米・ニューズウィーク誌の2020年3月6日号に、世界各国の革新的な図書館を紹介した特集記事“The Most Innovative Libraries Around the World”が掲載されています。
第1位には米国ミズーリ州のカンザスシティ公共図書館(Kansas City Library)が選出され、巨大な本棚を模した図書館南側の駐車場に面する外壁の様子などが写真付きで紹介されています。また、東京都武蔵野市の成蹊大学図書館が第8位に選出され、プリツカー賞受賞者の坂茂氏の設計による同館アトリウムの中空に浮かぶ会話可能な学習室「プラネット」の様子が写真とともに紹介されています。
その他同記事では、ケニア政府のラクダを輸送手段に用いた移動図書館サービス「キャメル・ライブラリー・サービス」や、館内の図書運搬にロボットクレーンを利用するオーストラリアのシドニー市郊外にあるマコーリー大学図書館(Macquarie University Library)など、以下の9館が「世界で最も革新的な図書館」として写真付きで紹介されています。
2017年7月19日、国際図書館連盟(IFLA)の「環境の持続可能性と図書館」(Environmental Sustainability and Libraries:ENSULIB)に関する専門部会が、「グリーンライブラリー賞2018」の受賞館に、中国広東省の佛山市図書館(Foshan Library)を選んだと発表しています。
2017年7月20日、国際図書館連盟(IFLA)の「環境の持続可能性と図書館」(Environmental Sustainability and Libraries:ENSULIB)に関する専門部会が、「グリーンライブラリ賞2017」の受賞者に、ドイツ・シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州のバート・オルデスロー市立図書館を選んだと発表しています。
都市の緑化のためにメイカースペースとコミュニテイ構築の取り組みを結びつけた“Ernte deine Stadt - Harvest Your City: Three Years of Green and Sustainable Library Commitment in the Stadtbibliothek Bad Oldesloe” プロジェクトや、地域密着型農業に着手したことが評価されています。
2016年4月29日、EIFL(開発途上国において図書館を通じた情報へのアクセス向上に取り組んでいる非営利組織)が、ケニア図書館情報サービスコンソーシアム(KLISC)、タンザニア大学・研究図書館コンソーシアム(COTUL)、ウガンダ大学図書館コンソーシアム(CUUL)と共に、“Open access policy development in Kenya, Tanzania and Uganda to make more digital content available”と称する2年間のプロジェクトを開始したと発表しています。
EIFL(開発途上国において図書館を通じた情報へのアクセス向上に取り組んでいる非営利組織)が、法学分野のデータベース“HeinOnline”を提供するWilliam S. Hein and Company社と提携し、2,200点以上の法律や法律関係雑誌がHeinOnlineで利用できるようになったと発表しています。
2015年11月24日に発表された、クラウドファンディングサービス「READYFOR?」の「READYFOR OF THE YEAR 2015 ~夢へのスタートアップ大賞~」において、「陸前高田市の空っぽの図書室を本でいっぱいにしようプロジェクト」が、サスティナブル部門(過去から継続的に社会にインパクトを出すために挑戦し続けている活動の中で、今後も活動を継続するために必要な資金や支援者の方々を集めるために実施されたプロジェクトに贈られるもの)の部門賞を受賞していました。
その他、「図書館」に関するものとしては、国際協力などを通じ、世界中で誰かを笑顔にする活動を行ったプロジェクトに贈られる“READYFOR Global CHALLENGE”を、NPO法人Dooooooooによる「火事で図書館を失った子どもたちに2000冊の本を届けたい!」というプロジェクトが受賞していました。
ヴァージニア工科大学(Virginia Tech University)とケニアのNational Council for Law Reporting(Kenya Law)が協力し、ケニアの官報のデジタルアーカイブを公開しました。現在、1977年から1989年の官報が公開されており、いずれは1890年代からの全ての官報を登録する予定とのことです。