ACRL(大学・研究図書館協会)

米国の大学・研究図書館協会、“RBM: A Journal of Rare Books, Manuscripts, and Cultural Heritage”誌をオープンアクセスに

2016年5月17日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が、同会が発行する、特殊コレクションや文化遺産に関する雑誌“RBM: A Journal of Rare Books, Manuscripts, and Cultural Heritage”を、2016年春号からオープンアクセスとすると発表しています。

2016年春の理事会で新しい方針が承認されたことにより、最新号へのエンバーゴが撤廃され、2000年の創刊号から最新号までの利用が可能となっています。

印刷版はそのまま維持されるようです。

RBM: A Journal of Rare Books, Manuscripts, and Cultural Heritage Becomes Open Access(ACRL,2016/5/17)
http://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/11902

RBM: A Journal of Rare Books, Manuscripts, and Cultural Heritage Becomes Open Access
http://rbm.acrl.org/

参考:
College & Research Libraries誌が創刊号から全てオンラインで無料利用可能に

米国の大学・研究図書館協会、学生の知識や学業面での達成度への学術図書館の貢献を明らかにした報告書を公開

米国図書館協会(ALA)傘下の大学・研究図書館協会(ACRL)が、学生の知識や学業面での達成度への学術図書館の貢献を明らかにした報告書“Documented Library Contributions to Student Learning and Success: Building Evidence with Team-Based Assessment in Action Campus Projects”を公開しています。

報告書では、その証拠として以下の4点を確認しています。

1.図書館活用(情報リテラシー)教育が学生の能力を向上させていること。
2.図書館の利用が学業達成度(成績評価・在籍率)を増進させていること。
3.図書館が大学内の他組織と共同して行う教育プログラムが学生の知識を強化(進学面、学術面での自信、在籍率)していること。
4.情報リテラシー教育が学生の教養の成果(問題解決能力)を強化していること。

ACRL report shows compelling evidence of library contributions to student learning and success(ALA,2016/4/27)

CA1870 - 動向レビュー:ACRL高等教育のための情報リテラシーの「枠組み」 ―白熱する議論に向けて― / 小田光宏

2015年2月に、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)は、2000年に制定した「高等教育のための情報リテラシー能力基準(Information Literacy Competency Standards for Higher Education)」(1)(以下、「能力基準」と記す)の改訂版に相当するものとして、「高等教育のための情報リテラシーの枠組み(Framework for Information Literacy for Higher Education)」(2)(以下、「枠組み」と記す)を策定した。本稿は、この「枠組み」の概要を紹介するとともに、特徴となる性格を指摘し、今後の議論の素材とするものである。...

2016年Leab展示賞の受賞作品発表 イェール大学で開催された「イェール大学図書館所蔵日本関係資料」展も選出

2016年3月10日、アメリカ図書館協会(ALA)傘下、大学・研究図書館協会(ACRL)の貴重書・手稿部会(Rare Books and Manuscripts Section:RBMS)が、Katharine Kyes Leab and Daniel J. Leab“American Book Prices Current” 展示賞(Leab展示賞)の2016年の受賞4作品と選外佳作1作品を発表しており、2015年にイェール大学バイネッキ貴重書・手稿図書館で開催された“Treasures from Japan in the Yale University Library”(イェール大学図書館所蔵日本関係資料)が第3部門(inexpensive) の受賞作品として選ばれています。

その他、以下の作品が受賞しています。

・第1部門(expensive)
選外佳作作品:“The Writing on the Wall: A Catalogue of Judaica Broadsides from the Valmadonna Trust Library”(Herbert and Eileen Bernard Museum of Judaica)

・第2部門(moderately expensive)

ALA JobLISTが2016年の利用者が選ぶ求人・求職サイトトップ25に選ばれる

米国図書館協会(ALA)等が運営する図書館・図書館情報学関係の求人・求職サイト”ALA JobLIST”が、WEDDLE’s Media Groupが毎年、求職者・リクルーター・雇用者を対象に実施している”User’s Choice Award”で、利用者が選ぶ求人・求職サイトトップ25の中に選ばれました。

ALA JobLISTはALAのAmerican Libraries誌と、大学・研究図書館協会(ACRL)のCollege & Research Libraries News誌が、ALAの人材育成・求人局(HRDR)と協力して2006年に立ち上げたサイトです。WEDDLE’s Media Groupは米国で求職者・雇用者向けのガイド等を出版している企業で、これまで11年にわたって”User’s Choice Award”を実施しています。2016年は3,800票以上の投票があったとのことです。

Winners WEDDLE's 2016 User's Choice Awards
http://www.weddles.com/awards/

ALA JobLIST receives WEDDLE’s 2016 User’s Choice Award(ALA、2016/3/10付け)

E1774 - 研究成果の計量的指標に関するガイド<文献紹介>

Roemer, Robin Chin.; Borchardt, Rachel. Meaningful metrics: a 21st century librarian’s guide to bibliometrics, altmetrics, and research impact. Association of College and Research Libraries, 2015, 241p, ISBN 978-0-8389-8755-1.

ACRL、2016年の大学図書館優秀賞と“Academic/Research Librarian of the Year”を発表

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が、2016年の大学図書館優秀賞受賞館と“Academic/Research Librarian of the Year”の受賞者を発表しています。

大学図書館優秀賞には、コミュニティカレッジ部門にニュージャージー州のハドソン郡コミュニティカレッジ図書館、カレッジ部門にミネソタ州のマカレスター大学デウィットウォーレス図書館、大学部門にジョージア州のアトランタ大学センターロバートW.ウッドラフ図書館が選ばれています。

“Academic/Research Librarian of the Year”には、ノースカロライナ州立大学の副学長兼図書館長であるナター(Susan K. Nutter)氏が選ばれています。

2016 ACRL Excellence in Academic Libraries Award Winners Announced(ACRL,2016/1/11)
http://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/11204

Nutter named 2016 ACRL Academic/ Research Librarian of the Year(ALA,2016/1/14)

米国大学・研究図書館協会(ACRL)、2014-2015年度の年報を公表

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が、同会が発行する"College & Research Llbraries News"の76巻11号(2015年12月)において、2014-2015年度の年報を公表しています。

2014-2015 Annual Report(ACRL)
http://crln.acrl.org/content/76/11/603.full.pdf

「ねこあつめ」に学ぶ(記事紹介)

2015年6月15日付の大学・研究図書館協会(ACRL)のブログで、日本のスマートフォン向けゲームアプリ「ねこあつめ」が一部の米国の図書館員らで流行していることと、その経験から図書館員らが様々な知見を得ている様子が紹介されています。ブログ記事の著者はニューヨーク市立大学クイーンズ校の図書館員であるKelly Blanchat氏です。

「ねこあつめ」はプレイヤーが自身の「家の庭先」に遊びに来たねこを眺める、というコンセプトのゲームです。日本語版のインタフェースしかありませんが、Kelly氏は言語の障壁があるにも関わらず容易に操作を理解でき、楽しめることに着目し、データベースや図書館の情報資源を利用する際に、学生が同じように感じられるようにできないかと考えるようになったとのことです。ブログ記事の中では「ねこあつめ」と図書館のデータベースやチュートリアルが複数の観点から対比されています。

Collecting Cats: Library Lessons from Neko Atsume(ACRLog、2015/6/15付け)
http://acrlog.org/2015/06/15/collecting-cats-library-lessons-from-neko-atsume/

Nekoatume (Phone Cats) and Librarians

ARLとACRL、NCESの大学に関する情報収集に携わる組織“IPEDS”による大学図書館の調査に関して「大学図書館」の定義等の変更を求めるため、共同諮問委員会を設置

北米研究図書館協会(ARL)と大学・研究図書館協会(ACRL)は、2015年度(2015年10月~)に向け、中等後教育総合データ組織(Integrated Postsecondary Education Data System:IPEDS)の大学図書館調査について、「大学図書館」の定義等の変更を求めるため、共同諮問委員会を設置しました。2015年7月には、正式な勧告を出す予定のようです。

なお、“IPEDS”は、NCESによって毎年行われる、大学や大学院、連邦学生支援プログラムに参加している職業技術教育機関などの調査を行うのための組織とのことです。

なお、共同諮問委員会の設置に関連する背景として、まず、米国において、大学図書館に関する統計は、かつて全米教育統計センター(National Center for Education Statistics:NCES)が図書館情報学国家委員会(National Commission on Library and Information Science: NCLIS)とともに、あらゆる館種の図書館(大学・公共・州立・学校図書館等)について2年に1度採取していました。

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