CRL(研究図書館センター)

英国図書館と米国の研究図書館センターが、新聞のデジタル化で提携

2013年8月12日、米国の研究図書館センター(CRL)は、英国図書館(BL)と、アフリカ、南アジア、ラテンアメリカの歴史的新聞のデジタル化に向けて提携を結んだと発表しました。この提携により、北米の研究図書館とReadexによる世界中の歴史的新聞の保存と持続的アクセスのための取り組みであるWorld Newspaper Archiveのデジタルコレクションが拡充されるとのことです。

まず1798年から1900年の期間にアフリカで発行された新聞のデジタル化から開始し、続く数年で、南アジア、ラテンアメリカ等を含む他の地域の新聞をデジタル化する予定とのことです。

CRL and British Library To Digitize Foreign News (CRL 2013/8/12)
http://www.crl.edu/news/9407

World Newspaper Archive (CRL)
http://www.crl.edu/collaborative-digitization/world-newspaper-archive

Readex
http://readex.com/

参考:
CRLとNewsBank社、世界の新聞デジタルアーカイブ構築へ
Posted 2008年7月9日

米国Project Ceres、16の機関の農学分野コレクション保存事業に資金提供を発表

2013年5月28日、農学分野のコレクションの保存事業やデジタル化事業を支援するProject Ceresが、16の機関のプロジェクトに資金提供を行うことを発表しました。Project Ceresは、米国の研究図書館センター(CRL)、United States Agricultural Information Network(USAIN)及びAgriculture Network Information Collaborative(AgNIC)が2012年に開始した共同プロジェクトです。今回資金提供が行われるのは、農業の歴史や経済の研究に必要な印刷資料を保存し、デジタル化する小規模なプロジェクトで、2014年8月までに完了予定とのことです。

Ceres Funds 16 Agricultural Digitization Projects (CRL 2013/5/28付け)
http://www.crl.edu/news/9345

Global Resources Agriculture Partnership–Project Ceres (CRL)
http://www.crl.edu/collections/global-resources-partnership/global-resources-agriculture-partnership

北米研究図書館センター、アフリカで発行されている新聞のオンライン率を調査した結果を発表

北米研究図書館センター(CRL)が、アフリカで発行されている新聞がオンラインで利用できるかどうかの状況を調査し、その結果をレポートとタイトルリストのかたちで公表しました。アフリカで流通していると推定される約1,300タイトルとの新聞のうち、オンラインで確認できたのは484タイトルだったとしています。また、PDFなどの形式で印刷体新聞のコピーを提供しているのは、そのうち30%のみだったということです。タイトルリストでは、FactivaやLexisNexisといったデータベースで利用できるかどうかも記されています。他地域に比べて、アフリカの新聞の収録率は低いという結果でした。

African Newspapers Online – a survey of current coverage(PDF:15ページ)
http://www.crl.edu/sites/default/files/attachments/tg/African_online_newspapers_study_2013.pdf

タイトルリスト(Excel)
http://www.crl.edu/sites/default/files/attachments/tg/Africa%20-%20online%20newspapers%202013-01-25.xlsx

OCULのScholars Portalがカナダ初の「信頼できるデジタルリポジトリ」として認証される

カナダの大学図書館コンソーシアムOCUL(Ontario Council of University Libraries)の運営する“Scholars Portal”が、カナダで初めての「信頼できるデジタルリポジトリ」として認められました。これは、北米の研究図書館センター(CRL)の「信頼できるデジタルリポジトリのための監査及び認証(Trustworthy Repositories Audit & Certification:TRAC)」による監査を受け、このたび認証されたというものです。CRLから監査報告書が公開されています。なお、他に認証を受けているデジタルリポジトリには、Portico、HathiTrust、Chronopolisがあります。

Scholars Portal Audit Report 2013(CRL)
http://www.crl.edu/archiving-preservation/digital-archives/certification-and-assessment-digital-repositories/scholars_portal

Certification and Assessment(CRL)

米国13大学のコンソーシアムCICが開発したコンソーシアム内ILLシステム“UBorrow”

米国の13大学から構成されるコンソーシアム“Committee on Institutional Cooperation(CIC)”のプロジェクト“UBorrow”が、“Rethinking Resource Sharing Innovation Awards”を受賞しました。同賞は、グローバルなインターネット時代における図書館資源共有の在り方を再考する団体“Rethinking Resource Sharing”の主催している、図書館などにおけるリソースシェアリング(資源共有)を通じてユーザの情報アクセスを改善した個人・機関を表彰するものです。

CICには、イリノイ大学やインディアナ大学など「ビッグ10」と呼ばれる12大学およびシカゴ大学が加盟しています。CICが開発したUBorrowはこのコンソーシアム内での資源共有を効率的に行うための仕組みです。CIC加盟大学の構成員は、CIC内および研究図書館センター(CRL)が所蔵する計9,000万冊の図書に対して、図書館員を介さず直接、貸出リクエストを行うことができるということです。UBorrowのシステムは、Relais社のRelais D2D、CICの蔵書目録、OCLC ILLiadを組み合わせて構築されているようです。

UBorrow

米Innovative社が提供するコンソーシアム内ドキュメントデリバリーサービス“ArticleReach Direct”がOddyseyとDropboxに対応

2012年2月29日、大手図書館システムベンダの米Innovative Interfaces社が提供している図書館コンソーシアム内ドキュメントデリバリーサービス“ArticleReach Direct”が“Odyssey”と“Dropbox”に対応したと発表しました。同サービスの参加機関に所属する利用者は、ArticleReach Directで資料を検索して、そのコピーを申し込むと、メールでファイルのダウンロード先URLが知らされるようになっているようです。その際、資料を所蔵する図書館が利用者にスキャンしたデータを提供する方法として、従来のArielに加え、OdysseyとDropboxという手段も選べるようになったということのようです。同サービスには、現在、オーストラリア国立大学、研究図書館センター(CRL)、カリフォルニア州立大学、グラスゴー大学、シドニー大学等の11大学及び1コンソーシアムが参加中とされています。

Innovative Expands ArticleReach Direct's E-Delivery Options(Innovative Interfaces 2012/2/29付けプレスリリース)
http://www.iii.com/news/pr_display.php?id=521

ArticleReach Direct

Print Archives Preservation Registryを利用した紙資料の共同保管プロジェクトの事例(米国)

米国西部の研究・大学図書館で紙資料を共同保管する“Western Regional Storage Trust”(WEST)という取り組みの中で“Print Archives Preservation Registry”(PAPR)が使用されているようです。PAPRは、カリフォルニア電子図書館(CDL)と北米研究図書館センター(CRL)が共同開発している、紙媒体の資料の保管状況に関するデータベースです。2011年9月から2012年1月の間に、カリフォルニア大学等WESTプロジェクトの83の参加機関(106館)から275万タイトルものジャーナルに関するデータがPAPRに提供され、CDLのPAPR担当チームがそれらのデータを解析して多くの機関で所蔵されているタイトル等が検出されたそうです。この解析結果をもとに、各機関では共同保管を行うかどうかの意思決定を行うことができるとされています。

One step closer to making space with PAPR: A project update (CDL 2012/2/13付けニュース)
http://www.cdlib.org/cdlinfo/2012/02/13/one-step-closer-to-making-space-with-papr-a-project-update/

米CRL、カナダCRKN、英JISC Collectionsが人文・社会科学分野のデータベース導入等で国際的な協力へ

北米の研究図書館センター(CRL)、カナダの研究知識ネットワーク(CRKN)、英国のJISC Collectionsが、人文・社会科学分野の主要なデータベースへのアクセスを向上させるために国際的な協力をするという同意に至ったと発表されています。三者は、データベースの契約や意思決定ツールにおいて協力することは重要かつ可能であるという結論に至ったとされています。今後はそれぞれの国で共通するニーズの把握、重要なデータベースの評価、試験的な共同契約プロジェクト等も構想されているそうです。

CRL Will Work with JISC, CRKN (CRL 2012/1/23付けニュース)
http://www.crl.edu/news/7582

参考:
E209 - ナショナルサイトライセンス計画で非営利法人を設立(カナダ)
http://current.ndl.go.jp/e209

紙媒体の雑誌の保管状況のデータベース“Print Archives Preservation Registry”が設立へ

北米の研究図書館・大学図書館のコンソーシアムである研究図書館センター(CRL)が、カリフォルニア電子図書館(California Digital Library)と共同で、紙媒体の雑誌の保管状況のデータベース“Print Archives Preservation Registry”(PAPR)を設立するとのことです。PAPRは、世界規模での、紙媒体の雑誌のアーカイビングの取組み等についての情報のデータベースで、それぞれの取組みについて、保有期間、設備・環境、デジタルリポジトリの利用の可否等の特徴を調べることができるものとのことです。2012年前半から利用開始が予定されているようです。

Print Archives Preservation Registry
http://www.crl.edu/archiving-preservation/print-archives/papr

北米研究図書館センター(CRL)、デジタル環境における新聞の保存について分析したレポートを公表

2011年4月27日付けで、北米の研究図書館・大学図書館のコンソーシアムである研究図書館センター(CRL)が、“Preserving News in the Digital Environment: Mapping the Newspaper Industry in Transition”を公開しています。このレポートは、新聞やニュースサイトでコンテンツとして掲載・配信されたニュースの「ライフサイクル」を分析したもので、新聞記事とニュースサイトの記事コンテンツの間の関係を明らかにしたものとのことです。CRLの説明によると、レポートの分析は図書館が電子媒体の新聞を保存する際に、合理的で効率的な戦略を立てるための基準を示すものであるとのことです。

Preserving News in the Digital Environment: Mapping the Newspaper Industry in Transition
http://www.crl.edu/sites/default/files/attachments/pages/LCreport_final.pdf

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