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2020年8月24日、米国図書館協会(ALA)と国際インテリアデザイン協会(IIDA)は、「図書館インテリアデザイン賞」の2020年の受賞館9館を発表しました。
2年に一度開催している同賞は、図書館の優秀なインテリアデザインを評価し、革新的なコンセプトを反映した非凡なデザイン事例を宣伝することを目的としており、インテリアデザインと図書館の専門家から構成される委員会により審査されます。
IIDAの副社長執行役員でCEOのCheryl Durst氏は、図書館がいままでにない利用しやすい方法で設計されている時、コミュニティの重要な部分となると述べています。
受賞館は以下の通りで、IIDAのウェブサイトには受賞館の写真が掲載されています。ベスト・オブ・コンペティションには、テンプル大学 チャールズ図書館が選ばれています。
・大学図書館(3万平方フィート以上) テンプル大学 チャールズ図書館(フィラデルフィア)
ニューヨーク大学 特別コレクション図書館(ニューヨーク)
・大学図書館(3万平方フィート以下) チュラーロンコーン大学 建築学図書館(タイ・バンコク)
エシカル・カルチャー・フィールズトン・スクール テイト図書館(ニューヨーク)
2020年3月19日、国際図書館連盟(IFLA)の環境・持続可能性と図書館(ENSULIB)に関する専門部会が、「グリーンライブラリー賞2020」の受賞館に、タイのランシット大学図書館を選んだと発表しています。
アルゼンチン・オーストリア・ベルギー・ベラルーシ・ブラジル・ブルガリア・中国・コスタリカ・クロアチア・エジプト・エクアドル・フランス・キューバ・ハンガリー・インド・ケニヤ・リトアニア・ネパール・ノルウェー・パキスタン・フィリピン・ポルトガル・ロシア・セネガル・スロバキア・スリランカ・スイス・南アフリカ・タイ・ウクライナ・アラブ首長国連邦・英国・米国からの50の申請の中から選ばれました。
同館の、私立大学の図書館でありながら、地域の人も利用可能で、学校や刑務所にもサービスを提供しているなど、地域の教育という観点で持続可能な環境教育の主導的役割を高める活動を実施していること、持続可能な開発目標を経営のフレームワークとして掲げ、エネルギー・紙・水の使用量を監視し目標の達成率を精査していることなどが評価されたとしています。
その他、上位入賞5館も以下の通り発表されています。
韓国国立中央図書館(NLK)の国立子ども青少年図書館が、2020年1月15日から4月2日まで、東南アジア諸国連合(アセアン)加盟国のうち9か国(カンボジア・インドネシア・ラオス・マレーシア・ミャンマー・シンガポール・タイ・ベトナム)の図書館と共同で、4月23日の「世界本の日」を記念した「黄色のエプロンハッシュタグチャレンジ」を実施しています。
「黄色のエプロンハッシュタグチャレンジ」は、韓国とアセアン加盟国における「読み聞かせ活動」の楽しさを共有するためのSNSを用いた読書キャンペーンで、「韓国・アセアン読書文化共同事業」のブランドでもある黄色のエプロンを着用して図書館で行なっている読み聞かせの様子の写真や映像をハッシュタグを着けてInstagramに投稿するものです。
同館では、国別の投稿数に基づいて優勝国を選ぶとともに、6月に開催する国際シンポジウムにて事例を共有する予定です。
同取組は、2019年11月に開催された「韓国・アセアン子ども青少年サービス代表会議」で合意された「韓国・アセアン子ども・青少年読書文化共同事業」のフォローアップの一環として、韓国・オセアニア加盟国の読書文化発展のための実践的・具体的な活動として位置づけられています。
2019年4月18日、九州大学附属図書館は、2018年12月14日に同館主催で開催された国際シンポジウム「高等教育の国際化と大学図書館」の講演資料(英文)を公開したことを発表しました。
同シンポジウムでは、高等教育の国際化が急速に進む中、アジアの大学図書館はどのような役割を果たしていけるかとの問題意識のもと、九州大学のほか、タイ及び台湾の大学の事例が紹介されました。
国際シンポジウム「高等教育の国際化と大学図書館」(2018年12月)の講演資料を公開しました(九州大学附属図書館, 2019/4/18)https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/news/symposium-201812
参考: 【イベント】国際シンポジウム 「高等教育の国際化と大学図書館:アジアを拠点としたトップブランドへ」(12/14・福岡)http://current.ndl.go.jp/node/36988
2019年1月28日、タイが、マラケシュ条約の加入書を世界知的所有権機関(WIPO)に寄託しました。
タイでは2018年11月11日に著作権法が改正されており、4月28日から同条約が国内発効します。
@WIPO(Twitter,2019/1/28)https://twitter.com/WIPO/status/1089875815213531136
@WIPO(Flickr,2019/1/28)https://www.flickr.com/photos/wipo/45988823075/in/dateposted/
2018年12月14日、福岡市の九州大学中央図書館において、九州大学附属図書館主催の国際シンポジウム 「高等教育の国際化と大学図書館:アジアを拠点としたトップブランドへ」が開催されます。
高等教育の国際化が急速に進む中、アジアの大学図書館はどのような役割を果たしていけるかとの問題意識のもと、九州大学のほか、タイ及び台湾の大学の事例が紹介されます。
入場無料ですが事前の申込が必要です。定員は50人です。
シンポジウムは英語で行われますが、日本語の逐次通訳があります。
内容は以下の通りです。
・開会挨拶/趣旨説明
・講演 タイの大学図書館の事例[仮題] Kulthida Tuamsuk 准教授 (タイ王国 コーンケン大学人文社会科学部)
台湾の大学図書館の事例[仮題] Hao-Ren Ke 教授 (台湾師範大学情報学研究所)
九州大学附属図書館の事例[仮題] 宮本一夫 教授(九州大学副学長/人文科学研究院/附属図書館長)
・パネルディスカッション モデレーター:石田 栄美 准教授(九州大学附属図書館)
2018年9月7日、京都大学図書館機構は、画像コレクション「京都大学所蔵資料でみる博物学の時代」「太平洋戦争期のタイ新聞コレクション」ほか、部局所蔵資料を京都大学貴重資料デジタルアーカイブで公開しました。
「京都大学所蔵資料でみる博物学の時代」は、同大学理学研究科、医学図書館、附属図書館が所蔵する博物学資料を集めたコレクション、「太平洋戦争期のタイ新聞コレクション」は東南アジア地域研究研究所が所蔵する、太平洋戦争期にタイで出版された新聞3紙のコレクションです。
これらの2コレクションの画像は以前旧システム上でも公開していましたが、今回画像の解像度を上げて新たに公開したものです。
【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 「博物学の時代」「太平洋戦争期のタイ新聞コレクション」ほか、部局所蔵資料を公開しました(京都大学図書館機構、2018/9/7)http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1379495
2018年8月22日、開発途上国において図書館を通じたデジタル情報へのアクセスを推進しているElectronic Information for Libraries(EIFL)が、Taylor & Francis社とオープンアクセス(OA)出版に関する契約の更新に合意したと発表しました。
開発途上国の研究者が、APC(論文処理費用)の大幅な減額もしくは無料で、同社及びCognet OA社の170を超えるOAジャーナルで公表できる内容で、新たな契約期間は2020年までです。
対象となる国はEIFLとの提携国で、以下の37か国です。
アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ボスニアヘルツェゴビナ、ボツアナ、カンボジア、コンゴ、エストニア、エチオピア、フィジー、ジョージア、ガーナ、コートジボアール、ケニア、コソボ、キルギスタン、ラオス、ラトビア、レソト、リトアニア、マケドニア、マラウイ、モルディブ、モルドバ、ミャンマー、ナミビア、ネパール、パレスチナ、セネガル、セルビア、タンザニア、タイ、ウガンダ、ウクライナ、ウズベキスタン、ザンビア、ジンバブエ
日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所の刊行している『アジ研ワールド・トレンド』誌が2018年2月号(No.268)で「オープンガバメント・データ整備の動向を追う――開発途上国を中心に――」と題した特集を組んでいます。特集に関連して、以下の記事が掲載されています。
巻頭エッセイ オープンデータによる開発途上国への日本のアプローチ / 小尾敏夫
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