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【イベント】地域連携イベント「学術野営2020 in 奥州市」(7/11-12・オンライン)

2020年7月11日から12日にかけて、国立歴史民俗博物館「総合資料学の創成」事業と合同会社AMANEの主催により、「学術野営2020 in 奥州市」がGoogle Meetを利用したオンライン形式で開催されます。

「学術野営」は、地域資料の保存・伝承・利活用に関わる専門家が交流し、その物理的な継承・情報公開及び共有・社会での利活用等に関する、多面的・学際的議論を展開する集会です。「学術野営2020 in 奥州市」では、地域資料をめぐる事例として、同館が地域資料継承支援に関する覚書を締結した岩手県奥州市の状況に焦点をあてるとともに、地震などの大規模自然災害(有時)および過疎化・人口減少(平時)双方を原因とした資料消失について、その現状や対策を一体的に議論することが試みられます。さらに、新型コロナウイルスの世界的な流行による地域資料継承への影響や今後の展望についても、参加者全員で検討することが予定されており、7月11日には発表やセッション(座)で様々な話題提供と議論が行われます。翌12日には、えさし郷土文化館・奥州市牛の博物館・後藤新平記念館の奥州市に所在する3館を対象に、人の移動が制限(自粛)されている状況下での博物館施設の展示解説の手法を実験する「オンライン巡検」が行われます。

アンドリュー W.メロン財団、REALM Projectに取り組む米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)支援のため150万ドルの助成を実施

2020年6月25日、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)は、アンドリュー W.メロン財団から150万ドルの助成金を獲得したことを発表しました。

同財団の助成金は新型コロナウイルス感染症流行下において、図書館や博物館における所蔵資料の取り扱いやサービス再開のための、資料の素材に関する研究へ活用されます。IMLSはOCLC、バテル記念研究所とともに、新型コロナウイルス感染拡大下での博物館・図書館・文書館の再開にあたって職員や利用者への影響を軽減するため、信頼度が高く科学的根拠に基づいた資料の取り扱いに関する情報を提供することを目的としたREopening Archives, Libraries, and Museums (REALM) Projectに取り組んでいます。

人吉市図書館・人吉城歴史館(熊本県)、令和2年7月3日からの大雨による被害のため当面の間休館

2020年7月4日、熊本県の人吉市は、令和2年7月3日からの大雨による被害のため、人吉市図書館と人吉城歴史館を当面の間休館すると発表しています。

人吉市図書館では、返却BOXによる返却も受け付けないとしています。

人吉城歴史館は、「施設設備復旧のため」としています。

神戸市、「須磨海浜水族園デジタルアーカイブ」を公開:2023年に閉園する同園の記録や記憶を残していくための意見やアイデアを募集中

2020年7月1日、神戸市が、「須磨海浜水族園デジタルアーカイブ」を公開しました。

須磨海浜水族園は、設備等の老朽化により、2021年から一部解体に着手し、2023年に閉園することから(2024年に民間事業者が整備する新たな水族館が開館)、同園の記録や記憶のアーカイブを目的に開設されたものです。現在、同園の生きものや園内施設の写真のほか、園内の360度映像や季刊誌『うみと水ぞく』のバックナンバー等が掲載されています。

掲載されている写真は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示4.0国際(CC-BY)もしくは表示-非営利4.0国際(CC-BY-NC)のもとで公開されています。一部の写真は非営利目的での利用に限られています。

同アーカイブの公開に合わせ、7月31日まで、同園の記録や記憶を残していくための意見やアイデアが募集されています。

吹田市立博物館(大阪府)、新型コロナウイルス感染症に関連する地域資料を展示するミニ展示「新型コロナと生きる社会~私たちは何を託されたのか~」を開催

大阪府の吹田市立博物館が、2020年7月18日から8月23日まで、ミニ展示「新型コロナと生きる社会~私たちは何を託されたのか~」を開催します。

同館では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連する地域資料の収集を3月中旬から開始しており、ミニ展示では、ひとまずこれまでに収集できた資料を展示することで次なる収集につなげるきっかけにするとともに、新型コロナウイルス感染症が日本や吹田に何を残したのか、また私たちに何が託されたのか、これからの日本のあり方を考える手がかりとする事を目的としています。

ミニ展示 新型コロナと生きる社会 ~私たちは何を託されたのか(吹田市立博物館)
http://www2.suita.ed.jp/hak/moy/moy1.html

「角川武蔵野ミュージアム」が2020年8月1日にプレオープン:「グランドギャラリー」「マンガ・ラノベ図書館」等がオープン

2020年7月2日、株式会社KADOKAWAは、公益財団法人角川文化振興財団が、同社と所沢市(埼玉県)が共同で進めるプロジェクト「COOL JAPAN FOREST構想」の拠点施設「ところざわサクラタウン」内の「角川武蔵野ミュージアム」のプレオープンを2020年8月1日に決定したと発表しています。

同ミュージアムは、図書館・美術館・博物館が融合する文化複合施設として隈研吾氏が設計したもので、8月1日のプレオープン時には1階の「グランドギャラリー」「マンガ・ラノベ図書館」および2階のカフェがオープンするほか、10月15日まで竣工記念展「隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 ― 石と木の超建築」が開催されます。

マンガ・ラノベ図書館は、約2.5万冊の書籍があり、ラノベやマンガの分類ジャンルの開発など多彩なアプローチでラノベ・マンガの魅力を発信するとしています。

グランドオープンは2020年11月6日が予定されています。

「群馬歴史資料継承ネットワーク」が2020年7月12日に設立

2020年7月12日に「群馬歴史資料継承ネットワーク(ぐんま史料ネット)」が設立されることが地元紙に報じられています。

報道によると、大学の研究者、学芸員、地方公共団体の文化財担当者ら約50人で構成される予定で、群馬県立女子大に事務局がおかれます。また、群馬県立歴史博物館、群馬県立文書館、群馬県立女子大学のある玉村町歴史資料館等と連携しながら活動していくと報じられています。

NPO法人歴史資料継承機構の6月27日付のブログ記事によると、7月12日に、群馬市の昌賢学園まえばしホ-ルにおいて設立総会・記念報告会が開催されます。参加資格・定員は会員のみ50人で内容は以下の通りです。

・趣旨説明

・基調報告
「令和元年東日本台風と信州資料ネットの設立」 原田和彦氏(長野市立博物館学芸係長)

・事例報告
「太田市の被災史料」 小宮俊久 氏(太田市教育委員会文化財課主任専門員)

「史料救済担い手の育成について-県立吉井高等学校職業体験を通じて-」 軽部達也 氏(藤岡市教育委員会文化財保護課長)

「新鹿沢温泉・鹿澤館 閉館に関わる取り組み」   樋美沙樹氏(嬬恋郷土資料館主事)

・質疑・意見交換・コメント

東京都、事業者向け「東京都感染拡大防止ガイドブック」を公開:「博物館、美術館編」「図書館編」など業種別ガイドブックも

2020年6月19日、東京都は、事業者向け「東京都感染拡大防止ガイドブック」の公開を発表しました。

東京都感染拡大防止ガイドラインの内容を、イラストを用いてわかりやすく整理したものです。6月19日時点では、「博物館、美術館編」「図書館編」など24の業種別ガイドブックと、該当がない業種を対象として、全業種に共通した部分だけをまとめた「共通編」を公開しています。

事業者向け「東京都感染拡大防止ガイドブック」の公開について(第500報)(東京都, 2020/6/19)
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/06/19/10.html

早稲田大学坪内博士記念演劇博物館、「博物館・美術館・図書館における新型コロナウイルス感染拡大予防策に関する調査報告」を公開

2020年6月19日、早稲田大学坪内博士記念演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点は、「博物館・美術館・図書館における新型コロナウイルス感染拡大予防策に関する調査報告」(2020年5月29日付け)の公開を発表しました。

2020年5月1日から5月14日までの期間、博物館再開へ向けた対策を考えるための臨時テーマ研究として実施された調査の報告書であり、国内外の博物館・美術館・図書館関係団体が発表した新型コロナウイルス感染拡大予防策に関する情報をとりまとめています。5月14日に日本博物館協会および日本図書館協会から指針となるガイドラインが公表されたため、同日を調査の区切りとし、以降は国内で得られる情報を中心に目に留まったものを追記した、とあります。

今回公開を行う理由として、この期間までに国内外の博物館・美術館・図書館関係団体が公表した新型コロナウイルス感染拡大予防策の記録として、調査結果が今後の対策検討の材料となると考えたことを挙げています。

カナダ・ロイヤルBC博物館、同州の先住民族に関する写真をデジタル化して公開

2020年6月17日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州のロイヤルBC博物館が、同州の先住民族に関する写真のデジタル化画像約1万6,000点を公開したと発表しています。

デジタル化されたものは、1800年代後半から1970年代に撮影された写真で、デジタル化前には、言語別に整理され館内の木製のインデックスカードの引き出しにおさめられていました。

2018年5月に開始され2020年4月に終了した、インデックスカードに取り付けられている写真のデジタル化作業では、撮影されている場所・人・物に関して詳細に書かれている写真裏面の撮影も行われており、同写真が閲覧できるデータベースでは、被写体となっている先住民の名前から検索することもできると説明されています。その他、同館では、同州の先住民族の代表に会って、デジタル化された画像を収めたUSBドライブを提供しています。

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