Apple

大学の授業でiPadを試行的に導入した結果とその分析(オーストラリア)

オーストラリアのメルボルン大学トリニティ・カレッジ(University of Melbourne's Trinity College)が“Report on the Step Forward iPad Pilot Project”と題したレポートを公開しています。これは、2010年8月から2011年1月まで実施された、同大学の授業でのiPadを試験的に導入したプロジェクト“Step Forward Pilot Project”について、その検証結果をまとめたものとのことです。同プロジェクトには、50名の学生と20名のスタッフが参加したようです。主な結果は次の通りです。
・他のスタッフや学生にもiPadの利用を勧めると回答したのは、プロジェクト参加のスタッフ76.2%で、学生が80%であった。
・iPadはラップトップやネットブックに比べて便利で、紙の印刷や消費を抑えることにつながった。
・iPadを最大限に活用するためには、講義室にテレビモニターのスクリーンや書画カメラ等の高品質の視聴覚設備の設置とそのITサポートが必要である。

Report on the Step Forward iPad Pilot Project (Google Docsで公開されています)

iTunes Uからオクスフォード大学等の提供する電子書籍のダウンロードが可能に

2010年10月29日付けのChronicle of Higher Educationの記事によると、Apple社のiTunes Uから、英国オクスフォード大学(Oxford University)やオープンユニバーシティ(the Open University)等の提供する電子書籍のダウンロードが可能になったとのことです。提供されているのは、オクスフォード大学から、シェイクスピアの戯曲作品集である1623年の“First Folio”、オープンユニバーシティから100タイトル、そして米国ライス大学(Rice University)のプロジェクト“Connexions”から18タイトルのようです。また、それらの電子書籍はすべてePUB形式で提供されているとのことです。

New at iTunes U: Free E-Books (2010/10/29付け Chronicle of Higher Educationの記事)
http://chronicle.com/blogs/wiredcampus/new-at-itunes-u-free-e-books/27957

Shakespeare's First Folio joins iTunes U (2010/10/29付け University of Oxfordのプレスリリース)

電子書籍の目録配信のオープンフォーマット“Open Publication Distribution System”のver.1.0が公開

2010年8月29日、電子書籍の目録配信のオープンフォーマットである“Open Publication Distribution System”(OPDS)のver.1.0が公開されました。OPDSとは、さまざまな端末で電子書籍を利用できるようにするために、Adobe社やInternet Archive等が中心となって開発している規格で、Internet Archiveの手がける電子書籍の提供システムを構築するプロジェクト“BookServer”のコンポーネントになっているとのことです。

OPDS Catalog 1.0
http://opds-spec.org/specs/opds-catalog-1-0-20100830/

OPDS Catalogs version 1.0 release(2010/8/29付け OPDSのニュース)
http://opds-spec.org/blog/2010/08/29/opds-catalogs-v1/

参考:
Adobe等、電子書籍の目録配信に係るオープンな標準を策定中
http://current.ndl.go.jp/node/12517

Internet Archive、電子書籍の提供システムを構築するプロジェクト“BookServer”を発表

アップル社のiTunes U、ダウンロード数が3億件を突破

2010年8月25日、アップル社の提供する、大学の講義などを無料でダウンロードできるサービス“iTunes U”のダウンロード数が、3億件を突破したとのことです。また、新たに東京大学、明治大学、早稲田大学、慶應義塾大学がiTunes Uで講義を公開するとのことです。

iTunes Uからのダウンロード数が3億件を突破 (2010/8/25付け Apple社のプレスリリース)
http://www.apple.com/jp/news/2010/aug/25itunes.html

アップル「iTunes U」、ダウンロード数が3億件を突破 (2010/8/25付け CNET Japanの記事)
http://japan.cnet.com/news/service/story/0,3800104747,20418868,00.htm

東京大学ら、「iTunes U」で講義を無償公開--無料で学べる世界の大学講義アーカイブ (2010/8/25付け CNETJapanの記事)
http://japan.cnet.com/apple/story/0,2000076557,20418901,00.htm

東京大学が「iTunes U」に参加 (2010/8/25付け 東京大学のプレスリリース)

iPadユーザのうち、読書にiPadを使う人は41%(英国)

英国の調査会社Cooper Murphy Webbが、英国内のiPadユーザを対象としたiPadの使用状況についての調査の結果を公表しています。それによると、回答者の43%が1週間に10時間以上iPadを使用しているとのことです。また、書籍を読む際のデバイスについては回答者の41%がiPadを好んで使うとのことです。

iPad Consumer Usage Study(Cooper Murphy Webb)
http://coopermurphywebb.com/ipad-consumer-usage-study

イギリス調査報告:iPad所有者の多くが、テキスト情報の閲覧にはiPadが最適と回答(TechCrunch JAPAN 2010/8/16付けの記事)
http://jp.techcrunch.com/archives/20100812now-with-more-ipad/

Apple社、定期購読の申込機能付きのiPad用雑誌アプリを認めず

米国のスポーツ誌Sports Illustratedの、定期購読の申込機能の付いたiPad用アプリをApple社が認めなかったことが報じられています。なお、Apple社は認めなかった理由を明らかにしていないとのことです。

The iPad is Great But Remember?It’s Apple’s Way or the Highway
http://www.foliomag.com/2010/ipad-great-remember-it-s-apple-s-way-or-highway

やっぱりiTunes課金を迂回するのはダメ? 米Apple社がサードパーティ課金システム採用の電子雑誌アプリを拒否(hon.jp 2010/7/29付けの記事)
http://hon.jp/news/1.0/0/1654/

Google、Apple、大日本印刷などがInternational Digital Publishing Forumに加盟

電子出版業界の国際的組織International Digital Publishing Forum(IDPF)が公表している加盟機関リストによると、Google、Apple、大日本印刷などが2010年7月に新たに同組織に加盟したようです。

電子書籍ファイルフォーマット「EPUB」時代を睨みApple社・Google社が米IDPFに加盟、日本の印刷大手も(hon.jp 2010/7/14付けの記事)
http://hon.jp/news/modules/rsnavi/showarticle.php?id=1632

Current Members(IDPF)
http://www.idpf.org/membership/currentmembers.asp

電子書籍の読書は印刷版の書籍よりも要する時間が長い(米国)

米国のJakob Nielsen氏が、KindleやiPadといった電子書籍リーダーによる読書は印刷版の書籍での読書よりも要する時間が長い、との調査結果を公表したようです。読書好きの24名に各媒体で読書をしてもらいその所要時間を測ったところ、Kindle2では印刷版よりも10.7%、iPadでは印刷版よりも6.2%長い時間を要したとのことです。

iPadやKindleでの読書スピード、印刷本より時間がかかる(ITpro 2010/7/6付けの記事)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100706/349959/

iPad and Kindle Reading Speeds(useit.com)
http://www.useit.com/alertbox/ipad-kindle-reading.html

米国教育省と司法省、電子書籍リーダーに関して障害を持つ学生らへの配慮を大学に求める

米国教育省と司法省は2010年6月29日、視覚障害を持つ学生らが使うことの出来ない電子書籍リーダーは障害者への差別を禁じた米国障害者法(ADA)等に反している、という点に配慮するよう求める通達文書を各大学宛に発送した、と発表しています。2009年に行われたパイロットプロジェクトで、Kindle DXのアクセシビリティは不十分、との評価が出されたことが背景にあるようです。その一方で、iPadがアクセシビリティのテストに合格したとも報じられています。

Departments of Education and Justice Announce Continuing Commitment to Accessible Technology for All Students(米国教育省のプレスリリース)
http://www.ed.gov/news/press-releases/departments-education-and-justice-announce-continuing-commitment-accessible-tech

Joint "Dear Colleague" Letter: Electronic Book Readers

大谷大学、2011年度からiPadを使った授業を開始へ

大谷大学が、2011年4月からの講義や実習に使うため、iPadを文学部人文情報学科の教員及び新入生・在学生に配布すると発表しています。教材のデジタル化やTwitterでの質疑応答といった活用が想定されているようです。また、iPadが選ばれたポイントが同大学のニュースリリースに掲載されています。

大谷大「iPad」で講義や実習 人文情報学科の全学生に配布へ(京都新聞 2010/7/2付けの記事)
http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20100702000163

人文情報学科 iPadを利用した教育プログラムの構築を発表(大谷大学のニュースリリース)
http://210.155.0.59/news/nab3mq000000u3dx.html

ページ