コンソーシアム

日本DAISYコンソーシアム、EPUBの縦組・横組、ルビ、分かち書き等のアクセシビリティメタデータの提案仕様を公開

2021年5月13日、日本DAISYコンソーシアム技術委員会が、EPUBの縦組・横組、ルビ、分かち書き等のアクセシビリティメタデータに関する提案仕様11件を公開しました。

発表の中では、今後、実証実験を行いつつ、World Wide Web Consortium(W3C)をはじめとした関連団体への提案を行うとしています。

EPUBの縦組・横組、ルビ、分かち書き等のアクセシビリティメタデータの提案仕様を公開(日本DAISYコンソーシアム, 2021/5/13)
https://blog.normanet.ne.jp/jdc/?q=node/8

参考:
日本DAISYコンソーシアム、「EPUB アクセシビリティ 1.1」および「達成方法集 1.1」の日本語訳を公開
Posted 2021年4月12日
https://current.ndl.go.jp/node/43779

E2381 - Elsevier社からのOA出版割引を含めた契約の提案について

   大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE;E1189参照)は,2020年8月24日にElsevier社からのオープンアクセス(OA)出版割引を含めた契約の提案に合意した。本稿では,この合意に至るまでの経緯とその提案内容について紹介する。

Springer Nature社、スペイン大学学長会議(CRUE)及びスペイン国立研究協議会(CSIC)と転換契約を締結

2021年5月5日、Springer Nature社は、スペイン大学学長会議(CRUE)及びスペイン国立研究協議会(CSIC)と転換契約を締結したことを発表しました。契約期間は2024年12月までです。

CRUE及びCSICの参加大学58校は、Springer Nature社の2,300以上のタイトル(同社傘下のAdis社のタイトルを含む)でオープンアクセス(OA)出版が可能になります。この契約を通じ、スペインの研究者による論文が年間2,200本以上OA出版される見込みとあります。また、CRUE及びCSICの参加機関に所属する研究者は、Springer社及びAdis社の全購読誌へのアクセスも可能となります。

発表では、CRUE及びCSICの参加機関が、スペインにおける科学研究の成果産出においてその9割以上を担っていることにも言及しています。

米・オハイオ州の図書館コンソーシアムOhioLINK、共有電子リソースのMARCレコードに代替の件名標目を追加:LCSHの“Illegal aliens”の代替として“Undocumented immigrants”など

2021年4月30日、米・オハイオ州の大学図書館等で構成される図書館コンソーシアムOhioLINKは、共有電子リソースのMARCレコードに代替の件名標目(alternative subject headings)を追加したことを発表しました。

米国議会図書館件名標目表(LCSH)について、修正が提案されているもののまだ反映が行われていない12の件名標目を対象として、修正を反映した、より包摂的(inclusive)な代替の件名標目の追加を行ったことが紹介されています。対象の件名標目のリストも掲載されており、例えば“Illegal aliens”(不法滞在者)の代替となる件名標目として“Undocumented immigrants”(書類のない移民)が追加されています。

英・JiscとTaylor & Francisグループ、3年間の転換契約を締結

2020年3月2日、英・JiscとTaylor & Francisグループは、3年間の転換契約を締結したことを発表しました。契約への参加メンバーには、3年経過後にさらに2年の延長を可能とするオプションも提供されます。

発表によれば、契約には以下の内容が含まれています。

・英国の著者へのOA出版。Taylor & Francisグループの“Open Select journals”において、合意された上限まで、先着順で著者の費用負担なしにOA出版できる。
・現在の蔵書数に応じた購読コンテンツへの読み取りアクセス。
・参加メンバーが自館のOA成果物をモニターできる“Taylor & Francis Research Dashboard”を含む、OAインフラの提供。

Taylor & Francisグループは英国における全研究の9%を出版する最大の人文・社会科学系出版社とあり、そのため今回の契約締結は、科学・技術・医学(STM)分野の研究者ほどの資金を得られていない人文・社会科学分野の研究者向けのOAルートとして特に重要なもの、と述べています。

Elsevier社との新たな購読契約により支出を大幅に削減:米・Virginia Research Libraries(VRL)の事例(記事紹介)

米・SPARCは、2021年4月2日付けの記事で、米・Virginia Research Libraries(VRL)がElsevier社との新たな購読契約により支出を大幅に削減したことを紹介しています。

VRLは、米・ヴァージニア工科大学など7大学の図書館により構成されるコンソーシアムであり、Elsevier社の学術誌へのオンラインアクセスに関するビッグディールについて交渉するため、2001年に設立されました。

記事では、VRLのうち6大学が、各機関で最も利用されている学術誌を含むように構成されたコレクションを利用できるという契約内容で、Elsevier社と2021年の1年間を対象とした契約を締結したと述べています。この契約に関する情報はSPARCの“Big Deal Cancellation Tracker”に掲載されており、2021年にビッグディールをキャンセルした図書館の総数は12に達したとしています。

また、記事にはヴァージニア工科大学のLeslie O’Brien氏によるコメントも掲載されています。同氏は、多くのキャンパスにとって、ダッシュボード・サービス“Unsub”から提供されるデータと各キャンパスからのレポートが、ビッグディールのキャンセルによる潜在的な影響と対応計画を示す上で不可欠であったと述べています。

アイルランドの高等教育機関のコンソーシアムIReL、Springer Nature社と4年間の転換契約を締結

2021年4月1日、アイルランドの、公的資金に基づく高等教育機関による電子リソース契約のためのコンソーシアムIReLが、Springer Nature社と4年間の転換契約(transformative agreement)を締結したと発表しています。契約期間は2024年12月31日までです。

これにより、IReLの加盟機関の研究者はSpringer Nature社の2,300誌以上からオープンアクセス(OA)で研究成果を公開できるようになります。この契約で国内の研究者による年間350件以上の論文がOA化されると見込まれています。

また、加盟機関の研究者はSpringer、Palgrave、nature.comのAcademicジャーナル、Adisといったジャーナルの全てのコンテンツを閲覧できます。

Springer Nature社によると、全国規模の転換契約は今回で13件目とのことです。

cOAlition SとScience Europe、「ダイヤモンドオープンアクセス(OA)」モデルの現状分析に関する調査報告書と調査を受けた推奨事項を公表

2021年3月9日、cOAlition S、及び欧州の研究助成財団・研究実施機関が加盟するScience Europeは、購読者・著者に財政的負担を負わせないオープンアクセス(OA)出版モデル「ダイヤモンドOA」のジャーナル・プラットフォームについて、現状分析に関する調査報告書と調査を受けた推奨事項を公表しました。

北米の研究図書館によるコンソーシアムNERL、出版社との契約交渉で採用すべき望ましい価値基準に関する声明を発表

2021年3月3日、北米の研究図書館センター(CRL)を拠点とし30の大学・研究機関の図書館が構成するコンソーシアム“NorthEast Research Libraries Consortium”(NERL)は、声明“NERL Demands a Better Deal”を発表しました。

同声明はNERLが出版社との契約交渉に臨むにあたって、健全な学術出版のエコシステムを実現するために、採用すべき望ましい価値基準を明確化する目的で発表されました。NERLが契約交渉で反映すべき中核的な価値基準として以下の5点を示しています。

・透明性:交渉プロセスの可視化・学術図書館に対するリーダーシップを発揮するため、NERLは可能な限り交渉内容・結果・コストを共有する。契約交渉においては、NERLの透明性に関する取組みに理解を示すベンダーを優先する。

・持続可能性:NERLは持続可能性を最大限確保できる条件で交渉し、共同インフラストラクチャー・共同所有支援の機会を追求する。透明性が高く不要なコンテンツを提供しない小規模な条件を奨励するなど、過去の価格設定モデルや前例にとらわれない契約を優先する。

フランスの学術機関コンソーシアムCouperin、研究者の文献調査行動に関する調査報告書の2020年版を公開

2021年3月1日、フランスの学術機関コンソーシアムCouperinが、研究者の文献調査行動に関する調査報告書を公開したことを発表しました。

Couperinが、フランスの高等教育機関や研究機関の研究者を対象に、2020年5月から6月にかけて実施したアンケート調査の結果をまとめたものです。5,598件の回答が寄せられ、そのうち、約74%が科学・技術・医学系(STM)、約26%が人文・社会科学系(SHS)です。

報告書には、以下をはじめとした内容がまとめられています。

・回答者の約77%が所属機関のポータルサイトを利用しており、大学に所属する研究者は約82%が利用すると回答した。また、SHS分野の研究者の方が、STM分野の研究者よりも、利用するという回答の割合が高かった。一方で、システムの質と機能に対する不満を感じている研究者もいる。

・資料の探索や全文へアクセスを目的とした、Google等の検索エンジンの利用について、約65%が頻繁に利用する、約30%がたまに利用すると回答した。

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