デジタル化

米・図書館情報資源振興財団(CLIR)、「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」の2019年度の助成プロジェクトを発表

2020年1月9日、米・図書館情報資源振興財団(CLIR)は、同財団が実施する「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」(Digitizing Hidden Special Collections and Archives)の2019年度の助成対象に決定した18のプロジェクトを発表しました。

総額410万ドル以上の助成が実施されます。ネイティブ・アメリカンの寄宿学校における録音記録のデジタル化、ニューメキシコ州の公共メディア放送局の番組のデジタル保存事業、カンザス州の公共メディア放送局の歴史的なテレビ・ラジオ番組のデジタル保存事業等のプロジェクトが採択されています。

American Archive of Public Broadcasting、1981年から2004年までに放映されたラジオプログラム“In Black America”の745エピソードをオンライン公開

米国議会図書館(LC)とボストンの公共放送局であるWGBHが共同で運営する、米国の公共放送の歴史的コレクションを提供するデータベース“American Archive of Public Broadcasting(AAPB)”が、2020年1月2日付けのブログ記事において、1981年から2004年までに放送された米国のラジオプログラム“In Black America”の745エピソードをオンライン公開したことを発表しました。

“In Black America”はテキサス大学オースティン校の運営するラジオ放送局“KUT”が制作するラジオプログラムです。1970年の開始から毎週放送され、黒人社会において影響力のある人物への数百以上のインタビューが行い、アフリカ系アメリカ人の教育・ライフスタイル・経済・社会問題・家族・文化・文学・政治などの話題を扱っています。

オンライン公開された1981年から2004年までの745エピソードは、2019年に米・図書館情報資源振興財団(CLIR)の助成によりデジタル保存されたものです。黒人コメディアンで公民権活動家のディック・グレゴリー、1981年から2000年までアフリカ系アメリカ人女性向け雑誌“Essence”の編集長を務めたスーザン・L・テイラー等へのインタビューが含まれていることが紹介されています。

E2218 - 第24回情報知識学フォーラム<報告>

2019年11月23日,第24回情報知識学フォーラムがITビジネスプラザ武蔵(金沢市)にて行われた。情報知識学フォーラムは情報知識学会が主催となり,毎年情報知識学に関わる様々なテーマを取り上げている。

フランス・パリ市内の14のミュージアムを管理する公共団体Paris Musées、各館の所蔵品画像10万点以上をCC0ライセンスで公開

フランス・パリ市内の14のミュージアムを管理する公共団体Paris Muséesは、2020年1月8日付けのプレスリリースにおいて、各館の所蔵品画像10万点以上をオープンコンテンツとして公開したことを発表しました。

画像を公開する同団体のコレクションポータルには、オープンコンテンツのみを絞り込んで表示できるコーナー“IMAGES IN THE PUBLIC DOMAIN”が設けられており、画像の閲覧及びダウンロードが可能となっています。

Europeana Proの2020年1月9日付けニュースでは、今回の公開に関するParis MuséesのPhilippe Rivière氏へのインタビューが掲載されています。記事によれば、オープンコンテンツはCC0ライセンスでの公開であり、今後も著作権の慎重な確認を経た上でオープンコンテンツの追加を行う予定であること、コレクションポータルのAPIも新たに公開したこと、コンテンツ流通促進のためにWikimedia Commons、CC Search、Europeanaのような外部プラットフォームとの連携も検討していること等が述べられています。

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、先住民の文化・言語記録を保存する31のプロジェクトに対して総額230万ドルを提供

2020年1月6日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)は、カナダ国内のファースト・ネーション、イヌイット、メティといった先住民の各組織が実施する31のプロジェクトに対して総額230万ドルを提供することを発表しました。

先住民の文化・言語記録のデジタル化による保存支援事業“Listen, Hear Our Voices”へ2019年夏までに行われた申請について、LACの外部に置かれたカナダ各地のファースト・ネーション、イヌイット、メティの代表者からなる委員会が審査を行い、31のプロジェクトへの資金提供が勧告されました。資金助成の対象、プロジェクト名、助成金額に関する完全なリストはLACウェブサイトの“Listen, Hear Our Voices”内で提供されています。

宮内庁、正倉院のウェブサイトをリニューアル:「正倉院宝物検索」に出陳年・掲載誌の情報や正倉院文書のマイクロフィルムを閲覧できる文書検索機能を追加

2019年12月26日、宮内庁が、正倉院のウェブサイトをリニューアルしたと発表しています。

リニューアルにあたり、「正倉院宝物検索」に出陳年・掲載誌の情報や正倉院文書のマイクロフィルムを閲覧できる文書検索機能が追加されました。

お知らせ(正倉院)
https://shosoin.kunaicho.go.jp/information
※令和元年12月26日欄に「ホームページが新しくなりました。「正倉院について」に新たなページが加わりました。 「正倉院宝物検索」に出陳年や掲載誌の情報が加わりました。また,マイクロフィルムを閲覧できる「文書検索」が加わりました」とあります。

正倉院宝物検索
https://shosoin.kunaicho.go.jp/search

米・プリンストン大学図書館(PUL)、英国の作家T. S. エリオットが生涯の友人エミリー・ヘイルと交わした手紙1,131通を研究者向けに公開

2019年12月18日、米国のプリンストン大学図書館(PUL)は、英国で活躍しノーベル文学賞受賞作家であるT. S. エリオットが生涯の友人であるエミリー・ヘイルと1930年から1957年に交わした1,131通の手紙について、2020年1月2日から研究者向けに公開することを発表しました。

この手紙のコレクションはヘイルが1956年にPULへ寄贈したものです。寄贈の際にヘイルは、エリオットとヘイル両者の死後50年封印すること、という条件をつけていました。その後、エリオットは1965年に、ヘイルは1969年に亡くなっています。

エミリー・ヘイルはボストン出身の教師で、エリオットとは1912年に初めて出会い、1927年に再会後親交を深め、エリオットの英国移住後も頻繁に手紙を交わしていました。両者は恋人同士であったとも推測され、手紙の内容に関する文学的・学術的関心が高まっている、としています。

手紙のコレクションは保存とアクセス需要への対応のため全てデジタル化が完了していますが、エリオットの手紙は2035年まで著作権法の保護下にあるためオンライン上でアクセスすることはできません。利用するためにはPULを構成するファイアストーン図書館特別コレクションの閲覧室へ訪問する必要があります。

米・シカゴ大学図書館が公開する北朝鮮発行切手のデジタルコレクション(記事紹介)

米・シカゴ大学による2019年12月27日付けの記事において、同大学図書館が所蔵する北朝鮮で発行された切手をデジタル化し、オンラインで公開していることが紹介されています。

公開は同大学図書館のデジタルコレクション“North Korean Stamp Collection”において行われており、コレクションの概要紹介には、20枚の切手帳と30枚のシートに由来する画像約2,000点が含まれていること、1962年から2017年にかけて発行された様々なテーマの切手が含まれていること等が記載されています。

Stamp collection provides rare picture of North Korea(University of Chicago News, 2019/12/27)
https://news.uchicago.edu/story/stamp-collection-provides-rare-picture-north-korea

【イベント】没年調査ソンin神奈川(2/11・横浜)

2020年2月11日、神奈川県横浜市の神奈川県立図書館において、没年調査ソンin神奈川実行委員会主催の「没年調査ソンin神奈川」が行われます。

定員は20人(受講無料・先着順) です。

プログラムは以下の通りです。

1.ガイダンス
2.調査(適宜休憩)
3.結果報告・まとめ

「没年調査ソンin神奈川」開催のお知らせ(神奈川県立図書館)
https://www.klnet.pref.kanagawa.jp/yokohama/information/2019/botsunen202002.html

没年調査ソンin神奈川
https://www.facebook.com/events/565431174310031/

火災により焼失した首里城のデジタル復元を目指す「みんなの首里城デジタル復元プロジェクト」、首里城正殿の3Dモデルを公開

2019年12月23日、2019年10月に発生した火災により焼失した首里城のデジタル復元を目指す「みんなの首里城デジタル復元プロジェクト」が、首里城正殿の3Dモデル公開を発表しました。

同プロジェクトでは、異なる視点から撮影された写真やビデオを用いて三次元形状を復元する技術であるStructure from Motion(SfM)を活用し、首里城のデジタル復元に取り組んでいます。

みんなの首里城デジタル復元プロジェクト
https://www.our-shurijo.org/
※ウェブサイト下部の「更新履歴」に、2019年12月23日付けの更新情報として「正殿のモデルの追加(2,128枚使用)」とあります。

@our_shurijo(Twitter, 2019/12/24)
https://twitter.com/our_shurijo/status/1209337326620434435

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