図書館

世界16の「GLAMラボ」を紹介する電子書籍”Open a GLAM Lab”

世界中の16のGLAM (Gallery, Library, Archive and Museum)に設置された「ラボ」の活動を紹介する電子書籍、”Open a GLAM Lab”について、2019年10月30日付けのLIBERのブログで紹介されています。

“Open a GLAM Lab”はInternational GLAM Labs Communityの活動の一環として、2019年9月に執筆者らがドーハに集まり、短期間のうちに共同で執筆を行う”Book Sprint”法を用いて書かれたものです。International GLAM Labs Communityは2018年に大英図書館が行った図書館ラボのイベントをきっかけに発足したもので、2019年11月現在、30か国以上・60以上の機関から、250人が参加しているとされています。

“Open a GLAM Lab”ではそのうち16人機関の著者らが、どのようにラボを設置するか、どう運営するか、ラボを通じてGLAM機関を如何に改革していくかについて、それぞれの経験を紹介しています。

同書はPDF版・ePub版が存在し、いずれも無料かつパブリックドメインライセンスで公開されています。

ドイツ図書館協会(DBV)、ドイツの図書館の現況等に関するレポートの最新版を公表

2019年10月16日、ドイツ図書館協会(DBV)は、ドイツの図書館の現況等に関するレポートの最新版“Bericht zur Lage der Bibliotheken 2019/20”の公表を発表しました。

DBVは年に1回、ドイツの図書館の現況等に関するレポートを公表しており、“Bericht zur Lage der Bibliotheken 2019/20”は第10版に当たります。今回公表されたレポートは、辺境地域等へのネットワーク基盤の整備、図書館員の教育・研修への投資の増加、図書館の貸出によるロイヤリティ制度の電子書籍への適用、改正EU著作権指令の実施、著作権法上の障壁範囲の制限、オープンアクセス(OA)のさらなる推進などに焦点を当てた内容となっています。

公表されたレポートは、DBVのウェブサイトからPDF版をダウンロード可能です。また、デジタルコンテンツ共有サービスissuu上で閲覧することもできます。

オーストラリア図書館協会(ALILA)、SDGsのために行動するキャンペーン“Global Week to #Act4SDGs”にあわせ、2030年までの図書館の目標を設定する“Sustainable Development Goals Summit”を開催

2019年10月2日、オーストラリア図書館協会(ALILA)は、9月20日から30日まで行なわれたSDGsのために行動するキャンペーン“Global Week to #Act4SDGs”にあわせ、9月23日に、“Sustainable Development Goals Summit”を開催したと発表しています。

2030年までの図書館の目標を設定するために、国・州・議会・大学・専門・公共・学校の図書館長やギャラリー・博物館・文書館の関係者が参加し実施されたもので、同会議には、オーストラリアの外務貿易省及び通信芸術省の代表も参加しました。

また、ALIAの美術館・図書館・文書館・博物館等における労働人口の多様性に関する調査報告書“Workforce Diversity Trend Report 2019”の5つの推奨事項に基づいた、これら業界における労働人口の多様性の動向に関する会議も行われました。ALIAとオーストラリアアーキビスト協会・オーストラリア情報産業協会・オーストラリア記録情報管理専門家協会による推奨事項を実行するための活動を特定するための会議が行われ、さらなるデータの収集・コミュニケーション・測定可能な主要な評価指標に焦点を当てた3層計画が合意されました。

公益財団法人日本交通公社、機関誌『観光文化』243号のPDF版を公開:「観光と図書館」を特集

2019年10月10日、公益財団法人日本交通公社は、機関誌『観光文化』243号の刊行を発表しました。特集「観光と図書館~地域の観光に図書館はどう寄与できるか~」を掲載しており、全ページのPDF版を公開しています。

特集には、日本交通公社「旅の図書館」館長・吉澤清良氏による「図書館を取り巻く動向と観光振興」、9館の事例を紹介する「事例に学ぶ、図書館を活かした地域の観光魅力づくり」、奈良大学文学部教授(前・瀬戸内市民図書館館長)の嶋田学氏とジャーナリスト・作家の猪谷千香氏との対談「観光と図書館 連携と活用の可能性をあらためて考える」等が収録されています。

観光と図書館~地域の観光に図書館はどう寄与できるか~(観光文化 243号)(公益財団法人日本交通公社, 2019/10/10)
https://www.jtb.or.jp/publication-symposium/book/tourism-culture/tourism-culture-243/

文部科学省、「令和元年台風第19号」による学校・社会教育施設等の被害情報等をまとめたページを公開

文部科学省が、「令和元年台風第19号」による文部科学省関係の被害情報等をまとめたページを公開しました。

国公私立の学校施設、社会教育・体育・文化施設、文化財、独立行政法人における、人的・物的被害、休校・短縮授業や休館・短縮開館となっている施設数、避難所となっている施設数がまとめられています。

台風19号について(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/reiwa1taihu19/index.htm

米国議会図書館(LC)や英国芸術・人文科学研究会議(AHRC)等の米・英の機関が文化機関におけるデジタルスカラシップの役割をテーマに連携

2019年9月18日、米国の人文科学基金(NEH)・国立科学財団(NSF)・スミソニアン協会・議会図書館(LC)及び英国の芸術人文科学研究会議(AHRC)、工学物理科学研究会議(EPSRC)が、図書館・博物館等の文化機関の未来を再考するため連携すると発表されています。

文化機関におけるデジタルスカラシップの役割をテーマに連携するもので、組織のリーダーシップの方向性や新たな学芸的実践の開発、新たな最先端な研究や課題の開拓、21世紀型のコレクションを基盤とした研究方法の推進といった、利用者が文化遺産を体験する方法を変革することが目指されています。

連携事業の第1弾として、9月18日と19日、米・ワシントンDCでワークショップが開催されます。

ワークショップは、両国の学術機関・文化機関の専門家(データ科学者・考古学者・デジタルキュレーター・鳥類学者)により、デジタル技術が博物館等に影響を与えている(今後与えるであろう)ことを調査するもので、機械学習・人工知能(AI)・クラウドソーシング等の共同作業モデル、来館者の体験向上などをテーマとしています。

今後の連携活動の基盤となるよう、優先されるテーマや推奨される活動など、当日の議論をまとめた報告書が出される予定です。

【イベント】第13回資料保存シンポジウム「文化資料のゆくすえ ― 令和に期待すること ―」(10/15・東京)

2019年10月15日、情報保存研究会と日本図書館協会は、東京都千代田区の一橋大学一橋講堂で、第13回資料保存シンポジウム「文化資料のゆくすえ ― 令和に期待すること ―」を開催します。

内容は以下の通りです。

・基調講演 
国立公文書館館長 加藤丈夫 氏
「公文書の重要性と令和に伝えていくこと」

・特別講演
青山学院大学教授 小田光宏 氏(日本図書館協会理事長)
「資料保存の継承:令和における図書館の役割」

東京国立博物館特任研究員 田良島哲 氏
「ミュージアムのデジタル情報と活用の新たな視角」

第13回資料保存シンポジウム 令和元年10月15日(火)に開催!(情報保存研究会)
http://www.e-jhk.com/html/index.html

米・図書館情報資源振興財団(CLIR)、「隠れた特別コレクションの目録入力プログラム」の影響を分析した報告書を公開

2019年9月11日、米・図書館情報資源振興財団(CLIR)は、2008年から2014年に実施した「隠れた特別コレクションの目録入力プログラム」(Cataloging Hidden Special Collections and Archives program)の影響を分析した報告書として、“The Foundations of Discovery”を公開したことを発表しました。

「隠れた特別コレクションの目録入力プログラム」は、Andrew W. Mellon財団の支援により2008年から2014年まで実施された、学術的価値の高い「隠れた」コレクションの目録作成を支援するプログラムです。2014年までに学術機関・文化機関等へ2,740万ドル以上の助成が行われ、米国・カナダの160以上の機関で、これまでアクセスのできなかった4,000以上のコレクションの存在を明らかにしました。

公開された報告書はプログラムを通じて助成された128件のプロジェクト全てを包括的に分析した結果を示しています。報告書では、プログラムから得られた主要な結論として以下の4つを示しています。

株式会社キャリアパワー、第1回「私の図書館(本)」川柳コンテストへの投稿作品を募集中

株式会社キャリアパワー(本社:京都市下京区)は、2019年9月2日から10月31日までの期間、同社が主催する第1回「私の図書館(本)」川柳コンテストへの投稿作品を募集しています。

図書館や本での思い出、面白話、失敗談など、図書館又は本にまつわる想いをテーマとした川柳作品を募集しており、選考上位13句は2019年11月にパシフィコ横浜(横浜市西区)で開催される「第21回図書館総合展」で展示され、来場者による投票により最終順位が決定されます。

投稿は専用エントリーフォーム又はハガキでの受付であり、入賞者には賞品として図書カードが授与されます。

第1回「私の図書館(本)」川柳コンテスト
http://154450.com/senryu/

参考:
現代俳句協会と図書館流通センター(TRC)、「図書館俳句ポスト」事業を開始:選句結果は協会機関誌で発表
Posted 2019年4月22日
http://current.ndl.go.jp/node/38066

千葉歴史・自然資料救済ネットワーク、台風15号による被害状況を公表

千葉歴史・自然資料救済ネットワーク(千葉資料救済ネット)が、同ネットワークのブログで、運営委員・会員および関係者から得た台風15号による被害関連の情報を公表しています。

NPO法人情報ステーションの習志野市袖ヶ浦団地にある書庫の屋根が飛んで蔵書が水損していること、千葉県博物館協会の博物館資料救済システム(博物館収蔵資料の安否確認連絡網)により9月10日には県内各館収蔵資料の状況確認が行われつつあること、君津市の久留里城址資料館は倒木により通常のルートからの進入ができない状態にあること、千葉市の旧生浜町役場庁舎の屋根が飛び窓際にあった資料の一部が水に濡れたとのこと、酒々井町で文化財倉庫の屋根が飛びテンバコや図面類などが水浸しになったらしいという情報があることなどが掲載されています。

台風15号の被害状況①(千葉資料救済ネット,2019/9/11)
http://chibasiryounet.blog.fc2.com/blog-entry-250.html

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