RIN(研究情報ネットワーク)

学術雑誌を電子版のみとするための課題と提言をまとめたレポート(英国)

英国の研究情報ネットワーク(RIN)は、英国において学術雑誌を電子版のみとするための課題と提言をまとめたレポート“E-only scholarly journals: overcoming the barriers”を公開しています。学術雑誌が電子版と紙版の両方で発行されていることにより、出版から利用までの各段階で余分なコストを発生させているとし、電子版のみに移行するための課題と、出版社・図書館等の関係者への提言をまとめたものです。最大の課題は、出版社の価格設定方針と電子ジャーナルへの付加価値税(VAT)に関連するものであるとしています。なお、この調査は、“Transitions in scholarly communications”と名付けられた、英国の様々な研究機関による学術情報に関する調査プロジェクトの一つとして行われたものです。

E-only scholarly journals: overcoming the barriers - report
http://www.rin.ac.uk/system/files/attachments/E-only_report_for_screen.pdf

英国研究情報ネットワーク(RIN)、英国における研究活動の情報支援に関するレポートを刊行

2010年11月12日、英国の研究情報ネットワーク(RIN)が、英国の大学研究者に対する情報支援サービスについて調査した結果を、“Research Support Services in UK Universities report”として公表しています。このレポートでは、研究支援サービスの本質とその範囲、優良事例の紹介等がまとめられているとのことです。なお、この研究はOCLC Researchと共同で実施されたもので、米国における同様の調査結果については、すでに2010年6月16日にOCLCのウェブサイトで"A Slice of Research Life: Information Support for Research in the United States"として公開されています。

Research Support Services in UK Universities report
http://www.rin.ac.uk/system/files/attachments/Research_Support_Services_in_UK_Universities_report_for_screen.pdf

英国研究情報ネットワーク、高等教育機関の図書館における財政動向を分析

英国の研究情報ネットワーク(RIN)が、1999年から2009年までの10年間の高等教育機関の図書館における財政の動向を分析したレポートを公表しています。分析は、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)が英国の高等教育機関の図書館に対して行った調査のデータを使って行われたとのことです。図書・雑誌に係る費用や人件費に関する分析結果が掲載されているほか、米国の高等教育機関の図書館との比較も行われています。

Trends in the finances of UK higher education libraries: 1999-2009(RINのニュースリリース)
http://www.rin.ac.uk/our-work/communicating-and-disseminating-research/trends-finances-uk-higher-education-libraries-1999

研究者のWeb2.0の使用実態を調査したレポートが公開(英国)

英国の研究情報ネットワーク(Research Information Network)が、研究者のWeb2.0のツールの使用実態とその要因を調査したレポート“If you build it, will they come? How researchers perceive and use web 2.0.”を公開しています。レポートは、大部分の研究者がそれらWeb2.0のツールをバラバラに使用しているか、あるいはまったく使用していないということ、しかし、研究者はすでにあるコミュニケーションのチャンネルは十分活用しているので、今後Web2.0のサービスは、そのようなコミュニケーションのチャンネルを補うようなものを提供することになるだろうと指摘しています。

If you build it, will they come? How researchers perceive and use web 2.0.
http://www.rin.ac.uk/system/files/attachments/web_2.0_screen.pdf

Use and relevance of web 2.0 for researchers (2010/7/6付け Research Information NetworkのNews記事)

研究者・学生のデジタル情報探索行動に関する12の調査をレビューした報告書(英国)

英国情報システム合同委員会(JISC)は、研究者・学生のデジタル情報探索行動に関する調査をレビューした報告書“The Digital Information Seeker”を公開しています。調査対象は、過去5年間に英国と米国で、OCLC、研究情報ネットワーク(RIN)、JISCにより実施された12の調査です。主な発見事項としては、学問分野ごとに行動の違いがあること、研究の全ての段階で電子ジャーナルが重要性を増していること、Google等のサーチエンジンが中心的な役割を果たしているようであること、雑誌のバックファイルへのアクセスに伴う問題が多いこと、などがあるとのことです。

(本文)
http://www.jisc.ac.uk/media/documents/publications/reports/2010/digitalinformationseekerreport.pdf

The Digital Information Seeker: Report of findings from selected OCLC, RIN and JISC user behaviour projects
http://www.jisc.ac.uk/publications/reports/2010/digitalinformationseekers.aspx

BL、JISCらによる大学図書館の戦略展望に関するプロジェクトが開始

英国の大学図書館や情報サービスの将来について、環境の変化に対応する長期的な戦略展望を打ち立てることを目的としたプロジェクト“Academic libraries of the future”が開始されています。プロジェクト参加機関は、英国図書館(BL)、英国情報システム合同委員会(JISC)、研究情報ネットワーク(RIN)、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)で、2010年から2011年にかけての18か月の期間中、様々なワークショップを開催するとのことです。

A vision for the academic library and information services of the future(BLのニュースリリース)
http://www.bl.uk/news/2010/pressrelease20100122.html

Project ‘Academic libraries of the future’ kicks off(Information World Review 2010/1/22付けの記事)
http://www.iwr.co.uk/information-world-review/news/2256616/project-academic-libraries

デジタル化の要望が強いのはどのようなコレクションか?(英国)

大学などの高等教育機関の図書館・美術館・文書館などが所蔵するコレクションのうち、利用者(職員、研究者、学生)がどのようなコレクションのデジタル化を望んでいるかを調査した結果が、英国の情報システム合同委員会(JISC)のウェブサイトで公開されています。調査はJISCと研究情報ネットワーク(RIN)が共同で実施し、2008年9月から2009年3月までの期間に、1000人以上を対象に行われたものです。

DiSCmap: Digitisation in special collections: mapping, assessment, prioritisation
http://www.jisc.ac.uk/whatwedo/programmes/digitisation/reports/discmap.aspx

DiSCmap: Digitisation in Special Collections: Mapping, Assessment, Prioritisation. Final Report.(2009/10/25付けDigitalKoansの記事)

実物資料へのアクセシビリティを高めるために-RINが研究者の意識調査報告を刊行(英国)

英国研究情報ネットワーク(RIN)が、考古学、美術史、地球科学、社会経済史の4分野の研究者を対象に、研究に関連する実物資料の探索方法と、博物館等の機関がどのような研究支援を行うことができるかについて尋ねた調査レポート“Discovering physical objects: Meeting researchers' needs”を刊行しています。これは、博物館と研究コミュニティを架橋することを目的としたもので、研究者のニーズ、博物館の現状認識を分析し、「研究者はどこで実物資料が見られるかといった情報を必要としているが、博物館等の目録データに気づいていない人が大半である」といった状況を元に、博物館、研究者、英国博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)等に対する10の勧告(博物館は直ちに不完全でも良いので研究データをCMS等を通じてオンライン提供すること、等)を行っています。

Discovering physical objects: Meeting researchers’ needs | RIN
http://www.rin.ac.uk/objects

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