーカイブの資料で作成するGIFアニメの国際的なコンペティション“GIF IT UP 2021”が開催中

2021年9月29日、Europeanaが、TwitterでGIFアニメの国際的なコンペティション“GIF IT UP”の開催を発表しました。作品募集は10月1日から31日にかけて行われます。

“GIF IT UP”は、コンテンツ・パートナーから利用できるパブリックドメインやオープンライセンスの動画・画像・テキスト等を使用して作成したGIFアニメのコンペティションです。応募作品の中から、優勝、次点(3作品)、people's choice賞等が選ばれ、賞品が授与されます。

2021年は、Europeana、DPLA、ニュージーランド国立図書館のDigitalNZ、オーストラリア国立図書館のTrove、日本のジャパンサーチ、インド・コルカタのDAG Museumsに加え、米国のシカゴ美術館もコンテンツ・パートナーとして協力しています。

また、10月1日付で、GIFアニメの作り方に関するEuropeanaのブログ記事が公開されています。

EuropeanaTech、GLAMにおける人工知能の現状等に関する報告書を公開

Europeana Proのウェブサイトに掲載された2021年9月16日付の記事で、美術館・図書館・文書館・博物館(GLAM)における人工知能(AI)の現状等に関する報告書の公開が発表されました。

報告書は、Europeanaの研究開発部門の専門家・開発者・研究者によるコミュニティEuropeanaTechの、デジタル文化遺産分野におけるAIの役割や影響について調査を行うタスクフォース“EuropeanaTech AI in relation to GLAMs Task Force”によるものです。2020年9月にGLAM機関や研究機関を対象に行った調査(回答数56件)と、文化遺産関係の専門家8人へのインタビュー調査の結果がまとめられています。

発表の中では、2020年9月の調査の結果について、91.8%がAIに興味があり、54%が専門的知識を持つと回答した一方、多くの人が、プロジェクトで職員に求められるスキルや適切に注釈が付された訓練用データの欠如等の課題を挙げていたと述べています。インタビュー調査の結果については、文化遺産にとってAIは大きな可能性を持つものの、部局横断的協力の必要性、既存のインフラにAIを組み込む難しさ、倫理的な懸念やAIを活用する価値の実証と伝達する方法に関する懸念等が指摘されたとあります。

Europeana、「デジタル原則」の策定に関する欧州委員会の意見募集に回答

Europeana Proの2021年8月25日付け記事で、「デジタル原則」の策定に関し欧州委員会(EC)が意見募集を実施しており、Europeanaが回答したことを紹介しています。

2021年3月、ECは「人間中心の、持続可能で、より豊かなデジタルの未来」に向けた2030年までの欧州のビジョン“2030 Digital Compass”を公表しました。この中で、デジタル社会の形成に資するものとして次のようなデジタル原則の策定を提案していました。

・インターネットサービスへのユニバーサルアクセス
・安全で信頼できるオンライン環境
・人々が社会や民主的なプロセスに積極的に参加するための普遍的なデジタル教育とスキル
・環境を尊重したデジタルシステム及び機器へのアクセス
・アクセシブルかつ人間中心のデジタル公共サービス・行政
・人間中心のアルゴリズムのための倫理原則
・オンライン空間における子どもの保護とエンパワーメント
・デジタルヘルスサービスへのアクセス

Europeanaの回答内容は公開されており、各原則案に対し文化遺産機関の立場からコメントしています。

Europeana、ハンドブック「パンデミック下のデジタル学習」を公開:Europeanaのコンテンツを活用した授業シナリオを収録

Europeana Proのウェブサイトにおいて、2021年8月30日付けでハンドブック「パンデミック下のデジタル学習」(Digital learning in the pandemic)の公開が発表されています。

Europeanaのイニシアチブ“Europeana Education”と、欧州各国の教育政策担当省庁のネットワーク“European Schoolnet”が作成に携わったものであり、Europeanaのコンテンツを活用した授業シナリオのコンペティション“Europeana Education Competition 2021”での受賞シナリオ等を収録しています。

Europeanaのアグリゲーターらが活動内容等を紹介するイベント“Europeana Aggregators’ Fair”が2021年6月に初開催

Europeana Proの2021年5月28日付け記事で、2021年6月16日から17日にかけて、“Europeana Aggregators’ Fair”がオンラインで開催されることが紹介されています。

“Europeana Aggregators’ Fair”は今回初めて開催されるイベントであり、Europeana財団と、Europeanaのアグリゲーターらによるネットワーク“Europeana Aggregators’ Forum”が開催に携わっています。

デジタル化された文化遺産のEuropeanaへのアグリゲーション(集約)の現状を紹介する内容となっており、Europeanaのアグリゲーターらによる活動内容及びEuropeanaとの協力についての講演のほか、アグリゲーションのためのツールや視聴覚アーカイブの紹介等も行われます。

クラウドソーシングにより視聴覚資料に字幕を付与するプロジェクト“Europeana XX: subtitle-a-thon”(記事紹介)

欧州のテレビ放送アーカイブを提供する“EUscreen”の2021年5月20日付けブログ記事で、クラウドソーシングにより視聴覚資料に字幕を付与するプロジェクト“Europeana XX: subtitle-a-thon”が紹介されています。

“Europeana XX: subtitle-a-thon”はEuropeanaの関連プロジェクト“Europeana XX: Century of Change”により企画されました。オランダ視聴覚研究所(Netherlands Institute for Sound and Vision)など、独・イタリア・ポーランド・オランダの4機関による主催の下、2021年6月から7月にかけてこの4か国でオンラインイベントとして開催されます。

オンラインイベントは、視聴覚遺産や言語に関心がある人、特に翻訳者や言語教師、言語学科の学生などを対象としており、参加者は字幕編集機能付きの特別なメディアプレーヤーを利用して字幕付与作業を行います。

“Europeana XX: subtitle-a-thon”のプロジェクトページ上の記載によれば、プロジェクト実施の目的として、視聴覚資料を多言語で利用できるようにし、現在あまり利用されていない視聴覚遺産をより広く利用可能とすることを挙げています。

Europeana、文化遺産機関向けの「質問バンク」を公開:アンケートの設計に利用できる質問例のリスト等を収録

2021年4月20日、Europeana Proのウェブサイトにおいて、“Europeana standardised question bank”の公開が発表されています。文化遺産機関向けの「質問バンク」であり、アンケートの設計に利用できる質問例のリスト等を収録しています。

Europeanaによる文化遺産機関向けのインパクト評価ガイドライン“Impact Playbook”のフェーズ2にあわせて開発されたツールの一つとあり、文化遺産セクター内での標準化されたデータ収集に資するものとして位置づけられています。発表によれば、今後も継続的な更新が行われる予定です。

Europeanaの画像分類パイロットプロジェクト(記事紹介)

Europeana Proの2021年4月6日付け記事で、Europeanaが取り組む画像分類パイロットプロジェクトの内容が紹介されています。筆者はEuropeana財団の機械学習エンジニアであるJosé Eduardo Cejudo Grano de Oro氏です。

Europeanaでは、パートナー機関から提供されたメタデータに付加価値を与えること(エンリッチメント)により、コレクションの検索・閲覧・推薦といった機能の向上に取り組んでいます。Europeanaの2020年から2025年にかけての戦略“Europeana strategy 2020-2025: Empowering digital change”でも、機械学習によるメタデータの自動エンリッチメントを目標の一つとしています。

本記事では、画像分類パイロットプロジェクトのうち、分類のための語彙の定義、Europeana Search APIを利用した注釈付きデータセット作成のプロセスを取り上げています。また、使用語彙、作成されたデータセット、データセット及び画像分類モデル作成のためのコードを、GitHub上で公開していることも紹介しています。

EuropeanaTech が開催した第1回人工知能・機械学習データセットチャレンジの受賞者が発表される

Europeana Proのウェブサイトに掲載された2021年3月22日付けのお知らせで、Europeanaの研究開発部門の専門家・開発者・研究者によるコミュニティEuropeanaTechが開催した第1回人工知能・機械学習(AI/ML)データセットチャレンジの受賞者が発表されています。

第1回人工知能・機械学習データセットチャレンジでは、Europeanaのコレクションを用いた、人工知能・機械学習に利用できるデータセットの作成に関する提案が募集されました。合計5つの提案が提出され、うち次の3つの提案が受賞しています。受賞者には、2021年5月末を期限としたデータセットの生成・文書化・公開のために2,500ユーロの支援金が与えられます。

デジタルアーカイブの資料で作成するGIFアニメの国際的なコンペティション“GIF IT UP 2020”の優勝者及び各賞受賞者が発表される

Europeana Proのウェブサイト上に、2020年12月14日付けで記事“Looking back on GIF IT UP 2020”が掲載されています。デジタルアーカイブの資料で作成するGIFアニメの国際コンペティション“GIF IT UP 2020”の成果を振り返る内容であり、受賞者及び受賞作品の一覧が“GIF IT UP”のウェブサイト上で公開されたことを紹介しています。

“GIF IT UP”7回目の開催となる2020年は、従来のEuropeana、DPLA、ニュージーランド国立図書館のDigitalNZ、オーストラリア国立図書館のTroveに加えて、日本のジャパンサーチ、インド・コルカタのDAG Museumsもコンテンツ・パートナーとして協力しました。

“GIF IT UP 2020”の各賞のうち、“GIPHY Backdrop Category”では、ジャパンサーチと連携している「東京富士美術館収蔵品データベース」収録資料を用いた作品が受賞しています。

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