リテラシー

児童・生徒の読書を推進するための7つのコツ(英国)

2016年9月6日付けの英国図書館情報専門家協会(CILIP)のブログで、ロンドンのArk Burlington Danes Academyの学校司書クローリー(Joel Crowley)氏が、児童・生徒の読書を推進するために自身が行なっている7つのコツを紹介しています。また、ブログの読者に対して、自身のコツをコメント欄に記入して情報を共有することを呼びかけています。

クローリー氏のコツは以下の通りです。

1.自身の読書に関する熱意を児童・生徒と共有する(Share your enthusiasm)。
2.児童・生徒の家族を巻き込む(Get the community involved (outside school))
3.学校全体で取り組む(Get the community involved (inside school))
4.読書好きの児童・生徒から友人への口コミ(Get students to spread the word)
5.読書習慣を身につけさせる(Help students to take ownership)
6.ブックトーク(Sell the story)
7.読書習慣が身についていない新入生に向き合うのを恐れない(Do not be afraid (to start at the very beginning) )

2016年の“School Librarian of the Year”受賞者が発表される(米国)

2016年8月25日、米・School Library Journal誌と児童向けの出版・教育などを手掛ける米・Scholastic社が、2016年の“School Librarian of the Year”に、イリノイ州の小学校のリソースセンター長Todd Burleson氏を選んだと発表しています。

図書館メディアスペシャリストとして、プログラミング、ロボットの組み立て、木工、裁縫、レーザー加工、3Dプリンター等を用いて、学校図書館を、児童が自身の創造性を発揮できる空間“IDEA Lab”に転換したことが評価されました。

このほか、最終候補者として、マサチューセッツ州の高校の司書教諭Anita Cellucci氏と中学校の司書教諭Laura Gardner氏が紹介されています。

Anita Cellucci氏は、教師やカウンセラーと連携し、導かれた探究(Guided Inquiry)の手法を用いて、生徒の「社会性と情動の学習」(Social and Emotional Learning)を支援したことや、校内でのメンタルヘルスの問題が増加したことに対応するために助成金を獲得するとともに、そのような認識を広め、教師・生徒・コミュニティーのための対応指針の確立を促したことなどが紹介されています。

“GAME | Gaming As Meaningful Education”:米国学校図書館員協会と米国図書館協会GameRTによる共催イベント

2016年9月23日と9月24日、米・ニューヨーク州ローチェスタにおいて、米国学校図書館員協会(AASL)と米国図書館協会(ALA)のGames and Gaming Round Table (GameRT)による共催イベント“GAME | Gaming As Meaningful Education”が開催されます。

ゲームが如何に、批判的思考・問題解決能力・創造的活動を促すかについて焦点をあてたイベントで、学校・教室の学習でのゲームの活用における学校図書館司書の重要な役割についてや、ダイレクトインストラクション(direct-instruction )による教育手法にゲームを活用することに関する基調講演のほか、6つのセッション、大手ゲームベンダーによる展示会などが催されます。

GAME | Gaming As Meaningful Education(AASL)
http://www.ala.org/aasl/game

GAME Infographic Poster
Be a Game-Changer for Teaching and Learning(AASL)
http://www.ala.org/aasl/game/web#infographic

参考:
E863 - 全米でイベント「図書館でゲームをする日」が開催される

5歳児のリテラシー能力に関する調査:英国図書館長協会等、公共図書館での支援を推奨(英国)

2016年7月18日、英国のSave the Children UKが、英国の5歳児に対して行った言語能力やコミュニケーション能力等に関する調査の報告書“The Lost Boys How boys are falling behind in their early years”を公開しています。

同調査は、英・ブリストル大学の専門家によって行われたもので、5歳児の男の子は女の子に比べて2倍、上記の能力で後れを取っている事や、男の子は集中力が長続きしないこと、貧困層においてそのような遅れがさらに顕著であることが明らかになったとされています。

そして、高度な専門能力・技術によるケアが、そのような性差を埋めるとして、Save the Children UKでは、政府に対して就学前の幼児に対応する教師や専門スタッフの配置を求めるとともに、児童心理学者が開発した、家庭においてそれらに関する幼児の能力を高めることができる10の技を紹介しています。

オーストラリア図書館協会、全国学力テストの結果を受け声明を発表:司書教諭の積極的な配置を要望

2016年8月3日、オーストラリア図書館協会(ALIA)は、2016年の全国学力テスト(NAPLAN)の結果において、リテラシーや基礎学力において有意な変化が見られなかったことを受け声明を発表しています。

ALIAは、学校図書室の設置や司書教諭の配置がそれら能力の向上に貢献することが明らかにも関わらず、オーストラリア教育研究所(ACER)が実施した調査では、司書教諭が他の学校の専門職員と比べて配置が少ないこと、キャリアの少ない教員が学校図書室の運営を担っていること、学校図書室の運営を担当している初等教育の教員の3分の1、中等教育の教員の4分の1が図書館情報学を修めていないこと、社会経済的に下位の学校のほうが司書教諭の配置が少ないこと、等をあげ、能力のある司書教諭を初等学校・中等学校に積極的に配置するよう求めています。

ALIA calls for more teacher librarians following flat NAPLAN test results(ALIA,2016/8/3)
https://www.alia.org.au/news/14553/alia-calls-more-teacher-librarians-following-flat-naplan-test-results

参考:

米国での、ゲーム“Pokémon GO”と図書館(記事紹介)

2016年7月6日に米国など数か国でリリースされた、“Pokémon GO”について、米国図書館協会(ALA)の児童図書館サービス部会(ALSC)のブログをはじめ、米国を中心に、様々な媒体で図書館との関係が取り上げられています。

“Pokémon GO”は、スマートフォン等の端末の、カメラやGPS機能とAR(拡張現実)の技術を用いて、現実世界を舞台に、ゲームのキャラクターであるポケモンを捕まえたり、バトルしたりすることができる、Niantic社が開発したゲームです。プレーヤーは3つのチームに分かれてプレーすることになります。

ALSCのブログでは、“Pokémon Go”に関する説明のほか、図書館での活用事例、メディアに関する指導との関係などが説明されており、School Library Journal誌では、“Pokémon GO: What Do Librarians Need To Know?”という記事で、ゲームの仕組みや留意点、図書館の事例などを紹介しています。

今年も公共図書館を会場に、日本政策金融公庫「高校生ビジネスプラン・グランプリ」応募に向けたビジネスプラン作成講座が実施される

日本政策金融公庫による「高校生ビジネスプラン・グランプリ」への応募に向けたビジネスプラン作成講座が、国内のいくつかの公共図書館で今年も実施されます。

講座は基礎編と実践編に分かれ、大学教員・企業家・日本政策金融公庫職員がビジネスプラン作成に関する講義を実施し、図書館職員による図書館の利活用に関する話や館内ツアー等を行なう構成となっています。

「高校生のためのビジネスプラン作成講座」のお知らせ(岩手県立図書館)
https://www.library.pref.iwate.jp/info/evecale/event/20160727_business.html
※2016年7月27日、8月3日開催

高校生ビジネスプラン・グランプリビジネスプラン作成講座(岡山県立図書館)
https://www.jfc.go.jp/n/grandprix/data/businessplan160624a.pdf
※2016年8月5日、8月19日開催

セミナー「『第4回創造力、無限大∞高校生ビジネスプラン・グランプリ』ビジネスプラン作成講座」(広島市立図書館)
※2016年8月7日、8月17日開催
http://www.library.city.hiroshima.jp/news/chuou/2016/07/559.html

岐阜県図書館、ICTグローバルコミュニケーション講座「Twitter・Blogからはじめて 英語で本を出版!」を実施

岐阜県図書館が、2016年8月6日から11月19日にかけて、ICTグローバルコミュニケーション講座「Twitter・Blogからはじめて 英語で本を出版!」を実施すると発表しています。

全10回にわたる講座で、講座はスマートフォン・タブレットのアプリを用いて進められ、講座時間外にも英語で毎日Tweetしたり、Blog記事を作成し、最終的には、希望者はBlog記事をまとめてKindle電子本を出版するという内容です。

スマートフォン・タブレットを持つ、中学卒業程度の英語力がある高校生以上が対象で、定員は30名(先着順)、参加費は無料です。

ICTグローバルコミュニケーション講座は、グローバル化時代に対応した人材育成を主眼とし、様々な学ぶ機会の提供を通じて、図書館を人が育っていく「知のプラットフォーム」として機能させるため、同館が新たに開設した講座です

講座は、インターネット上にあふれる様々な情報を検索・取得し、新たな知識として自らも公開するために必要な、英語とICT活用の技術を身につけることを目的としています。

岐阜県図書館ICTグローバルコミュニケーション講座「Twitter・Blogからはじめて 英語で本を出版!」 (岐阜県図書館)

名古屋市舞鶴中央図書館で、展示「18歳選挙始まる。鶴舞中央図書館で模擬投票をしてみよう!!」が開催中

2016年6月28日から7月10日まで、名古屋市舞鶴中央図書館で、展示「18歳選挙始まる。鶴舞中央図書館で模擬投票をしてみよう!!」が開催中です。

若い世代の選挙に関する疑問に答える資料を展示しているほか、実際に使用されている投票箱も使用した模擬投票も行っています。

鶴舞中央図書館 「18歳選挙始まる。鶴舞中央図書館で模擬投票をしてみよう!!」≪展示期間:6月28日(火)~7月10日(日)≫(名古屋市図書館,2016/7/1)
https://www.library.city.nagoya.jp/oshirase/topics_tenji/entries/20160701_04.html

諸機関との連携による市民の医療リテラシーの強化(クロアチア)(記事紹介)

2016年8月に開催される第82回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会の資料として、クロアチア・コプリヴニツァ市の公共図書館“Fran Galović”の職員SABOLOVIĆ-KRAJINA, Dijana氏による“Collaborative programs in the public library - a way to encourage access to health information”と題する記事が公開されています。

市民の医療リテラシー向上を目的に、同館が公立病院の医師・看護師、保健所、NGO・患者団体、幼稚園の教諭と連携して行っている、図書展示、講座、医療相談、ワークショップ、ストーリーテリングなどが紹介されています。

Collaborative programs in the public library - a way to encourage access to health information
http://library.ifla.org/1364/
http://library.ifla.org/1364/1/167-sabolovic-krajina-en.pdf

参考:
E1656 - 長崎市立図書館「がん情報サービス」PV作成に込めた想い

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