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米国図書館協会(ALA)・グラフィックノベルス&コミックスラウンドテーブル(GNCRT)、大人向けグラフィックノベルのお薦め本リストを作成:2021年1月に発表

2019年10月18日、米国図書館協会(ALA)のグラフィックノベルス&コミックスラウンドテーブル(GNCRT)が、大人向けのグラフィックノベルのお薦め本リストの作成を発表しました。

グラフィックノベルへの認知度を向上させ、多様な漫画家の声を示し、図書館員によるグラフィックノベルの蔵書構築を支援することが目的で、2019年9月1日から2020年12月31日までに19歳以上向けに出版されたものを対象として、2021年1月に開催されるALAの冬季大会で発表されます。

GBCRTのウェブサイトを通じて2020年1月から推薦することが可能で、選定はGNCRTの会員が実施しますが、選定作業を主導する選定委員会(2019年12月に設立予定)に参加するボランティアを募集しています。

つくば市立中央図書館(茨城県)と筑波大学附属図書館、図書館サービス拡充に関する連携協定を締結:大学図書館と自治体図書館の連携協定締結は茨城県内で初めて

茨城県つくば市の2019年10月17日付の記者会への情報提供資料において、つくば市立中央図書館(茨城県)と筑波大学附属図書館の図書館サービス拡充に関する連携協定締結が発表されています。

両館は2019年9月25日付で「つくば市域図書館連携に関する協定書」を締結しました。大学図書館と自治体図書館による連携協定締結は、茨城県内では初めての事例となります。協定に基づいて連携協議会が立ち上げられ、協定館に所蔵する資料の相互利用・共同事業の企画と実施・その他連携の推進といった連携事業に取り組むことを表明しています。

2019年11月2日には連携共同事業の第1弾として、筑波大学附属中央図書館及びその周辺において「ライブラリーピクニック」が開催されます。「ライブラリーピクニック」では、自動車図書館による図書貸出や横浜市の読み聞かせグループ「つづきブックカフェ」による読み聞かせなどが実施されます。また、屋外カフェや飲食物の持込みが可能な屋外読書スペースも設置されます。

長野県栄村で文化財保全活動を行う「地域史料保全有志の会」、台風第19号による被害を受けた隣接する飯山市(長野県)で文化財保全活動を実施

2019年10月21日、長野県栄村で文化財保全活動を行なっている地域史料保全有志の会が、通常の栄村での活動に加え、台風第19号による被害を受けた、栄村に隣接する飯山市(長野県)での文化財保全活動を実施すると発表しています。

飯山市の教育委員会からの支援要請を受けてのもので、11月1日から2日にかけて、飯山市のふるさと館にて水損史料の対処を実施するとしています。

【お知らせ】今年も恒例の11月保全活動、今回は緊急に飯山市からのSOSにも応えます!(地域史料保全有志の会,2019/10/21)
https://ameblo.jp/shiryouhozen/entry-12537902426.html

参考:
長野県栄村での文化財保全活動を行う「地域史料保全有志の会」のブログが開設
Posted 2011年12月26日
https://current.ndl.go.jp/node/19815

全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)、「資料保存利用機関等状況確認 第一報(2019年10月18日)」を公表

全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)が、「令和元年台風19号関連」のページで「資料保存利用機関等状況確認 第一報(2019年10月18日)」を公表しています。

令和元年度台風19号 資料保存利用機関等状況確認報告(令和元年度10月18日時点)[PDF:4ページ]
http://jsai.jp/rescueA/typhoon19/20191018.pdf

参考:
全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)、「令和元年台風19号関連」のページを開設
Posted 2019年10月21日
https://current.ndl.go.jp/node/39311

北米の研究図書館センター(CRL)の管理する南アジア研究資料コレクションSouth Asia Open Archives(SAOA)がJSTOR上で利用可能になる

2019年10月16日、北米の研究図書館センター(CRL)とJSTORは共同して、両者の提携により、CRLの管理する南アジア研究資料コレクションSouth Asia Open Archives(SAOA)のコンテンツが、JSTORのプラットフォーム上で利用可能になったことを発表しました。

SAOAは、英語及び南アジア諸言語による南アジア関連の芸術・人文科学・社会科学分野にわたる網羅的なコレクションです。CRLの南アジア研究のためのデジタルリソース創出を目的としたイニシアチブSouth Asia Materials Project(SAMP)から発展して、1967年以降の南アジア関連の希少な資料をデジタル保存し自由に利用可能にしています。植民地時代の重要な行政・貿易に関する報告書やカースト制度・社会構造・社会経済史・助成とジェンダー等をテーマとした新聞など、35万ページ以上のコンテンツを含み現在もその規模を拡大しています。

JSTORは図書館・コンソーシアム向けに、JSTORのプラットフォーム上で主要コレクションを公開できるようになるイニシアチブを実施しており、CRLとJSTORの提携はこのイニシアチブの一環として締結されています。

英国の大手独立系シンクタンクDemos、人工知能(AI)・ロボット工学等の新技術が研究部門の将来へ与える潜在的な影響に関する調査の中間報告書を公表

2019年10月1日、英国の大手独立系シンクタンクDemosは、人工知能(AI)・ロボット工学等の新技術が研究部門の将来へ与える潜在的な影響に関する調査の中間報告書として、“Research 4.0: Research in the age of automation”を公表したことを発表しました。

この調査は英・Jiscの支援の下で実施されているものです。自然言語プログラミングから画像認識まで、現代の研究に適用されるAI関連技術に特に焦点を当てながら、研究部門における第4次産業革命技術の展開と影響、そして「自動化された研究(automated research)」の現状が調査されています。

家の光協会、第74回「全国農村読書調査」の速報を発表

2019年10月16日に、家の光協会による第74回「全国農村読書調査」の速報が発表されたことが、10月18日付の農業協同組合新聞(電子版)で報じられています。

全国60か所の農林業地区に在住の16歳から79歳の1,200人を対象に、「月刊誌・週間誌・書籍の読書状況」や「新聞・テレビ・ラジオ・インターネットの接触時間」などを調査したもので、報道では、

・総合読書率 55%(前年同)
・雑誌読書率 44%(前年同)
・書籍読書率 31%(前年比1ポイント減)

といった読書率や、

・1日の読書時間は平均12分(前年比3分減)
・1日の新聞閲覧時間は平均16分(前年比1分減)
・1日のテレビ視聴時間は平均144分(前年比6分減)
・1日のラジオ聴取時間は平均44分(前年比4分増)
・1日のインターネット利用時間は平均33分(前年同)

といったマス・メディアとの接触時間が紹介されています。

調査結果は12月上旬に冊子にまとめられるとのことです。

名古屋市、「拡張現実(AR)による図書館ナビゲーション」に関する実証実験を実施:Hatch Technology NAGOYA 行政課題における先進技術の実証支援事業

2019年10月7日、名古屋市は、行政課題解決をテーマに企業等と実証を行う「Hatch Technology NAGOYA 行政課題における先進技術の実証支援」の実証事業者を決定したと発表しています。

採択された実証事業には、図書館の利用者が、館内にある蔵書検索機で検索を行い、検索結果と実際のフロアマップを突き合わせて目的の書籍を探すものの、なかなか該当の書架までたどり着けず、職員に尋ねるケースも多くあることから、拡張現実(AR)の技術を使って矢印などの案内を現実空間に重ねあわせて表示し、目的の書架までのナビゲーションを行うことで当該問題を解決する「拡張現実(AR)による図書館ナビゲーション」事業があります。名古屋市鶴舞中央図書館が担当部署となっています。

2019年10月から2020年1月にかけて実証実験を実施し、 2020年2月から3月にかけて結果が取りまとめられ周知される計画です。

内閣府(防災担当)、「「令和元年台風第 19 号の暴風雨による災害についての激甚災害及びこれに対し適用すべき措置の指定見込み」について②」を発表:公民館・図書館等の公立社会教育施設の災害復旧事業が適用対象に

内閣府(防災担当)は、2019年10月21日付の「「令和元年台風第 19 号の暴風雨による災害についての激甚災害及びこれに対し適用すべき措置の指定見込み」について」において、「激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律」に基づく激甚災害に指定する「令和元年台風第19号の暴風雨」による災害において、追加指定する見込みとなった適用措置として「公立社会教育施設災害復旧事業に対する補助」をあげています。

同法の第十六条に基づき、激甚災害(本激)により被害を受けた特定地方公共団体が設置する公立社会教育施設(公民館、図書館、体育館、運動場、水泳プール等)の災害復旧事業を対象に、法律等に基づき補助事業に要する経費の3分の2が補助されます。

令和元年/平成31年 記者発表・公表資料一覧(内閣府 防災情報のページ)
http://www.bousai.go.jp/kohou/oshirase/h31oshirase.html
※10月21日公表欄に「「令和元年台風第19号の暴風雨による災害についての激甚災害及びこれに対し適用すべき措置の指定見込み」について②」とあります。

長野市立博物館、台風第19号により被災した文化財の保全活動を実施中:同館への相談を呼びかけ

2019年10月22日、長野市立博物館は、台風第19号により被災した文化財の保全活動を実施中であると、同館Twitterで発信しています。

また、泥水に浸かった史料はカビが発生するため処置が必要であるとして、片付けの際などに見つけた場合、同館へ相談するよう呼びかけています。

@nagamuse(Twitter,2019/10/22)
https://twitter.com/nagamuse/status/1186475877413949441

参考:
角田市郷土資料館(宮城県)・那須歴史探訪館(栃木県)・長野県立歴史館、台風第19号により被害を受けた古文書・写真・民具等の相談を受け付け
Posted 2019年10月21日
https://current.ndl.go.jp/node/39306

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