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大学図書館問題研究会、第28回大図研オープンカレッジ「オンラインミーティング開催講座」の講演資料等を公開

2020年4月14日、大学図書館問題研究会(大図研)は、4月5日にオンライン会議ツールZOOMを利用して実施した第28回大図研オープンカレッジ「オンラインミーティング開催講座」の開催を報告しました。

第28回大図研オープンカレッジは、新型コロナウイルスの影響により、大学のイベントの中止、図書館の休館、サービス制限などが相次ぎ、感染防止のため、社会全体がソーシャルディスタンシング政策に向かう中、場としてのオンラインミーティング技術に注目が集まっていることを背景に、オンラインセミナーとして開催されました。学会、研究会のようなイベントから日常の会議などに対してどのように向き合っていくかなどをテーマに、大向一輝氏(東京大学大学院人文社会系研究科准教授)と吉本龍司氏(株式会社カーリル代表取締役)による講演が行われています。

大学図書館問題研究会学術基盤整備研究グループのウェブサイト上で、大向氏・吉本氏の講演資料のほか、参加者からチャットで寄せられた参考資料など、オンラインセミナー当日に扱われた資料が公開されています。

国立情報学研究所(NII)、広域データ収集・解析プログラム開発を支援するオープンソースのソフトウェア「SINETStream」を公開

2019年12月25日、国立情報学研究所(NII)は、同研究所が運用する学術情報ネットワーク「SINET5」を介して広域に分散するデータを収集・解析する研究を支援する目的で、オープンソースのソフトウェア「SINETStream」を開発し公開したことを発表しました。

「SINETStream」は、環境測定、生体観測、IoTなど、広域に分散したデータの収集や解析を行う研究者にとって、収集・解析プログラムの作成には、ネットワークに関する高度な知識やプログラミングスキルが必要とされ、容易ではないことを背景に開発されました。センサー等から収集されるデータをクラウドや大学などに設置されたサーバへ書き込む、サーバに収集されたデータを解析プログラムに読み込むといった機能があり、APIを利用することでデータの収集・解析を行うためのプログラムを容易に開発することも可能です。また、通信やデータの暗号化、センサー等のデバイスの認証を行う機能も含んでいるため、機微情報を含む場合でも安全にデータ収集を行うことができる、としています。

国立情報学研究所(NII)、学術情報ネットワーク「SINET5」の東京・大阪間に世界最高水準の長距離400Gbps回線を構築・運用開始

2019年12月6日、国立情報学研究所(NII)は同研究所が運用する学術情報ネットワーク「SINET5」について、東京・大阪間に世界最高水準の長距離400Gbps回線を構築し、12月9日から運用を開始することを発表しました。

東京・大阪間に構築された400Gbps回線は、現在のSINET5で全都道府県を結ぶ100Gbps回線の4倍の通信容量の大容量回線となります。大学・研究機関等が集中する関東エリアと関西エリア間でのデータ通信需要増が通信容量を圧迫している状況を解決するため、両エリア間の通信容量増強を目的に構築した、としています。

新たな基盤として構築された400Gbps回線の運用による知見は、2022年4月に運用開始予定の次期SINETの設計・構築に活かされる予定です。

日本の学術研究を支える超高速ネットワークSINETを東京-大阪間で400Gbpsにスピードアップ~世界最高水準の大容量回線を長距離区間で実用化~(NII,2019/12/6)
https://www.nii.ac.jp/news/release/2019/1206.html

「学認」等のサービスを組み合わせた大学間連携のための認証連携アーキテクチャ開発業績が文部科学省表彰・科学技術賞(開発部門)を受賞

2019年4月9日、文部科学省が発表した「平成31年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰」において、京都大学の岡部寿男教授(国立情報学研究所(NII)客員教授)らのグループによる、「学認」「eduroam」「UPKI電子証明書発行サービス」を組み合わせた統合的な認証連携アーキテクチャの開発(業績名:大学間連携のための学術認証フェデレーションの開発)が「科学技術賞(開発部門)」を受賞しました。

NIIからの発表によると岡部教授らのグループによるアーキテクチャの開発・実用化によって、大学の学術コンテンツや学術ネットワーク資源等の安全な共有・共同利用、遠隔講義や単位互換などの大学間学生交流、商用サービスの利活用が容易になるとともに、本人同意を得る仕組みや仮名性・匿名性を実現しつつ、国際連携や商用サービスとの連携が可能になっています。

研究開発の成果はNIIの提供サービスとして実用化されており、2019 年3月末現在、学術認証フェデレーション「学認」は220機関、国際無線LAN相互利用規格「eduroam」は249機関、オープンドメイン認証局による「UPKI電子証明書発行サービス」は334機関に利用されています。

チェコ共和国内の12駅で学術無線LANローミング基盤eduroamが利用可能に

2018年12月18日、学術無線LANローミング基盤eduroamは、チェコ共和国内の12の駅でeduroamが利用可能となっていることを発表しました。

今年になって、ブルノ、チェスケー・ブジェヨヴィツ、プルゼニ、オロモウツ、オストラヴァ、オストラヴァ・スヴィノフの各駅で利用可能となったことによるものです。

eduroam now available at 12 train stations across the Czech Republic(eduraom,2018/12/18)
https://www.eduroam.org/2018/12/18/eduroam-now-available-at-12-train-stations-across-the-czech-republic/

学術無線LANローミング基盤サービス「eduroam」に対応したマンションが登場

2018年11月16日、株式会社ライフシード社は、京都府京田辺市の学生向けマンションに、学術無線LANローミング基盤サービスeduroamをゲスト用に搭載したことを発表しました。賃貸住宅でeduraomが提供されるのは日本で初とのことです。

eduroamは大学などの高等教育機関や研究機関において、キャンパス・研究所の無線LAN環境の相互提供・利用を実現する、欧州のGÉANTで開発された学術無線LANローミング基盤で、日本国内では国立情報学研究所(NII)が主体となり展開されています。加盟している機関の構成員は、自身が所属する機関のアカウントで、他加盟機関で無線LANを使用することが出来ます。

今回、eduroamが搭載されたマンションでは、居住者向けには部屋ごとの専用Wi-Fiが提供されますが、来客した学生はeduroamを利用することにより、プライバシーを守りインターネットを活用できるようになるとのことです。

ライフシード社およびマンションを運営している霧島ハウス株式会社は、今後学生向けマンションにおけるeduroam対応を進めていくとしています。

英国で“Living Knowledge Network”が始動:英国図書館ほか24の大規模図書館が参加

2016年9月27日、英国図書館(BL)とイングランド芸術評議会(ACE)による2年間のパイロットプロジェクト“Living Knowledge Network”の始動が発表されています。

同プロジェクトは、知識や資源・活動を共有するために、各地域の専門家と全国規模の組織力を結び付けることを目的としたBL、ウェールズ国立図書館、スコットランド国立図書館(NLS)の各国立図書館のほか、国内の21の大規模な公立図書館が参加する全国規模の図書館ネットワークで、

(1)世界クラスの図書館サービスを多様なコミュニティーに届けるために知識を共有し、図書館の総合力を強化する
(2)利用者のための各種プログラムやコンテンツを共同開発する
(3)共同での資金調達や証拠集め等、強力なパートナーシップを形成する

ことを目指しています。

The British Library forms nationwide network of libraries to share knowledge, collections and creativity(BL,2016/9/27)
http://www.bl.uk/press-releases/2016/september/living-knowledge-network-formed-by-the-british-library

オランダのSURFがORCIDと合意、SURFconext経由でORCIDログインが可能に

2016年2月1日、オランダの高等教育・研究機関の協同ICT組織SURFとORCIDが合意に至り、今後オランダの学術認証フェデレーションSURFconext経由でORCIDへのログインが可能になると発表されました。これにより、オランダの研究者は所属機関の認証によるシングルサインオンでORCIDが利用できるようになります。

また、SURFconextは世界各国の学術認証フェデレーションを相互接続しているeduGAINに参加していますが、eduGAINに参加している学術認証フェデレーションを利用している各機関の研究者も、eduGAINを介して各機関からORCIDにログインできるようにすることが出来るとのことです。日本の学認(GakuNin)もeduGAINに参加しています。

また、ORCIDはこの取組の一環として、FacebookやGoogleのアカウントによるORCIDへのログインもできるようにするとのことです。このパイロットプロジェクト終了後、ORCIDのウェブサイトに各機関の参加方法に関する詳細が掲載される予定です。

Signing into to the ORCID registry using institution credentials(ORCID、2016/02/01)

【イベント】歴史資料ネットワーク設立20周年記念「全国史料ネット研究交流集会」(神戸2/14・15)

阪神・淡路大震災を機に設立され、2015年に20周年を迎える歴史資料ネットワークが、国立文化財機構と共催で、2015年2月14日、15日に、兵庫県神戸市で「全国史料ネット研究交流集会」を開催するとのことです。集会では、奥村弘氏らによる記念講演のほか、各地の資料保全ネットワークからの報告が予定されています。また、交流の場を通した連携を、これからの実践につなぐ契機としたいとのことです。参加費は無料です。

歴史資料ネットワーク設立20周年記念「全国史料ネット研究交流集会」を開催します(2/14・15)(歴史資料ネットワーク 2014/12/10付けブログ記事)
http://siryo-net.jp/event/zenkoku_shukai/

参考:
文化庁、2014年度の美術館・歴史博物館重点分野推進支援事業を決定 Posted2014年7月3日
http://current.ndl.go.jp/node/26505

W3C、“Web of Things”をテーマにしたワークショップのレポートを公開

2014年6月25日から26日にかけてドイツのベルリンで開催された“W3C Workshop on the Web of Things”のレポートが公開されました。各種の機器をインターネットに接続する「モノのインターネット」(Internet of Things)では、さまざまなプロトコルが独自開発され、サービスへの共通したアプローチがないとされており、W3Cは、「すべてのものがウェブにつながる」(Web of Things)ことを実現するための標準化の支援に注力しているとのことです。

W3C Workshop on the Web of Things
Enablers and services for an open Web of Devices 25–26 June 2014, Berlin, Germany
http://www.w3.org/2014/02/wot/report.html

WORKSHOP REPORT: W3C WORKSHOP ON THE WEB OF THINGS(W3C, 2014/8/8)
http://www.w3.org/blog/news/archives/4014

参考:
“Internet of Things Europe 2010”の年次カンファレンスの報告書が公開
Posted 2010年8月17日

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