スコットランド国立図書館

E1661 - 諸外国の国立図書館におけるセルフ撮影サービスの導入動向

 カメラ機能を有する携帯端末や手軽に持ち運びのできる高性能のデジタルカメラの普及によって,場所を選ばず誰もが容易に資料を複製できるようになった。それに伴い,利用者からは,複写に係る時間や費用を軽減し,高画質のデジタル複製画像を入手するため,利用者が持ち込んだデジタルカメラを閲覧室で使用し,所蔵資料を撮影することについて,許可を求める声が大きくなってきている。こうした現状を踏まえて,2010年2月,OCLCは,閲覧室での利用者によるデジタルカメラの使用に関する報告書を刊行し,その利点や推奨される実例を示した(E1027参照)。また,近年,新たに閲覧室でのデジタルカメラの使用を認める国立図書館が増えている。ドイツ国立図書館(DNB)は,2014年10月に利用規則を改正し,閲覧室でのデジタルカメラの使用を認めることとした。英国図書館(BL)でも同様の動きがあり,2015年1月から,段階的に閲覧室でのデジタルカメラの使用を認める決定を行った。スコットランド国立図書館(NLS)は,同様のサービスについて試験的な実施を検討している。本稿では,2014年秋に筆者がDNB,BL及びNLSで行った聞き取り調査等を基に閲覧室における利用者によるデジタルカメラの使用に係るサービスの動向と実例を紹介したい。

スコットランド国立図書館、1840年代から1950年代のイングランドおよびウェールズの歴史地図をオンラインで公開

スコットランド国立図書館が、英国で地図を作成している政府機関である陸地測量部(Ordnance Survey)により1840年代から1950年代に作成された、イングランドとウェールズの全ての地域の歴史地図をオンラインで公開しました。多くの都市の地図は3回から5回改訂されており、町や都市、道路、線路等がどのように発展してきたかが示されているとのことです。

Historic maps now online covering all of England and Wales (NLS, 2014/3/19)
http://www.nls.uk/news/press/2014/03/historic-maps-england-and-wales

英国の法定納本、ウェブサイトや電子出版物を対象とする規則が2013年4月6日に施行

英国の法定納本について、非印刷出版物に関する規則が2013年4月6日に施行されます。これにより、電子書籍や電子ジャーナルその他の電子出版物、またウェブサイトなども対象もなります。

ウェブサイトについては、英国のウェブドメインの480万のウェブサイトがアーカイブの対象になり、最初の収集によるコンテンツが、年末には、英国図書館、スコットランド国立図書館、ウェールズ国立図書館等で利用可能になるようです。

Click to save the nation’s digital memory(2013年4月4日 BL プレスリリース)
http://pressandpolicy.bl.uk/Press-Releases/Click-to-save-the-nation-s-digital-memory-61b.aspx

Introduction to legal deposit
http://www.bl.uk/aboutus/legaldeposit/introduction/index.html

Legal deposit for websites and electronic publications
http://www.bl.uk/aboutus/legaldeposit/websites/index.html

スコットランド国立図書館、今後20年間についてのリポートを公表

スコットランド国立図書館は、2030年までの20年間に予想される環境の変化とそれによる影響などをまとめたリポートを公表しています。環境の変化として、デジタル化などの出版の変化、利用者の要望・行動の変化、Google等のサービスとの競争、政治的な影響、組織構造の変化、があげられています。リポートはスコットランド国立図書館を扱ったものですが、他の小国(small, smart countries)の国立図書館も考慮して書かれているとのことです。

THRIVING or SURVIVING? National Library of Scotland in 2030
http://www.nls.uk/about/policy/docs/future-national-libraries.pdf

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