CRL(研究図書館センター)

北米の研究図書館センター(CRL)、世界の新聞コレクションのデジタル化公開事業“Global Press Archive CRL Alliance”の第2フェーズの開始を発表

2021年5月26日、北米の研究図書館センター(CRL)が、世界の新聞コレクションのデジタル化公開事業“Global Press Archive CRL Alliance”の第2フェーズの開始を発表しています。同事業は、CRLが、East View Information Services社と連携して2019年に開始した事業で、これまで5つのコレクションが公開されています。

2022年中頃までに、アクセスできる新聞を450万ページまで拡大し、そのうち300万ページはオープンアクセスであることを目指しており、2年間の第2フェーズでは、オープンアクセスコンテンツとして200万ページ、会員館のみ利用可能な著作権保護期間中のコンテンツとして100万ページ、のあわせて300万ページが提供される予定です。

対象となるコンテンツは、CRL等で洗い出し、諮問委員会や会員館から選ばれた広範な主題的専門知識を持つ選定チームによって優先順位が決められます。全てのコンテンツは画像および全文テキストで提供され、East View Information Services社のカスタマイズされたGlobal Press Archiveのプラットフォームで公開されます。

北米の研究図書館センター(CRL)、East View Information Services社との協力事業の成果として帝政ロシア時代に刊行された新聞のデジタルコレクションを公開

2021年4月20日、北米の研究図書館センター(CRL)は、East View Information Services社との協力プロジェクトの成果として、帝政ロシア時代に刊行された新聞のオープンアクセス(OA)デジタルコレクション“Imperial Russian Newspapers”の公開を発表しました。

“Imperial Russian Newspapers”は、East View Information Services社が推進する新聞のデジタルアーカイブ“Global Press Archive(GPA)”のコレクションに、CRLとの共同プロジェクトによる成果物の第4弾として追加されました。18世紀から20世紀初頭にかけての、モスクワやサンクトペテルブルクで刊行された主要紙に加え、広大なロシア帝国内の地方紙を含む、23万ページ分のコンテンツが含まれています。

これらのコンテンツの多くは、ロシア国立図書館の支援により利用可能となったものと説明されています。また、帝政ロシア時代に刊行された既知の新聞の詳細な書誌情報を含む、2点の電子書籍型式のレファレンスリソースも最終的には含まれる予定としています。

北米の研究図書館センター(CRL)、OA2020の関心表明に署名

2021年4月5日、北米の研究図書館センター(CRL)は、学術誌のオープンアクセス(OA)化を目指すイニシアチブ“OA2020”の関心表明(Expressions of Interest:EOI)に署名したことを発表しました。

CRLは研究図書館のコンソーシアムであり、200を超える米国・カナダの機関が参加しています。CRLは今回のEOIへの署名を通じ、学術誌の持続可能なOAビジネスモデルの推進に向けて尽力する旨を表明しています。

CRL Signs OA2020 Expression of Interest(CRL, 2021/4/5)
https://www.crl.edu/news/crl-signs-oa2020-expression-interest

米国・スペインの大学図書館が締結した電子ジャーナル契約のライセンス条項の比較と検討(文献紹介)

2021年3月に刊行された、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の“College and Research Libraries(C&RL)”のVol.82, no.2に、スペイン・グラナダ大学のフェルナンデス・モリーナ(Juan-Carlos Fernández-Molina)教授を筆頭著者とする論文“Comparing Use Terms in Spanish and US Research University E-journal Licenses: Recent Trends”が掲載されています。

北米の研究図書館によるコンソーシアムNERL、出版社との契約交渉で採用すべき望ましい価値基準に関する声明を発表

2021年3月3日、北米の研究図書館センター(CRL)を拠点とし30の大学・研究機関の図書館が構成するコンソーシアム“NorthEast Research Libraries Consortium”(NERL)は、声明“NERL Demands a Better Deal”を発表しました。

同声明はNERLが出版社との契約交渉に臨むにあたって、健全な学術出版のエコシステムを実現するために、採用すべき望ましい価値基準を明確化する目的で発表されました。NERLが契約交渉で反映すべき中核的な価値基準として以下の5点を示しています。

・透明性:交渉プロセスの可視化・学術図書館に対するリーダーシップを発揮するため、NERLは可能な限り交渉内容・結果・コストを共有する。契約交渉においては、NERLの透明性に関する取組みに理解を示すベンダーを優先する。

・持続可能性:NERLは持続可能性を最大限確保できる条件で交渉し、共同インフラストラクチャー・共同所有支援の機会を追求する。透明性が高く不要なコンテンツを提供しない小規模な条件を奨励するなど、過去の価格設定モデルや前例にとらわれない契約を優先する。

カリフォルニア電子図書館(CDL)・研究図書館センター(CRL)・HathiTrust、“Collection Comparison Tool”を公開:自館のコレクションとシェアード・プリント・コレクションとの比較機能を提供するツール

2021年1月22日、HathiTrustのウェブサイト上で、カリフォルニア電子図書館(CDL)・研究図書館センター(CRL)・HathiTrustによる無料ツール“Collection Comparison Tool”の公開が発表されています。

“Collection Comparison Tool”は、研究図書館センター(CRL)のシェアードプリントイニシアティブによる総合目録「PAPRレジストリ」に登録された「保存責任」(retention commitments)、HathiTrustデジタルコレクションのメタデータ、そして利用者がアップロードする自館の雑誌コレクションの情報を組み合わせ、比較するものです。

“Collection Comparison Tool”はPAPRレジストリ上で公開されており、ツールの利用者は自館のコレクションとシェアード・プリント・コレクションとの重複状況を即時に把握することができる、とあります。なお、このツールは、CDLが構築・サポートする意思決定支援システムAGUAの技術を利用しています。

北米の研究図書館センター(CRL)、シェアードプリントプログラムの組織“The Partnership”と“Rosemont Alliance”に参加

2021年1月14日、北米の研究図書館センター(CRL)が、図書を対象としたシェアードプリントプログラムの組織Partnership for Shared Book Collections(The Partnership)、および、雑誌を対象としたシェアードプリントプログラムの組織Rosemont Shared Print Alliance (Rosemont Alliance)に参加すると発表しました。

また、Virginia’s Academic Library Consortium(VIVA)のThe Partnershipへの参加も発表されています。

北米の研究図書館センター(CRL)、ブラジルのジェトゥリオ・ヴァルガス財団によるブラジル史上で重要な役割を果たした9人の女性の個人アーカイブのデジタル化公開を支援

2020年11月30日、北米の研究図書館センター(CRL)は、ブラジルのジェトゥリオ・ヴァルガス財団(Fundação Getulio Vargas)が同センターの支援により、アーカイブコレクションの公開を実現したことを発表しました。

公開されたアーカイブコレクションは、20世紀を中心にブラジルの女性参政権・社会運動・政治活動等で重要な役割を果たした9人の女性について、その個人アーカイブをデジタル化したコレクションです。同財団に所属するブラジル現代史研究・資料センター(Centro de Pesquisa e Documentação de História Contemporânea do Brasil:Center for Research and Documentation of Contemporary History of Brazil:CPDOC)がキュレーションした3万5,000点以上の画像等が収録されており、CPDOCのウェブサイト上で公開されています。

同コレクションは、地域研究・国際研究にとって必要な一次資料やデータに対する電子的なアクセスを拡大するためのCRLのイニシアチブ“Global Collections Initiative”の枠組みで取り組まれました。

OCLC、北米の研究図書館センター(CRL)と共に実施した冊子体雑誌の共同保存の促進等に関する2年間のプロジェクト“The Shared Print Data Infrastructure project”を完了

2020年8月13日、OCLCは、アンドリュー W.メロン財団の助成により、2018年7月1日から2020年6月30日まで北米の研究図書館センター(CRL)と共同して取り組んだプロジェクト“The Shared Print Data Infrastructure project”が完了したことを発表しました。

OCLCは2年間の共同プロジェクトを通して、WorldCatのデータベースへの冊子体雑誌所蔵の登録に対する支援の展開、共同管理中のデータの発見環境の改善、CRLが管理する冊子体雑誌の共同保存に関するデータベース“Print Archives Preservation Registry”(PAPR)の機能拡張などが達成されたことを報告しています。

同プロジェクトにおいて、OCLCとCRLは登録のワークフローの簡素化・機能強化のために協力し、WorldCatにわずかな手順で数千件の雑誌の所蔵を効率的に一括登録することなどが可能になりました。また、WorldCat上の雑誌の所蔵データが自動的にPAPRへ同期され、共同管理中データへの包括的なアクセスを提供するOCLCのメタデータAPIにより雑誌のデータを発見することも可能になっています。

北米の研究図書館センター(CRL)、East View Information Services社との協力事業の成果としてメキシコ独立運動期からメキシコ革命期にかけて刊行された新聞のデジタルコレクションを公開

2020年7月22日、北米の研究図書館センター(CRL)は、East View Information Services社との協力プロジェクトの成果として、メキシコ独立運動期からメキシコ革命期にかけて刊行された新聞のオープンアクセス(OA)デジタルコレクション“Independent and Revolutionary Mexican Newspapers”の公開を発表しました。

“Independent and Revolutionary Mexican Newspapers”は、East View Information Services社が推進する新聞のデジタルアーカイブ“Global Press Archive”のコレクションに、CRLとの共同プロジェクトによる成果物の第3弾として追加されました。今回の公開時点で、477タイトル・約13万5,000ページ相当のコンテンツを含んでいますが、最終的にはメキシコの独立以前・独立後・革命期に相当する1807年から1929年までに刊行された約1,000タイトルのコンテンツが収録される予定です。CRLは公開したコレクションについて、この時期のメキシコの劇的な事件等について記録した重要史料である、としています。

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