リテラシー

スコットランド図書館・情報協議会、国家戦略実現のため、約140万ポンドを国内の公共図書館に配分

スコットランド図書館・情報協議会(SLIC)は、Carnegie UK Trust(カーネギー英国財団)とともに策定し、2015年6月に公開した、公共図書館のための国家戦略“Ambition & Opportunity A Strategy for Public Libraries in Scotland 2015-2020”を受け、スコットランド政府等と連携し、この9か月間で以下のように資金を配分したとのことです。

・公共図書館整備基金のために45万ポンド
・公共図書館へのWifi設置のために40万ポンド
・読み、書き、読書支援、リテラシー、学習のために19万8千ポンド
・“film education project”のために19万ポンド
・公共図書館を利用する子どもの読書、リテラシー、学習支援のために8万ポンド
・公共図書館への3Dプリンター設置のために7万6千ポンド
・リテラシー、読み書きそろばん等を支援するアプリを使用するために若者やその親を指導するプロジェクト“Appiness”に7万ポンド

National Strategy Generates £1.4 Million for Scotland’s Public Libraries (SLIC,2016/3/23)

EIFL、ガーナでの移動図書館による児童向けコンピュータ教育事業の動画を公開

2016年1月21日、EIFL(図書館を通じた情報へのアクセス向上に取り組んでいる非営利組織)が、アフリカ・ガーナにおいて、太陽光発電で稼働するラップトップコンピューターとインターネット回線を用い、資源が乏しい学校において、子どもたちがコンピュータ利用の訓練を行なう移動図書館プロジェクトの様子を写した動画が公開されました。

ICTはガーナにおいて義務教育の対象ですが、多くの学校には、コンピューターやインターネット回線、安定した電力が備わっていないため、毎週、国内4地域の図書館が移動図書館を動かして、各週5校づつ訪問し、同プログラムを実施しているとのことです。

ラップトップパソコンには、学校のカリキュラムに沿った教育コンテンツや電子書籍がインストール済であり、図書館員と教師が授業で指導を行なうとのことです。

この3か月で、移動図書館は21の学校を訪問し、1,000人を超える児童が同プログラムを体験しており、児童たちの多くは、これがコンピューターを使う初めての経験であったとのことです。

VIDEO: How mobile libraries in Ghana are helping children pass their computer exams(EIFL,2016/1/21)

2016年の「リーダソンの日(National Readathon Day)」は5月21日(米国)

米国において2015年1月24日に第1回目が実施された「リーダソンの日(National Readathon Day)」ですが、2016年は5月21日に実施されるとのことです。

ペンギンランダムハウス社と米国図書館協会(ALA)が実施するもので、地元の図書館、学校、書店で読書を楽しむとともに、ソーシャルメディアでも楽しむため、ハッシュタグ(#Readathon2016)が用意され、また、リテラシー支援のための資金の調達も行うとのことです。

今年の「リーダソンの日(National Readathon Day)」は、ALAによる図書館によって提供されるサービス・価値・影響を国民に気づかせる運動“Libraries Transform”の一部としても位置付けられるとともに、図書館における親等への教育活動を推進する“Every Child Ready to Read”イニシアチブのために、全国の図書館で赤ちゃんから5歳までの子どもの早期リテラシー開発を支援するプログラムにもなっているとのことです。

公共図書館を通じた経済・社会的発展を目指すプロジェクト"Beyond Access"による、タブレットを用いた子ども向け読書サービス(バングラデシュ)

公共図書館を通じた経済・社会的発展を目指すプロジェクト"Beyond Access"は、米国合衆国国際開発庁(USID)が支援するバングラデシュでの読書プログラムと連携し、全国の20の公共図書館において、タブレットを用いて、低学年の子どもとその親に対する読書サービスを開始しているとのことです。

バングラデシュには政府やNGOが運営する5,200館以上の公共図書館が存在するが、それらは、高学年の生徒や大人向けにサービスを行なっているため、子どものリテラシー推進のための機会が失われているとのことです。

そこで、"Beyond Access"では、図書館職員に対して、タブレットや他の資源を用いて、低学年の児童と彼らの家族のために行われる学校での読書教育を補完できるようにトレーニングを実施したとのことです。

図書館は、地域社会で以前は利用できなかった革新的な読書活動を提供し、子供たちが読書を楽しむ空間を与えることで肯定的な評価を得ているとのことです。

タブレットを用いた結果、正しいバングラデシュ語の発音を学び、正確なバングラデシュ語で手紙を書き、新しい単語を学び、音楽を聴き、絵を描くなど、多くの子供たちの成長を見ることができたとのことです。

“National Ambassador for Young People's Literature”に、グラフィック小説家のヤン(Gene Luen Yang)氏が選ばれる(米国)

2016年1月4日、米国議会図書館(LC)、児童図書館評議会(CBC)、
Every Child a Reader(ECAR)の3団体は、グラフィック小説家のヤン(Gene Luen Yang)氏を、5代目(2016~17)の“National Ambassador for Young People's Literature”に選んだと発表しています。

このプログラムは、生涯リテラシー、教育、若者の生活の発展と向上に関連する若者の文学の重要性について強調するために、2008年に3団体が設立したもので、ヤン氏は、2年間の任期の間、米国内を訪問し、子どもや若者に対して読書が生活を生き生きさせるものであることを示し、また若者のリテラシーに関与する保護者・教師・司書に対しても、子どもや若者にどのように接すればよいかや彼らを読書好きにさせる方法について話をしてまわるとのことです。

Gene Luen Yang Named Fifth National Ambassador For Young People’s Literature, 2016‐2017(LC,2016/1/4)
http://www.loc.gov/today/pr/2016/16-001.html

EIFL、第8回・公共図書館イノベーション賞の受賞館を公表:リテラシー支援

2015年12月21日、図書館を通じた情報へのアクセス向上に取り組んでいる非営利組織“Electronic Information for Libraries(EIFL)”の公共図書館イノベーションプログラム(EIFL-PLIP)が、第8回・イノベーション賞の受賞館を公表しました。

今回の賞はコミュニティにおけるリテラシーを支援する公共図書館を表彰するもので、受賞館は以下の2館です。

・Biblioteca Oasis del Saber(コロンビア)
・Lviv Regional Children’s Library (ウクライナ)

受賞館には1,500米ドル、表彰状、トロフィーが贈られるとのことです。

Congratulations to two EIFL Innovation Award winners(EIFL,2015/12/25)
http://www.eifl.net/news/congratulations-two-eifl-innovation-award-winners

Contributing to literacy: Innovation Award Library’s intensive literacy classes transform lives in Colombia(EIFL)

E1744 - 第2回シンポジウム「図書館多読への招待」in東京<報告>

 2015年11月9日,新宿区四谷地域センター12階の多目的ホールを会場として,第2回「図書館多読への招待」シンポジウムがおこなわれた。主催はNPO多言語多読,協力が新宿区立四谷図書館で,参加者は54名,そのうち図書館関係者(司書,教員など)が50名で,宮城県や長崎県など全国各地から多くの参加があった。

電子書籍で少年の読書リテラシーが改善:National Literacy Trustが調査結果を発表(英国)

2015年12月9日、英国においてリテラシーの改善運動を実施している団体National Literacy Trust(NLT)が、リポート“The Impact of e-books on the Reading Motivation and Reading Skills of Young People: a study of schools using RM Books”を公開しました。

同調査は、学校向けに電子書籍を提供しているRM Books社の電子書籍を用いて、英国の40の学校・468名の児童・生徒(8歳から16歳)に対して実施されたもので、電子書籍の利用が少年の読書推進に繋がるとの結果が出たと発表しています。

以下のような結果が出たとのことです。

・少年の読書レベルが8.4か月改善(平均は4.2か月、少女は7.2か月改善)
・読書に困難を感じる少年の割合が28.0%から15.9%へ減少
・読書が“cool”(カッコいい)と感じる少年の割合が34.4%から66.5%に増加
・電子書籍を用いることで読書が楽しいと述べた割合が、49.2%から64.2%に増加
・電子書籍を利用することで、少年の読書する割合が8.1%から24.5%に増加

米国議会図書館(LC)、2015年の“Library of Congress Literacy Awards”の“Best Practices 2015”を公表

2015年12月1日、米国議会図書館(LC)が、10月に発表した“Library of Congress Literacy Awards”の受賞3団体に追加して、リテラシー分野や読書活動で顕著な活動を行った14団体を“Best Practices 2015” として公表しています。

“Literacy Awards”の諮問委員会は米国の22州と24の国から公募を受けて選考を行なったとのことです。

○政府の政策立案者との協同
・Stiftung Lesen (ドイツ・マインツ)
・National Resource Center for Non-Formal Education (ネパール・カトマンズ)
・Kazakhstan Reading Association (カザフスタン・カラガンダ)

○リテラシーコミュニティの形成
・Little Free Library (ウィスコンシン州・ハドソン)
・Family Reading Partnership (ニューヨーク州・イサカ)
・Literacy Alberni Society (カナダ・ポートアルバーニ)

○インストラクションの言語を適切に選択
・Worldreader (スペイン・バルセロナ)
・Book Aid International (英国・ロンドン)

米国・カリフォルニア州立図書館、州内の公共図書館で高校卒業資格等が得られるプログラムの実施へ

Gale社とカリフォルニア州立図書館が連携し、州内の30以上の図書館において
“Career Online High School”(COHS)を用いて、正式の高等学校の卒業資格と職歴認定資格を提供するパイロットプログラムを開始すると発表しています。

現在、カリフォルニア州では25歳以上のうち、450万人以上が高校卒業資格を欠いているとのことです。

Gale and California State Library Announce Partnership to Give State’s Residents Access to Accredited High School Diploma(CENGAGE Learning,2015/11/5)
http://news.cengage.com/library-research/gale-and-california-state-library-announce-partnership-to-give-states-residents-access-to-accredited-high-school-diploma/

Career Online High School California State Library
http://www.careeronlinehs.gale.com/ca/

参考:

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