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2020年11月12日、公益財団法人日本博物館協会は、令和元年度「日本の博物館総合調査」の報告書の刊行を発表しました。印刷版は有料頒布ですがPDF版は無料で公開されています。
報告書の「はじめに」によれば、「博物館の運営実態をデータとして表し、日本の博物館の実情を把握するとともに課題を整理し、過去の調査結果と比較することにより、経年変化を明らかにすることを主眼」とした調査です。今回は10回目の実施であり、前回の実施は平成25年度(2013年度)でした。
調査の対象は、日本博物館協会のデータ・ベースに登載されている館園4,178館であり、2019年10月から11月にかけて郵送及びオンラインの2方式で実施されました。有効回答館数は2,314 館となっています。
報告書の主な章立ては以下のとおりです。
・はじめに ・「博物館総合調査」委員会 委員名簿 ・調査の概要 ・第1章 今回の調査で見えてきた日本の博物館 ・第2章 博物館の変化 - 平成9、16、20、25 年、令和元年調査の時系列比較- ・第3章 調査結果 ・第4章 館種別分析 ・まとめ ・参考:調査票
2020年11月15日、静岡市立登呂博物館が、登呂遺跡の広場で野外読書イベントとして本のひろば「登呂遺跡に移動図書館がやってくる!!」を開催しました。
静岡市立図書館との連携事業で、登呂遺跡に移動図書館車「ぶっくる」を巡回させ、博物館が用意した特設ピクニックシートで読書できるようにしたほか、復元水田を背景としたおはなし会も開催されました。
キッチンカーでのハンドドリップコーヒーの販売も行われています。
本のひろば(静岡市立登呂博物館,2020/11/10)https://www.shizuoka-toromuseum.jp/event_info/1982/
本のひろばを開催https://www.city.shizuoka.lg.jp/000872513.pdf
2020年11月9日、岩手県の東日本大震災津波伝承館は、東北大学災害科学国際研究所と連携協定を締結したことを発表しました。
この連携協定は、震災津波の事実と教訓を世界中の人々と共有し、自然災害に強い社会の実現に寄与することを目的として締結されました。岩手県庁で開催された協定締結式では、防災・減災・復興教育及び学術研究に関すること、国外の研究機関等との学術研究及び伝承等の連携支援に関すること、伝承館の常設展示及び企画展示に関することなどについて、両者が連携・協力することを確認しています。
同館は、震災津波から10年目の節目を迎えるにあたって、この連携協定を契機とし、国内外を代表する津波学習拠点を目指す、としています。
東北大学災害科学国際研究所と連携協定を締結しました。(東日本大震災津波伝承館,2020/11/9)https://iwate-tsunami-memorial.jp/3124/
2020年11月21日、ウェブ会議サービスZoomによるオンライン形式で、ZOOMによる座談会「近代遺産の発掘と活用 寄贈資料を引き継ぐ~SPレコード~」が開催されます。
同座談会は、大阪府吹田市の関西大学博物館を中核館とする、文化庁による地域と共働した博物館創造活動支援事業「関西圏大学ミュージアム連携活性化事業 ようこそ大学ミュージアムへ―つなぐ・つなげる・つながる―」の取り組みとして行われ、事業の実行委員会である「かんさい・大学ミュージアム連携実行委員会」が主催します。
歴史的音源としての価値だけではなく、社会状況を反映する資料としての意味を持つSPレコードについて、それらを活かすデータベースとはいかなるものか、その意義について具体例を挙げ、討論、提言する機会として開催されます。開催の背景として、大阪芸術大学(大阪府南河内郡)と関西大学が大阪音楽大学(大阪府豊中市)に寄贈されたSPレコードを引き継ぎ、整理作業に取り組んだことが挙げられています。
参加には事前に電子メールで申し込みする必要がありますが、参加費は無料です。主なプログラムは次のとおりです。
2020年11月5日、跡見学園女子大学が、公益財団法人角川文化振興財団と、「角川武蔵野ミュージアム」に関する連携協定を締結したことを発表しました。
発表の中では、学生の派遣や美術館実習を検討していること、学生による企画提案や同大学キャンパスを同ミュージアムのサテライトと位置付けた企画への協力といった図書館・博物館・美術館の3部門を活用した構想を進めていること等が述べられています。
また、協定締結に伴い、現代社会で生み出される文化表現を扱う同大学の文学部現代文化表現学科が、同ミュージアムのラノベ・マンガ図書館やEJアニメミュージアム等の施設を新たな学びの環境として活用することが構想されています。
公益財団法人角川文化振興財団と、同社が運営する「角川武蔵野ミュージアム」について、連携協定を締結しました(跡見学園女子大学, 2020/11/5)https://www.atomi.ac.jp/univ/news/detail/5827/
2020年10月30日、独立行政法人国立文化財機構は、同機構の提供するウェブサイト「e国宝」をリニューアル公開したことを発表しました。
今回のリニューアルにより、東京・京都・奈良・九州の4つの国立博物館に加えて、奈良文化財研究所が対象機関に加わりました。また、ウェブサイトのデザインが一新され、スマートフォンアプリ(iOS・Andoroid)のアップデートも行われています。なお、リニューアル公開に伴って、ウェブサイトのURLが変更されています。
「e国宝」リニューアルについて(国立文化財機構,2020/10/30)https://www.nich.go.jp/infomation/news/emuseum201030/
2020年11月28日、2020年度アート・ドキュメンテーション学会第13回秋季研究集会がオンラインで開催されます。
会員・非会員ともに参加可能(要事前申込)です。参加費・資料代は、会員が無料、非会員が1,000円、非会員の学生が500円です。
主なプログラムは以下の通りです。
○特別企画「オンラインでミュージアム情報を伝えるとは」 ・基調講演 田良島哲氏(国立近現代建築資料館、東京国立博物館)
・講演 大橋正司氏(サイフォン合同会社)、本間友氏(慶應義塾大学アート・センター)
・ディスカッション 司会:鴨木年泰氏(東京富士美術館) 大橋正司氏、田良島哲氏、橋爪勇介氏(美術手帖)、本間友氏
○秋季研究集会 ・発表1「葛飾北斎絵入り版本群・織田一磨文庫のオープンアクセス事業--ゲッティ研究所との協同による書誌情報国際発信の実践(古典籍書誌整備と資料保全)」 橘川英規氏、田村彩子氏、阿部朋絵氏、江村知子氏、山梨絵美子氏(東京文化財研究所)
2020年10月29日、神奈川県川崎市は、報告書『令和元年東日本台風から1 年-川崎市市民ミュージアム 被災収蔵品レスキュー活動の記録-』を公表しました。
令和元年東日本台風により川崎市市民ミュージアムで発生した収蔵品の浸水被害から1年が経過することを踏まえ、これまで実施された被災収蔵品レスキュー活動の内容をとりまとめた経過報告書です。
・はじめに ・市民ミュージアム被災収蔵品レスキュー活動に寄せて ・Ⅰ 川崎市市民ミュージアムの概要 ・Ⅱ 令和元年東日本台風による被害の概要について ・Ⅲ 被災収蔵品のレスキューについて ・Ⅳ レスキュー等の経過 ・Ⅴ 博物館部門のレスキュー状況 ・Ⅵ 美術館部門のレスキュー状況 ・Ⅶ レスキューの状況(写真) ・Ⅷ 協力団体一覧
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