CRL(研究図書館センター)

カリフォルニア電子図書館(CDL)・研究図書館センター(CRL)・HathiTrust、オープンで相互接続されたインフラ上に構築されたシェアード・プリント実現のため協力

2020年7月1日、米・カリフォルニア電子図書館(CDL)は、北米の研究図書館センター(CRL)およびHathiTrustと、シェアード・プリントをより完全に図書館サービスや運営に組み込むための相互接続されたオープンなインフラを実現するることを目的に、過去10年間の取組を基盤に、3機関が主導的な役割を担うことを確認したと発表しています。

1月に開催されたPrint Archive Network Forumにおける3機関の協力に関する発表を受けてのものです。

2020年後半に向けて、3機関ではコミュニティと協力し、協力の枠組に関する文書“Principles, Vision, Mission and Assumptions”で定義されたビジョンに寄与する短期間プロジェクトの可能性を調査し、完成したコミュニケーション計画を共有し、この取組について知ることができるウェブサイトを構築するとしています。

北米の研究図書館センター(CRL)のLatin American Materials Project(LAMP)、19世紀頃に刊行されたペルーの新聞2紙をデジタル化

2020年6月23日、北米の研究図書館センター(CRL)は、Latin American Materials Project(LAMP)が19世紀頃にペルーのアレキパで刊行された新聞“el Republicano”と“la Bolsa”の2紙のデジタル化を実施したことを発表しました。

LAMPは、貴重なラテンアメリカ地域の研究資料をマイクロフィルム化デジタル化して収集・保存・維持し会員向けに提供するCRLのプロジェクトです。アレキパはペルー第二の都市であり、2紙に収録された内容は、同国の19世紀初めから20世紀初めにかけての国・地方レベルの政治的議論における様々な側面を示したものである、としています。

2紙の原資料はアレキパ市内の3図書館で別々に保存されていましたが、アレキパ市内の大学に所属する研究者がLAMPへ提案し、原資料の集約とデジタル化が実現しました。

北米の研究図書館センター(CRL)、メキシコの行方不明者の記録に関するリポジトリ“Repository of Documentation Relating to Disappearances in Mexico”の構築計画を発表

2020年6月15日、北米の研究図書館センター(CRL)は、米国の慈善団体マッカーサー基金(John D. and Catherine T. MacArthur Foundation)の資金助成を活用して、エル・コレヒオ・デ・メヒコ(El Colegio de México)、メキシコ国立自治大学の法律学研究所(Instituto de Investigaciones Jurídicas)、イベロアメリカーナ大学(Universidad Iberoamericana)のメキシコの3研究機関とともに、メキシコ国内の行方不明者の記録に関するリポジトリ“Repository of Documentation Relating to Disappearances in Mexico(RDDM)”を構築することを発表しました。

メキシコでは2006年以降、麻薬をめぐる紛争の激化に伴い、6万人以上の行方不明者が公式に登録されています。これらの行方不明者の発生の大部分に治安当局が関与・共謀し、同国では司法へのアクセス保証とは程遠い状況にあります。

北米の研究図書館センター(CRL)、デジタル化資料約1万タイトルへのアクセス制限を一時的に解除

2020年4月3日、北米の研究図書館センター(CRL)は、これまでCRLのメンバー以外からのアクセスを制限していたデジタル化資料のうち、約1万タイトルへのアクセス制限を一時的に解除したことを発表しました。

アクセス制限を解除されたコンテンツは、1920年代から1960年代にかけて出版された資料を含み、約85%は米国外で出版された資料です。米国において著作権の登録あるいは更新がなされていないと思われるもの、フェアユースのガイドラインの下、アクセス制限を解除してもリスクがほとんどないとCRLが認識しているものからなります。

国際図書館コンソーシアム連合(ICOLC)は、2020年3月13日、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大と図書館サービス・図書館資料への影響に関する声明を発表し、出版社等に対し、オンライン・遠隔形式で教育活動が継続できるようにコンテンツへのアクセス面で様々な配慮を求めています。CRLも、同声明の署名機関として研究・教育支援のための対策を検討しており、その具体策として今回の取組が実施されました。

北米の研究図書館センター(CRL)、サハラ以南のアフリカの新聞をDigital Delivery System (DDS)を通じてオープンアクセス(OA)で公開

2020年2月12日、北米の研究図書館センター(CRL)が、Digital Delivery System (DDS)を通じて、40万ページを超すサハラ以南のアフリカの新聞をオープンアクセス(OA)で公開したと発表しています。

対象は、1800年から1922年までの、20か国の60を超すタイトルで、画像のみの公開となっており、日付ごとに閲覧できます。

世界中の歴史的新聞の保存と持続的アクセスのための取り組みである“World Newspaper Archive”でデジタル化したもので、CRLとNewsBank社による米国の歴史的な新聞データベースReadexとの取り決めにより、一定期間後にOAとしたものです。

CRL Opens African News Content(CRL, 2020/2/12)
https://www.crl.edu/news/crl-opens-african-news-content

北米の研究図書館センター(CRL)、East View Information Services社との協力事業の成果として19世紀後半から20世紀半ばにかけて中東・北アフリカ地域で刊行された新聞のデジタルコレクションを公開

2020年1月13日、北米の研究図書館センター(CRL)は、East View Information Services社との協力プロジェクトの成果として、19世紀後半から20世紀半ばにかけて中東・北アフリカ地域で刊行された新聞のオープンアクセス(OA)のデジタルコレクション“Middle Eastern and North African(MENA) Newspapers”公開を発表しました。

“MENA Newspapers”はEast View Information Services社が推進する新聞のデジタルアーカイブ“Global Press Archive”のコレクションに追加されました。現時点で15タイトル10万ページ以上のコンテンツが含まれ、最終的には50万ページを超える規模になることが発表されています。コンテンツの大半はアラビア語ですが、一部英語・フランス語による主要タイトルも含まれています。

北米の研究図書館センター(CRL)の管理する南アジア研究資料コレクションSouth Asia Open Archives(SAOA)がJSTOR上で利用可能になる

2019年10月16日、北米の研究図書館センター(CRL)とJSTORは共同して、両者の提携により、CRLの管理する南アジア研究資料コレクションSouth Asia Open Archives(SAOA)のコンテンツが、JSTORのプラットフォーム上で利用可能になったことを発表しました。

SAOAは、英語及び南アジア諸言語による南アジア関連の芸術・人文科学・社会科学分野にわたる網羅的なコレクションです。CRLの南アジア研究のためのデジタルリソース創出を目的としたイニシアチブSouth Asia Materials Project(SAMP)から発展して、1967年以降の南アジア関連の希少な資料をデジタル保存し自由に利用可能にしています。植民地時代の重要な行政・貿易に関する報告書やカースト制度・社会構造・社会経済史・女性とジェンダー等をテーマとした新聞など、35万ページ以上のコンテンツを含み現在もその規模を拡大しています。

JSTORは図書館・コンソーシアム向けに、JSTORのプラットフォーム上で主要コレクションを公開できるようになるイニシアチブを実施しており、CRLとJSTORの提携はこのイニシアチブの一環として締結されています。

清代末期から中華民国期にかけて中国で刊行された新聞のデジタルコレクション“Late Qing and Republican-Era Chinese Newspapers”が公開:研究図書館センター(CRL)とEast View Information Servicesとの協力プロジェクトの成果

2019年9月23日、北米の研究図書館センター(Center for Research Libraries: CRL)は、East View Information Servicesとの協力プロジェクトの成果として、中国の清代末期から中華民国期に刊行された新聞のデジタルコレクション“Late Qing and Republican-Era Chinese Newspapers”をオープンアクセスで公開したことを発表しました。公開はEast View社が推進する新聞のデジタルアーカイブ“Global Press Archive”上で行われています。

2019年9月24日付けのEast View社によるプレスリリースでは、現時点で13のタイトルからなる17万5,000ページ超のコンテンツが含まれていること、最終的には2019年末までに数百タイトル、約50万ページの規模となる予定であることを紹介しています。

北米の研究図書館センター(CRL)、冊子体雑誌の共同保存に関するデータベースPAPRの機能拡張を実施

2019年9月20日、北米の研究図書館センター(CRL)は、冊子体雑誌の共同保存に関するデータベース“Print Archives Preservation Registry”(PAPR)について、機能拡張を実施したことを発表しました。

CRLは主な機能拡張として以下の3点を挙げています。

・他のデータベースからのレコード取り込み機能についてフォーマットを指定することにより、JSTOR、HathiTrust、Scholars Portalなどからレコードを追加することが可能になった

・各タイトルについて、紙資料の所蔵情報とデジタル資料の保有情報を区別して表示することが可能になった

・各タイトルについて、FLAREやScholars Trustのような資料保存プログラムに関する情報を表示することが可能になった

PAPR Database Enhanced(CRL,2019/9/20)
http://www.crl.edu/news/papr-database-enhanced

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