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E2260 - Open Research Libraryの動向

Open Research Library(ORL)は,世界中のオープンアクセス(OA)の査読付き学術単行書や論文集等のチャプターを単一のプラットフォームから利用可能とするKnowledge Unlatched(KU)の新しい取組であり,2019年5月にベータ版,2020年1月に正式版がリリースされた。OA学術単行書はオンライン上に散在しており,利用者が見つけ出したり,図書館が流通・利用状況を管理したりすることは,困難である。ORLはその解消を目指している。

エルゼビア・ジャパン株式会社、医療情報データベース「今日の臨床サポート」の一部コンテンツを無料提供:新型コロナウイルス感染症患者を扱う医療従事者支援

2020年5月27日、エルゼビア・ジャパン株式会社は、新型コロナウイルス感染症患者を扱う医療従事者支援のため、同社のエビデンスに基づく二次文献データベース「今日の臨床サポート」の一部コンテンツについて、2020年6月30日まで無料提供することを発表しました。

「今日の臨床サポート」は日本の専門医1,400人の執筆によるエビデンスに基づいた医療情報を提供する二次文献データベースです。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)、急性呼吸窮迫症候群、ICUルーチン、人工呼吸器の設定、呼吸不全、呼吸停止、経皮的心肺補助の概要・適応、敗血症、ショック、市中肺炎が無料提供対象となっており、「今日の臨床サポート」のウェブサイト内に設けられたリンクから各コンテンツを閲覧することができます。

プレスリリース(日本発表分)(エルゼビア・ジャパン株式会社)
https://www.elsevier.com/ja-jp/about/newsroom
※2020.5.27欄に「エルゼビア・ジャパン、エビデンスに基づく二次文献データベース『今日の臨床サポート』へのアクセスを一部無料提供」とあります

米国国立医学図書館(NLM)、“New PubMed”を基本システムとして運用開始

米国国立医学図書館(NLM)の生物医学文献の無料データベースPubMedは、2020年5月18日以降、既存のPubMedにかわってリニューアル版の“New PubMed”を基本システムとする運用を開始しています。

NLMは、5月12日付で公開したブログ記事において、New PubMedの機能・特徴や利用時の参考資料等を紹介しています。

New PubMedの特徴として、検索結果画面における検索語をハイライトしたスニペット表示、機械学習技術や新たな関連検索アルゴリズムを活用した適合度の高い文献の優先表示機能の向上などを挙げ、世界最先端な生物医学情報へこれまで以上に迅速・容易にアクセス可能になった、としています。また、レスポンシブデザインの採用によりデスクトップ端末だけでなくモバイル端末でも全ての機能が利用可能であること、旧PubMedのリンクはリダイレクトされるためMy NCBIアカウントに保存した検索式や文献データが自動的に引き継がれることなども紹介しています。

NLMはNew PubMedの利用方法を習得するための参考資料として、次のようなリソースを挙げています。

OpenAIRE、COVID-19に関連する可能性のある研究情報の検索ポータルを公開

OpenAIREは、2020年5月11日付けのTwitterにおいて、COVID-19に関連する可能性のある研究情報の検索ポータル“OpenAIRE COVID-19 Gateway”を公開したことを発表しています。なお、5月18日時点ではβ版となっています。

“OpenAIRE Research Graph”に含まれる10,000以上の情報源及び追加情報源からマイニングしたコンテンツにタグ付けを行い、出版物、研究データ、ソフトウェア等の研究情報を集約しており、COVID-19関連研究の発見・ナビゲーションのための単一アクセスポイントを提供するものとあります。

@OpenAIRE_eu(Twitter, 2020/5/11)
https://twitter.com/OpenAIRE_eu/status/1259789266537807873

OpenAIRE COVID-19 Gateway
https://beta.covid-19.openaire.eu/

神戸大学附属図書館、「神戸大学附属図書館所蔵郷土文書類目録」の既存データの更新および新規追加を発表

2020年5月13日、神戸大学附属図書館が、「神戸大学附属図書館所蔵郷土文書類目録」の既存データの更新および新規追加を発表しました。

同館では、同大学の人文学研究科地域連携センターによる基礎的調査に基づき、2009年度から同館各館室所蔵の古文書等地域史料の詳細について、その全容を明らかにする調査を行っており、社会科学系図書館蔵郷土文献資料の詳細な目録作成とそのデータベース化と共に、史料の保存・公開、さらにこれらを基礎とした電子化公開を目標とした活動を実施しています。

新規追加分については解題も併せて公開されているほか、新規追加された「古文書補遺」では、一部の画像データおよび翻刻データも公開されています。

更新、追加内容は以下の通りです。

・更新
播磨国揖東郡船渡村庄屋文書
摂津国豊島郡池田村福井家文書
「古文書」

・新規追加
久宝寺屋文書       64件
小千谷陣屋会津往返    6件
近江国浅井郡西主計村文書 7件 
「古文書補遺」      161件

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、2019年度に研究データ作業部会が実施した2件のプロジェクトの活動報告書を公開

2020年5月11日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)は、同協会の研究データ作業部会が2019年度に実施した2件のプロジェクトの活動報告書を公開したことを発表しました。

報告書「データベースレスキュープロジェクト : 2019年度の活動とレスキュー事例」では、各研究機関において研究者等による管理の継続が難しくなった研究データやデータベースを機関リポジトリへ移行するレスキュー活動等を行う「データベースレスキュープロジェクト」の活動内容が示されています。9つの機関におけるプロジェクトやレスキュー事例が報告されています。

「学認LMSによる研究データ管理に関するオンライン講座試験運用報告書」では、2019年9月から12月に22機関の参加により実施した、国立情報学研究所(NII)の開発による学習管理システム「学認LMS」試験運用プロジェクトの成果等が示されています。また別紙資料として、参加機関からの意見等を取りまとめた「学認LMS試験運用プロジェクト参加機関からの報告(暫定版)」、受講者アンケート結果等を取りまとめた「学認LMSによる研究データ管理に関するオンライン講座の試験運用(受講状況と受講後アンケート結果)」も公開されています。

昭和音楽大学バレエ研究所、日本バレエのデジタルアーカイブ「バレエアーカイブ」と蔵書データベース「バレエライブラリー」を公開

2020年4月27日、昭和音楽大学バレエ研究所は、日本バレエのデジタルアーカイブ「バレエアーカイブ」の公開について発表しています。

「バレエアーカイブ」では、1940年代から現代までの日本バレエの公演データを収録しており、キーワード検索以外に作品・バレエ団・人物の名称から検索する機能も提供されています。公演プログラムの表紙を「年代」「バレエ団」別に一覧で閲覧できるコーナー「公演プログラムギャラリー」や、上演回数の変遷を作品ごとにグラフで閲覧できるコーナー「日本におけるバレエ作品上演変遷」も設けられています。

また、昭和音楽大学バレエ研究所の2020年5月7日付けTwitterによれば、「バレエアーカイブ」と同時に、同研究所の蔵書データベース「バレエライブラリー」も公開されました。

「バレエアーカイブ」公開のお知らせ(昭和音楽大学バレエ研究所, 2020/4/27)
https://www.tosei-showa-music.ac.jp/balletresearch/news/20200427-01.html

第一法規株式会社、新型コロナウイルス対策で在宅勤務をしている実務者向けに、法令データベース『D1-Law.com現行法規』を無償公開

第一法規株式会社が、2020年4月27日から、法令データベース『D1-Law.com現行法規』を無償公開しています。サービスの提供は5月31日までが予定されています。

利用にあたっては、【ご利用にあたっての禁止事項】を守る必要があります。

-第一法規は実務家の皆様を法令情報提供の面から支援します- 最高水準の法令データベース『D1-Law.com現行法規』を無償公開します(第一法規株式会社)
https://www.daiichihoki.co.jp/osirase/d1law_free/index.html?top

参考:
株式会社皓星社、「雑誌記事索引データベース ざっさくプラス」を2020年5月31日まで無償公開:新型コロナウイルス感染症の影響を受けた学生・研究者・文筆業支援のため
Posted 2020年3月31日
https://current.ndl.go.jp/node/40654

米国国立医学図書館(NLM)、2020年5月18日以降PubMedのリニューアル版“New PubMed”が基本システムとして稼働することを発表

2020年4月16日、米国国立医学図書館(NLM)は、PubMedのリニューアル版“New PubMed”が2020年5月18日以降、現行のPubMed(Legacy PubMed)に置き換わり基本システムとして稼働することを発表しました。

利用者向けにはLegacy PubMedのトップページへ新たに黄色いバナーを設置して、既存のPubMedがNew PubMedへ置き換わることを通知しています。

NLMはウェブサイト内にLegacy PubMedからNew PubMedへの移行に関するFAQを用意しています。FAQでは、Legacy PubMed同様にNew PubMedにも今後随時機能追加が実施されること、5月18日以降もLegacy PubMedにはしばらくアクセス可能で文献データの更新も行われるがいずれ閉鎖されること、Legacy PubMedからMy NCBIアカウントに保存した検索式や文献データはNew PubMedでも利用可能なこと、などが案内されています。

国際的非営利団体コクラン、新型コロナウイルス感染症に関する一次研究をワンストップで利用可能なデータベースとして“COVID-19 Study Register”を公開

2020年4月7日、高品質の医療情報普及のために活動する国際的非営利団体コクラン(Cochrane)は、新型コロナウイルス感染症に関する一次研究(primary research studies)をワンストップで利用可能なデータベースとして“COVID-19 Study Register”を公開したことを発表しました。

“COVID-19 Study Register”は、新型コロナウイルス感染症に関する迅速レビュー(Rapid Reviews)も含めて、全てのコクラン系統的レビュー作成者が迅速にエビデンスを統合することを支援する目的で立ち上げられました。トピックの優先順位付け、利用可能なエビデンスの特定、及び最前線の医療者・公衆衛生政策立案者・新しい治療、診断、予防的介入を開発する研究チームが緊急に必要とするレビュー作成に役立つものである、としています。人を対象とした研究によって随時更新されます。

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