イラン

Brill社と米・コロンビア大学の“Ehsan Yarshater Center for Iranian Studies”、イラン研究に関する総合百科事典“Encyclopædia Iranica”をオープンアクセス(OA)で公開

2021年2月15日、学術出版社のBrill社と米・コロンビア大学のイラン研究拠点“Ehsan Yarshater Center for Iranian Studies”は、イラン研究に関する総合百科事典“Encyclopædia Iranica”がBrill社のプラットフォーム上でオープンアクセス(OA)により利用可能となったことを発表しました。

Brill社は“Encyclopædia Iranica”について、イラン研究者のEhsan Yarshater氏を中心に編集された、同分野で特に定評のある百科事典であり、中東・コーカサス・中央アジア・インド亜大陸のイラン文明に関する学術的な知見を提供する総合的な参考図書であると紹介しています。

同百科事典をOA化した“Encyclopædia Iranica Online”は、旧項目の修正・更新や新規項目の追加を行った上で公開されました。“Encyclopædia Iranica Online”の特徴として、Brill社の他のオンラインレファレンスツールも範囲に含んだ検索が可能なこと、事典の各項目にDOIが付与されていること、新規項目を定期的に追加予定であること、などが挙げられています。

IFLA Journal、2020年12月号が発行

2021年2月8日、国際図書館連盟(IFLA)が刊行する“IFLA Journal”の第46巻第4号(2020年12月)が公開されました。

大学図書館におけるプライバシーとプライバシーリテラシーの教育、国際連合の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」における公共図書館の役割、環境持続可能性の推進者としての公共図書館の役割、イランの公共図書館による無形文化遺産の保護・普及の取組、第4次産業革命後の社会で求められる技能・リテラシー等の文献レビューに関する論考が掲載されています。

Out Now: December 2020 issue of IFLA Journal(IFLA,2021/2/8)
https://www.ifla.org/node/93620

ブルーシールド国際委員会(BSI)、米・トランプ大統領によるイランの文化遺産を軍事攻撃の標的とする可能性を示唆した発言に対して深刻な懸念を表明

2020年1月7日、ブルーシールド国際委員会(Blue Shield International:BSI)は、米・トランプ大統領によるイランの文化遺産を軍事攻撃の標的とする可能性を示唆した発言について、ウェブサイト上で深刻な懸念を表明しました。

BSIの表明では、軍事的必要性のない文化的・宗教的施設の意図的な攻撃は、米国も批准済の1954年ハーグ条約をはじめとする複数の国際法で、いかなる場合においても禁止されていることや、近年も文化財に対する意図的な攻撃が国際刑事裁判所(ICC)で有罪判決を受けた事例があることが指摘されています。BSIは、米国が戦争犯罪を犯すことを回避し、いかなる形であれイランの文化遺産に脅威を与えないように、トランプ大統領に対して軍事攻撃の標的リストから文化遺産を削除することを求めています。

国際図書館連盟(IFLA)、「グリーンライブラリー賞2018」の受賞館を発表:中国・佛山市図書館(Foshan Library)

2017年7月19日、国際図書館連盟(IFLA)の「環境の持続可能性と図書館」(Environmental Sustainability and Libraries:ENSULIB)に関する専門部会が、「グリーンライブラリー賞2018」の受賞館に、中国広東省の佛山市図書館(Foshan Library)を選んだと発表しています。

同館による、建物周辺の緑豊かな環境、建物の環境にやさしいデザインや運営、環境保護に関するアドヴォカシー活動が評価されています。

その他、上位入賞5館も以下の通り発表されています。

ヨージェフ・アティッラ郡・市図書館(ハンガリー・タタバーニャ)

Biblioteca Comunala Sirna(ルーマニア・プラホヴァ県)

ザグレブ国立・大学図書館(クロアチア・ザグレブ)

イラン国立図書館・公文書館(イラン・テヘラン)

ユナイテッドステイツ国際大学アフリカ校図書館(ケニア・ナイロビ)

イラン国立図書館・公文書館が開館80周年 国際図書館連盟会長も式典に参加

2018年2月26日でイラン国立図書館・公文書館が開館80周年を迎えました。記念式典には国際図書館連盟(IFLA)会長のGlòria Pérez-Salmerón氏も参加し、スピーチを行いました。IFLA会長が同館を訪れるのは初とのことです。

Celebrating the Past, and Looking to the Future: IFLA President Joins 80th Anniversary Celebrations of National Library and Archives of Iran(IFLA、2018/2/27付け)
https://www.ifla.org/node/28986

参考:
E306 - イラン国立図書館が新装開館 カレントアウェアネス-E No.55 2005.03.16
http://current.ndl.go.jp/e306

『アジ研ワールド・トレンド』誌が2016年5月号で「アジアの古本屋」を特集

日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所の刊行している『アジ研ワールド・トレンド』誌が2016年5月号(No.247)で「アジアの古本屋」と題した特集を組んでいます。特集に関連して、以下の記事が掲載されています。

刊行して2カ月を経過した後、PDFで全文公開されます。

巻頭エッセイ
本に親しむ環境‐図書館と古書店‐ / 石川武敏

特集 :アジアの古本屋
特集にあたって / 二階宏之
韓国古書と向き合った60年‐文古堂店主朴贊益氏‐ / 花房征夫
コラム:神田神保町散策‐韓国を探して‐ / 二階宏之
多様化する中国の古本屋‐国有企業からネット販売まで‐ / 狩野修二
楼上からみる香港‐古書店の変遷‐ / 澤田裕子
書籍流通の一翼を担うモンゴルの古本屋 / マンドハイ・ルハグワスレン
インドネシア-多様な知の集積地- / 土佐美菜実
利便性と郷愁のはざま-タイの古書店事情- / 櫻田智恵
路上の大学に学ぶ-ミャンマーの古本屋- / 石川和雅
ベトナムの古本市場 / 上田新也
インド-古本でも本は本- / 坂井華奈子
古書店が私の図書館だった-トルコ- / 粕谷 元
イラン・テヘランの古書店-ある歴史家の視点から- / 小澤一郎

イランにおける検閲対象用語のリストに新たに「ワイン」等が追加される

イランで検閲制度を運用する文化イスラム指導省が、新たに検閲対象となる用語のリストに「ワイン」等の言葉を追加したことが英テレグラフ紙等で報じられています。

同紙記事によれば、新たな禁止用語の追加は西欧からの「文化侵略」からイラン国民を守ることを企図して行われたとのことです。

取材に応じた文化イスラム指導省の出版部門長Mohammad Selgi氏は、新たな図書の出版が申請されると、イスラム革命の理念やコーランの教えに反することのほか、西欧の「文化侵略」に対抗するためにも、編集すべき箇所はないか等を職員が一ページずつチェックするとしています。

新たな禁止用語には「ワイン」のほか、一部のイラン国外の動物やペットの名前、一部の海外の元首の名前も追加されたとのことです。

Iran bans use of the word 'wine' and names of 'foreign animals' in books(The Telegraph、2016/1/19付け)
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/middleeast/iran/12109159/Iran-bans-use-of-the-word-wine-and-names-of-foreign-animals-in-books.html

CA1776 - 数字でみるイラン児童書の昨今の出版状況 / 酒井貴美子

筆者の働いている国際子ども図書館は「世界のすぐれた児童書を集める」を、収集方針のひとつにしている。現在のところ外国書担当は3人である。この3人で世界を分割しているので、チンギスハーンもアレキサンダー大王もびっくりの広大な版図がそれぞれの担当となる。中東地域は私の担当地域のひとつである。しかし、選書して、はるばる旅をして国際子ども図書館にたどり着いてくれた資料はみな可愛い。この可愛い資料たちをどうしたらもっと知ってもらえるだろうとは私ども外国書担当がいつも考えていることである。...

イラン北西部の地震による図書館被害(記事紹介)

2012年8月15日付けのIran Book News Agencyの記事によると、イラン北西部で8月11日に生じた地震の影響により、アハル(Ahar)にあるSheik Shahabodin Ahari図書館、Horand図書館、Ayatollah Najafi Ahari図書館の3つの公共図書館が深刻な被害を受けたとのことです。なお、アハルでは地震による死者はいないとのことですが、けが人が出ている模様です。

Quake shakes Shahab Ahari Library (Iran Book News Agency 2012/8/15付けの記事)
http://www.ibna.ir/vdcgq39qzak9tn4.5jra.html

イランで初の電子図書館が開設

2011年6月15日に、イランの文化イスラム指導省(Ministry of Culture and Islamic Guidance)が、同国で初となる電子図書館を開設したようです。電子図書館では、800点以上のペルシア語図書や3,475点の外国語図書のほかに、19,000点のペルシア語の雑誌記事や760点以上の博士論文等が利用できるようです。

Iran launches first Digital Library (Press TV 2011/6/15付けの記事)
http://www.presstv.ir/detail/184868.html

Iranian Culture Ministry opens digital library (Tehran Times 2011/6/15付けの記事)
http://www.tehrantimes.com/Index_view.asp?code=242570

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