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【イベント】熊本大学デジタルアーカイブシンポジウム「災害の教訓を次世代につなげるためにー災害遺構に学ぶー」(4/30・熊本、オンライン)

2021年4月30日、熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センターの主催により、熊本大学デジタルアーカイブシンポジウム「災害の教訓を次世代につなげるためにー災害遺構に学ぶー」が開催されます。

同大学は、熊本地震に関するデジタルアーカイブ「ひのくに災史録」の構築・活用を行っています。同シンポジウムでは、熊本地震からの復興を振り返り、教訓を次世代につなげる防災教育について話し合われます。

参加方法は、同大学工学部百周年記念館の会場参加とオンラインでの参加の2通りがあります。参加費は無料で、事前の申し込みが必要です。

当日のプログラムは以下の通りです。

・基調講演「災害史料と現在、そして未来」
稲葉継陽氏(熊本大学永青文庫研究センター長 教授)

・パネルディスカッション「災害遺構・史料からの学び」
登壇者:
小川久雄氏(熊本大学学長)
稲葉継陽氏
竹内裕希子氏(熊本大学デジタルアーカイブ室長)
田中尚人氏(熊本大学熊本創生推進機構)

長崎県と公益財団法人角川文化振興財団、「バチカンと日本 100年プロジェクト」を実施:バチカン使徒図書館等の日本関係文書の調査研究活動

2021年4月15日、株式会社KADOKAWAのウェブサイトに、長崎県と公益財団法人角川文化振興財団が、「バチカンと日本 100年プロジェクト」を発表したことが掲載されました。

教皇庁文化評議会(Pontificium Consilium de Cultura)の後援を得たものであり、プロジェクトの中心は、バチカン使徒図書館やバチカン使徒文書館等に所蔵されている日本関係文書の調査研究活動と述べられています。

トピックス一覧(KADOKAWA)
https://www.kadokawa.co.jp/topics/
※2021年4月15日付で、「【長崎県×角川文化振興財団】共同で行う国際文化交流プロジェクトを発表!」が掲載されています。

【長崎県×角川文化振興財団】共同で行う国際文化交流プロジェクトを発表!(KADOKAWA)
https://www.kadokawa.co.jp/topics/5691

日本図書館協会(JLA)資料保存委員会、「やってみよう資料保存~資料保存入門~」を公表

日本図書館協会資料保存委員会が、2021年4月8日付で、「やってみよう資料保存~資料保存入門~」を公表しました。

第106回全国図書館大会和歌山大会の第8分科会「資料保存」で取り上げた内容を加筆修正したもので、図書館における資料保存とは何かという点から始まり、資料形態ごとの取り扱い方法、カビ対策、水損対応、補修方法について説明されています。

日本図書館協会 資料保存委員会 <お知らせ>
http://www.jla.or.jp/committees/hozon/tabid/96/Default.aspx
※「第106回全国図書館大会和歌山大会の第8分科会資料保存で取り上げた内容を加筆修正し「やってみよう資料保存~資料保存入門~」を作成しました。(2021.4.8)」とあります。

国立情報学研究所(NII)と理化学研究所、連携・協力に関する協定を締結

2021年4月13日、国立情報学研究所(NII)と理化学研究所(理研)は、相互の研究開発能力と人材を活かした連携・協力に関する協定を締結しました。

NIIが構築してきた共通基盤を、理研が実際の研究活動で活用し、研究現場からのフィードバックを受け、共同で基盤の拡充や運用の改善を進めることを目的としています。

連携内容は、下記の通りです。

①データプラットフォームの開発および運用、オープンサイエンスの推進、データ駆動型研究の推進、ならびに情報学に関わる共同研究等の研究協力
② ①に関わる地域連携や国際連携の相互支援
③ ①に関わる人材交流や人材育成の促進
④ ①に関わる研究施設及び設備の相互利用
⑤その他本協定の目的を達成するために両機関が必要と認める事項

こうした取り組みが、多くの研究分野や研究機関のモデルとなり、日本全体の研究環境の改善と研究力の強化に繋がることを期待しているとのことです。

名古屋市千種図書館、読書と種まき体験「おはなししょくぶつえん~たねのおはなし~」を開催:東山動植物園との共催

2021年4月17日、名古屋市千種図書館が、「おはなししょくぶつえん~たねのおはなし~」を開催します。種に関する本や紙芝居を楽しむイベントで、同市の東山動植物園との連携企画です。植物園の植物会館にて開催され、同時に菜の花の種まき体験も行われます。

対象は幼児から小学生までとその保護者で、定員は20組(先着順)です。開催日は土曜日のため、入園には事前予約が必要となっています。

米国大学協会(AAU)・公立ランドグラント大学協会(APLU)、「研究データへのパブリックアクセスを加速するためのガイド」を公開

2021年4月15日、米国大学協会(AAU)・公立ランドグラント大学協会(APLU)は、「研究データへのパブリックアクセスを加速するためのガイド」の公開を発表しました。

本ガイドは、各機関における研究データ共有システムの開発・推進支援を目的として作成されました。研究データへのアクセス改善のため各機関が採用できる行動、アクセスを容易にするために求められるインフラや支援、研究データ・研究成果の共有に関する各機関の取組事例といった情報が含まれています。

本ガイドの最後には、ガイド内で示された推奨事項を踏まえた一連の質問(全17問)のリスト“Essential Questions”が収録されています。

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)が主催する“Asia OA Webinar”が2021年4月に開催:COARが公表したリポジトリに関するフレームワークについて日本用ローカライズと実践の試みを紹介

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)は、2021年4月14日付けのお知らせで、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)が主催する“Asia OA Webinar”の開催を紹介しています。

“Asia OA Webinar”は、アジアのオープンアクセスコミュニティによる情報の交換や、協調関係の構築、交流を目的としたウェビナーシリーズです。2021年4月27日に、その一環としてウェビナー“Balancing good practices with inclusivity: COAR Community Framework for Good Practices in Repositories”が開催されます。

同ウェビナーでは、COARが2020年10月に公表したリポジトリに関するフレームワーク“COAR Community Framework for Best Practices in Repositories”について、日本用ローカライズと実践の試みの紹介が英語で行われます。司会・発表はJPCOARのメンバーが担当しており、プログラムの内容は以下のとおりです。参加は無料ですが、事前の申込みが必要です。

SPARC Europe、YouTubeチャンネルを開設:第1弾としてオープンサイエンス基盤に関するPeter Suber氏へのインタビュー動画を公開

2021年4月14日、SPARC Europeは、オープンアクセス運動を支える理論家として知られるPeter Suber氏へのインタビュー動画の公開を発表しました。

2021年3月に行われた同インタビューでは、オープンサイエンス基盤(OSI)をテーマとして、学術コミュニケーションエコシステムにおけるOSIの役割と、新型コロナウイルス感染症の世界的パンデミックがもたらしたオープンサイエンス及び学術に関する教訓といった話題が扱われました。Suber氏は、OSIを維持することの重要性を強調し、OSIへの支援の欠如は「我々が依って立つインフラの死、あるいはサイエンスよりも利益を重視する企業に買収されるかもしれない」ことを意味すると指摘しています。

発表では、SPARC Europeが新たにYouTubeチャンネルを開設し、今回のインタビューが第1弾の動画となることや、今後もイベントの記録動画、オープンサイエンス等に関するインタビュー・シリーズの動画掲載を計画していることを紹介しています。

「論文工場」との戦いをめぐる近年の動向(記事紹介)

Nature誌のオンライン版に、2021年3月23日付けで記事“The fight against fake-paper factories that churn out sham science”が掲載されています。偽の科学論文を注文に応じて製造する「論文工場」(paper mill)と、学術界・出版社等との戦いをめぐる近年の動向を紹介しています。

記事の冒頭では、英国王立化学会(RSC)の学術誌“RSC Advances”等に掲載された論文に「論文工場」による組織的な偽造の疑いが見つかり、2021年1月にRSCがこれら論文の撤回を表明したことを取り上げています。これらの論文が中国の病院に勤務する著者のものであったことや、中国の医師は論文発表が昇進要件に含まれることが多いものの、研究に割ける時間が限られていることに触れています。その上で、中国政府も論文偽造の問題への対処として研究評価の改善に取り組んでいること、「論文工場」の問題は中国に限らずイランやロシア等の他の国の論文にも存在すること等が紹介されています。

「倫理的な共著」のためのガイド(記事紹介)

英国のロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(London School of Economics and Political Science : LSE)のブログ“LSE Blogs”に、2021年3月29日付けで記事“A simple guide to ethical co-authorship”が掲載されています。筆者は研究方法・研究倫理に関する論考を多く発表している研究者のHelen Kara氏です。

記事では、共著を始める前に確認しておくべき点、共著者に倫理的な引用の仕方を勧めるべきこと等、倫理的な方法で共同執筆・共同出版を検討している著者に向けたアドバイスが示されています。記事の背景として、現在多くの社会科学分野で共著がデフォルトとなっていることや、「倫理的な共著」について議論されることは少ないが、共著では盗用や引用操作といった非倫理的行為が良く起こることを指摘しています。

記事では非倫理的行為のその他の例として、ゴーストオーサーシップ・ゲストオーサーシップ・ギフトオーサーシップを挙げており、その定義や、出版倫理委員会(COPE)がこれらについて説明したフローチャートを公開していることを紹介しています。

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