ポルトガル

イスラエル国立図書館、15世紀にイベリア半島で作成された旧約聖書の『エステル記』を含むヘブライ語の巻子本“megillah”を入手しデジタル化公開

2021年2月22日、イスラエル国立図書館は同館のブログ“The Librarians”において、旧約聖書の『エステル記』を含むヘブライ語の巻子本“megillah”を寄贈により入手し、同資料のデジタル画像がオンライン上で利用可能になったことを発表しました。

同館が新たに入手した“megillah”は文体の検討と放射性炭素年代測定により、ユダヤ人がスペイン・ポルトガルから追放される以前の1465年頃に、イベリア半島で作成されたと推定されています。中世、特にイベリア半島から追放される以前の『エステル記』を収録した巻子本の現存は極めて稀であることを紹介しています。

イスラエル国立図書館は、同館の前身のイスラエル国立・大学図書館(Jewish National and University Library)で国際委員会の初代委員長を務めたLudwig Jesselson氏の遺族から同資料の寄贈を受けました。資料のデジタル化画像は同館のウェブサイト上で公開されています。

ポルトガル科学技術財団(FCT)がcOAlition Sに参加:参加機関は26に

2021年1月26日、cOAlition Sは、ポルトガル科学技術財団(Fundação para a Ciência e a Tecnologia:FCT)が新たに参加機関に加わったことを発表しました。

FCTは1997年に設立されたポルトガル国営の研究助成機関です。cOAlition Sはプレスリリースの中で、ポルトガルではFCTの下で先進的なオープンアクセス(OA)推進の取り組みが進んでおり、FCTは「プランS」の支持によりさらにその取り組みを加速させること、cOAlition SはFCTの参加により欧州におけるOA推進のための研究助成体制が強化されたことなどを紹介しています。

また、cOAlition SのExecutive DirectorであるJohan Rooryck氏は、「プランSの発効直後で、ポルトガルが欧州連合理事会の議長国にいるという大変良いタイミングでFCTの参加が叶い喜ばしく思う。他の多くの欧州諸国がcOAlition Sに参加し、公的助成を受けた研究成果物の完全即時OA化を実現できるように、模範となってくれることを願っている」とコメントしています。

FCTの参加により、cOAlition Sの参加機関数は26となりました。

E2298 - 南欧の国立図書館における複写貸出サービス

2019年の晩秋,南欧4か国の国立図書館や大学図書館を実地に訪ね,利用者サービスについて調査を行う機会を得た。訪ねたのはポルトガル,スペイン,イタリアそしてギリシャの4か国である。本稿ではイタリア以外の3か国の国立図書館について職員へのインタビューによって得た見聞をもとに,複写および貸出サービスの実態を紹介したい。イタリアの国立図書館における複写サービスについては同僚の伊藤暁子が2018年にローマとフィレンツェの2館を訪問し(E2165参照),『国立国会図書館月報』第706号に豊富な写真つきでまとめている。イタリア以外の欧州の国立図書館についても知ることができる。ぜひ参照されたい。

国・大学レベルのオープンアクセス状況の調査(文献紹介)

2020年5月21日、英Open Universityの機関リポジトリにおいて、国・大学レベルのオープンアクセス(OA)状況調査の論文”Open Access 2007 - 2017: Country and University Level Perspective”のプレプリントが公開されました。著者は同大学のBikash Gyawali氏ら3名です。同論文は2020年8月開催のACM/IEEE Joint Conference on Digital Libraries (JCDL)に採択されています。

調査は8カ国(オーストリア, ブラジル, ドイツ, インド, ポルトガル, ロシア, 英国, 米国)と、それらの国の約400大学を対象とし、Microsoft Academic Graph(MAG)と英国の機関リポジトリアグリゲーターであるCOREのデータを使用して実施されました。

E2182 - 2019年IIPC総会・ウェブアーカイブ会議<報告>

国際インターネット保存コンソーシアム(IIPC;CA1893参照)の総会及びウェブアーカイブ会議(WAC;E2101ほか参照)が,2019年6月5日から7日まで,クロアチアの首都ザグレブで,クロアチアの国立・大学図書館主催により開催された。国立国会図書館(NDL)からは筆者を含む2人が参加した。本稿では,NDL職員2人が参加した会合の内容を報告する。

Clarivate AnalyticsとREDIBがイベロアメリカ地域の学術雑誌ランキングを発表

2018年5月16日、Clarivate AnalyticsとRed Iberoamericana de Innovación y Conocimiento Científico (REDIB)は、両者の協働の下で開発した、イベロアメリカ地域(ラテンアメリカのうちスペイン語・ポルトガル語圏の国々)と、イベリア半島のスペイン、ポルトガル、アンドラを含む地域の学術雑誌のランキングREDIB Journals Rankingを発表しました。

REDIBはスペインの政府系研究機関CSICとイベロアメリカ地域の大学ネットワークUniversiaのジョイントベンチャーとして立ち上げられた、イベロアメリカ地域の学術的電子出版物のプラットフォームです。今回発表されたランキングではClarivate AnalyticsのWeb of Scienceのデータを用い、被引用数等からREDIB収録誌のランク付けを行っています。

国際図書館連盟、図書館の認知度・地位向上活動への助成プログラムの対象国・地域(2017・2018年度第2弾)を発表

2017年11月16日、国際図書館連盟(IFLA)が、図書館の認知度・地位向上活動への助成プログラムの対象国・地域(2017・2018年度第2弾)を発表しました。

75の申請から14のプロジェクトが選ばれており、各活動とも、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を達成するために図書館を政府の連携機関として認めさせることを目指しています。

選ばれたのは以下の通りです。

・アフリカ大陸(アフリカ図書館協会連盟、ウガンダ図書館情報協会、アラブ図書館情報連盟)
・アメリカ大陸(ジャマイカ図書館情報協会、ウルグアイ図書館協会、チリ図書館協会、メキシコ図書館協会)
・アジア/オセアニア(インド公共図書館運動、ニュージーランド図書館情報協会、香港図書館協会)
・欧州(ロシア図書館協会、セルビア図書館協会、モルドバ図書館員協会及びルーマニア公共図書館・図書館員協会、ポルトガル図書館員・アーキビスト・ドキュメンタリスト協会)

Open Preservation Foundation(OPF)に、ポルトガル国立図書館が参加

デジタル資料の長期保存を目指す非営利団体Open Preservation Foundation(OPF)は、2015年11月30日、ポルトガル国立図書館が加盟したと発表しています。

Open Preservation Foundation welcomes the National Library of Portugal as its newest member(OPF,2015/11/30)
http://openpreservation.org/news/open-preservation-foundation-welcomes-the-national-library-of-portugal-as-its-newest-member/

EBSCO Information Services社が、ラテンアメリカ、スペイン、ポルトガルの学術雑誌の包括的な全文テキストデータベース“Fuente Académica™ Plus”を公開

2015年11月3日、EBSCO Information Services社が、ラテンアメリカ、スペイン、ポルトガルの学術雑誌の包括的なコレクションを含む非英語圏の全文テキスト資源であるデータベース“Fuente Académica™ Plus”を公開したと発表しています。

同データベースは、オンラインで利用できる他の非英語の学術資源よりもかなり大きなコンテンツのコレクションを提供するとのことです。

同データベースには1,500以上のフルテキスト出版物が含まれており、継続的にバックナンバーのファイルを増やしているとのことです。

分野としては「農学」「生物学」「経済学」「歴史学」「法学」「文学」「哲学」「心理学」「行政学」「宗教学」「社会学」が含まれるとのことです。

EBSCO Information Services Expands its Non-English Scholarly Resources with Fuente Académica™ Plus(EBSCO,2015/11/3)
https://www.ebsco.com/news-center/press-releases/ebsco-information-services-expands-its-non-english-scholarly-resources

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