‘First Monday’の20巻7号(2015年7月6日)に、ウィスコンシン大学准教授のMichael Zimmer氏による“The Twitter Archive at the Library of Congress: Challenges for information practice and information policy”という論文が掲載されています。
2015年3月3日、UNESCOが、表現の自由やプライバシー、情報社会の倫理等の、情報と知識へのアクセスに関わる課題等について検討した調査レポートのドラフト“Keystones to foster inclusive Knowledge Societies: Access To Information And Knowledge, Freedom Of Expression, Privacy, And Ethics On A Global Internet”をオンライン公開しました。このレポートは、3月3日から4日にかけてフランスで開催されているUNESCOの会議“Connecting the Dots”における議論の基礎とされるとのことです。
ドラフトはfirst published versionとsimple versionの2種類が公開されています。
Keystones to foster inclusive Knowledge Societies: Access To Information And Knowledge, Freedom Of Expression, Privacy, And Ethics On A Global Internet(First published version)(PDF:96ページ)
“Australasian Journal of Bone and Joint Medicine”という雑誌が、米国の医薬品メーカーから非公式に資金を受け、同社の製品の宣伝になる論文を他の雑誌から転載していたという事件が明るみになりました。これを受け、発行元の大手出版社Elsevier社が、正確性・非透明性に欠ける形で雑誌を発行し続けたことに謝罪しました。Elsevier社の知名度により、実際には査読誌ではなく、ウェブサイトもなくMEDLINEにも採録されていなかった同誌が査読誌と勘違いされたり、権威付けされたりしたことの責任が問われているようです。なお、Elsevier社は、現在はこの雑誌は刊行しておらず、また当時の担当者はすでに社を去っているとしています。