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早稲田大学演劇博物館、舞台公演映像の情報検索ウェブサイト“Japan Digital Theatre Archives”を開設:現代演劇・舞踊・伝統芸能の三分野

2021年2月24日、早稲田大学演劇博物館が、現代演劇・舞踊・伝統芸能の三分野にわたる舞台公演映像の情報検索ウェブサイト“Japan Digital Theatre Archives”の開設を発表しました。

寺田倉庫株式会社と緊急事態舞台芸術ネットワークが実施する、「緊急舞台芸術アーカイブ+デジタルシアター化支援事業」(EPAD)の一環として開設されました。EPADは、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響を受けた舞台芸術等を支援し、収益力を強化することを目的としており、⽂化庁による令和2年度戦略的芸術文化創造推進事業「⽂化芸術収益⼒強化事業」の採択事業の一つです。

同ウェブサイトでは、2021年2月24日時点で、1,000件以上の公演の情報・画像、100件以上の映像が公開されています。

@waseda_ENPAKU(Twitter, 2021/2/24)
https://twitter.com/waseda_ENPAKU/status/1364418923962114055

大成高等学校(東京都)、中高生向け総合学習支援ツール「ジャパンナレッジSchool」を国内で初めて導入

2021年2月17日、株式会社紀伊國屋書店は、同社が販売代理店として提供する株式会社ネットアドバンスの中高生向け総合学習支援ツール「ジャパンナレッジSchool」について、東京都三鷹市の大成高等学校が最初の導入校になったことを発表しました。

ジャパンナレッジSchoolは、生徒の課題解決や主体的・対話的な学びをバックアップするための総合学習支援ツールとして、出版各社から提供された中高生の学習に役立つ辞事典・参考書・叢書・新書・統計資料などのインターネットを通じた一括検索・閲覧を提供するサービスです。サービス開始は2021年4月を予定しています。

カナダ研究図書館協会(CARL)、加盟館の2019・2020年度分を含む3年度分の電子ジャーナルおよびデータベースのライセンス契約料に関するデータを公表

2021年2月16日、カナダ研究図書館協会(CARL)は、大学図書館の加盟館がカナダ研究知識ネットワーク(Canadian Research Knowledge Network:CRKN)を通じてライセンス契約した、電子ジャーナルとデータベースの利用料のデータセットおよび集計表を公表しました。

今回公表されたのは、2019・2020年度分、2015・2016年度分、2014・2015年度分です。

CARL Members Release 2019-2020 Journal Subscription Cost Data and Earlier Data(CARL, 2021/2/16)
https://www.carl-abrc.ca/news/2019-2020-journal-subscription-cost-data-and-earlier-data

北里大学東洋医学総合研究所、「漢方テキスト複合検索データベース」を公開

2021年2月9日、北里大学東洋医学総合研究所(東京都港区)は、同研究所の医史学研究部が「漢方テキスト複合検索データベース」を公開したことを発表しました。

「漢方テキスト複合検索データベース」は、同研究所の星野卓之研究員を研究代表者とする科学研究費助成事業(基盤研究(C))「写本群電子テキストを用いた日本漢方独自化についての研究」の研究成果です。同研究では、江戸期以前の本草書・中国医書の写本について、年代・医派に分けた内容分析・引用解析・テキスト化などが行われ、研究対象としたテキストを複数語で検索可能な同データベースが構築されました。

新着情報(北里大学東洋医学総合研究所)
https://www.kitasato-u.ac.jp/toui-ken/new/index.html
※2021年2月9日欄に「医史学研究部「漢方テキスト複合検索データベース」を公開しました。」とあります。

大正期の医学者・文筆家である小酒井不木の全集の引用文献に関するデータベースが公開:笹川科学研究助成により愛知医科大学総合学術情報センターの司書が構築

2021年2月1日付で、「小酒井不木全集引用文献データベース」が公開されました。

小酒井不木全集引用文献データベースは、大正期の医学者・文筆家である小酒井不木の改造社から刊行された全集全17巻の引用文献に関するデータベースです。全集に記載された引用文献名、引用文章の記載箇所を抽出・整理し、文献名の現代語表記を行うとともに著者名や引用内容を明確化したデータベースとして構築されています。また、名古屋市蓬左文庫と愛知医科大学総合学術情報センターが所蔵する旧蔵書との関連性に関する情報なども提供しています。

小酒井不木は、1890年に愛知県に生まれ、医学者、翻訳家、文学評論家、探偵小説家、俳家と幅広く活動した人物です。探偵小説史において江戸川乱歩を見出した人物であることや、自身の肺結核患者としての経験を著した『闘病術』により「闘病」という言葉を一般に広めた人物であることなどが紹介されています。

同データベースは、公益財団法人日本科学協会の若手研究支援事業「笹川科学研究助成」の2020年度の助成により、愛知医科大学総合学術情報センターの司書である福武亨氏が構築しました。

英・ウィーナー・ホロコースト図書館、ホロコーストの目撃証言のデータベース“Testifying to the Truth”を公開

2021年1月28日、英国のウィーナー・ホロコースト図書館(The Wiener Holocaust Library)が、ホロコーストの目撃証言データベース“Testifying to the Truth”を公開したことを、同館のTwitter等で発表しました。

ゲットーや強制収容所を生き抜いた人の経験談や、身元を偽ったり屋根裏部屋や地下にひそんだりといった方法でナチスから身を隠していた人の話、反対運動に参加していた人の証言等が、同館のボランティアにより英語に翻訳され、提供されています。

1月14日付の同館のニュース記事によると、公開時点でまず380件を公開し、残りの1,185件は2021年後半に公開される予定です。2月5日時点で399件のデータが提供されています。

@wienerlibrary(Twitter, 2021/1/28)
https://twitter.com/wienerlibrary/status/1354739324923891712

文化庁、令和3年度のメディア芸術アーカイブ推進支援事業の募集要項を発表

2021年2月1日、文化庁は、「令和3年度文化芸術振興費補助金メディア芸術アーカイブ推進支援事業」の補助対象となる団体の募集要項を発表しました。

同事業は、国内の優れたメディア芸術作品や、散逸・劣化の危険性が高いメディア芸術作品の保存・活用・公開等を支援することで、日本のメディア芸術の振興に資することを目的としています。対象となる「メディア芸術」は、デジタル技術を用いて作られたアート、アニメーション・特撮、マンガ、ゲームが該当します。

同事業の成果の内、公開可能なものについてはデジタルデータを提出することが求められており、提出されたデータは、文化庁が運営する「メディア芸術データベース」などで公開する場合があると述べられています。

新着情報一覧(文化庁)
https://www.bunka.go.jp/whats_new.html
※2021年2月1日付で、「令和3年度文化芸術振興費補助金メディア芸術アーカイブ推進支援事業」と掲載されています。

米・Educopia Institute等のプロジェクト“Next Generation Library Publishing”、学術情報流通に関わるオープンソースのツールやサービスをカタログ化した“SComCat”を公開

2021年1月26日、米国のMLAおよびその他の文化資源保存機関の連携促進を目的とする非営利組織Educopia Instituteは、学術情報流通に関わるオープンソースのツールやサービスをカタログ化したウェブサイト“Scholarly Communication Technology Catalogue(SComCat)”が公開されたことを発表しました。

SComCatは、Educopia Instituteを中心としたオープンソースの出版インフラの開発・統合プロジェクト“Next Generation Library Publishing”の一環として、プロジェクトパートナーであるオープンアクセスリポジトリ連合(COAR)や、デジタル分野の高等教育・研究等に関するコンサルタント会社Antleaf社が共同開発しました。学術情報流通に関わるオープンソースのソフトウェアと主要な運用中のサービスを含む情報技術をカタログ化し、ナレッジベースとして提供しています。開発の目的については、これらの情報技術の機能、組織モデル、依存関係、標準規格の採用状況、普及状況などの概要を提供し、ユーザーの意思決定の支援を行うことである、と説明しています。

【イベント】2020年度KU-ORCAS国際シンポジウム「デジタルヒューマニティーズ推進のための環境構築とその課題」(2/27・オンライン)

2021年2月27日、関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)により、2020年度KU-ORCAS国際シンポジウム「デジタルヒューマニティーズ推進のための環境構築とその課題」がオンラインで開催されます。

参加費は無料であり、事前の申し込みが必要です。

当日の主な内容は以下の通りです。

・史的文字DBとその利活用について(仮)
馬場基氏(奈良文化財研究所 都城発掘調査部史料研究室 室長)
劉欣寧氏(台湾 中央研究院歴史語言研究所 助研究員 )

・漢学デジタル人文共通プラットフォームの需要と設計 The Functional Requirement and Designing of a Universal Digital Humanities Platform for Sinology
劉煒氏(上海図書館副館長)

・歴史ビッグデータ研究基盤のためのデジタルツールと相互運用性
北本朝展氏(ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター センター長/国立情報学研究所 教授)

・「データ駆動による課題解決型人文学の創成」事業に向けて
山本和明氏(国文学研究資料館古典籍共同研究事業センター長)

台湾国家図書館、台湾の修士・博士論文のうちインターネット未公開分を電子閲覧できるシステムを構築:同館内から利用可能

2021年1月22日、台湾国家図書館は、台湾の修士・博士論文のうちインターネット未公開分を電子閲覧できるシステム「台湾博碩士論文独立調閲系統」を構築し、館内から利用可能としていることを発表しています。

同館では学位論文約80万点の電子ファイルを所蔵していますが、そのうち30万点超は著者からの許諾が得られていないためインターネット上での閲覧・ダウンロードが不可となっています。これまで同館では、これらインターネット未公開分の論文は印刷版を用いて閲覧・複写する必要がありました。今回利用提供された「台湾博碩士論文独立調閲系統」は、これらインターネット未公開分30万点超の電子ファイルについても、同館内から閲覧・複写可能とするものです。

台湾の学位授与法では、学問分野によっては博士・修士論文の代替として作品等を提出することを可としています。これらマルチメディア形式の作品等を閲覧するためのシステム「博碩士電子論文数位影音串流系統」も新たに構築したこと、著者から許諾を得られたものは同システムを通じインターネット上で公開していることも発表しています。

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